2012年05月31日

ギャラリーツアーでより近く、より深く!

デザイン・ジャーナリストの川上典李子さんも関わっていらっしゃる、東京ミッドタウン「21_21 DESIGN SIGHT」で、8月26日まで開催、東北の“食”と“住”に焦点を当てた展覧会「テマヒマ展〈東北の食と住〉」。まさに手間ひまをかけた東北のモノがたくさんつまっています!入り口には、東北の食べ物や道具も展示販売されていますよ。

展覧会企画チームによるギャラリーツアーもあり、6月は2日、16日、23日(土曜日)を予定しています。展覧会のテーマをより深く理解し、より身近に感じられるはず。展覧会に行くなら、ぜひ土曜日を狙って行ってみてはいかがでしょう?

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今夜の選曲: HAPPINESS IS A WARM GUN / BEATLES

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2012年05月30日

取材から見える、東北の奥深さ

東北の“食”と“住”に焦点を当てた展覧会、東京ミッドタウン「21_21 DESIGN SIGHT」で開催中の「テマヒマ展〈東北の食と住〉」。展覧会に関わるデザイン・ジャーナリストの川上典李子さんが最初にリサーチに訪れた東北は青森。11月からリサーチを始めたそうで、雪深くなる前に青森から入って、秋田へ行ったそうです。
取材先は、去年の展覧会でお世話になった方々にまたまたお世話になったり、事前調査でアポイントをとって行ったり、現地に入って初めて知ったり出会ったり…。「テマヒマ展」では55に絞ったそうですが、実際は80以上は訪ねたそうです。

丁寧な取材だからこそ、展覧会でも見えてくる東北の奥深さ。川上さん曰く「雪深い東北。だからモノ作りかとてもいい形で受け継がれてきたんだなと実感しました。」 kawakamin_wed.JPG


今夜の選曲: MARTHA MY DEAR / BEATLES

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2012年05月29日

東北で出会った手間ひまのかかったモノたち

東京ミッドタウン「21_21 DESIGN SIGHT」で開催中「テマヒマ展〈東北の食と住〉」について、デザイン・ジャーナリストの川上典李子さんに伺っています。

会場には、東北で出会った手間ひまのかかったモノがたくさん展示されています。
たとえば、青森県黒石市で出会った、天然生ゴム素材の手作り長靴「ボッコ靴」。もともと、りんごの剪定に携わる人々やマタギが雪山で足を冷やさないようにつくられた靴で、商店街の若旦那が復活させたそうです。天然ゴムを切って作っているので受注精算。小黒編集長曰く「イタリア人もビックリの贅沢長靴!」。

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今夜の選曲: BLACKBIRD / BEATLES

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2012年05月28日

「テマヒマ展〈東北の食と住〉」

今週のゲストは、デザイン・ジャーナリストで東京ミッドタウン「21_21 DESIGN SIGHT」アソシエイトディレクターの川上典李子さんです。

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「21_21 DESIGN SIGHT」で開催中、東北の“食”と“住”に焦点を当てた展覧会「テマヒマ展〈東北の食と住〉」は、去年7月開催の特別企画「東北の底力、心と光。 『衣』、三宅一生。」に続くもの。21_21 DESIGN SIGHTのディレクター、佐藤卓さんと深澤直人さんの視点から、東北の「食と住」に焦点を当てた展覧会。展覧会の企画チームを作って、東北6県を去年11月から2月に訪ねて丁寧にリサーチしたそうです。

入り口には大きなパネル展示「東北の根と樹」があります。根は大根、樹は杉。東北に浸透している2つで、どういう風に使われているか、信仰の対象となっているかを表したそう。東北で大根?と以外に思うかも知れませんが、東北は在来作物が豊富で、その象徴的な作物が大根なんだそうです。種類もとても多いんですって。


今夜の選曲: GLASS ONION / BEATLES

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2012年05月25日

5月28日から6月1日のゲストは

デザイン・ジャーナリストの川上典李子(かわかみ・のりこ)さんです。

東京ミッドタウン「21_21 DESIGN SIGHT」で開催中、東北の“食”と“住”に焦点を当てた展覧会「テマヒマ展〈東北の食と住〉」について、たっぷりとうかがいます。
    
