2022年04月28日

【Podcasting 第783回】原口侑子さん

今回のポッドキャスティングは、
4月25日〜4月28日放送分、弁護士・原口侑子さんです。

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ポッドキャスティング

2022年04月28日

進むアフリカでの裁判IT化について伺います。

弁護士の原口侑子さんをお迎えしています。
IMG_0811.JPG

現在、原口さんが従事されているのはアフリカの
司法制度調査プロジェクトです。
アフリカ8カ国を対象として司法アクセスを
広げていくという目標で進められています。

原口「アフリカでは殺人や個人間でのトラブル
など、問題を解決する際に部族の長老や首長に
相談するというのが今でも残っています。
そうした今までの価値観だと解決しない問題…
例えば、男尊女卑が強い部族で、女性からの
訴えというのは首長に話せない。
そういう場合、裁判所を問題解決のルートとして
納得のいく結論を出すためのサポートができるか
というのを調べに行きました。」

実は、日本よりもアフリカの方が司法のIT化は
進んでいるといいます。
オンラインでの裁判は双方の同意など諸条件を
満たさないと難しい日本に比べ、アフリカは
そういった裁判のオンライン化を裁判所自体が
進めています。

原口「日本で裁判を行う場合、紙で申請しないと
いけませんが、アフリカのルワンダでは
ネットでしか裁判を提起できないんです。
お年寄りなど、ネットを使えない人が裁判を
起こそうとすると街にあるタバコ屋さんが
ネットカフェのようになって店員が
お年寄りに教えるんです。その対価として
政府や裁判所がタバコ屋にお金を払っている
なんてこともあるんです。」

▼原口さんの著書『世界裁判放浪記』が、
コトニ社より発売中です。
img_9784910108070_1.jpg

今夜の選曲… Sit & Spin / Chocolate Genius

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2022年04月27日

世界の裁判所…驚きのルールや風景のお話、伺います。

弁護士の原口侑子さんをお迎えしています。
IMG_0814.JPG

世界の裁判所を見て回って来た原口さん。
弁護士として見て回った裁判所巡りは、
その国の違った面で見ることができると
いいます。

原口「例えば、法廷でメモが取れるかという
点で見るとタンザニア本土の裁判所では
メモが取れましたが、島の方のザンジバルは
自治権を持っていてメモが取れませんでした。
ニュージーランドでも同じようにメモを
取っていたら警備員につまみ出されて
しまいました。
やっぱり、日本の裁判はニュースで映るような
形でしか分からないけれど、ブラジルでは
テレビ中継もされています。
トンガでは外国人の裁判官がいました。
外国からの裁判官を5年くらいの任期で
雇うらしいのですが、日本ではまずないので
驚きましたね。」

小黒が気になったのは、裁判官が被る白い
カツラを他の国でも被っているのかという点。
実はこれ、イギリスが発祥のもの。
原口さん曰く、イギリスの支配の影響を受けた
国の裁判所ではいまだに、この文化が残って
いると言います。

▼原口さんの著書『世界裁判放浪記』が、
コトニ社より発売中です。
img_9784910108070_1.jpg

今夜の選曲… Dietou / KOUYATE-NEERMAN

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2022年04月26日

世界の裁判所をめぐった経験…そして、執筆した著書「世界裁判放浪記」とは?

弁護士の原口侑子さんをお迎えしています。
IMG_0814.JPG

原口さんの最新著書『世界裁判放浪記』が、
コトニ社より発売中。この本は、海外の裁判傍聴の
旅を記した本。どんな風に取材をしていたのか
伺いました。
img_9784910108070_1.jpg

原口「裁判所に行く前に思っていたのは現地の
言葉で話しているからわからないと思って
いたんですが、行ってみてわかったコツが
ありました。大体、身なりのいい弁護士さんの
中には英語が喋れる人がいるので、そんな人に
解説をしてもらうようになりました。」

