2021年07月29日

【Podcasting 第745回】相原裕美さん

今回のポッドキャスティングは、
7月26日~7月29日放送分、
プロデューサーで映画監督・相原裕美さんです。

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2021年07月29日

新作のテーマは「加藤和彦」というお話、伺います。

プロデューサーで映画監督の相原裕美さんをお迎えしています。
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※リモートでのご出演です。

ーー相原さんは現在3作目の制作を
始められています。

相原さん:これはつながりなんですが、
音響ハウスに高橋幸宏さんが
出ていました。映画の打ち上げの時に、
高橋幸宏さんのお兄さん的な
存在でもあった加藤和彦さんの
話になって、亡くなって10年以上
経つので加藤さんのことを話して
みたいなという事になったんです。
加藤さんを題材に映画をやりたいな
と思って、今取材している最中です。

小黒:加藤さんって六本木の
ご自宅にスタジオありましたよね?
僕あそこでスパゲッティ作って
もらったり…ファンの人が聞いたら
怒るような歓待を受けました。
晩年は今の音楽業界が変わっていく
ことに対しての嘆き…ボヤき
が多かったな。

相原さん:加藤さん、やり始めた時は
「帰ってきたヨッパライ」とかとんでも
なかったですしね…。
そのままフォークに行くと思ったら
サディスティック・ミカ・バンドで
いきなりロックに行っちゃうし…。

小黒:ファッションもかっこいいし、
飯の食い方にも気を遣っていたし。
僕は景山民夫と暮らしていた時期も
あるんですけど、加藤さんとも
仲が良くて…

相原さん:一緒にロンドンに
ロールスロイスを買いに行った
っていう話を聞きましたね。

小黒:それも、2人から聞いているけど
ほとんど落語みたいな話で。
まぁでも、相原さんが育った時代も
最高の時ですよね。

相原さん:戦後があってようやく
復興して文化が芽生えてという
時期だったと思います。

ーー今後の音楽映画はどうなっていく?

相原さん:きっかけは色々
あったんですけど芸能界以外の人が
出てきた60年代くらいって
全く整理されていないんですよね。
そういう系統を検証してアーカイブとして
残すことが若い人たちへの
指針になるんじゃないかなと
思って貢献できるように考えています。

今夜の選曲… 塀までひとっとび / サディスティック・ミカ・バンド

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2021年07月28日

ミュージックビデオから、音楽映画へ…その変遷とは?

プロデューサーで映画監督の相原裕美さんをお迎えしています。
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※リモートでのご出演です。

ーー相原さんは当初ビクターで
スタジオのエンジニアとして
働かれていました。その後、
MVを制作する部署に異動されます。

相原さん:そのあとは、企画ものの
映像や、MVをかなり担当しました。
ある意味時期が良くて、
アメリカのMTVとかが
日本で深夜に流れているのを
ずっとみていました。

小黒:そんな相原さんが
社員時代に見出したのが、
当時新人の岩井俊二監督や
下山天監督だったと。
そういう風に、人を見つける
とかプロデュース的なことが
お好きなんですか?

相原さん:そうですね、
本来は自分である意味、
才能がないと思っていますので、
だったら才能ある人を見つけて
組み合わせるのが
面白いんじゃないかなと思います。
当時はMVだけじゃなく、
自主映画も多かった。
新しい映像のクリエイターと
仕事がしたいなと思っていて、
そういう流れで、
色々な人を紹介されたり
見出したりしていましたね。
本当、MVも実験的な場所
だったので、そういう所に
新人を当てると意外と企画が
通ったりするんです。
それで全然売れていない
岩井俊二とか下山天とかを
入れてやっていましたね。

ーーその後、相原さんは
2009年にビクターを退社され、
コネクツ合同会社(CONNECTS LLC)
を設立されます。

相原さん:今までずっとやって
きていた音楽映像をやろうと
考えていたんです。
ちょうど、設立した頃ってCDが
全然売れなくなって配信に移行
し始めた時期です。
そうなると、MVの製作費って
すごく下がるんです。
MVだけでは会社が成立して
行かなくなってくるので、
音楽映画をやろうと思って
当時ビクターからデビュー
していたクリープハイプという
バンドがあり、そこに
新人だった松井大吾監督がいて
MVなんだけど、ショートストーリー
曲よりも2、3分長いものを
作ったらすごく評判が良くて
それをまとめた映画を作りました。
そういうところから、
音楽映画をスタートしましたね。