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■プロフィール■
大学で社会科学、ジャーナリズムを専攻され86年卒業と同時に、株式会社アクシスに入社。デザイン誌『AXIS』の編集に携わり、1994年に独立。デザインジャーナリストとして、デザイン専門誌のほか一般誌にも多数、執筆。また、イタリアのドムス・アカデミー・リサーチセンターのデザインプロジェクトに、エディトリアル・ディレクターとして参加するなど、国内外で活躍されています。

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2012年05月25日

【Podcasting 第322回】 伊東ひとみさん

今回のポッドキャスティングは、5月21日から5月25日放送分、
文筆家、編集者の伊東ひとみさんです。


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2012年05月25日

浮世絵、人々の表情

今週のゲストは、文筆家、編集者の伊東ひとみさん。浮世絵についていろいろお伺いした一週間でした。
浮世絵は、絵師によって随分と表情が違うそうで、男性・女性同じ顔を書く人も。また、美人画の方が儲かるので美人画を描いている人もいたそうです。

そんな伊東さんは、「 “江戸の暗号”をさぐる 100倍拡大!浮世絵DVDブック 1 日本橋 広重」の構成と文章を担当されています。2は「冨嶽 北斎」ですでに発売、3は「美人歌麿」で6月11日に発売になり、完結となります。

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今夜の選曲: LUCY IN THE SKY WITH DIAMONDS / BEATLES

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2012年05月24日

浮世絵に見る江戸の食事情

「 “江戸の暗号”をさぐる 100倍拡大!浮世絵DVDブック 1 日本橋 広重」の構成と文章を担当された、伊東ひとみさん

浮世絵は、浮世絵師が偉いんじゃなくて、版元が一番力があるんだそうです。版元とは、今でいうところの出版社。版元が企画→絵師が絵を描く→彫師が彫る→絵師が色を指定→刷師が刷る→出版!多くの人の手によって作られているんですね。ちなみにお値段は1枚お蕎麦一杯分、だいたい500円くらいだそうです。 hitohitomi_thu.JPG

浮世絵には食も記されています。江戸で最も成功した料亭のひとつ「八百善(やおぜん)」も。
八百善といえば、江戸末期の書物「寛天見聞記」に書かれた「一両二分の茶漬け」が有名です。10万円のお茶漬け??ある時、美食に飽きた通人が数名、八百善を訪れ「極上の茶漬け」を注文しました。しかし、なかなか注文の品は出てきません。半日ほど経ってやっとお茶漬けが出て来ましが、なぜそんんなに時間がかかったのか店の主人に聞いたところ「香の物は春には珍しい瓜と茄子を切り混ぜにしたもので、茶は玉露、米は越後の一粒選り、玉露に合わせる水はこの辺りのものはよくないので、早飛脚を仕立てて 玉川上水の取水口まで水を汲みに行かせました」と。それを聞いた通人たちは、「さすが八百善」と納得して帰ったといいます。
「江戸の人は人生を楽しんでいる」と伊東さん。お金持ちの方はもちろん、庶民も蕎麦や寿司、天ぷらを食べ、お花見をするなど四季を楽しんで、風流な暮らしだったそうです。


今夜の選曲: AND YOUR BIRD CAN SING / BEATLES

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2012年05月23日

浮世絵に描かれたロハスな江戸の暮らし

文筆家、編集者の伊東ひとみさん「 “江戸の暗号”をさぐる 100倍拡大!浮世絵DVDブック 1 日本橋 広重」の構成と文章を担当されています。これはボストン美術館に所蔵されているスポルディングコレクションの浮世絵を、最新デジタル撮影をしてDVD化したものです。もともとNHKがボストン美術館とともにデジタル化というプロジェクトを進めていて、その素材を活かして今までとは違った浮世絵の楽しみ方は無いのか?…というところから企画が持ち上がったそうです。

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細かな描写の浮世絵。拡大することで江戸時代の暮らしがロハスなのがよく分かります。
例えば、歌川広重「東海道五十三次」の「日本橋 朝の景」。参勤交代の大名行列が朝早く江戸を出発する様子が描かれています。一方で、魚を天秤棒で担いだ一団が、向こう岸にあった魚河岸から仕入れを終え、行商に出かける様子も描かれています。行商とは、魚屋さんが家に来てくれることで、今で言うコンビニ!よく見ると桶の上にはまな板もあります、さばいてくれるのでしょうか。
浮世絵は現代でいうと写真。浮世絵を見ていると、江戸の暮らしがよくわかるんですね。


