2024年02月14日

NSTとは?

今週のゲストは、東京医科大学病院 栄養管理科 科長の宮澤靖さんです。

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宮澤さんは1993年にアメリカ・ジョージア州エモリー大学医学部の
栄養代謝サポートチームに留学されています。
きっかけは日本では導入されていなかったNST(Nutrition Support Team)について学ぶためでした。

「当時は管理栄養士っていうと、お食事を作るというのが
 メインミッションで。でもアメリカではNSTの栄養士っていうのが
 ベッドサイドで患者さんに、直接治療に当たっているという情報を
 仕入れまして。何とかNSTの勉強を本格的にしてみたいなと
 思うようになったんです。」

学びたい!という思いの元、約30通のメールをアメリカに送り、
受け入れてくれたのがエモリー大学でした。

最初は4か月という期限付きで受け入れてもらった宮澤さんですが、
指導してくれた先生らの助けによって1年間に延長。
また教授に勧められてアメリカで資格を取得し、
人手不足だということで、2年間働くことに!!

宮澤さんは、
当時最先端のNSTを、現場で会得した最初の日本人ということです!

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2024年02月13日

病院食を選べるように!

今週のゲストは、東京医科大学病院 栄養管理科 科長の宮澤靖さんです。

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宮澤さんが管理栄養士になった当初、30年前の病院食は、、、
『早い』『冷たい』『まずい』の三悪と言われており、夕食の時間は
基本的には16時でした。
これに対し、長野県にあるJA 長野厚生連篠ノ井総合病院は
日本字で始めて18時に夕食を提供し、宮澤さんはこの患者さんに貢献している点に憧れて、この病院に就職しました。
ただ実際に病院で、国の定めた基準をもとに食事を提供すると、
なかなか病院の食事が三つの悪に寄ってしまいがちだという現状があるそう。

宮澤さんの勤める東京医科大学病院では、宮澤さんが着任した5年前から
メニュー変更や、調理師・スタッフの大幅な改革を行い、
約80%から85%の患者さんに、大変美味しいという言葉をもらっています。

大学病院での食事は“治療食”の他、骨折など内臓疾患の無い患者の食べる
“常食”があります。これは、国の基準を満たせばある程度自由に作ることができ、
通常の病院では毎日の献立が決められることが多いそう。

しかし宮澤さんが関わる東京医科大学病院では、23年10月から
選択食を開始。常食の中でも『和食』『洋食』と
1週間分のメニューを選択することができるようになりました。

「やはり入院患者さんにとってはですね選択がないっていうのが
僕はそもそもおかしいと思っています。
将来的にはですね、治療食も選択ができるように
取り組んでいきたいなとは思っています。」

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2024年02月12日

栄養管理科の仕事とは?

今週のゲストは、東京医科大学病院 栄養管理科 科長の宮澤靖さんです。

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宮澤さんは長野県出身。1987年に北里大学保健衛生専門学院 栄養科卒業。
JA 長野厚生連篠ノ井総合病院に入職し、93年アメリカの
エモリー大学医学部 栄養代謝サポートチームに留学。
翌年、同大学のクロンフォード・ロングホスピタル栄養サポート
レジデントに就任。
帰国後は,長野市民病院など、いくつかの病院を経て、2019 年より現職。管理栄養士として業界を牽引されていらっしゃいます

宮澤さんが科長をつとめる、東京医科大学病院の栄養管理科では
大きく2つの仕事があります。
1つは、入院患者の食事を提供するという給食部門。
もう一つは、入院や外来で通院している患者さんの病気や怪我を“栄養”を主軸に克服し、健康な生活を取り戻すという、臨床栄養を担う部門です。

よく耳にする“栄養士”と“管理栄養士”ではどのような違いがあるのか
お伺いしました。

「栄養士と管理栄養士はですね、まず大学の栄養士養成課程、
これを卒業しますと、無条件で栄養士免許というのが
各都道府県知事から発行されます。その後ですね、
この栄養士免許証を持って試験に合格しますと今度は厚生労働大臣
から国家資格として管理栄養士という資格が得られます。」

この2種類は業務内容も異なり、管理栄養士の資格を持つと
診療報酬を得ることができます。また病院には基準給食法という
法律があり、これを管理できるのも管理栄養士のみになります。
そのため各医療機関には1名以上、管理栄養士の資格を持つ
国家資格者がいるそうです。

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2024年02月08日

いつの日か世界中の子どもたちと連弾を!