今夜の選曲… おやすみ泣き声、さよなら歌姫 /クリープハイプ

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2021年07月27日

写真家、鋤田正義を題材にした初監督作品「SUKITA」のお話伺います。

プロデューサーで映画監督の相原裕美さんをお迎えしています。
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※リモートでのご出演です。

ーー相原さんの初監督作品
SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬
は数々のアーティストの写真を
撮ってきたカメラマン鋤田正義さんの
ドキュメンタリー作品です。

相原さん:実は最初は監督するつもり
ではなかったんです。
作品を作るきっかけとしては2016年1月に
デヴィット・ボウイが亡くなったんです。
その時に鋤田さんがお元気ですかね、
と思ってご連絡したら2月くらいに
お茶でもしましょうといって
話す機会がありました。
話をしていくうちに、鋤田さんって
ミュージシャンではないけど
その周りをずっと撮ってきた方
だったので、鋤田さんのドキュメンタリーを
やりませんか?と提案させてもらったんです。
鋤田さんご自身も80歳を超えていて
そろそろ自分の作品をまとめようと
思っていた時期だったこともあって
制作がスタートしました。

小黒:このコロナ禍でエンタメ業界で
打撃を受けていると思いますが、
映画業界を目指す若者へ向けて
アドバイスなどありますか?

相原さん:日本のマーケットだけでは
どうしようもならないので、
まずは海外に目を向けてほしいですね。
世界に羽ばたけるようなクリエイターに
なっていただけたらいいと思いますね。

今夜の選曲… BEAUTY AND THE BEAST / DAVID BOWIE

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2021年07月26日

映画「音響ハウス Melody-Go-Round」について伺います。

プロデューサーで映画監督の相原裕美さんをお迎えしています。
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※リモートでのご出演です。

ーーまずは、相原さんの監督作品
音響ハウス Melody-Go-Round』に
ついて伺います。

相原さん:僕が元々ビクタースタジオの
エンジニアだったこともありまして
そうした裏方をしていたり、
ちょうど1作目でカメラマンの鋤田さんを
題材に『SUKITA』っていうドキュメンタリー
の試写の時に音響ハウスの社長が
見に来ていたんです。
社長から「音響ハウスでも
そういうの(映像作品)作りたいんだよね」
という話をされたんです。
初めは俗にいうスタジオのPR映画を
作ろうという話だったのがどんどん
広がっていって、ギタリストの佐橋さんや
エンジニアの飯尾さんとか入って
いった後でちゃんと1曲作って
公開できるようにしましょうという
話でまとまっていきました。

小黒:音響ハウスの日本での
ポジションとはどういった
立ち位置なんでしょう?

相原さん:レコード会社のスタジオ
以外…独立系のスタジオの中では、
日本で最高峰に近いスタジオです。
昔から機材は最新鋭のものを用意
しているし、今でもそれは変わって
いませんね。

ーー映画『音響ハウス Melody-Go-Round』
は東京では立川シネマシティでの
上映を予定しています。
他の地方での上映は映画HPの劇場情報で
ご確認ください。

映画HP:https://onkiohaus-movie.jp

今夜の選曲… MELODY-GO-ROUND / HANA

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2021年07月22日

【Podcasting 第744回】川名桂さん

今回のポッドキャスティングは、
7月19日~7月22日放送分、
ネイバーズファーム代表・川名桂さんです。

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2021年07月22日

新鮮な野菜を消費者に…というお話伺います。

ネイバーズファーム代表・川名桂さんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

ーーネイバーズファームで
作った野菜は農園内にある
自動販売機で購入できます。
他にも、日野市の農産物
直売所や、スーパーの地産
コーナー、そして会社のサイト
から購入することができます。

川名さん:基本的には、地域の方に
直接お届けできるので規格というのが
ありません。少し不揃いでも
少し安くして販売しています。
あとは割れてしまったものなどは
加工食品にして地域のパン屋さんや
飲食店さんと協力して商品を
作っている最中です。

ーー鰹節や出汁の専門店「にんべん」
とのコラボ企画が評判ともお聞きしましたが?