今夜の選曲: YOU WON'T SEE ME / BEATLES

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2012年05月22日

浮世絵に潜む洒落と暗号

ゲストは「 “江戸の暗号”をさぐる 100倍拡大!浮世絵DVDブック 1 日本橋 広重」の構成と文章を担当された、文筆家、編集者の伊東ひとみさん
浮世絵の大きさってご存知ですか?以外と小さくって、大判でも週刊誌を広げたくらいなんだそうです。その中に、詳細に絵があるわけで、ということは細かく彫っているということ!彫りの技術もスゴいんですね。

遊び心がいっぱいの浮世絵。浮世絵はそもそも江戸の風俗画で、いろんなものがあります。すごろくもあるし、美人画。中でも「 判じ絵(はんじえ)」は江戸の庶民に愛された遊びで、なぞなぞの一種。例えば、駒の絵に点々と目が…これは「ごまめ」のこと。肘から木が出ているのは、「ひじき」!

「浮世絵を見ていると、江戸の人の心の風通しの良さを感じる」と伊東さん。「洒落があって、表立って言えないことを、分かる人には分かるようにスルッと書いて楽しんで遊んでいる!」 itohitomi_tue.JPG

今夜の選曲:TAXMAN / BEATLES

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2012年05月21日

ボストン美術館スポルディング・コレクションとは?

文筆家、編集者の伊東ひとみさんが構成と文章を担当されている「 “江戸の暗号”をさぐる 100倍拡大!浮世絵DVDブック 1 日本橋 広重」
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今までのイメージとは違う浮世絵を見せたいそうです。実は、週刊誌を広げたくらいの大きさの浮世絵を100倍拡大してみたら、そんなものが見えてくるのか…企画したそうです。

収められている浮世絵は、ボズトン美術館所蔵のスポルディング・コレクション。ボストン美術館は浮世絵の正倉院と言われるほど、日本美術のコレクションで有名です。その中でもスポルディングコレクションは門外不出で、ボストン美術館に行っても見ることが出来ないんだそうです。約100年前の実業家:スポルディングさんが、照明や日光には当てず、一般公開もしないということで寄贈されたコレクションで、その数約6500点!

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2012年05月18日

5月21日から25日のゲストは

文筆家、編集者の伊東ひとみさんです。 
浮世絵DVDブック、浮世絵に見る洒落や暗号など、浮世絵の魅力をたっぷり伺います。


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■プロフィール■
静岡県出身。奈良女子大学理学部卒業後、京都大学木材研究所を経て、奈良新聞社に勤務され、文化面を担当。その後、扶桑社に勤務し、雑誌や単行本の編集を手がけ、現在は、文筆家として、日本文化をテーマに編集・執筆活動をされていらっしゃいます。著書に『恋する万葉植物』、『漢字の気持ち』など。
また、講談社から発売されている「“江戸の暗号”をさぐる100倍拡大!浮世絵DVDブック1 日本橋 広重」の構成と文を担当されています。

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2012年05月18日

【Podcasting 第321回】 涌井史郎さん

今回のポッドキャスティングは、5月14日から5月18日放送分、
東京都市大学環境情報学部教授で造園家の涌井史郎さんです。

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2012年05月18日

日本は環境革命の旗手

東京都市大学環境情報学部教授で造園家の涌井史郎さんをお迎えしての最終日は、今後の日本について伺いました。

「環境革命の旗手になりうる可能性がある!」と涌井さん。西洋は三角形のてっぺんに人間があるピラミッドですが、日本人は、常に自然は自分の回りにあると思っていて、自然を下に見ていません。いつまでも豊かさを追い求めるのではなく、豊かさを深める時代なのでは…と涌井さん。

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今夜の選曲: MICHELLE / BEATLES

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2012年05月17日

今週末のロハスデザイン大賞と新宿御苑

7回目となる『ロハスデザイン大賞 新宿御苑展』が5月18日(金)~20日(日)まで開催されます。
今年のテーマは「ソーシャル・デザイン」。さまざまな展示やステージイベント、ワークショップなど、ロハスなイベントがたっぷりの新緑の新宿御苑に、ぜひ遊びに来てください!

