2024年04月18日

ラジオの未来

今週のゲストは、情報科学芸術大学院大学教授 金山智子さんです。

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来年はラジオ放送が開始されて100周年の節目の年です。
歴史を振り返って、ラジオという存在の変わらない部分について、金山先生に伺いました。

「そうですね、小黒さんに言うのも恥ずかしいような気がするんですけど、変わらないところは『親密性』というところだと私は思っております。」

金山さんが先日出版された書籍『ケアするラジオ: 寄り添うメディア・コミュニケーション』のタイトルにもなっている”寄り添う”ということこそ、ラジオがほかのメディアとは一線を画してきたものだということでした。

最後に、生成AIやロボットなど、どんどんと変化する社会の中で、ラジオの未来図はどのようになっていくのか、金山先生に伺いました。

「ラジオの中で最も増えたものが”トーク番組”でした。生成AIが話してくれて、人が納得するならもちろん良いのですが、『相手に投げかかけることができるかどうか』が、結構重要なポイントだと思うんです。そしてこれはまだ生成AIには難しいのかなと。なんだかその場その場でケアしていくようなやり取り、コミュニケーションは人対人のラジオだからできるのかなと思いますね。」

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

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