川名さん:にんべんさんからお声がけ
いただいて、トマトと出汁というところで
うちのトマトは旨味が強いというのを
ウリにしているので、にんべんさんとの
出汁のコラボで新しいレシピを作成したり、
うちのトマトをにんべんさんの出している
出汁の横で販売したりしています。
地域の飲食店さんともコラボをした時にも
感じたんですが、農家の発想だけでは
思いつかないレシピや商品を提案して
もらえるので、こうしたコラボはどんどん
やっていきたいなと思っています。

ーー川名さんの1日のスケジュールは?

川名さん:普段は朝の8時から初めて、
2、3時間で収穫してそのあと2時間ほどで
パック詰め。お昼には配達したりして、
午後は畑の手入れや、イベントや企画の
打合せに出たりして17時には終わるように
しています。
農繁期は土日関わらず毎日収穫して販売
しています。ただそこはメンバーと協力
して、週二日は休めるようにしています。

今夜の選曲… LOVE IS A LONLY THING / KINGS OF CONVENIENCE

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2021年07月21日

トマト栽培の難しさと面白さとは?

ネイバーズファーム代表・川名桂さんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

川名さん:トマトを選んだきっかけは
最初の会社に入った時にトマトの担当に
なったことがきっかけでした。
やってみて、本当に難しいというのを
感じて1年の研修を経て大きい農場を
任されたんですけど大きい失敗も沢山
しましたし、どれだけ勉強して理論に
基づいてもこんなにうまくいかないことが
あるんだと感じたんですが、
逆に改善したいところも毎年毎年
出てくるんです。
永遠に興味がつきないものだなと
思うのでその辺りにハマっていきました。
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小黒:トマトは数字で育てる…
と川名さんはおっしゃっていますが、
この考え方について教えていただけますか?

川名さん:トマトって環境制御ができる
ビニールハウスを建てると人間が
管理できる項目というのが沢山あります。
例えば、日射は午前中はどのくらい
とか、温度帯も1時間ごとに管理できます。
また、水や肥料の濃度は日々変えて
いったりなど…そういうインプットが
結果として植物体に現れてきます
……例えば今週は10センチ伸びて
その前の週は2センチでした。
その差の2センチはどういう要因
なのかを考えていきます。
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小黒:最近のトマトは糖度の高い
フルーツトマトのようなものが
好まれやすいんですか?

川名さん:そうですね。
少し前までその傾向が強かった
んですが、今はそれを振り切って
トマトらしい味が欲しいという
人も増えている感覚があります。
フルーツトマトを作るときは、
水を絞って甘さを乗せるんですが
私は伸び伸びとトマトを育てて
トマトらしい野菜の味がしっかり
出るようなものをお届けしたいと
思っていて、それを喜んでくれる
人が増えていると思っています。

今夜の選曲… WASHING MASHINE / KINGS OF CONVENIENCE

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2021年07月20日

「ネイバーズファーム」設立 と「HINO BLUE FARMERS CLUB」について伺います。

ネイバーズファーム代表・川名桂さんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

ーー川名さんが営むネイバーズファームは、
東京日野市の住宅地にあります。
最寄りは京王線の高幡不動駅。
駅からも徒歩10分かからないほどの距離です。
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川名さん:今はビニールハウスを
去年末に建てることができたんですけど、
その中でトマトをメインに
栽培しています。
ハウスの中では土を使わない栽培を
していて、二酸化炭素や日照を
コントロールできるシステムを
入れています。
そのおかげで、味を高め旨みと酸味が
濃いトマトを鮮度が高い状態で
地域の皆さんにお届けしています。
ビニールハウスは大きいものが
一つあり、そこでトマトを
作っているんですが、
他にも土を使ったハウスも2個
作りました。
そこではトマト以外の旬のものを
お届けできるように…今はナスや
きゅうりを作っています。
日野市の風土を一緒に味わって
もらえるように少量多品目で
作らせてもらっています。
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小黒:それをたった1人でやって
いらっしゃるんですか?

