2016年11月30日

景色を伝える、ギターの音色。詩に曲をつけるという、新たな挑戦。

新作アルバム、『ラプソディー・ジャパン』を発売された、
ギタリストの村治佳織さんをお迎えしてます。

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アルバムの中には、五島列島での思い出の曲もあります。
「不思議ですね。7、8回行ってますね。
 親戚がいるわけではないのに、なんかタイミングと
 行きたいなっていう気持ちが合致して。」

最初に五島列島を訪れた時、
テレビプロデューサーと吉永小百合さんと一緒だったそう。
時期は3月末。港で見たの景色が忘れられない、と村治さん。
「島に高校が無くて、学生たちが島を出てったり、
 担任の先生も赴任先が変わって、別れの儀式をするんですよ。
 紙テープが船から、沖に流れてきたり、映画みたいで。
 これで一気にファンになっちゃって」

以前、坂本龍一の番組『RADIO SAKAMOTO』にて
村治さんの”島の記憶”が流れた際、リスナーが
ある感想を書いているのをみて、驚き!
「”15年前に旅した長崎の、頭ケ島の教会を思い出した”
 って書いてくださった方が居らして、本当にそこ、
 その前で私曲書いたんですよ!音の力ってすごいなーって!」

さらに、『ラプソディー・ジャパン』の中、
”雨を見つける”と”一輪のスノードロップ”は
詩に音楽をつける、という試みの曲も収録されています。
「子供とか、戦争とか、自然がテーマの詩がたくさんあって、
 その中の2篇に私は、音楽をつけさせてもらって。
 朗読があるという前提で書いているので、
 ”雨が降る”だったら、下降系のメロディーにしたり、
 言葉に合わせて音にしました。」
詩は、哲学者:エミリー・R・グロッショルツさん、
津田塾大学教授:早川敦子さんが日本語訳をされています。
楽譜は、詩と共に、クルミド出版の『こどもの時間』に
収録されています。

今夜の選曲: 島の記憶~五島列島にて~ / 村治佳織

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2016年11月29日

最新アルバム「ラプソディー・ジャパン」で行った、実弟との共演!

新作アルバム、『ラプソディー・ジャパン』を発売された、
ギタリストの村治佳織さんをお迎えしてます。

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アフリカでは、生活の中に音楽があることを実感したそう。
「訪ねて行ったお父さんが、音楽家で、
 家族40人くらい全員が打楽器とか歌ったりしてて、
 みんな自然と、音楽が生活の中にありましたね」
言葉と音楽が同じ領域のような感覚にも感じたそう。

新作アルバム、『ラプソディー・ジャパン』では、
今回初めて弟でギタリストでもある
村治奏一さんと一緒に演奏しています。
「小さい頃から一緒に弾いていた弟に頼んで。
 一緒にやったのは、17分ぐらいある曲で、
 奏一さんがファースト。お姉さん、下で支えていました」

今回は、DECCAレコードのエンジニア、プロデューサーが来日し、
日本でのレコーディングした作品になっています。
「今までは、私がヨーロッパに行っていたので、 
 DECCAに移籍してから初めて、日本での収録でした。
 小澤征爾さんが毎年松本でフェスティバルをしてて、
 そのスタッフがレコーディングと同じで。
 8月の期間で、”この日が空いてるから、
 佳織がよければ(レコーディングを)やりたい”って。」
たくさんのタイミング、縁によって出来上がったアルバムのようです。

今夜の選曲: ラプソディー・ジャパン ~浜辺の歌 / 村治佳織・村治奏一

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2016年11月28日

最新アルバム「ラプソディー・ジャパン」に込めた思いと新しい試みとは?

