2017年08月31日

盆栽の聖地 大宮盆栽村について

遠山記念館・学芸員の依田徹さんをお迎えしています。

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盆栽の聖地を言われるのが、埼玉県大宮
何故ここ聖地と言われている?
依田さん「これは盆栽町という町があるからですね。
さいたま市盆栽町で完全な町として存在します。
元々は村だったんですね。この盆栽村のルーツを
説明しますと、東京の植木屋というのは、巣鴨周辺に
密集していました。談合坂・巣鴨、この辺りが
東京の植木屋の中心地です。東京都内、武家屋敷が
ずらりと並んでいまして、そこの庭の管理する人たちが
鉢の木も作って販売をしていたんですね。
明治以降、植木屋から盆栽屋というのが出てきます。
植木よりも盆栽を主力していくお店です。
この盆栽園が関東大震災の影響で打撃を受けるんですね。
震災以降、関東は焼け野原になりまして、
東京の都市化が始まります。都市開発ですね。
この時に区画整理がされまして、道路幅が広くなる。
この時期から車の往来も頻繁になりまして、
排気ガスが問題になるんですね。
そうなると都内で盆栽園を開いていくのが
だんだんと難しくなってきて移転先を探したんですね。
そこで移転先に選ばれたのが、
埼玉の氷川神社の北側の一帯になります。
ここを借り受けて盆栽業者が移転して、
盆栽愛好家の村が出来て行きました。」

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依田徹 著書「盆栽の誕生」(大修館書店)
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今夜の選曲:CORRENTEZA / BOCA LIVRE

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2017年08月30日

縮小の美「盆栽」 その空間を楽しむ、盆栽の見方とは?

遠山記念館・学芸員の依田徹さんをお迎えしています。

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盆栽というのはそもそもどのようにして楽しむのか?
依田さん「やはり縮小という部分は極めて大きいところです。
美術の話になりますが、日本人はミニチュアが好きなんですね。
最たるものは「絵巻物」になります。小さな画面の中に空間を
広げてですね、じっとそれを見て空間の転換を眺めていくわけです。
盆栽も極めてそれに似ていてですね、鉢の中に小さな空間を再現していく、
凝縮していく。そこの楽しみというのがあるんですね。
盆栽の最初の楽しみっていうのは、盆栽を見下ろすなと言われるんです。
鉢の根元に視線を合わせてみろと。そうしないと大木が凝縮している
姿がわかならいということなんですね。
要するに鉢の中に大きなを木を縮小していくのが盆栽なんですね。
ですから、根元から幹を細く作っていくことによって遠近感を
作って大木の姿を凝縮していくこれがすごくポイントになります。」

依田さんが務める、
遠山記念館「埼玉県川島町」。ここにも盆栽が?
依田さん「昔、遠山家は盆栽をやっていたんですけど、
現在は、コレクションとしてはありません。
遠山家というのはですね、日興證券の遠山元一が
母親のために立て家が埼玉県の川島町にあるんですね。
ここはもともと遠山家の家だったんですけど、
一回没落してしまいます。そのあと証券業で成功した
元一が母親のために土地を買い戻します。
昭和11年、竣工した巨大な和風建築があります。
手前味噌ではありますが、関東屈指の
和風建築と言っても全く差し支えありません。
昭和45年に建物を公開することになりまして、
美術館を併設することになりました。ここに
遠山元一のコレクションを展示することになりまして、
以降も美術館として運営して、展覧会等も開いています。

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依田徹 著書「盆栽の誕生」(大修館書店)
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今夜の選曲:DINDI / SYLVIA TELLES

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2017年08月29日

盆栽は芸術なのか?  世代を越えて受け継がれる盆栽

遠山記念館・学芸員の依田徹さんをお迎えしています。

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江戸時代は将軍、明治以降も政財界の人が
夢中になるなど、権力者が盆栽を混んでいました。
盆栽の鑑賞が盛んだった時代というのは?
依田さん「江戸時代でしょうね。
陶器も関わってきました。珍しい植物に
高額の金額がついてきましたから、江戸時代は
とても大きな時代だった言えますね。あとは、
明治の後半から大正にかけても政財界がものすごく
盆栽に力を入れていたので、その時期は江戸時代の
次のピークと捉えるべきではないでしょうか?」

盆栽は芸術と言っていい?
依田さん「芸術という言葉は結構難しい言葉で
僕の本業は美術なんですけど、美術や芸術というのは、
自然に対しては、人の手を加えて作るものが芸術なんですね。
人間の手を加えるということがポイントなんです。
そういうことでいうと、盆栽というのが芸術と
言い切れない部分がある。なぜかというと盆栽には、
木の個性というのが入ってくるんですね。
美術・芸術の世界では素材が大切で、
その素材に手を加えて作品を作っていく。
植物は放っておくと育っていく。
植物の自己主張が入ってくるんですね。
だから私は盆栽を芸術と言いにくいんですね。」