川名さん:私は3年目に
なるんですが、最初の2年は
1人でやっていました。
今年からは地元日野市の
人が従業員として入って
もらって2人でやっています。
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↑ネイバーズファームで作られた野菜

ーー日野市の若手農業者の団体
HINO BLUE FARMAERS CLUB
が去年発足。川名さんも
所属されています。

川名さん「地域の先輩農家さん達が
都市農業は先細りの状況の中で
どうにかしたいという思いがあって
私が就農したタイミングで
都市農業に色んな動きができそう
というタイミングも重なって、
一緒に結成して日野市の農業を
盛り上げていこうという流れに
なりました。

小黒:川名さんの仲間の農業経営者は
どういった方が多いんですか?

川名さん:皆さん代々農家さんの
息子…という方が多いです。
私みたいに東京で新規就農したのは
3人くらいしか例がないです。

今夜の選曲… SONG ABOUT IT / KINGS OF CONVENIENCE

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2021年07月19日

「農業に見いだした社会貢献」とは?

ネイバーズファーム代表・川名桂さんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

小黒:まず、ネイバーズファーム
というのは株式会社なんですか?

川名さん:これはまだ個人事業で
やっています。

小黒:東京大学文科三類に
入学した後で、農学部を卒業…
大学に入る前は社会に出るのを
どんなふうに思っていたんですか?

川名さん:そうですね。全然
知識がなかったので、弁護士や
会計士などが浮かんでいたん
ですが、どれも面白くなさそう
と思っていました。

小黒:そういう人って、
若い頃に世界を旅したり
していないの?

川名さん:私は9歳まで親の
仕事の都合で海外に住んでいました。

小黒:そういう意味では
視野が広かったと思うんですが、
どのようなきっかけで
農業に興味を持ったんでしょう?

川名さん:海外に住んでいたことも
あって英語も喋れるので国際機関で
働くことも考えていたんですが、
大学時代に発展途上国を見て
いくうちに、フィリピンの農村を
見た時に心動かされました。
経済的に見たら貧しくて機械もない。
水牛で田んぼを耕しているような
姿を見たんですが、交流して
いくと言葉では皆さん貧しいと
言っているんですが、私から
すると豊かな生活に見えて、
自分たちとは違う生活をしている
人たちの生活を見た時に、
価値観の違いを感じました。

小黒:周りの同級生は東大に
入ったことを活かして稼ぎの
いい職場に入って行ったと
思うんですが、あなたが
それと真逆の世界に
飛び込んでいったきっかけは
あるんですか?

川名さん:大学で農学部に入って
もっと現場を知りたいと思い、
色々な農業経営者に会いにいって
インタビューをして、
フリーペーパーを発行すると
いう活動をしていました。
農業経営をしている社長さん達が
すごく生き生きして社会に
直接的に貢献しているかっこいい
仕事だなと思って、憧れが芽生えたんです。

今夜の選曲… COMB MY HAIR / KINGS OF CONVENIENCE

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2021年07月15日

【Podcasting 第743回】坂倉杏介さん

今回のポッドキャスティングは、
7月12日~7月15日放送分、
東京都市大学准教授・坂倉杏介さんです。

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2021年07月15日

自分にとってのウェルビーイングを、というお話です。

東京都市大学・准教授、坂倉杏介さんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

小黒:このコロナ禍で研究の軸
となるコミュニケーションを取る
機会が減ったかと思いますが、
先生のゼミの生徒の様子は
どんなものですか?