小黒「本の中には原口さんのスケッチした
裁判所の様子が描かれていますが、日本の
裁判もイラスト書く人が、抽選で入ってる
ようなものですよね。」

原口さんが傍聴したのは30数カ国ほど。
その中でも印象的だったのはアフリカ南部の
マラウィでの裁判の様子…。

原口「青空の下で裁判をやっているんですが、
写真を撮っても怒られないんです。
他にも赤ちゃんが出たり入ったりして、
物売りのおばちゃんが中に入って来ても
裁判は続行しているんです。
私の持っている権威性のある裁判所の
イメージとは全然雰囲気が違いました。」

▼原口さんの著書『世界裁判放浪記』が、
コトニ社より発売中です。

今夜の選曲… Balazando / Ballake Sissoko & Vincent Segal

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2022年04月25日

バックパッカーから弁護士へ…

弁護士の原口侑子さんをお迎えしています。
IMG_0813.JPG

原口さんは東京都出身。東京大学法学部、
そして 早稲田大学 法科大学院を修了。
弁護士事務所勤務の後、アジア・アフリカ
中南米を中心に124カ国を訪問。
現在、主にアフリカの司法制度調査
プロジェクトに従事されています。
最新著書『世界裁判放浪記』が、
コトニ社より発売中です。

原口さんはバックパッカーとしてアフリカの
国々を回った経験がありつつ、現在は弁護士
としてご活躍されていますが、その道へ
進まれたきっかけは何だったのでしょうか?

原口「私は大学に行った後に弁護士になろうと
考えました。大学時代はバックパッカー
をしていましたが、あまりに不真面目だった
ので、ちゃんと勉強して弁護士の道に進む
選択肢もあるのかなと考えたんです。
なので、旅が先にあるんです。」

▼原口さんの著書『世界裁判放浪記』が、
コトニ社より発売中です。

今夜の選曲… Flutes / Toto-Bona-Lokua

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2022年04月21日

【Podcasting 第782回】田頭真理子さん

今回のポッドキャスティングは、
4月18日〜4月21日放送分、写真家・田頭真理子さんです。

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ポッドキャスティング

2022年04月21日

写真展「第9のきせき」で体感できる「ふしぎな体験」とは?

写真家・田頭真理子さんをお迎えしています。
BANSEN_%E7%94%B0%E9%A0%AD_%E5%B0%8F%E9%BB%922.jpg

体験型写真展「第九のきせき」は…“体験型”
ということで、いくつかのワークショップが予定されています。

田頭「ダイアログミュージアムの方と話し合って、普通に展示をして
ただ見て回るだけじゃなく、目の見えない方や触って体験が
できるようなものを考えています。一つは、目の見えない方が
触ってわかる写真というのを今、作っている最中です。」

%E7%94%B0%E9%A0%AD_%E6%89%8B%E6%AD%8C%E3%81%AE%E9%81%95%E3%81%84.jpg
田頭「もう一つは、同じ『喜び』という手話を表現しても人によってその
軌跡の動きが全然違うんです。これを実際に写真展を見にきた人に
『喜び』の表現を光る手袋をつけてやってもらって、写真展の最後の
部屋にその写真を展示して、みんなで写真展を作るというのを
やろうと思っています。」

視覚障害のある方も楽しめるように音響も特徴をつけています。
展示の部屋にそって、音が移動していく仕掛けもあるということ!


田頭真理子さんの体験型写真展「第九のきせき」
4月29日(金・祝)〜5月29日(日) の期間で開催されます。
月曜日は休館。(※5月2日は開催)
時間は11:00〜18:00まで。
会場はダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」です。
HP:https://daikunokiseki.dialogue.or.jp
ワークショップの開催日時など、詳しくはHPをご確認ください。


今夜の選曲… HOPE / 秋吉敏子

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2022年04月20日

4月29日から開催される体験型写真展「第九のきせき」その中身とは?