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依田徹 著書「盆栽の誕生」(大修館書店)
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今夜の選曲:A FELICIDADE / SYLVIA TELLES

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2017年08月28日

盆栽の起源とは? 海外で広まる盆栽人気

遠山記念館・学芸員の依田徹さんをお迎えしています。

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近年、日本より海外で高まる盆栽人気。
特にどの国から人気がある?
依田さん「僕が知っている限りだと欧米系の方が多いです。
ただ、最近はイタリア、フランス、
そしてブラジルなんかでも人気があるそうです。
外国では松を使うことももちろん場合もあるのですが、
イタリアなんかだとオリーブで作られるなんてことも
聞いたことがあります。」

ここで盆栽の歴史について。
やはり盆栽は中国から来たもの?
依田さん「これは結構難しい問題で、日本の中世には
あったんですよ。鉢木と言われるものですね。
それが中国から来たのかどうかというと、
これは証明が仕切れないんです。
ですが、中国から来た可能性は極めて高いと思います。
中国の古い言葉で「華山」という呼び方があったのは
わかっているんですけど、これは恐らく山の模型なんですね。
流木とか石とかを使って作った山の模型、
それに木を植えていくようなものがルーツにあるはずなんです。
これが、古いところだと正倉院に来ていた可能性があります。
これが日本では中国の影響を受けながら中世には
「盆山」というものができます。これは石とか流木とか
ベースに作っていきます。簡単にいうと箱にはと考えた方がいいですね。
こういうものがだんだんと発展していって園芸趣味として
高度に発展していったんだと思います。」

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依田徹 著書「盆栽の誕生」(大修館書店)
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今夜の選曲:CHOVENDO NA ROSEIRA / ELIS REGINA/ANTONIO CARLOS JOBIM

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2017年08月25日

8月28日から9月1日は

遠山記念館・学芸員の依田徹さんをお迎えします。

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1977年山梨県生まれ。
東京藝術大学 大学院修了後、
『さいたま市大宮盆栽美術館』の設立に携わり、
2014年に盆栽の歴史を紐解いた
著書『盆栽の誕生』を大修館書店より出版。
現在は、埼玉県川島町にある遠山記念館で、
学芸員を務めていらっしゃいます。

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2017年08月25日

【Podcasting 第545回 】木原実さん

今回のポッドキャスティングは、
8月21日から8月25日放送分、
気象予報士の木原実さん

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2017年08月25日

いざという時に役立つ、携帯防災グッズをご紹介。

気象予報士の木原実さんをお迎えしています。

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木原さんは、防災セットを常に持ち歩かれているそうです。
その中身をご紹介頂きます。
木原さん「みなさんが持つ食料備蓄なのでは
家にいたらというのが前提なんですね。
でも働いている時は家にいないじゃないですか?
そうすると手ぶらなわけですよね。
もしも地震、災害が起きたら、移動できなくなって
歩いて家まで帰ることになるんと思うんですね。」

ここで木原さん常備持ち歩かれているという
防災セットをご紹介頂きました。
(1)水の入ったペットボトル
(2)スマホケース型 バッテリー
(3)スマホ変換ケーブル
(4)東京防災の小冊子
(5)絆創膏
(6)携帯用トイレ
(7)ポケットティッシュ
(8)ウエットティッシュ
(9)ビニール袋
(10)レスキューシート
(11)三角巾
(12)軍手
(13)携帯ラジオ
(14)布巾
(15)ライター
(16)雨がっぱ
(17)懐中電灯
(18)公衆電話用の10円玉

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木原さん「みなさんお持ちのスマホ、僕はスマホケースの中に
バッテリーが入っていまして、これを使えば2日分は持つんですね。
あとは、いざという時、病院はちょっと怪我では治療してくれませんから、
絆創膏などですね。それとただビニール袋。これは何にでもなるんですね。
包帯にもなれば、穴開けて頭から被ればポンチョにもなるし、
水を入れて持って歩く水筒代わりにもなります。
あとは10円玉、停電した時に公衆電話から災害用伝言ダイヤル171にかけて
伝言を入れると家族がそのメッセージを聞くことができるんですね。」