坂倉さん:去年の3月ごろになると
4月からの学校が始まらないと
分かってきて、非常にこの状態で
私たち大人が思うよりもはるかに
大学生は心理的なダメージを
受けていました。
そんな中でもゼミの学生が
大学は始まらないんだけれど
ゼミだけは始めましょうと
言ってくれて。
みんながやりたいというんだったら
自主的に始めよう…となって
いきました。ただ、最初は外で
距離を保って対面で…と考えて
いましたが、やろうと思っていた
ことがドンドン出来なくなって
いくにつれて元気が
吸い取れられるというか。
学生は自己決定する機会が
あまりないんです。
ウェルビーイングの大きな要因って
自己決定することが大事で、
それが奪われると生気を
失っていってしまう。
そんな中でも、去年の
ゼミ生の様子を見ていて分かったのが
自分でできることを探して、
どうやったらできるのかを考えて
アクションを起こす…
そういった空気になるだけで
本当に気持ちが変わるんです。
今この状況の中でできる選択肢って
なんだろうと考えることで
充実感が戻ってくる…ということを
考えていました。

――坂倉先生は、共著で中央経済社から
コミュニティマネジメント 
つながりを生み出す場、プロセス、組織

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そして先月、学芸出版社から
『場づくりからはじめる地域づくり』が
出版されています。
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2021年07月14日

人と地域をつなぐ事業とウェルビーイングの数値化というお話。

東京都市大学・准教授、坂倉杏介さんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

吉村さん:山形県置賜地方で
「人と地域をつなぐ事業」を
行っています。
街で活躍する人同士を繋げていく
というテーマで始まった事業です。
結果的に集まった人は20代、30代
40代…男性よりも女性の方が
多かったです。
普通、まちづくりの研修やリーダー
養成というのは目的を決めて
活動する人を育てるものが
多いんですが「人と地域をつなぐ事業」
は、本当にこの地域でどうやって
生きていきたいんですか?と
話すところから始まりました。
実はその地域には街づくりに
関心があって積極的に活動したい
という人ばかりじゃなくて、
実はお嫁に来て子育てしながら
地域に住んでいるんだけど、
東京にいた時に比べて
友達も少ないし、自分の役割が
お母さんとかお嫁さんと
閉じてしまってそれだけで
よかったのかと感じている……
そんな人が潜在的に多いんです。
そういう人たちが、
少し家の外に出て地域の色々な
立場の人と話をしていく中で
何故自分がここに住んでいくのか…
そして、これからこの地域で
どんなふうに生きていくのかを
考えて一歩を踏み出していく。
そういう街づくりがあっても
いいよねということで
やっています。

小黒:日本全国に拠点ができた
ことでウェルビーイング度が
上がったのかどうか…そういう
ものは数値的に残していたり
するんですか?

坂倉さん:ウェルビーイングを
測るのはその人がどういう風に
実感しているのかというのを
聞いていくのが一般的です。
徳島県の神山町では町役場が
町営の集合住宅を作っています。
その調査のプロジェクトで
わかったのはその地区全体の
街の人と、集合住宅の
プロジェクトに関わっている
街の人、そこに引っ越して来た
人にアンケートをして
その結果から分かったのは、
地域の未来のために、自分の
仕事や活動がつながっているか
どうか。それがつながっている
と感じている人の方が
ウェルビーイングの度合いが
高かったんです。
街の中で単にお客さんとして
誰かが作ってくれている街で
楽しく暮らすよりかは、
自分の地域が将来も豊かに
なっていくために自分が何か
活動できているという方が
ウェルビーイングは高くなる
という面白い結果が出ました。

今日の選曲… IN A SENTIMENTAL MOOD / SAM GENDEL

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2021年07月13日

コミュニティ事業「芝の家」と「おやまちプロジェクト」について伺います。

東京都市大学・准教授、坂倉杏介さんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

小黒:ウェルビーイングの実戦の場
としてさまざまな地域づくり、
コミュニティ事業を手掛けています。

坂倉さん:港区の芝でコミュニティを
作る事業を慶應大学と港区と
行っていました。出発点として
芝の家」というものを作ったんです。
街の中に子供からお年寄りまで
色々な人が出入りしてお喋りしたり
お茶を飲んだりする…
そこから色々な活動が生まれてくる
ような地域の居場所のような場所を
13年くらい前に作りました。
街づくりって、街を盛り上げる
…活性化するとか、産業振興とか
街全体が外から見た時に活性化
しているかというのがこれまでの
ものでした。
最近ではその街で暮らしている人が
幸せに暮らしているか、自分らしく
生き生きと暮らせているか…というのが
結構大事なことなんです。
色々な人が街づくりに参加しない人も
含めて集まって世代を超えて
一緒にいられる状態を作る。
そこから一人一人が自分らしい
活動を始めていく取り組みなんです。
芝の家に来る人の多くは、たまたま
家の前を通りかかって縁側の前で
おしゃべりをしてこんなところが
あるんだったら…と入っていく人が
多いんです。