今週のゲストは、一般社団法人 日本未来支援機構 代表理事 浅野敬子さんです。

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浅野さんの夢は、日本未来支援機構で行っている
『Peaceピアノプロジェクト』でピアノを寄贈した国の子供たちと
国境を越えて、時差を超えてピアノで“キラキラ星”の連弾をすることです。
この夢の日付はまだ決まってはいないそうですが、

『Peaceピアノプロジェクト』の中で開催する音楽祭は、
今年のセネガルで音楽祭の後、
2026年、ドイツの国際平和村での開催も決まっています!
詳しい情報は、日本未来支援機構のHPをご覧ください。

子どもたちの平和のため、たくさんの活動をされている浅野さん。
その活動をレポートすることについては、これまで一緒に活動してきた
娘のアミさんに担ってもらいたいと話していました。

「私が大人の立場で、子供に友達になってるんじゃなくて、
子供に友達になろうよって呼びかけをしてもらいたいなって。
友達になろうよ!という話は、誰も批判していないことだから。」

今夜の選曲… California and Me / Laufey

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2024年02月06日

まっすぐに進む

今週のゲストは、一般社団法人 日本未来支援機構 代表理事 浅野敬子さんです。

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世界の子供たちの平和を願って活動をされている浅野さん。
幼い頃は、フラフラしていたそうで小学校などに行った記憶はあまり無く、
川でずーっと水面に反射する太陽を見ていたり、蝶を追いかけてどこかに
行ってしまったりという子どもだったそうです。

浅野
「アルツハイマー病だった母が一昨年亡くなったんですけど、
 亡くなる前に私のちっちゃい頃の話をすごく聞いてた時があって
 “敬子さんはなんで小学校に行けなかったんですか?”って聞いたら
 恵子はまっすぐにしか歩けなかったんですって言われて
 何か学校に行くまでにちょっと曲がるんですって(笑)」

小黒
「あはははは(笑)」

浅野
「とにかくまっすぐにしか生きてないっていうか、
 まっすぐに進んでいるというか、行きたい場所だけに。」


今夜の選曲… While You Were Sleeping / Laufey

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2024年02月06日

『Peaceピアノプロジェクト』

今週のゲストは、一般社団法人 日本未来支援機構 代表理事 浅野敬子さんです。

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日本未来支援機構では、
『Peaceピアノプロジェクト』という音楽に関わる活動も行っています。
これは、ピアノを販売しながら、世界中の子どもたちと
世界遺産で音楽祭を開くことを目的としており、
昨年11月3日には、広島の原爆ドームの前で
平和を願って“きらきら星”を演奏する音楽祭を開催しました。

今年は6月1日に、歴史の中で奴隷貿易の中心地となった負の世界遺産
セネガル・ゴレ島で音楽祭を開催する予定です。

『Peaceピアノプロジェクト』で販売しているピアノには、天板の内側に
絵が描いてあります。
これまでに色々なアーティストとコラボレーションしており、
6月にセネガルで開催する際に使うピアノには、アーティスト須田雄真の
鳥の絵がプリントされています。

日本未来支援機構が主宰する音楽祭
『平和への祈り 音楽祭 inセネガル(ゴレ島)』

開催日:2024年6月22日

HPはコチラから

今夜の選曲… From the Start / Laufey

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2024年02月06日

まっすぐに進む

今週のゲストは、一般社団法人 日本未来支援機構 代表理事 浅野敬子さんです。

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世界の子供たちの平和を願って活動をされている浅野さん。
幼い頃は、フラフラしていたそうで小学校などに行った記憶はあまり無く、
川でずーっと水面に反射する太陽を見ていたり、蝶を追いかけてどこかに
行ってしまったりという子どもだったそうです。

浅野
「アルツハイマー病だった母が一昨年亡くなったんですけど、
 亡くなる前に私のちっちゃい頃の話をすごく聞いてた時があって
 “敬子さんはなんで小学校に行けなかったんですか?”って聞いたら
 恵子はまっすぐにしか歩けなかったんですって言われて
 何か学校に行くまでにちょっと曲がるんですって(笑)」

小黒
「あはははは(笑)」

浅野
「とにかくまっすぐにしか生きてないっていうか、
 まっすぐに進んでいるというか、行きたい場所だけに。」


今夜の選曲… While You Were Sleeping / Laufey

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2024年02月05日

Ami♡project とは??