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2017年08月24日

防災士の資格とは? いざという時の備蓄の備えと心の備え。

気象予報士の木原実さんをお迎えしています。

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木原さんは「防災士」資格もお持ちですが、
具体的に防災士の資格とは?
木原さん「これは元々、阪神淡路大震災がきっかけなんですね。
みんなが神戸には地震がないんだよって思っていた節がありまして、
やはり備えが十分ではなかったんですね。もっと知っていれば、
被害や犠牲者を減らすことができたかもしれないというのが、
後から検証してみると出てきたんですね。なので、もっと
地震のことに関して、防災のことに関して、一般市民が
知っていれば… それでそのリーダーになる人間を
育てようというのが「防災士」の資格になるんですね。
とにかく、地震に関しての普遍的な知識とか技能を
パッケージにしてわかりやすく勉強できるようにと
作られたのがこの資格なんですね。
消防団とはまた違って、防災士はあくまでボランティアです。

いざという時の備えとして3日分の備蓄は
必要と言われていますが…
木原さん「元々は3日分と言われていたんですが、
今は行政の方でも1週間〜10日間はっていことに
なっているんですよね。というのも大規模災害が
起こった時に3日では行政の方で手が回らないって
ことがわかっているんですね。例えば、阪神淡路大震災や
中越地震とか甚大な災害が起きていることは
起きているんだけど、範囲が狭いという時には、
四方八方から救助の手が回りますけど、東日本大震災や
今後起こるであろう、南海トラフが動いた時は広域の
被害になりすますので、手が回らないんですよ。
そうすると甚大な被害を受けたところまで救助の手が
回るまで1週間〜10日ぐらいかかってしまうことも
想定されます。その間は食い繋げないといけない。
とにかく生きるために、食べることと排泄することを
自分たち何とかしなくちゃいけないという現場に直面する
わけですよ。なので、水や携帯トイレ、冬に起きたら防寒などね、
そういうことを全部想定しておかないとね。
実際に普段の日常がバサっと途切れることも起きていますから、
その時に少しでも楽に復旧できるように、ちゃんと備蓄をしておく、
考えておく、想定しておくってことが大事になってくるんですね。」

今夜の選曲:BAUBLES,BANGLES AND BEADS / FRANK SINATRA

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2017年08月23日

世界でもトップクラス、天気予報の精度と国民の関心度

気象予報士の木原実さんをお迎えしています。

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天気予報におけるいわゆる長期予報は、
どの程度の範囲でわかるように?
木原さん「長期予報のことを聞きますか?(笑)
もちろん、明日 明後日のお天気に関しては物凄い確率で
当たるようになりましたし、1時間後とか30分後とかに
土砂降りになるよっていうのが当たるようになったんですね。
長期予報に関してはですね、我々もちょっと「ん? 」って
思うことがあります(笑) なので、3ヶ月予報とか、
この夏は? という予報もありますが、しっかりと注釈で
1週間予報や、1か月予報の方がより新しい予報になりますので
それを参考にしてくださいというのが書いてあるんですね。
相手は生き物なので刻々と変わるんですね。あくまでも気象庁は、
検証します。例えば9月までが夏ですので、この夏は
猛暑だったと出るのか、普通だったのか、
冷夏だったと出るのかはしっかりと計算で出ますので。」

日本の気象研究は世界でもトップクラス。
その背景には国民の関心度の高さがあるそうです。
木原さん「日本の気象研究は高いどころじゃないんですよ。
何しろ国民の関心度が高いです。こんなに天気を
気にしている国民はいないですよ。世界どこ見たって
桜いつ咲くかで血眼になっている国は無いですから(笑)
それから天気予報を一日に何回も出したりとかね。
こんなに気にしている国民性はないです。
やはり日本が農耕民っているのもあるんですけど、
四季の変化がはっきりしているっているのがあるんですね。
夏は暑いし、冬は雪振りますかね。こんなに低緯度の国で
こんなに雪が降る国ないですからね。春になれば桜が咲く。
ものすごく四季の変化に富んでいるんですね。なので、
みんなその四季の変化を先取りしたいし、
日々の服装も履物を変わるので天気を気にするんですね。」

今夜の選曲:MEDITATION(MEDITACAO) / FRANK SINATRA

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2017年08月22日

改めて知っておきたい気象警報の重要性と、そらジローとのお話

気象予報士の木原実さんをお迎えしています。

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「気象警報」の基本的な言葉、注意報、
警報、特別警報、改めてこの3つの違いは?
木原さん「注意報が出ても誰も驚かなくなってしまったのは、
よくないことなんですけど、元々 注意報っていうのは
予想される雨とか風とかで災害が起きますよっていうのを
気象庁が予見して出す。言ってみれば災害予報なんですね。
では、注意報と警報の違いは何かっていうと、警報になると
重大な災害が起きかねませんよという災害予報なんですね。
注意報は災害、警報は重大な災害、そして特別警報になると
50年ぐらいに1度の起こるような…未だ嘗て体験したことの
ないようなことが起きますよというのが特別警報です。」