小黒:東京都市大学の地元・世田谷区
尾山台で、実施中のウェルビーイングな
地域を実現する
リビングラボ・プロジェクトについても
ご説明いただけますか?

坂倉さん:7年前に東京都市大学に
私が移ってから、地元の商店街の
理事と知り合う機会があって
おやまちプロジェクト」という
プロジェクトを始めました。
尾山台って、住宅地で色々な人が
住んでいて小学校もあって大学も
あって商店街もある…だけれども、
立場が違う人、世代が違う人と
出会うチャンスって中々
なかったんです。
学生が商店街で色々な人が
おしゃべりできるようなプロジェクトを
ずっとやってきました。
そこで色々な人が出会うと
これまでなかった活動が始まって、
最初は個人的なやりたいことを
始めていき、それが段々地元の
病院の訪問医療だったり、小学校とか
中学校で一緒に事業を作ろうと…
個人だけじゃなく色々な
組織や企業、団体が加わるように
なってきました。
リビングラボ・プロジェクト
というのは、商店街に面した
理事の方のお店の一階をカフェのように
色々な人が来れるようにして、
その一角に大学の研究室を
作ろうとしています。

今夜の選曲…O OVO / SAM GENDEL

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2021年07月12日

坂倉さんが考える「ウェルビーイングの概念」とは?

東京都市大学・准教授、坂倉杏介さんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

ーー坂倉先生は1972年東京生まれ。
慶應義塾大学文学部を卒業後に
凸版印刷勤務。
慶應義塾大学グローバルセキュリティ
研究所特任講師を経て、2015年より
東京都市大学都市生活学部の准教授として
コミュニティマネジメントや
ウェルビーイング論を専門とし、
地域や組織のコミュニティ形成の手法を
実践的に研究されていらっしゃいます。
ウェルビーイングとは体も心も
健康であるという状態を表す言葉ですが、
健康とはまた違う概念です。

坂倉さん:健康というのが身体的に
病気がない、良好な状態であると、
体の状態を表すのに比べて、
ウェルビーイングはもう少し人間の
全体的な心の状態も含めて
いい状態はどういうものなのかを
研究した概念になっています。

ウェルビーイングなサービスだったり、
そうした状態だったりを考えるのに
「I=自分ごと」
「We=他者や社会との関わり」  
「Universe=世界とのつながり」
という3つの領域にまたがると
考えていて、自分から同心円上に
広がる色々な領域とのつながりが
自分のウェルビーイングを作っていく…
そういう研究をやってきました。

小黒:このコロナ禍でウェルビーイングは
下がったんですか?

坂倉さん:そうですね。社会全体は
下がっているんじゃないかなと
思っています。
ウェルビーイングを構成する要因の
中で他者との関係性…エンパシーとか
思いやりとかがすごく大きい要素です。
このコロナ禍になって人と直接会う
のが難しくなって目の前の人の
苦しみや喜びを自分のことのように
感じることがすごく
減っているんですよね。
そういうことがごっそり抜けてしまって
生きづらさを感じている人が
多いんじゃないかなと思います。

今夜の選曲…AFRO BLUE / SAM GENDEL

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2021年07月08日

【Podcasting 第742回】吉村喜彦さん

今回のポッドキャスティングは、
7月5日~7月8日放送分、
作家・吉村喜彦さんです。

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2021年07月08日

吉村さんの今後の展望とは?

作家の吉村喜彦さんをお迎えしています。
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ーー学生時代から作家への想いが?