ギタリストの村治佳織さん。5年ぶりの新作アルバム、
『ラプソディー・ジャパン』を発売されました。

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今回のアルバムのテーマは、ふるさと。
「もともと、”ふるさと”っていう
 タイトルにしようと思っていたくらいで。
 アルバムの企画ありきじゃなくて、
4月に東京で開催したコンサートが元になっているんですね」
このコンサートは、東北の被災者支援を目的としたもので、
“日本のふるさと”を元に、プログラム、ステージングなどを
村治さんが考えられたのだとか。

このアルバムで新しい試みというと、”作曲”。
初めて作曲したのは、
2012年にタンザニアに行かれた時の曲、”バガモヨ”。
「小黒さんがずっとアフリカの話ことある毎に
 して下さってたからいつか行きたい、と思ってましたし。
 作曲をするってなったのも、たまに、
 ”なんで作曲しないの?”って小黒さんにも
 紹介してくださった宮沢りえさんにも言われて、
 蓄積して残ってて、時がきて、やっとっていう感じですね。」

”バガモヨ”は海沿いで、漁師たちが多く居る街。
その街で見た夕日や、街中で仲良くなったという女性の鼻歌など、
エッセイのようにメロディーをまとめた、と村治さん。

今夜の選曲: バガモヨ 〜タンザニアにて〜 / 村治佳織

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2016年11月25日

11月28日から12月2日は

ギタリストの村治佳織さんをお迎えします。

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最新アルバム『ラプソディー・ジャパン』のお話を中心に、
現在の活動など、たっぷりと伺います。

■プロフィール■
東京都出身、3歳のころより、
父でありギタリストの村治昇氏にギターを教わり、
10歳より福田進一さんに師事。
権威あるコンクールで数々の賞を獲得され、1993年にCDデビュー。
以来ギタリストとして国内外で活躍されていらっしゃいます。

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2016年11月25日

【Podcasting 第508回 】本橋成一さん

今回のポッドキャスティングは、
11月21日から25日 (23日を除く)放送分、
写真家の本橋成一さん

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2016年11月25日

市場移転で揺れる築地で、築地の歴史を伝える写真展開催。

最新の写真集『築地魚河岸ひとの街』を発売された、
写真家の本橋成一さんをお迎えしています。

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本橋さんが撮影し続けてきた街、築地。
11月19日に、市場移転後も築地の活性化をめざす
施設『築地魚河岸』が市場に隣接した場所にプレオープンしました。

さらに、その施設の中で、本橋さんの写真展が開催されています。
「その話をもらったとき、本当に嬉しかったんです。
 僕の撮った街で写真展ができるっていうのが良いなって。」
小田原橋棟にて、1月31日まで開催しており、 
20点ほどの作品が飾られています。

また、12月10日からは、第二会場として
場外のスペース『メリーキャブ』でも写真展が行われます。
歴史感じる本橋さんの写真と、築地の街を堪能する
いい機会かもしれません。

今夜の選曲:DJANGOLOGY / DJANGO REINHARDT

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2016年11月24日

オーナーを務める東中野のミニシアター。東アフリカ滞在の思い出。

写真家の本橋成一さんは、ミニシアター
『ポレポレ東中野』のオーナーでもいらっしゃいます。

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上映作品は、ドキュメンタリーが中心で、
多くの人に愛される映画館となっています。
「お客さんは、中高年が多くなってきましたね、ご夫婦で。
 ”ポレポレ”は、スワヒリ語で、ゆっくりゆっくり。
 スワヒリ語で、最初に覚えた言葉です。」

テレビ番組『動物家族』のムービーカメラマンとして
羽仁進さんと共に、およそ1年間東アフリカに滞在した本橋さん。
撮影は、自然保護区に何時間も車でこもっていたとか。
その時に、どこに穴があるか分からないエリアであるにも関わらず、
速度を出すドライバーさんに、本橋さんは必死に
”ポレポレ (ゆっくり)”と言い続けていたのだそう、、、
”アサンテ (ありがとう)”よりも先だった、とも。

今夜の選曲:MINOR SWING / DJANGO REINHARDT

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2016年11月22日

あえてモノクロで撮影する、その意図と楽しみとは?