木原さんは、86年にお天気キャスターに
なられてから30年間、屋外から天気予報を伝えています。
近年では、日本テレビ『news every』で、
「そらジロー」というキャラクターを伴って
子どもたちからの人気もあります。
子どもと一緒にお天気予報を伝えるスタイルは最初から?
木原さん「僕がお天気キャスターを始めて
1年、2年経ったぐらいなんですが、
当時 日本テレビは麹町にあったんですが、塾帰りの子どもたちが
面白がってぐるぐる僕の周りに集まってくるんですね (笑)
それで当時のディレクターに、「この子たちいつもここに
いるんだけれど、なんとなく夕方の風景としていてもいいですか?」
って聞いたんです。そしたら、変なことしなければいてもいいんじゃないか
ということになりましてその場に立たせたんです。
そしたら次の日からどんどん子どもたちが集まってきてしまって(笑)
で、こんばんはを一緒に言おうかとか言って一緒にやりだしたのが
今のスタイルになったんです。まぁ自然発生的に始まったんですよね。」

今夜の選曲:I CONCENTRATE ON YOU / FRANK SINATRA

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2017年08月21日

日本は異常気象なのか? 気象予報士の仕事について。

気象予報士の木原実さんをお迎えしています。

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木原さんは86年にテレビ局のお天気キャスターに就任。
95年に気象予報士の試験に合格されています。
86年〜95年か気象予報士ではなかった?
木原さん「僕が始めた頃は誰が天気予報を
喋っても良かったんです。逆に気象庁以外の
予報は言ってはダメっていう
気象業務法っていう決まりがあったんですね。
でも95年の気象予報士で、気象庁以外の予報も
出せるようになったんですね。もちろんちゃんとした人が
ちゃんとした予報を出さないといけないから試験をしますと。
知識を持った人が予報を出す分には気象庁と予報が違っていても
構わないし、もちろん多少違うことも出てくるだろうということで
気象庁予報士の制度が始まったんです。」

木原さん「試験は学科試験と実技試験の2つがあるんですが、
両方受かると気象予報士の資格がもらえると。
僕が1回目に受けた時には学科試験は受かったんですけど、
実技が難しくてですね(笑)… 2回目の試験の時に
実技だけ勉強してなんとか受かりました。」

近年自然災害が多発している日本
日本は異常気象になりつつある?
木原さん「大元の異常気象っていうと
30年に1度あるかないかっている桁外れの現象のことを
異常気象っていうんです。しかもそれが人間にとって
よくないことが起きている場合が異常気象っていうんですね。
なので、10年に1回起きる大雨とか異常気象とは言わないんです。
まぁでも地球の歴史からいうと、10年も30年も
瞬きぐらいの年数ですからね。そういう意味でいうと、
人間がびっくりするぐらいの異常気象で、1000年、2000年遡れば
たまにあったなというぐらいなんだと僕は思います。」

今夜の選曲:CHANGE PARTNERS / FRANK SINATRA

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2017年08月18日

8月21日から8月25日は

気象予報士の木原実さんをお迎えします。

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1960年東京生まれ。
日本大学芸術学部卒業後、劇団所属を経て、
1986年にテレビ局のお天気キャスターに就任。
95年に気象予報士の試験に合格、
2004年には防災士の資格を習得されていらっしゃいます。

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2017年08月18日

【Podcasting 第544回 】宮澤光さん

今回のポッドキャスティングは、
8月14日から8月18日放送分、
NPO法人 世界遺産アカデミー主任研究員宮澤光さん


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2017年08月18日

今こそ訪ねて欲しい世界遺産! 紀伊山地の霊場と参詣道 神倉神社!

NPO法人 世界遺産アカデミー主任研究員宮澤光さんをお迎えしています。

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宮澤さんが、今こそ訪ねて欲しい!
とオススメするのが、紀伊山地の霊場と
参詣道にある「神倉神社」だそうです。
宮澤さん「先ほどの沖ノ島の話で、沖ノ島は神様の祭祀を
行ったところですよって言ったんですけど、最初 岩上祭祀って
言って神様が最初降り立ったところで祭祀を行っていて、
その後の自然信仰へと信仰が続いて言ったんですけど、
そんな感じの大きな岩が「神倉神社」では目の前に
残っているんですよ。是非ここは行ってもらいたいと思います。」

海外でオススメするのが、
フランスのサント・シャペル!
宮澤さん「パリの中心部にあってとても
行きやすいところなんですけど、ここってあまり
観光客が訪れない場所なんですね。
何故行かないかというと、サント・シャペルの外観って
結構質素な感じなんですけど、2階に入ると
ステンドグラスが360度広がっているんです!
よく日本の方でもパリに行っても飛ばしちゃう方って
多いんですけど、オススメですね。」