吉村さん:まさか自分が作家で
生きていくなんて全く思っていなかったんで。
大学時代に考えていたのは地方紙新聞記者、
あるいは大学院でマスコミとか
コミュニケーション論、精神分析の
研究をやりたいと思っていたんです。
ただ、なんかの拍子にサントリーを
受けたら通って、宣伝いきたいって
言ったら通ったんですよ。
宣伝だったらコピー短いから
記事書くよりずっと楽やん!って
楽な方に流れていったんです(笑)

小黒:今思うとストレートに
作家を目指していたら
どうなっていたんだろうとか、
そういうこと思わない?

吉村さん:消去法、消去法で
言ったらサントリーやめて
独立した時も何かクリエイティブを
したいというのはあったんですけど。
自分が作家一本でいくのは
怖いじゃないですか。
特に小説は一番怖いと思っていました。
ノンフィクション作家とかを
色々やっていくうちに、消去法で今、
小説を書くしかないとなってますけど、
最初は音楽制作やイベントをやりたいと
思っていたわけですよね。
それがどんどん自然に消去されて、
今はこれしか残っていない形ですかね。

ーー吉村さんは雑誌月間『地域人』で
全国の漁師を取材する港町ブルースを連載されています。

吉村さん:この港町ブルースというのが
僕の第二弾で、2000年から取材を
始めていた「漁師になろうよ」という本が始めです。
僕がフリーになってからの話ですが、
サントリー時代は保健があるし、
定期的な収入もあって会社に守られている。
でも、フリーになって守ってくれるものもない。
女房と2人で夫婦船でやるしかない時に、
ものすごい不安なんですが、
仕事は獲得してこないといけない。
そうした時に、漁師ってそういうところで
頑張ってる…そこに何か惹きつけられる
ものがあったんです。
そのきっかけになったのも
沖縄の珊瑚礁の海で獲ってる人の話から始まったんです。

ーー今後、吉村さんが描きたいテーマとは?

吉村さん:やっぱり僕は、漁師に興味があるし
水に関する話は一つあると思います。
清澄白河や深川あたりの”江戸”みたいなものは
大阪人としてすごく興味があります。
あとは炭酸ボーイの登場人物たちの仕事…
地域おこしの話など…そんな観点が
星雲のように渦巻いていますね。

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2021年07月07日

清澄白河と大阪…水の街、同じ匂いというお話伺います。

作家の吉村喜彦さんをお迎えしています。
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小黒:宮古島…というか、沖縄を
舞台にして小説を書いたのは
初めてですか?

吉村さん:そうですね。
以前に漁師の方のノンフィクションや
食べ物だったりお酒の本は
書かせていただいたんですが、
小説を書くには水面下の氷
みたいなものが多くないと、
水面から出る氷の部分も
大きくならないんですよね。
そういうのでやっと沖縄を舞台に
書くことができました。
あと、沖縄との自分のスタンスが
とれたきたのかなと思います。

小黒:最近バーって少なくなったけど
吉村さんが行くのはどのあたり?

吉村さん:森下だと、昼間から空いている
地元の人たちが集まるカラオケ喫茶
みたいなのが好きですね。
僕は大阪生まれなんですが、
大阪って水の街なんです。
で、深川に行ったときに
同じ水の匂いを感じたんです。
その水の匂いに関する親和感
みたいなものがすごくありました。
考えてみれば、大阪の
深川八郎右衛門という人が
移り住んで開いた街なんですよね。

今夜の選曲… MYAH-MAN / BLACK WAX

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2021年07月06日

新刊「炭酸ボーイ」とそこに込めた若者へのメッセージとは?

作家の吉村喜彦さんをお迎えしています。
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ーー沖縄の宮古島で、
突如湧き出した天然炭酸水を
巡る騒動を描いた書下ろしの
小説「炭酸ボーイ」について
伺いました。

小黒:この本は、どんな世代の
人に読ませたかった?

吉村さん:同世代の人が
やっぱりわかってくれるかな…
と。それと、若い人。
今、コロナで鬱屈している
そういう気持ちを
吹き飛ばしたい。
特に若い子は、言いたいけど
言えないみたいなことが
多いので、炭酸ボーイを
読んで言ってもいいんだぜ
って思って欲しいですね。

ーー吉村さんの代表作は
サントリーモルツのCM。
萩原健一さんと和久井映見さんが
出演されていました。
また、井上陽水さんが
出演したサントリー角瓶
などがあります。

小黒:そんな一時代を築いた
吉村さんから見た、今の
日本のCMってどう思って
います?