写真家の本橋成一さん
最新の写真集『築地魚河岸ひとの街』は、
完全にモノクロの写真で構成されています。

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「築地の場合は、カラーで撮ることはないですね。
 モノクロだと全体風景としてみてもらえて、
 落ちている物とか、余計な物が見えないからいいんです」
さらに、自身で現像プリントができるという
手間暇の楽しさも感じているそう。

本橋さんが築地に30年も通う魅力は、”単純に面白い”から。
「僕らの子供時代にはあったけど、今無くなったモノとか、
 どっかに囲われてしまった、どこか変わった人とか、
 そういうのが、築地にはあるんですよね。」
便利になり、豊かな生活の中で失われたものが
築地にはある、と本橋さんはおっしゃいます。

今夜の選曲:SWING 24 / DJANGO REINHARDT

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2016年11月21日

最新写真集に詰まった、変わらない築地の魅力。

写真家の本橋成一さん
最新の写真集『築地魚河岸ひとの街』。

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この写真集は、本橋さんが84年から撮影された
築地の風景が詰まっています。
「すぐ変わっちゃう東京の街とは違って、
 あんまり、変わんないんですね。
 いつ行っても同じです、築地は。」
リアカーや自転車など、他の街では見ないモノが
築地でも活用され続けている様子も見て取れます。

以前、築地の”中”だけの風景を、
まとめた写真集を出されています。
「でも、築地はどっちがどう、とかではなくて、
 築地を1つの街として両方見てもらうのが一番良いと思って。
 どっちが欠けていてもカッコよくないです。」
そもそものきっかけは、雑誌からの撮影依頼でしたが、
築地で縁が増えたことで、その後も撮影を続けていらっしゃいました。

今夜の選曲:I SAW STARS / DJANGO REINHARDT /STEPHANE GRAPPELLI

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2016年11月18日

11月21日から25日 (23日を除く) は、

写真家の本橋成一さんをお迎えします。

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最新の写真集『築地魚河岸ひとの街』のお話を中心に、
築地の30年間をたっぷりと伺います。

■プロフィール■
1940年東京都中野区生まれ。
1968年デビュー作の写真集「炭鉱〈ヤマ〉」で第五回太陽賞、
写真集『ナージャの村』で第17回土門拳賞など、
これまで多くの賞を受賞されています。
また98年に映画監督としてデビューされ、
二作目となる映画「アレクセイと泉」は、
ベルリン国際映画祭ベルリナー新聞賞、
国際シネクラブ賞を受賞されていらっしゃいます。

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2016年11月18日

【Podcasting 第507回 】林直岳さん

今回のポッドキャスティングは、11月14日から18日放送分、
アートディレクターの林直岳さん

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2016年11月18日

デザインを通して伝えたい、お守りの興味深さ!お守りが素晴らしい、オススメの神社とは?

自称”オマモニア”としてお守りの研究もされる
アートディレクターの林直岳さん

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「これからお守りを後世に残していかなきゃけない。
 僕自身も、家に3000体の神様がいますから、
 デザインを通して、もっと若い人や海外の方にも
 敷居を低くして、広めていきたいなと思っています」
いつかは、見られる環境として、
お守り博物館などを作りたい、ともおっしゃいます。

オススメ場所は、奥秩父の三峯神社。
「神の使いとして、狛犬の代わりに狼がいて、
 そこは、狼のお守りを出していて、
 毎月1日にだけ頒布されるお守りがあって、
 それが結構整理券持って並ぶんですよ!」
お守りを頂くまでの過程も大切なようです。

お守りを求めて出かけると、緊張感と高揚感で
1日に何箇所も回るとかなりの疲労を伴うそう。
林さんにとっては、奈良も京都も
表参道や銀座に行くようなワクワク感もあるとか。
“オマモニア”としての活動、今後も楽しみです。

今夜の選曲: TARDE / MILTON NASCIMENTO

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2016年11月17日

神社や寺院へ行くのは、ロックフェスと同じ!? 参拝者を伸ばす発想力とは?

自称”オマモニア”としてお守りの研究もされる
アートディレクターの林直岳さん

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神社や寺院に行くことを、ロックフェスに行くような
身近な感覚になってほしい、と林さん。
「鳥居はメインゲート、狛犬はセキュリティ、
 灯篭が照明、拝殿は特別なアリーナ。
 本殿はメインステージで、御祭神がアーティスト、
 宮司さんがプロデューサーで、お祭りでは、
 野外ライブのように神輿が街中に行くんです」

年に一度、”オマモニアと行く全国神社の旅”を主催されています。
「もともとお守り求めにいうときに、
 お声がけすると宮司さんが行きたい、とのことで、
 視察がてら、皆さんと一緒に行っています」
さらに、宮司さん向けの講演も行われ、
お守りについての考えなどを伝えていらっしゃいます。