今週のゲストは、一般社団法人 日本未来支援機構 代表理事 浅野敬子さんです。

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浅野さんは兵庫県赤穂市出身。
南米チリに放浪の旅をされ、2014年一般社団法人日本未来支援機構を設立。
世界の子供たちの未来を応援する活動をされていらっしゃいます

もともと世界が好きだった浅野さん。世界を旅する中で
『貧困やチャンスが無いような、人生に困ってる子ども達を応援したい』
と思うようになり、現在は“Ami♡Project”を行っています。
Amiとはフランス語で“友達”という意味を持ち
浅野さんの娘さんもアミという名前です。

一つ目は『Ami♡sope』
これは世界の子供たちに、手洗いに興味を持ってもらうため
メダルの入った、半透明の石鹸を10年間ほど配っています。
このメダルは、浅野さんの決めた日付「2036年8月9日お昼12時」に
ニューヨークのセントラルパークで行う世界平和のパーティーの
招待メダルになっています。

「子供たちは、メダルが取りたいから一生懸命に手を洗うんです。
手を洗って夢を持って生きて、それでニューヨークに集合しよう!と」

二つ目は『Ami♡米』
これは、日本のお米を世界に配るというプロジェクト。
“世界の子供たちがおなか一杯になれば、大人たちは武器を持たなくなるのではないか”という思いから生まれました。

三つ目は『Ami♡5円』
世界中の子どもたちに、日本の「5円(ご縁)」をプレゼントするプロジェクトです。
浅野さんは世界の貧しい国に行った時、物乞いの子供たちに、
いくらお金をあげても大人に取られてしまう、、、という経験をしました。
そのため、大人が回収しない、その国では使えない“5円玉”を渡して、
ご縁もプレゼントしようということがきっかけとなったものです。

「大人になってから仲良くしろって言われても、仲良くできないから
戦争してるわけで、、、だから子供の今に友達になろうと。」

浅野さんは他にも
『地球こどもサミット』というプロジェクトも行っています。

コロナ禍で中断をしている状況ではありますが、
2018年・2019年には衆議院会館の国際会議室で開催し
2018年はフードロス問題、2019年には、海洋プラスチックごみ問題
について議論をしました。

この議論については、HPにまとめられています。
リンクはコチラから。

今夜の選曲… Nocturne (Interlude) / Laufey

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2024年02月01日

渋谷で展開される新たなプロジェクト

今週のゲストはEmbedded Blue代表取締役 CEO 片岡奨さんです。

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片岡さんの会社Embedded Blueでは、
今年、大きなプロジェクトが動き出します。

2023年3月25日から渋谷駅のマークシティ周辺の柱に
8作品のアートの展示、同時に原画の展示会も行います。

1年間掲出するということで、企業ともコラボレーションをして
色々な展開を考えていると話していました。

小黒
「こんな風さ、いわゆるビルの玄関とかに作品を掲出すれば
 若手の社員が誇れる会社になるよね。
 会社の名前が看板で書いてあるより、全然良いよね。」

片岡
「そうですね、シンボルになるアートがあると本当にイメージも違うので。
 そういう、企業の文化芸術活動支援というところでもお仕事をしているので、もしそういうことがあったら、是非呼んでいただきたいです。」

都心での活動が多いEmbedded Blueの活動ですが、
現在、山陰地方のダムを活用したプロジェクトの話も出ているそうです。

片岡さんの目標は“日本を代表するアートプロジェクトを作りたい”
そこに向けて頑張っていきたい!と意気込みを話していました。

今夜の選曲… Love Can Heal(Dark-Side Mix) / Peter Gabriel

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2024年01月31日

アートの広報 と お金の枠組み

今週のゲストはEmbedded Blue代表取締役 CEO 片岡奨さんです。

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片岡さん達は昨年、
渋谷のパブリックアートプロジェクトに参加しています。
これは、渋谷区が後援につき、Embedded BlueとShibuya Startup Deckが主催で行われたもので、渋谷駅周辺の工事現場の仮囲いや柱巻を利用して
行われました。

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アートに対して敷居の高さを感じてしまう人も多い中、
市民の意識を変えていくということについて、
片岡さん達はどう考えているのでしょうか

「アートが近くにあるっていうことも、大事なのかなと。
 芸術に対して、非日常や特別感を求めることも
 重要ではあると思うんですけど。
 自分たちの生活導線の中に、何かしら接点が設けられていることが、
 関心を寄せるというアクションに繋がるのかなと思っているので。
 渋谷の駅前の大きなアートプロジェクトや、
 “EVERANDART”というマンションの1階にあるアートスペースに
 力を入れている、ていうのがありますね。」

片岡さんは、金融業界に身を置いていたからこそ
お金の良い面・悪い面をよく知っています。またアート業界における
健全なお金の使われ方も意識していると話していました。

また今後の展開について、、、
アーティストの制作活動のための資金や、
プロジェクトにおける予算を作るなど、ファイナンス的な事業も
担っていきたいと、現在準備を進めているそうです。


今夜の選曲… So Much(Dark-Side Mix) / Peter Gabriel

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