吉村さん:レベル低すぎますよね。
文化度が本当に感じられない。
もっと、知性をあげてもらわないと。

小黒:小さい頃からこれ
(画面を指でスクロールする仕草)
じゃ、知性上がらないよ。
考えないんだもん。

吉村さん:物理的に豊かに
なりすぎて、僕が「炭酸ボーイ」で
書いた宮古島の話っていうのも
そういうところに共通すると
思いますね。

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2021年07月05日

新刊「炭酸ボーイ」の舞台・宮古島のお話と炭酸のお話、伺います

作家の吉村喜彦さんをお迎えしています。
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ーー吉村さんの新刊「炭酸ボーイ」が
角川文庫から発売されました。
沖縄の宮古島で、突如湧き出した
天然炭酸水を巡る騒動を描いた
書下ろしの小説になっています。

小黒:君は本当に南の海とか、
音楽はレゲエが好きで…
貴方の好きな場所が
この作品の舞台になっているよね。

吉村さん:最初から宮古島には
すごく親近感がありました。
その前…沖縄に30年以上
通い続けていたんですが宮古島に
行った時ぺったんこで風がすごく
吹いていて、光が強くて…
そういう所が宮古島に強く
惹かれた理由かなと思っています。
宮古島って一番原初的なものが
残っているんです。
例えば、発音でもパ行…Pの音が
残っていたりする。
ありがとう、という言葉は宮古島では
”タンディカタンディ”と言います。
沖縄本島では”にふぇーでーびる”
というから、単語自体が全く違います。

小黒:あと、この「炭酸ボーイ」という
タイトルだけど炭酸がこんなに流行ると
思わなかったね。
今は炭酸水とか飲んでるんでしょ?

吉村さん:実は谷崎潤一郎も執筆中に
ウィルキンソン炭酸をずっと飲んでいた
らしいんですよ。
他にも芥川龍之介も好きだったらしくて
炭酸水というのがハイカラだと思って
いたらしいですよ。
しかもインテリジェンスの高い人は
甘いものよりああしたものの方が
かっこいいと思っていたらしいですね。

今夜の選曲… BEAUTY & THE BEAST / BLACK WAX

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2021年07月01日

【Podcasting 第741回】佐藤真衣さん

今回のポッドキャスティングは、
6月28日~7月1日放送分、
株式会社シェアウイング代表取締役社長の佐藤真衣さんです。

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ポッドキャスティング

2021年07月01日

「オンライン宿坊」や「お寺キャンプ」のお話、伺います。

株式会社シェアウイング・代表取締役社長 佐藤真衣さんをお迎えしています。
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※リモートでのご出演です。

ーーさらに今の時代に即した
世界初!家にいながらお寺の修行が
体験できるオンライン宿坊という
プログラムも!

佐藤さん:これも、コロナの窮地で
心や体のバランスを崩している皆さんが
いるということをお坊さんたちと
話し合ってオンラインで宿坊に泊まる
ようなプログラムをやると決めました。
朝早く起きて朝の修行をオンラインで
やる…というふうに、朝のプログラムを
35日間続けて、朝早く続けてみたら
運命変わるんじゃないか?という
くらいの勢いで始めてみました。

ーーそして日本初!お寺常設キャンプ場が
那智勝浦の大泰寺にオープン!
常設キャンプ場、RVパーク、
テントサウナがあります。

小黒:今後のお寺ステイの展開や
夢などあったら教えてください。

佐藤さん:前まではもっと数を増やして
というイメージでやっていましたが、
今はお手伝いさせていただいている
場所を大切にして地域に入りながら
丁寧に事例を作っていきたいです。
そして、もっと世界に向けて…
単なる宿泊ではなく、体験してもらう
ものを増やしていくのが野望です。

今夜の選曲…MAGIC POP LOLLIPOP FEATRING MEOW MEOWS 6 / INSTANT CYTRON

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