写真家・田頭真理子さんをお迎えしています。
%E5%B0%8F%E9%BB%92_%E7%94%B0%E9%A0%AD_BLOG_%E5%86%99%E7%9C%9F.jpg

4月29日から開催される田頭さんの体験型写真展「第九のきせき」の内容についてうかがいました。
まずは、展示会のタイトルにもなっている“第九”これは
ベートーヴェンの『交響曲第9番 第4楽章』のこと。
ホワイトハンドコーラスNIPPONの子供たちが手歌でこの曲を
表現し、田頭さんがその様子を撮影した作品を展示しています。

%E4%B8%80%E7%95%AA%E6%9C%80%E5%88%9D%E3%81%AE%E5%86%99%E7%9C%9F.jpg
写真で手話を表現するために、田頭さんが考えた手法を
実際の写真と共に伺いました。

田頭「手の動きを写真で撮るのは難しくて、ある時に、
手の動きの軌跡を見えるようにした写真を考えました。
白い手袋にLEDライトを取り付けて、ホワイトハンド
コーラスNIPPONのメンバーに手歌をしてもらった様子を
撮影しました。手歌も撮影に向き不向きはあったんですが、
軌跡で空間が描けていましたね」

%E7%94%B0%E9%A0%AD_3%E6%9E%9A%E3%81%AE%E5%86%99%E7%9C%9F.jpg
▲左から「星空の下で」「喜び」「炎」を表す手歌。

田頭「東京芸術劇場で昨年、4日間だけこの展示をやった
時に一番嬉しかったのは耳の聞こえない方がギャラリーに
入ってきて『音楽が聴こえました』と言ってくださったんです。
その時に、本当にこの企画をやってよかったなと思いました。」


▼田頭真理子×ホワイトハンドコーラスNIPPON
体験型写真展「第九のきせき」
4月29日(金・祝)〜5月29日(日) 11:00~18:00
 ※月曜休館(5月2日は開催)
会場:ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」
HP:https://daikunokiseki.dialogue.or.jp
ワークショップの開催日時などはHPをご確認ください。

今夜の選曲… Beethoven: Symphony No. 9 in D Minor, Op. 125 / 小澤征爾

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2022年04月19日

ベネズエラ、エル・システマとの出逢い…そして相馬へ

写真家・田頭真理子さんをお迎えしています。
%E7%94%B0%E9%A0%AD_BLOG.jpg

4月29日から田頭さんの体験型写真展「第九のきせき」
竹芝にあるダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」
で開催されます。
ホワイトハンドコーラスNIPPONとのコラボ企画として、
昨年4日間だけ東京芸術劇場で開催され話題になりました。

まずホワイトハンドコーラスNIPPONとはどんな団体なのでしょうか?

田頭「聴覚に障害のある人が音楽をするというテーマを元に、
音楽と白い手袋をつけたまま歌詞を手話で表現するということを
やっています。南米のベネズエラで生まれたエル・システマという
音楽支援プログラムの一環です。」

田頭さんとエル・システマとの出会いは2008年。
グスターボ・ドゥダメルが指揮するシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ
を見たことがきっかけといいます。ドゥダメル氏はエル・システマ
出身の世界的指揮者。東日本大震災の翌年2012年には、福島の
子供達を支援するために“エル・システマ相馬”が始まります。
田頭さんもその活動を追って相馬へ赴き、今も子供達のオーケストラの
写真を撮り続けています。


▼田頭真理子×ホワイトハンドコーラスNIPPON
体験型写真展「第九のきせき」
4月29日(金・祝)〜5月29日(日) 11:00~18:00
 ※月曜休館(5月2日は開催)
会場:ダイアログ・ダイバーシティミュージアム「対話の森」
HP:https://daikunokiseki.dialogue.or.jp
ワークショップの開催日時などはHPをご確認ください。


今夜の選曲… チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 作品64 第4楽章:Finale (Andante maestoso - Allegro vivace)/Gustavo Dudamel

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2022年04月18日

尾道で営むロバ牧場と震災後も力強く生きる人々を写した「みちのくの、ひと」

写真家・田頭真理子さんをお迎えしています。
%E7%94%B0%E9%A0%AD_BLOG.jpg
昨年は尾道のロバ牧場からリモート出演されました。
ロバは一年前5頭というお話でしたが、今は7頭に!
予約制ですが、入場すればロバと触れ合うことも出来ます。
ロバを型どったクッキーも、お土産にピッタリ!
IMG_0757.JPG