造園家で東京都市大学環境情報学部教授の涌井史郎さん曰く、新宿御苑は、内藤新宿という名前の通り元々は内藤家の下屋敷。ところが明治維新以降は日本の農業の始まりが起き、新宿御苑から日本の一大園芸輸出ブームが起こりました。

wakuii_thu.JPG 「新宿御苑は未来に向けて、ぐいっと伸びている場所なんです!」


今夜の選曲: NORWEGIAN WOOD / BEATLES

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2012年05月16日

復興は自然の特性をわきまえて

東京都市大学環境情報学部教授で造園家の涌井史郎さんが、自然と寄り添い都市を再生していくうえで唱えている「景観10年、風景100年、風土1000年」。
景観は目に見えるものだけでなく、たとえば風土をおじさん、風景をお父さんにすると、孫が景観。統一された文脈。我々は自然の特性をよく把握して、読み解いて、そこからそれにふさわしいデザインをどう作って行くのかが大事、とおっしゃっています。

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涌井さんは昨年、「東北・関東大震災復興計画の階梯に対する提案」を発表されました。これは、そんなに急ぐなというプランの提案です。
「地域の人は自然を良く分かっています。単に防潮堤を高くするということではなく、自分の土地の自然の特性をわきまえた復興計画を練らないとダメ。16兆ものお金をつぎ込んで、建造物ばかり立てていたのでは将来誰がメンテナンスをするのかなど、いろいろ問題があります。」


今夜の選曲: NOWHERE MAN / BEATLES

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2012年05月15日

いなしの知恵

今回の震災で自然の脅威に思い知らされたと同時に、自然とちゃんと向き合えと言われた気がします。自然と向き合う…東京都市大学環境情報学部教授で造園家の涌井史郎さんは「いなす=レジリエンス」とおっしゃいます。
たとえば、一本松で有名になった陸前高田の松原。アカマツとクロマツからなる松原でしたが、津波などによって松が倒れたときに、折れやすいアカマツの枝が引っかかって、引き並みのときにいろいろ引っ掛けてくれる役割りがあるんだそうです。

紙を押して行くともとに戻ります。でも、押し過ぎると戻りません。つまり日本人は、どこまで押せるかが分かっている。それを植物を使ってやってきた。それが<いなしの知恵>なんです。 wakuii_tue.JPG

今夜の選曲: ROCK AND ROLL MUSIC / BEATLES

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2012年05月14日

大事なのは減災と克災

今週のゲストは、東京都市大学環境情報学部教授で造園家の涌井史郎さん
東日本大震災を経験し「価値観」の指標が変わったとも言われている中、涌井さんに自然と都市や社会の在り方を私たちはどのように考えればいいのか、あらためて伺いました。

涌井さんは「防災」という言葉は嫌いなんだそうで、日本にいて防災が出来る分けない、と。だからこそ「減災(被害を低減させる)と克災(災害を克服すること)」が大切とおっしゃっています。

『日本の美しさはトゲと共存しています。それは火山であったり台風であったり。だとえば女性と付き合うとき、逆らわないのが大事ですが、逆らわないということは、いなし上手かどうか。いなしの知恵が日本の知恵なんです』

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今夜の選曲: MR.MOONLIGHT / BEATLES

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2012年05月11日

5月14日から18日のゲストは

東京都市大学環境情報学部教授で造園家の涌井史郎さんです。
減災と克災、イナシの知恵…などお伺いします。

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■プロフィール■
涌井さんは造園家として、人と自然の空間的共存を図る技術をベースに全日空万座ビーチホテル、東急宮古島リゾートなど数多くのランドスケープ計画やデザインを手がけ、2005年「愛・地球博」では、会場演出総合プロデューサーを担当。TBS「サンデーモーニング」のコメンテーターとしても活躍していらっしゃいます。
なお涌井さんは、2007年にご出演いただき2回目のご出演となります。

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2012年05月11日

【Podcasting 第320回】 池田弘さん

今回のポッドキャスティングは、5月7日から5月11日放送分、
株式会社アイ・エム・エー代表取締役池田弘さんです。 


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2012年05月11日

植物工場今後の展開

株式会社アイ・エム・エー代表取締役池田弘さんをお迎えした5日間、最終日は植物工場の今後の展開についてでした。

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いろいろな場所での植物工場の設置が考えられますが、将来は、池田さん個人の経験から老人ホームに設置して行きたいとのこと。種を植えたり、成長して行く過程を見て、生き甲斐が生まれてくるのではないか…。