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2017年08月17日

世界遺産アカデミーの活動について

NPO法人 世界遺産アカデミー主任研究員宮澤光さんをお迎えしています。

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宮澤さん「世界遺産をどう運営、運用していくのかが、
すごく大事で登録後がすごく大事なんですね。
世界遺産になる前ってどうしても観光化だったりとか、
経済効果がこんなにあってとか、良いことばかりが
言われるんですけど、世界遺産になってみて
良いことばかりの遺産ってほぼないんですよね。
実際は日常生活を送る上で規制がかかってしまったりですとか、
観光客が増えすぎてしまったりとか、反対に投資したのに
観光客が来なかったりですとか、いろいろな問題が
発生してくるんですね。そうすると、世界遺産にならない方が
よかったんじゃないの?ってことにもなってくるんですけど、
世界遺産になってから、登録をやめるという選択肢は
ないんですよね。1度世界遺産になってしまうと戻れないのが
原則なんです。なので登録される前に、どういう世界遺産を
目指したいのか?どういう地元を目指したいのかというベクトルを
しっかり合わせることがすごく重要になってくるんですね。
世界遺産アカデミーは、コンサル的なことはできなんですけど、
世界遺産検定を通して勉強してもらって、
世界遺産にはどういう課題があるのか? あるいは、
世界遺産にはどういうものが必要なのか? ですとか、
そもそも何故世界遺産ってあるのか?とか…
世界遺産に関して、同じ方向に向かってもらう手助けが
世界遺産アカデミーの活動内容になります。」

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2017年08月16日

年世界遺産に登録、神宿る島 宗像・沖ノ島について

NPO法人 世界遺産アカデミー主任研究員宮澤光さんをお迎えしています。

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今年、新たに『神宿る島 宗像・沖ノ島と関連遺産群』が
世界遺産に認定されました。改めて“神宿る島”とはどんなところ?
宮澤さん「元々、大和王朝が朝鮮半島と交易を行なっていた頃に。
目印になる島として沖ノ島があったんですね。その中で交易を成立
させるには航海の安全を願う必要があったので、航海の安全と国家的な
繁栄を祈った祭祀が行われるようになったんです。4世紀から
500年間ぐらい祭祀が行われるんですが、9世紀頃に祭祀が
行われなくなるんですね。祭祀が行われていた4〜8世紀の間、
中国との大陸間の交易を行なったりとか、
文化交流の拠点になっていたという痕跡が残っているんですね。
そこが沖ノ島の特徴になります。」
「今現在は宗像大社の方が交代で島全体を守っています。
今回の登録は沖ノ島だけで登録ではなくて、
8個の資産があって4つは沖ノ島にある資産と、あとは大島に
ある資産と、九州本土にある辺津宮という宗像大社にあります。」

今夜の選曲:VIVO SONHANDO / STAN GETZ/JOAO GILBERTO

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2017年08月16日

世界遺産登録は地域にとってプラス? 登録後の課題について

NPO法人 世界遺産アカデミー主任研究員宮澤光さんをお迎えしています。

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宮澤さん「すべての点で運営がうまくいっているところって
実はすごく少なくて… 例えば京都なんかだと、観光過多の
問題がありまして、日常の人々の生活がうまく回らなくなったり
ですとか、大渋滞が起きたりしたりですとか…
かたや、下鴨神社のところにマンション建設計画の問題とかも
あったんですけど、あの問題がなぜ起こってきているかというと、
文化財を守っていくにはすごくお金がかかるんですね。
国からの補助金もあるのですが、それだけでは全然足りなくて、
下鴨神社の場合は、マンションの収入で、
遺産保護に回すということをしているんですね。」

「今年ウィーンの歴史地区が危機遺産になったんですね。
その理由が都市開発だったんですね。どうしても
世界遺産になってしまうと、開発がうまくできなくなって
しまったりとか、古い町並みを残さなければならないという
ネガティブな方向に捉えられてくることって今後多くなってくる
と思うんですね。人々の生活の便利さと遺産を守るってことが
どうしてもぶつかるところってそこをどうしたらいいのかって
いうのが今後の世界遺産として課題なんですね。」