東京大神宮は、宮司さんのお守りや企画への発想力により、
参拝者を伸ばしました。
伊勢神宮と同じ“天照大神”が御祭神であること、
さらには、日本初の神前結婚の地であることから、
“縁結び”の名所として人気が出ています。

今夜の選曲: BECO DO MOTA / MILTON NASCIMENTO

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2016年11月16日

人との縁を感じる人生。念願のお守りデザイン秘話。

自称”オマモニア”としてお守りの研究もされる
アートディレクターの林直岳さん

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デザイナーに憧れていたわけではなく、
絵を描いて仕事ができたらいいな、と思い
名古屋造形大学ビジュアルデザイン学科へ入学。
その後、日本電子専門学校にも行かれます。

「僕の人生って、紹介、紹介の人生で。
 この大学も学校の先生に紹介され、
 名古屋の大学から専門学校へも良い先生がいるから、
 オムニバスジャパンも、岡本一宣デザイン事務所も。
 人を介して行っていて、自分の意思はなくて(笑)」

そんな中、2011年にはデザイン事務所サスガを設立されました。
「お守りと絡むようになって、和テイストは得意になりましたね。
 さらに、そこらしさ、企業であれば企業らしさを拾いたいなって。」
東武浅草駅のekimiseのロゴマーク、壁画は林さんの作品です。

2015年には、川崎のマンションの施主からの依頼で
ついにお守りデザインを行いました。
これは、マンション建設に携わった方々へ
感謝の意味を込めて送るお守りです。
「建設のときに切ったご神木を、守札として入れたいなと思って、
 きちんと氏神さんの宮司さんに相談してお祓いしてもらって、 
 神社で頒布しているお守りと、同じ価値のお守りになりました。」
一方で、宗教色を感じるお守りには、
企業は手を出さず、タブー視されているのも事実だとか。

今夜の選曲: PAI GRANDE / MILTON NASCIMENTO

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2016年11月15日

オマモニア歴、20年以上!お守りにハマったきっかけと、おすすめのお守り。

アートディレクターの林直岳さん
“オマモニア”として、お守りを研究しはじめたのは、20年以上も前のこと。

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23年くらい前、デザイナーの友人と一緒に、
”新宿に都市伝説的な神社を作ったら面白いね”
と思いついたことから。
「その友人は立体をやっていたので、祠担当。
 僕は平面だったので、お守り、おみくじや絵馬を
 担当することになって。まずはマーケティングだ、
 と思って何箇所か行ってたら、お守りにハマっちゃって!」
その後も当初の神社の計画は達成しないまま、
“オマモニア”への道を走ることになってしまったそう。

全国の神社を巡っている中で、最初にビビっと来たのは、
團十郎稲荷神社の“十八番守(おはこまもり)”。
形は、歌舞伎の狐者”葛の葉”を模していて、
”本物の葛の葉”が守札として中に入っていたそう。

お守りのデザインの興味もあるという林さん。
「お守り袋にもデザイナーがいて、
 さらに思いの強い宮司さんや住職さんもいらっしゃって。
 お守りって、その神社や寺院のアイデンティティが
 1番詰まっているものだと思っていて、中にこだわっているんです」

今夜の選曲: QUATRO LUAS / MILTON NASCIMENTO

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2016年11月14日

コンビニよりも多い神社や寺院。お守りを持つことで感じることとは?

アートディレクターの林直岳さんをお迎えしています。

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お守りを、ただコレクションするだけでなく、
探求・研究し、美を追求するのが、
自称されている”オマモニア”
「現在、神社が8万、寺院が7万あって、
 両方回っていくと大変なんで、神社の方が
 僕とは気が合っていて、神社を中心に回っています。」
神社によっては、多くて20体ほど手にする場合もあり、
現在、集めたお守りは、3000体になったそう。

集めたお守りを一部、スタジオにお持ちいただきました。
大きさも形もバラバラ。
「一番大切なのは御祭神であって、
 そこがどういう神様なのかを知ってから行って、
 その御神徳にあやかるという気持ちですね。」
日本特有の”縮み”の文化から生まれたお守り。
お守りを持つことで、林さんの中では
神社・寺院を持ち歩いている感覚である、とも。