また現在は、福島県の被災地で植物工場の設計に着手中とのこと。昨年、南相馬市の友人にキットを送ったところ、現在は市役所で育成をしていて、将来的には少し大きな工場を導入するそうです。「植物工場で作られた野菜は無農薬で放射能の影響を受けず、水で洗う必要もない安心・安全な野菜ですから、市場に出回ったら買っていただく事が大きな支援に!」

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今夜の選曲: DIZZY MISS LIZZY / BEATLES

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2012年05月10日

アジアで高まる植物工場事情

池田弘さんの会社、株式会社アイ・エム・エーの室内農業を教える機関植物LABOでは、全国でもここだけの、植物工場管理技術者厚生労働省認定校でもあります。今までに卒業生は100人以上、いろいろな業種の人がいらっしゃるとか。池田さん曰く「これからは、自分で食べるものは自分で作る時代になるのでは』」。

labo_thu.JPG こういった植物を室内で育てる植物工場。アジアではかなり注目されているようで、韓国や台湾は国をあげて植物工場をやろうという動きになっているそうです。


今夜の選曲: I NEED YOU / BEATLES

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2012年05月09日

植物LABOの植物講座

株式会社アイ・エム・エー代表取締役池田弘さん植物LABOで育てた野菜をスタジオに持ってきてくださいました!








根っこが長くて30センチ!これが水耕栽培の特徴。冷蔵庫で3週間は新鮮度を保てるそうです。



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植物LABOではいくつか講座もあるそうで、たとえば入門編の「キッチン菜園スクール」は水耕栽培の基礎を1時間3,000円で教えていて、3回で育てる技術が身に付くそうです。キットも販売していてミニ野菜が5株程出来るもので7,500円。
また、検定用の「クリーンベジタブル検定講座」もあって、こちらは36時間の勉強が必要とのことです。

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今夜の選曲: TELL ME WHAT YOU SEE / BEATLES

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2012年05月08日

植物LABOとは?

池田弘さんの会社株式会社アイ・エム・エーが、今、一番力を入れていらっしゃるのが、室内農業を教える植物LABO
きっかけは、大手人材派遣会社である株式会社パソナが、2005年2月に東京・大手町の本社地下2 階にオープンさせたビルの中の植物工場を見学したことなんだとか。建築家として新築の建物をこれ以上作る必要があるかを考えていた池田さんは、今ある建物をリノベーションすることを考えたときにパソナを見て、古い建物と野菜工場が見事にドッキングしているのを見て「これからはコレだ!」と思ったんだそうです。

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植物工場は水耕栽培で、レタス/ルッコラ/バジルといった葉モノの野菜を育てるのがメインで、土の変わりに栄養たっぷりの溶液、太陽の変わりにLEDを使って育てるそう。…と聞くと、栄養は大丈夫なの?と思いがちですが、実はむしろ栄養素の偏りが無く、バランスがいいんですって。しかも、溶液で栄養素を調整出来るので便利なんだそう。


今夜の選曲: I'M ONLY SLEEPING / BEATLES

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2012年05月07日

不便のススメ

今週のゲストは株式会社アイ・エム・エー代表取締役池田弘さんです。

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アイ・エム・エーの設計概念は「変わった形・愛らしさ」。そして池田さんの建築家としてのテーマが「健康住宅」なんだそうです。とはいえ、バリアフリーでは無いんです!
逆に、バリアフリーにしなければならない状況になった場合は仕方ありませんが、元気なうちからバリアフリーにしてしまったのでは、老後どんどん弱ってしまう…と池田さん。そこで提案しているのが「不便のススメ」。たとえばスイッチの位置を高めに設定することで背伸びをして筋肉の運動になります。
ちょっと面倒くさそうなのが懸念されているのか、今までに、池田さんに健康住宅を依頼したのはお一人のみ。しかも会社の元部下の方だったそうです!