写真家・立木義浩さんに憧れて写真家の道へ進んだ
田頭さん。東日本大震災の時には、被災地へ出向き
そこで自身が感じた被災地の様子や人々の姿を写真に
収め、そこで印象に残った言葉を添えた動画にして
公開しています。

▼動画「みちのくの、ひと」はコチラから。
https://www.youtube.com/watch?v=NvLYQyl-qTk

▼田頭さんの実家「尾道ロバ牧場」の詳しい情報は
こちら!
https://www.donkeyparadise.shop

今夜の選曲… HOPE(ENGLISH VERSION)/秋吉敏子・MONDAY満ちる

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2022年04月14日

【Podcasting 第781回】筒井一郎さん

今回のポッドキャスティングは、
4月11日〜4月14日放送分、ヌールエデザイン研究所代表取締役、筒井一郎さんです。

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ポッドキャスティング

2022年04月14日

『Animal SDGs』動物から人間へ… 未来へのメッセージ

株式会社ヌールエ デザイン総合研究所・代表取締役
筒井一郎さんをお迎えしています。
%E5%B0%8F%E9%BB%92_%E7%AD%92%E4%BA%95_%E3%83%AD%E3%83%93%E3%83%BC%E5%89%8D.jpg

筒井さんは、昨年12月にコンセプトブック「Animal SDGs」を
出版されました。
世界の子供たちとの対話の中で生まれた一つのコンセプト…
SDGsという取り組みに対して、動物は人間の邪魔ものではないか?
動物から人間へ物を申してみようという考えから生まれた本です。
SDGsは、17ゴールですが『Animal SDGs』には、
18番目のゴールが…?

筒井「一緒にこの本を作った益田先生の言葉なんですが…
『SDGsの18番、未来の社会を生きるのは今の子供達。
子供たちが大人になったときに、自然と一緒に楽しく暮らせる
社会を作ろう』」

最後に筒井さんが考えている今後の社会のあり方を
伺いました。
筒井「豊かな国がある一方で、世界のどこかが貧しくなる。
人類が繁栄する一方で動物たちが苦しみ絶滅へ向かっている。
こういう関係性に気づくことがとても大切で、人間だけに
与えられた地球をかえられる力を発揮して、動物や自然界が
共に暮らせる社会をデザインできるような子供たちを育てる
ことで社会をよりよくしていきたいんです。」 

今夜の選曲… SAVE THE CHILDREN/MARVIN GAYE

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2022年04月13日

ワークショップ「せかい!動物かんきょう会議」とは?

株式会社ヌールエ デザイン総合研究所・代表取締役
筒井一郎さんをお迎えしています。
%E7%AD%92%E4%BA%95_%E5%B0%8F%E9%BB%92_BANSEN.jpg

筒井さんは日本と世界の子供たちが動物のキャラクターに
なりきって、どうぶつ環境会議を行うワークショップを
開催されます。

アニメだけでは授業にならない!という現場の声から、
世界の子供達と対話する『せかい!動物かんきょう会議』の
メソッドを発案されます。

筒井「これは山口県宇部市との出会いが大きいです。
『せかい!動物かんきょう会議』がキッズデザイン賞で優秀賞を
いただいたときに、審査委員長の益田文和先生と出会いました。
その際に、素晴らしい視点をいただいて、名刺を交換したら
山口県の宇部市って書いてある…宇部市と仕事をしようと
していたら市長さんと知り合って、すごい動物園があるから
見にこいと言われました。」

その動物園とは…宇部市にあるときわ動物園。
檻がなく、動物の野生に近い姿を見ることができる動物園
でした。ここを舞台にワークショップを開きます。

ワークショップは好きな動物になった子供たちが、
動物キャラクターを製作し、バックグラウンドのストーリーを
作り込みながら、人間に向かって言いたいことなどを
考えてもらうというもの。

筒井「ときわ動物園には、シロテテナガザルがいるのですが、
原生地では木が伐採されて住む場所がなくなって、
移動できずに困ってしまうんです。
そうした話を聞いて共感をした子供たちが
提案をしていくストーリーです。」

昨年は1000人以上の子供たちが参加しました。

今夜の選曲… Dance Monkey / Tones And I

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2022年04月12日

動物かんきょう会議…その原点とは?