今夜の選曲: ROSA DO VENTRE / MILTON NASCIMENTO

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2016年11月11日

11月14日から18日は、

アートディレクターの林直岳さんをお迎えします。

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神社のお守りを収集する、自称”オマモニア”。
その経緯と魅力について、たっぷりうかがいます。

■プロフィール■
1967年福井県一乗谷生まれ。
名古屋造形大学ビジュアルデザイン学科卒業後に、
日本電子専門学校でコンピュータ・グラフィックを学ばれ、
オムニバスジャパン(東北新社)、岡本一宣デザイン事務所を経て、
2011年にデザイン事務所サスガを設立。
アートディレクターとして、
また「オモマニア」として活躍されていらっしゃいます。

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2016年11月11日

【Podcasting 第506回 】茂本ヒデキチさん

今回のポッドキャスティングは、11月7日から11日放送分、
男子マラソン金メダリスト、高橋勇市さんと、
高橋さんの伴走パートナーで、R-Total Relaxation-代表の森川優さん。

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2016年11月11日

マイカップ持参で行う、環境を意識したマラソン大会!

アテネパラリンピック
男子マラソン金メダリスト、高橋勇市さんは
2020年には、55歳になられます。

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走力維持のために、筋力強化のトレーニングも
取り入れていらっしゃるそう。
「当然筋肉トレーニングすると疲れますから、
 自分でも、森川さんにもマッサージしてもらったり、
 走力的には、12年前のアテネの時に戻ってきています。」

さらに高橋さんは、10年近く前には、視覚障がい者として
第一号となる”エコ検定”を取得されています。
そのため、追い込むような大会でない場合は、
マイカップを持参し、給水所の紙コップを使用するのを
控えるようにされているそう。

4月に開催された、国際盲人マラソンかすみがうら大会には、
高橋さんが所属する三菱商事の社員の方も、伴走ボランティアや
救護ボランティランナーなどで参加されています。
「理解者がかなり増えました。
 今回初めて伴走した人も、楽しかったと言ってくれる人も多くて」
伴走パートナーの森川優さんも一緒に走っていました。

4年後の東京パラリンピックでは、
高橋さんと森川さんが共に走る姿が見られるかもしれません!

今夜の選曲: MY CHERIE AMOUR / STEVIE WONDER

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2016年11月10日

障がい者スポーツ応援プロジェクトの活動。伴走者に求められるスキルとは?

アテネパラリンピック
男子マラソン金メダリスト、高橋勇市さんは、
マラソン選手として協議活動をしながら、
三菱商事の障がい者スポーツ応援プロジェクト
「DREAM AN ONE.」のアンバサダーも務めていらっしゃいます。

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「障がい者スポーツを、多くの方に知っていただく事と、
 底辺拡大、選手でしたら競技力向上など、
 障がい者スポーツを支えていこうというプロジェクトです。
 私は、色んなところで講演会したり、
 ランニングイベントを行ったり活動しております」

視覚障がい者マラソン界では、”伴走者不足”が問題だそう。
「トップアスリートになればなるほど、
 走力のある伴走者が足りないのが現状です。
 とにかく、リスナーの中で走力ある方いらしたら、ぜひ」
伴走者に向いている人は、
“人のために”と考え、ナンバー2に徹することができる人。
さらには、歩幅や腕振りを調整でき、
様々な走り方が出来る人が望ましいとも。

今夜の選曲:FOR ONCE IN MY LIFE / STEVIE WONDER

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2016年11月09日

視覚障がい者マラソンにおける、伴走パートナーの役割とは?