今夜の選曲:SAMBA DO AVIAO / OS CARIOCAS

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2017年08月14日

世界遺産の理念とは? 主催する世界遺産検定について。

NPO法人 世界遺産アカデミー主任研究員宮澤光さんをお迎えします。

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宮澤さんが主任研究員を務められている、
世界遺産アカデミーではどんな事業を?
宮澤さん「1番メインで行っているのが、
世界遺産検定を運営しています。
世界遺産検定っているのはユネスコの
理念ですとか、世界遺産条約の理念だったりを
知ってもらったりとか学んでもらっているっていう
活動をしています。それに付随した書籍の発行
ですとか、講演会・セミナーの開催などを行っています。」

世界遺産検定はどんな層が受けている?
宮澤さん「昔は世界遺産好きの高齢の方が
多かったのですが、今は割と若い方多くて、
授業の中で取り入れられているところもありますし、
入試や就職活動にも活かせるって方が
受けていらっしゃいます。
現在、1073件の世界遺産が世界中にあります。
1級になると全ての遺産に答えて
もらうことになるのですが、2〜4級はそれぞれ重要な遺産
とそれに関係するものを学んでもらいます。
そして1番重要なのが、世界遺産の「理念」のところなんですね。
基礎知識っていうところでどの級にも出るものになっています。
まず、そこをしっかり勉強してもらうという目的があります。」

世界遺産の理念とは?
宮澤さん「ユネスコの定めている
世界遺産条約というものは、第2次世界大戦の時って
あんなにひどい戦争が起こるってどこの国も
思っていなかったんですね。でも起こってしまったもの
どうにかして平和な世界を作りたいということを
思った時に、やはりお互いのことを知らないから戦争に
なるのではないか?となったんです。なので、
なるべくお互いのことを知っていきましょう!ということ。
それも政治的なことではなく、教育とか科学とか文化という
面で共同に活動していきましょうね。
というのがユネスコの理念なんですね。
どうしても世界遺産というと宝物を守るですとか、
観光名所にするというイメージがあるんですけど、
1番基本のところはお互いのことを知り合って世界を多様にして
平和な世界にしていきましょうねっていうのがあるんです。」


今夜の選曲:DESAFINADO / ANTONIO CARLOS JOBIM

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2017年08月10日

8月14日から8月18日は

NPO法人 世界遺産アカデミー主任研究員宮澤光さんをお迎えします。

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北海道大学・大学院国際広報メディア研究科博士課程で、
単位修得ののち、フランス・グルノーブル第2大学に留学されて、
帰国後、国学院大学、北海道短期大学部兼任講師を経て、
2008年に、世界遺産アカデミー・主任研究員に就任されていらっしゃいます。

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2017年08月10日

【Podcasting 第543回 】松鳥むうさん

今回のポッドキャスティングは、
8月7日から8月10日放送分、
イラストエッセイストの松鳥むうさん

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2017年08月10日

故郷 滋賀県の伝統行事を巡る。 栗東市に伝わる伝統料理とは?

イラストエッセイストの松鳥むうさんをお迎えしています。

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松鳥さんは民族行事巡りもライフワークにされており、
特に地元 滋賀県には多くの伝統行事がげ現存しているそうです。
松鳥さん「先日終わってしまったんですけど、太鼓廻しという
行事があるのですが、これは集落の男衆が太鼓を交互に廻すんです。
それで、ささらっていう竹を割ったやつで
床を叩くと滝のような音がするんです。ささらで周りを囲み、
真ん中で1人太鼓を廻し、太鼓を廻し終わったら太鼓の上に
行者さんが乗って、叫びながら飛び込むふりをするっていう流れがあるんです。
それが滋賀県大津市の葛川 の太鼓廻しです。
滋賀県はお供えされる食べ物が、その日のその時だけしか食べられないもの
多いのでそれを絶やしたくないっていう思いもあるんですね。
中でも1番印象に残っているのが、栗東市にある土壌と
ナマズのなれ鮨っていうのがあるんです。
ご飯→土壌→ナマズの順に出てくるんですね(笑)
今度の9月に漬けが始まって翌年の5月に
口開きがってお祭りがあるんですね。」

今夜の選曲:YOU'RE GOING TO LOSE THAT GIRL / BEATLES

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2017年08月09日

初心者にもオススメ! 都内からでも行ける離島とは?