株式会社ヌールエ デザイン総合研究所・代表取締役
筒井一郎さんをお迎えしています。
%E7%AD%92%E4%BA%95_BANSEN.jpg

デザイン会社を経営しながらいいアイデアを模索していた
筒井さん。1997年の地球温暖化防止京都会議で人間の視点では
なく、動物の視点で未来を考える企画を提案します。
これが、動物かんきょう会議の始まりになりました。

世界中から動物たちが集まって本音で意見を言い合うというもの。
日本の狸、インドのトラ、イギリスのウサギ…など、世界中の
動物たちが登場。絵本やアニメでシリーズ化も!

筒井「小黒さんにこの本売れないよって言われて、どうしたら売れるか
考えたらアニメーションを作ろうと思ったんです。NHKでアニメを作って
もらう形になり、シリーズアニメとして放送されました。」

今夜の選曲… PENGUIN IN A PALM TREE /CROSBY AND NASH

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2022年04月11日

動物の視点で、未来を考える『動物かんきょう会議』

株式会社ヌールエ デザイン総合研究所・代表取締役
筒井一郎さんをお迎えしています。
%E7%AD%92%E4%BA%95_BANSEN.jpg

筒井さんは、1965年東京生まれ。本田技術研究所を経て、
1995年ヌールエデザイン総合研究所を創立。オリジナルコンテンツ
による異文化コミュニケーションデザインをテーマとされ、
97年にはオリジナルコンテンツ『動物かんきょう会議』を発案し、
総合プロデュースされていらっしゃいます。

小黒「最初君と会ったのはソトコトの編集部に来たんだっけ?」
筒井「『動物かんきょう会議』という絵本を発行するときに
どうやって売ったらいいか分からなくて目白と池袋の本屋さんに
営業に行っていたんです。そのときに、ソトコトの編集の方と
出会い雑誌ソトコトに連載が決まったんです。」

『動物かんきょう会議』を売るため本屋へ持ち込みで営業をかけた
結果、池袋周辺で600冊を販売したそう。海外から本の版権の
ライセンスの提案もあり、韓国や台湾でも販売されました。

今夜の選曲… VULTURES/JOHN MAYER

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2022年04月07日

【Podcasting 第780回】デコート豊崎アリサさん

今回のポッドキャスティングは、
4月4日〜4月7日放送分、ジャーナリスト・デコート豊崎アリサさんです。

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ポッドキャスティング

2022年04月07日

ウラン鉱山の放射能汚染とトゥアレグ族への影響とは…。

ジャーナリスト、デコート・豊崎アリサさんをお迎えしています。
IMG_6818.JPG

アリサさんはトゥアレグ族が働くニジェールのウラン鉱山の
実態を取材されました。これはフランスの原子力会社が作った
鉱山です。このウラン鉱山を取材するきっかけにもなったのは、
東日本大震災での福島原子力発電所の事故があったといいます。

アリサ「ウラン鉱山は70年代から作られています。
驚いたのは日本の民間企業もその鉱山に資本参加して、
日本人エンジニアとその家族が移り住んでいたようです。」

今でも日本語で書かれた看板が置いてあるとか…。
このウラン鉱山では、50年間放射能が次第に漏れ出て、
サハラ砂漠の風によってあちこちへと飛ばされているといいます。
アリサさんが取材した地域では10年ほど前から見たことのない
病気が家畜に出ているようです。

