EVERY SATURDAY
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2018.11.3
▼八代目 市川染五郎さんの顔との向き合い方
「歌舞伎における化粧というのは、一つの役になるときに一番最初にする行程ですし、自分が大事にしていることですね。一番難しいのは、鬢付け油という下地を塗ることです。均等に顔全体に塗られていないと、そのあとおしろいを塗った時に、ムラになってしまいます。気候によっても肌が変わってきたりするので、それに合わせて化粧も変えていかなければならないので、そこは難しいところですね。その役に合った化粧があるので、化粧で本当にその役のイメージが変わると思うし、自分なりの工夫を加えることが多いですね。」
●市川染五郎著 『儚 市川染五郎』11月1日発売(講談社)
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