イラストエッセイストの松鳥むうさんをお迎えしています。

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松鳥さんは、著書『日本てくてく ゲストハウスめぐり』
の発売と同時に『あちこち 島ごはん』という全国の
離島を巡ったイラストエッセイ本を発売されています。
松鳥さん「離島は今のところ83島回っていまして、
そのうちの何島かピックアップして綴ったのがこの本になります。
面白いかった島を紹介しますと、瀬戸内海の弓削島っていう
ところがあるんですが、そこに「しまでcafe」というカフェが
あるのですが、そこでは野草の入った摘み菜ご飯を
出させれるんですけど、そこの野草は結構カラフルなもの多くて、
花なんかも入っています。ツユクサなんか入れたり、
つくしも煮るのではなく、お菓子にしたりします。」

松鳥さんがオススメの離島として
あげるのが、伊豆諸島の式根島です。
ここは東京からで気軽にいける離島として
話題になっています。
松鳥さん「ここは温泉が湧いていまして、
昔旅館の露天風呂だった場所が
そのまま残ってある場所だったりとか、
自分で掘って露天風呂を作る場所だったり、
単純に室内だったりと色々はあります。
眺めもいいのでとてもオススメです。」

今夜の選曲:TICKET TO RIDE / BEATLES

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2017年08月08日

人々との触れ合いを楽しむ、ゲストハウスでの共同生活とは?

イラストエッセイストの松鳥むうさんをお迎えしています。

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ゲストハウスの食事は、宿泊者がそれぞれ
食料を持ち寄り、みんなでシェアして
食べることが主流だそうです。
松鳥さん「その日のルールは宿にもよるんですが、
ここの宿は一品持ち寄り制ですっていうところと、
何時から調理しますっていうところ、その日の人数に
よって考えるところと様々なパターンがありますね。
あとは料理好き男子がいたりすると知らないうちに
豪華な料理が出てくるときもあるので… (笑)
そういう時は、作っていない人が、
後片付けをやったりしますね。かなり臨機応変です。」

最近のゲストハウスの傾向は?
松鳥さん「最近は外国の方も増えてきました。
1度、台湾の方と一緒になった時があったんですが、
一回相撲の話になった時にちんぷんかんに
なっていたんですね。それまでは日本語も流暢に
話されていたので、日本人かと思ったんですが、
その方は台湾人だったんですね。
あとは西洋から来られている方も多くなってきました。
その方々はパソコンで仕事をされる方なので、
宿で午前中仕事をやって、午後から遊びに出かけるみたいな
感じで楽しでいますね。日本人の場合も、
1人旅で来られる方ももちろんいるのですが、
ゲストハウスを利用する人の中には、地域に関わりたいという人とか、
出張でビジネスホテル代わりにする人、学生さんの就職試験とかで
地方に行った時にゲストハウス泊まるとか、
そういった方も多くなってきています。」

今夜の選曲:MR.MOONLIGHT / BEATLES

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2017年08月07日

新著「日本てくてく ゲストハウスめぐり」を先月出版! ゲストハウスの現状は?

イラストエッセイストの松鳥むうさんをお迎えします。

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松鳥さんの新著
「日本てくてく ゲストハウスめぐり」が先月発売!
全国のゲストハウスの魅力を描いたコミックエッセイと
なっています。そもそもゲストハウスというのは?
松鳥さん「大まかに言うと、男女別の相部屋で
3000円前後で泊まれる素泊まり宿のことを言います。
シェアハウス兼ゲストハウスっていうところも地方では
増えてきています。利用者の年齢層でいうと、
20代〜40代が多いんですけど、最近は個室が付いている
ゲストハウスも増えてきていて、子連れのファミリー層も
多くなってきています。昔は旅人さんっていうイメージが
あったんですけど、最近は地域おこし的なゲストハウスも
多くなってきました。」

ゲストハウスは地元の人が経営しているという
イメージですが、意外にも外部から来た方が
経営していることも最近は多いようです。
松鳥さん「1つ例を紹介すると、熊本県の
天草諸島にあるゲストハウスなんですが、
そこを経営するご夫婦は元々ニュージーランドの
バックパッカーズ(日本で言うゲストハウス)で
出会われて、日本に帰ったらこういう宿を
やりたいってことになって旦那さんが単身で天草に
行くんですね。でもすぐ宿となる場所は見つからなくて
移り住んで数年は漁師として働きながら探していんです。
それでもなかなか見つからなく諦め掛けていた時に、
会社の保養所が空いているからどうか? と会社の人に
紹介されてそこに宿を建てたんです。」

今夜の選曲: BABY'S IN BLACK / BEATLES

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2017年08月04日

8月7日から8月10日は

イラストエッセイストの松鳥むうさんをお迎えします。

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1977年滋賀県生まれ。
20歳の時に初めて屋久島でゲストハウスに
宿泊されたのがきっかけとなり、
日本の離島やゲストハウスめぐりを
ライフワークとして続けられ、
数多くの著書を発表していらっしゃいます。