R-Total Relaxation-代表の森川優さんは、
アテネパラリンピック男子マラソン金メダリスト、
高橋勇市さんのトレーナー、
そして伴走パートナーをされています。

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Bodyコンシェルジュスペシャリストとして、
さらに柔道整復師という医療従事として、
アスリートから一般の方まで幅広い層から支持を
集めていらっしゃいます。
「今年3月から、リオパラリンピックに向けた
 トラックレースや、北海道マラソンも伴走させていただいていて、
 今年はまだまだ続く状況です。」

森川さんは、現在28歳!
51歳である高橋さんとは、年齢差があります。
「お父さんと走っているような感じですね。
 アスリートとしては、凄いですね。
 走れば走るほど、どんどんエネルギーが出てくるので、
 奪われているぐらい(笑)」
伴走者は、レース以外にも、会場への行き来や
細かい気配りが必要になります。
「ごく当たり前のことでも、気をつけています。」 

レースでゴールした時の喜びは、
選手以上に伴走者が感動することも多いそう。

今夜の選曲:UNTIL YOU COME BACK TO ME
        (THAT’S WHAT I’M GONNA DO) / STEVIE WONDER

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2016年11月08日

マラソンとの出会いで変わった人生。世界記録を打ち立てるまで。

アテネパラリンピック
男子マラソン金メダリスト、高橋勇市さん。
幼少期は、元気で活発な男の子でした。

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「高校ぐらいで視力が落ちていって、
 自分の殻に閉じこもるようになっていったんです。
 でもマラソンと出会って、大きく変わりましたね。」

当時生活していた石垣島で始めた自己流の練習は、
タクシーが伴走者の代わりだったとか!
「いつも買い物を付き合ってもらっている
 タクシーの運転手さんが、伴走もしてくれるって言うので。
 最初、タクシーの後ろをエンジン音と聞きながら
 走っていたんですけど、急停車とかすると、ぶつかっちゃって。」
タクシーの前も走ってみたのですが、
段差などで転ぶことも多く、タクシーでの伴走は断念!

2004年のアテネパラリンピック以来、
3大会連続出場されている高橋さん。
ですが、3つあった視覚障がい者マラソンのカテゴリーが
1つになり、2008年北京では16位。(全盲クラスでは2位)
4年前のロンドンでは、7位でした。
「弱視の選手をどんどん抜くために、練習を強化しました。」
現在51歳の高橋さん。
その若々しさはトレーニングの賜物のようです。

今夜の選曲:I WAS MADE TO LOVE HER / STEVIE WONDER

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2016年11月07日

視覚障がい者マラソンのカテゴリーとは?

アテネパラリンピック
男子マラソン金メダリスト、高橋勇市さんは、
2004年の国際盲人マラソン
かすみがうら大会で、2時間37分43秒という、
当時の世界記録を打ち立てていらっしゃいます。

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さらに、アテネパラリンピック男子マラソン(視覚障がい1)で
金メダルを獲得されています。
「視覚障がい者マラソンのカテゴリーは、3つあって。
 全盲クラスのブラインド1、弱視で伴走を必要とするブライド2、
 弱視で伴走を必要としないブラインド3です。
 私は、ブラインド1、日本語に訳すと、視覚障がい1、です。」

アテネパラリンピックで金メダルを獲得したのは、
マラソンを始めて8年目の時でした。
「小学校の時から走るのは好きで、中学では陸上部だったんですけど、
 陸上では結果を出せずに、走ることをやめました。
 高校に入って、目の難病になって、視力が落ちていきました」
全盲になった30歳当時は、マラソンはしておらず、
洋楽が大好きだった、と高橋さんは振り返ります。

今夜の選曲:UPTIGHT (EVERYTHING’S ALRIGHT) / STEVIE WONDER

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2016年11月04日

11月7日から11日は、

アテネパラリンピック
男子マラソン金メダリスト、高橋勇市さんと、
高橋さんの伴走パートナーで、
R-Total Relaxation-代表の森川優さんをお迎えします。

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視覚障がい者のマラソン、
その伴走者に必要なこととは、
たっぷりと伺います。

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2016年11月04日

【Podcasting 第505回 】茂本ヒデキチさん

今回のポッドキャスティングは、10月31日から11月4日放送分、
墨絵アーティストの茂本ヒデキチさん

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2016年11月04日

伝統を使って表現する、自分らしい作品とは?