アリサ「家畜が病気になると遊牧民はその家畜のミルクや
肉、チーズを食事にしているので、赤ちゃんにも病気が
広がっていました。」

今夜の選曲… Uranium / Kraftwerk
TISNANT AN CHATMA / TAMIKREST

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2022年04月06日

サハラを旅する「エリキ・キャラバン」

ジャーナリスト、デコート・豊崎アリサさんをお迎えしています。
%E8%B1%8A%E5%B4%8E_%E5%B0%8F%E9%BB%92_BANSEN.jpg

アリサさんは、自らの塩キャラバンの体験をツアーとして
一般の人にもトゥアレグ族のキャラバンを体験して貰う
『エリキ・キャラバン』を事業化しています。

アリサ「サハラ砂漠いく前に憧れがある人たちが問い合わせ
してくれるんですが、行ってから想像と違うものがいっぱい
あったと参加者はいいますね。
なんにもないところだと思ったら草花が咲いてたり、オアシスが
あるし、夜になると動物がいる…日本人にとってはサハラ砂漠は
無の世界そのものなんですよね。」

アリサさん曰く、サハラ砂漠の夜の星空は迫力がすごくて
眠れないほど!そして、日本人では女性が1人で参加する
ことも多いとか…!

サハラ・エリキのHPでは、
実際のキャラバンの写真やツアーの詳細なども掲載しています。

今夜の選曲… IMIDIWAN WIN SAHARA(FEAT.NELS CLINE) / TINARIWEN

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2022年04月05日

「トゥアレグ族」と「塩キャラバン」のお話、伺います。

ジャーナリスト、デコート・豊崎アリサさんをお迎えしています。
%E8%B1%8A%E5%B4%8E_BANSEN.jpg

アリサさんの今回の著書、「トゥアレグ~自由への帰路~
ここで描かれたトゥアレグ族は、北アフリカの原住民である
ベルベル族の一族。元々は遊牧民でラクダを飼いながら
牧草地を移動していましたが、現在は大部分が定住化しています。
ただ、中でも塩キャラバン…塩山から塩を運ぶキャラバンは
昔ながらの生活をしているそうです。

遊牧民の支援団体「サハラ・エリキ」これはどんな仕組みですか?

アリサ「2006年にアルジェリアのタッシリ・ナジェール
砂漠で作ったラクダ使いの仕事を支援するための
NPO団体です。
当時、ラクダオーナープランを海外に募集して、
日本人が多くのスポンサーになって、ラクダに
“タナカ”や“シュウイチ”という名前をつけてもらいました。
ただ、その後で治安が悪くなってしまい中断しましたが、
2020年のコロナ禍前に再開させました。」

サハラ・エリキのHPでは、
実際のキャラバンの写真やツアーの詳細なども掲載しています。

今夜の選曲… BLUES DU DESERT,PT.1 / IBRAHIM DJO EXPERIENCE

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2022年04月04日

20年間のサハラ砂漠の旅をまとめた著書 「トゥアレグ~自由への帰路~」について伺います。

ジャーナリスト、デコート・豊崎アリサさんをお迎えしています。
%E8%B1%8A%E5%B4%8E_BANSEN.jpg

パリ生まれ。2006年にサハラ・エリキ協会を設立し、アフリカ、
サハラ砂漠の遊牧民族を支援されているほか、ニジェールの
ウラン鉱山の実態を追うなど、パリ、東京、アフリカの3か所を
拠点に活動をしていらっしゃいます。

2018年5月にご出演いただいて以来、2回目のご登場です。
イースト・プレス社から「トゥアレグ~自由への帰路~
という本が出版されました。アリサさんの20年間に渡る
サハラ砂漠の旅について書かれた本です。
9784781620671.jpg

小黒「フランス人冒険家のお父さんについていって
過酷な旅を、お兄さんと2人でされていたそうですね?
その中でお父さんから『早く旅をしないと本物の世界がなくなる』
という風に言われていたとか」

アリサ「父は経済発展と共に環境や遊牧民の定住化などに
対しての問題意識があったんです。それがなくなってしまう前に
子供達に見せたかったんです。私はそういう物を実際に見れて
ラッキーだと思う一方で、父と同じように問題意識を持つように
なっていきました。」

今夜の選曲…TALLA TALLINE MANINE / ABDALLAH OUMBADOUGOU

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク


バックナンバー