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2017年08月04日

【Podcasting 第542回 】鶴田真由さん

今回のポッドキャスティングは、
7月31日から8月4日放送分、
女優の鶴田真由さん


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2017年08月04日

9月より開催される写真展「Silence of India」について

女優の鶴田真由さんをお迎えしています。

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イスラエルの他に興味にあるという国がインド。
今年の2月には南インドを訪れたそうです。
鶴田さん「今年の2月に南インドに行ってきたんですけど、
ラマナ・マハルシっていう聖人が開いたアシュラムっていう
道場に行ってきたんです。その方は沈黙こそが全ての
教えだと説いている人なんです。なので、アシュラム内では
ヨガをしたりとか体を動かしたりするスペースはないんですけど
みんな静かに瞑想して過ごしている感じでしたね。」


鶴田さんは写真家の小林紀晴さんと、
来月9月に写真展『Silence of India』を共同開催。
インドの旅で撮られた写真を展示します。

日時:9月26日〜10月16日
会場:新宿ニコンプラザ THE GALLERY
※新しい写真集の発売予定もあります。

鶴田さん「旅の間に、小林紀晴さんという
旅人でカメラマンの方がいらっしゃるのですが、
その方と一緒に毎日テーマを決めて2人で
そのテーマに沿って毎日文章を書く
ということを日記みたいしていたんです。
その文章も新しい写真集には入れようと思います。」

今夜の選曲:GAM KI ELECH / QUARTER TO AFRICA

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2017年08月03日

最終地イスラエルの旅。現地で感じたイエス・キリストの存在。

女優の鶴田真由さんをお迎えしています。

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2016年9月、鶴田さんが旅の最終地として選ばれたのが、
イスラエルのかつてカナンと言われていた地域です。
鶴田さん「イスラエルの旅はすごく面白かったです。
特に旧市街は、やれイエスが何をした場所っていうのが
たくさんあるんですね。お弟子さんと捕まる前に
話し合っていたところとか、捕まる前にイエスが静かにして
心を鎮めていた場所ですとか…  磔にあった場所ですとか…
十字架で丘に運ばれた道とか… というのがいたる所にあるんです。
今まではイエスって本当にいたの?って思っていたのが、
その場所では、あたかもイエスが生きているように、
みんながお祈りをし、物語が根付いていて聖書が息づいているので
とても身近に感じるようになりましたね。」

今夜の選曲:AFRAB / QUARTER TO AFRICA

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2017年08月02日

神社巡りの旅で感じた日本という国とは?

女優の鶴田真由さんをお迎えしています。

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鶴田さんの2冊の著書には、
数々の不思議な体験が綴られています。
元々、鶴田さんは、霊感などはある方では?
鶴田さん「いや全然ないです (笑)
これの旅を始めて神様にお参りしていくと、
こんな不思議なことがあるんだなって実感して
いったって感じですね。いくつも書きましたが、
参拝した後に虹が出てきたことがなんどもありまして、
本当にいらっしゃるのかもしれないと思いました。」

いくつもの神社を巡ってきた
鶴田さんが感じる日本とは?
鶴田さん「日本はいろんな人種が
混ざってきているんだなって思います。
その坩堝なのかなと… 戦いに負けた、
もしくは勝ちたくない人たちが
集まってきている感じです…」

今夜の選曲:LIKE A CHILD / QUARTER TO AFRICA

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2017年08月01日

神社を巡りながら古事記を読み解く。旅に出るきっかけとなった出来事とは?

女優の鶴田真由さんをお迎えしています。

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神社巡りの旅をまとめた著書
「ニッポン西遊記 古事記編 」。
そもそも神社巡りを回るきっかけとなったのは?
鶴田さん「日本を旅するというプロジェクトを
始める前の年に、たまたま外務省のお仕事をした
こともあって天皇陛下の御即位祝賀式典に呼ばれたんですね。
そこで目にした光景を見て思ったのは、
一体日本ってどういう国なのだろうと思ったんです。
それで、古事記を読み解くといいよと言われて、
勉強を始めてゆかりの地を巡って行ったんですね。」
「なんで、ニッポン西遊記かっていうと、本の表紙に
それぞれの似顔絵が書いてあるんですけど、
たまたま、女1人と男3人が集まったからなんですね…(笑)」

巡った神社はなんと40ヶ所ほど!
鶴田さん「普通では知らないような
ところにも行くので、面白かったですね。
1番すごかったのは、天照大神っていう神様が
洞窟に入ったっていう話があって、巡ったんですね。
それが舞台になっているのは、宮崎県の高千穂町っていう
町なんですけど、そこに行った後に、
天照大神の出てくる時の扉に手力雄の神様が
2度と洞窟に入れないようにと扉を投げてしまうんですね。
その扉どこにあるかというと
長野の戸隠神社っていうところにあるんです。
なので、九州に行った後に、羽田から
長野に向かったということがありました 笑」

今夜の選曲:THE LAYBACK / QUARTER TO AFRICA

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