今夜の選曲:TICKET TO RIDE / BEATLES

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2012年05月04日

5月7日から11日のゲストは

株式会社アイ・エム・エー代表取締役 池田弘さんです。 
植物LABO、水耕栽培の利点、植物工場今後の展開など、たっぷりと伺います。

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■プロフィール■
1952年、東京都八王子市生まれ。工学院大学建築学科卒業後、ゼネコン、設計事務所などを経て独立され、81年に㈱アイ・エム・エーを設立。一級建築士事務所として店舗をはじめ、工場・事務所・住宅などを手掛けるほか、室内農業を教える機関として植物LABOを主催されていらっしゃいます。

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2012年05月04日

【Podcasting 第319回】 陣内秀信さん

今回のポッドキャスティングは、4月30日から5月4日放送分、
法政大学工学部 建築学科教授、陣内秀信さんです。

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2012年05月04日

人はなぜ塔に魅かれるのか?

法政大学工学部 建築学科教授、陣内秀信さんを迎えての最終日は「人はなぜ塔に引かれるのか」というお話でした。

世界の誰もが魅かれる面と、日本人が固有に魅かれるものがある、と陣内さん。西洋はバベルの塔に代表されるように上に上に…、そして下は地獄…。
日本は山の文化で、高い人工物が無かったため、逆に高い建物に憧れたそうです。例えば、明治期から大正末期まで東京・浅草にあった12階建ての塔「凌雲閣(りょううんかく)」は当時の憧れの的だったそう。

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陣内さんが実行委員を努める今週末開催のイベント、東京ホタル。隅田川が天の川に!?ぜひお出かけ下さい!


今夜の選曲: A HARD DAY'S NIGHT / BEATLES

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2012年05月03日

東京下町、川下りのおススメコース

水辺の都市を研究・調査していらっしゃる、法政大学工学部 建築学科教授、陣内秀信さんに東京下町の川下りについて伺いました。

最近は日本橋のたもとに船着き場が出来たということで、そこから乗船するのがおススメだそう。日本橋から川を下って→亀島川は上に高速が走っていないので開放的→佃リバーシティが見えて→大川に出たときの感動!そして正面にスカイツリー!

hotaru_thu.JPG 「東京の水辺はパリのように美しければいいってもんじゃない。雑然としていてもいいんじゃないかな。その中に美学がある。」


陣内さんが実行委員を努める今週末開催のイベント東京ホタルは隅田川の魅力が満載!ぜひお出かけ下さい。


今夜の選曲: HONEY DON'T / BEATLES

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2012年05月02日

世界の水辺都市を研究して

法政大学工学部 建築学科教授陣内秀信さんが実行委員を努める今週末開催のイベント、東京ホタル

5月6日(日)12時30分からは、すみだリバーサイドホールで「東京の川をひらく」をテーマに陣内さん監修でシンポジウムがあります。ロンドンのテムズ川にフローティングビレッジを作ったロンドンの芸術大学の学長:クリス・ウェインライト氏も登壇しますよ! hotaru_wed.JPG


陣内さんはイタリアを中心にイスラム圏を含む地中海世界の都市研究や調査を行っていらっしゃいます。たとえば、イスタンブール、ジェノバ、アマルフィ、ロンドン、ブリストル、リバプール、ダブリン…。海にひらかれた都市の異文化が混じり合うところが好きなので、どんどん調べて行きたい、と陣内さん。東京も考えてみれば、川、海、沼、池、滝、湧水、用水など水の種類がたくさんあるそうです。

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今夜の選曲: I'M HAPPY JUST TO DANCE WITH YOU / BEATLES
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2012年05月01日

今週末開催のイベント「東京ホタル」

今週末、5月5日(土)6日(日)の2日間、隅田川テラスで、水辺を見直そうという東京ホタルが開催されます。今週のゲスト、法政大学工学部 建築学科教授陣内秀信さんは、その実行委員。

アート、パフォーマンス、マルシェ…さまざまなイベントが開催されますが、6日(日)の夜に行われる、10万個の太陽光蓄電LED「いのり星」を放流するアートインスタレーション。川に浮かぶ灯りとタワーが紡ぎだす光のシンフォニー。
陣内さん曰く、川はやはり夜景の素晴らしさ!LEDをホタルに見立てると、まさに今回のイベントはホタルの流れ、天の川…みなさんにも楽しんでいただきたいとのこと。

この放流イベントは当日一般参加も出来ますので、詳細は東京ホタルからどうぞ。
なお、「いのり星」販売収益の一部は、都内の河川環境保全などのために寄付されるそうです。

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今夜の選曲: TELL ME WHY / BEATLES

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