墨絵アーティストの茂本ヒデキチさんは、
今年から新たなチャレンジもされています。

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「ライブペイントをする時によく一緒になっている、
 津軽三味線の奏者ユニット:HANABIに
 私がヴィジュアルとして参加して、
 オランダでジャパンフェスにも出てきました。」
HANABIの二人とは、”伝統を使いながら新しいものを”
という志が、茂本さんと同じなのだそう。

朝起きたらすぐに絵を描いて、夜にはやめる、という
会社員のようなタイプだという茂本さん。
「パジャマを着たまま、奥さんや子供が居ようが
 テレビがついていようが、いきなり描き始めて、
 18時になったら終わって、晩酌しますね(笑)」
プロであるからこそ、どんな状況でも描けなくては、
という思いもあるのだとか。

最近では、風景描写の依頼も増えてきているそうで、
茂本さんの挑戦は止まりません。
「昔の風景や山水画を描いても、その道の人がいますから、
 そうでなくて、東京の高層ビルを勢いあるタッチで、とか
 私らしいモチーフに挑戦していきたいな、と思います」

今夜の選曲:SHAKIN’ THE TREE / YOUSSOU N’DOUR

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2016年11月03日

新しいという芸術価値!四年後の東京での挑戦のお話。

墨絵アーティストの茂本ヒデキチさん
画集のタイトルは”NEO BLACK”、
WEBサイトには”新墨の軌跡“と書かれています。

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「私の墨絵はジャンルではなくタッチなので。
 新しい墨=NEO BLACK ってしたらどうだろうって」
”新しいこと”が、芸術作品の価値でもあるという、
茂本さんの考えもあるそう。

茂本さんは今まで、ロンドンや北京など、
オリンピック・パラリンピックの現場で
ライブペイントを行われてきました。
「今度は、日本じゃないですか。
 しかも日本の画材使っているので、
 ぜひ使って欲しいなって思います。」
現在、茂本さんの絵は、羽田空港、
国内線のボーディングブリッジで見ることができます。

今夜の選曲:TIJANIYYA / YOUSSOU N’DOUR

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2016年11月02日

アナログな墨であるからこそ伝わる、あるものとは?

墨絵アーティストの茂本ヒデキチさんは、
大阪芸術大学デザイン科を卒業されています。
「僕は、80年に卒業していて、ちょうどその時、
 劇団☆新感線とか、庵野監督も居て。
 今をときめく邦画監督も大阪芸大多いですよね。」

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現在ではイラストもデジタルで描かれるが多い時代になりました。
そんな中、墨で絵を描かれる茂本さんは、
”他のどんな画材よりも、墨は正直”とおっしゃいます。
「小さい頃、必ず日本では墨のアナログ感を
 体験しているじゃないですか。
 墨は、ゆっくり描くと滲むし、早く描くと掠れるって。
 だからこそ、墨で描かれた絵を見ると、
 勢いとかを、一瞬で感じ取ることができるんですよね。」

墨には、和墨と唐墨。
製造方法には、油煙墨と松煙墨など、種類があります。
「墨汁は、日本が発明したとされてて、
 明治くらいにできて、結構歴史も浅いんです。
 僕の場合は、たくさんの墨を使用するので、墨液を使用しますね」

今夜の選曲:CHEIKH IBRA FALL / YOUSSOU N’DOUR

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2016年11月01日

20年かけて作りあげた、墨絵の新しいスタイル。

墨絵アーティストの茂本ヒデキチさんをお迎えしています。

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茂本さんは、金剛力士像をよく描かれるそう。
「もともとアスリートなど、肉体を描くんです。
 墨で肉体を描くと、独特のタッチになるので、
 金剛力士像描いたら面白いなぁって思って」
基本的には、A3ほどの画仙紙に、1つの作品を
5分ほどで描くことができるそう。
ですが、完成の1枚を仕上げるために、
1週間ほど時間をかけて、何枚も同じ絵を描かれるのだとか。

現在のタッチになるまで、20年ほどかかった、と茂本さん。
「アスリートを描く時には、その方をずっと見て。
 写真を描くのではなく、ほとんどイメージに近い感じですね。
 山水画など伝統的な墨絵も素敵なんですが、新しいことをしたくて。
 漫画のようだねって言われるのは嬉しいです」
描く時もなるべく早く心がけ、
計算ではできない”汚れ”なども、
茂本さんの絵ならではの、”スピード感”につながっています。

今夜の選曲:IMMIGRES / BITIM REW / YOUSSOU N’DOUR

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