2016年12月30日

1月3日から1月6日は

生物学者の福岡伸一さんをお迎えします。

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2016年の総括と、2017年の計画。
おすすめの1冊など、たっぷりと伺います。

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2016年12月30日

【Podcasting 第513回 】竹中功さん

今回のポッドキャスティングは、12月26日から30日放送分、
著書『よい謝罪』を日経BP社より発売された、
株式会社モダンボーイズ COO 竹中功さん。

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2016年12月30日

東北で広めた、人を笑わせるワザ! 世の中に欠かせない、笑う人材。

株式会社モダンボーイズ COO 竹中功さんをお迎えしています。
吉本興業に勤務されていた、3年ほど前には、
”住みます専務”として東北6県を担当されていました。

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まずは仙台、そして会津若松へと移住されて行きました。
「まずは笑いを教えなアカんと思って、最初街の人をいじったら、
 恥ずかしがりよるけど慣れてくると、今度は僕をいじってくるんです。
 ツッコミって簡単で、”なんでやねん”、”ほんまかいな”、”そんなアホな”って
 3つ覚えれば有名人になれますから。
 でも、ボケってクリエイティブなんですよ。
 僕の1番好きなお笑いは、鳳啓介さんですよ、、面白かったですよね」

竹中さんが考える、人を笑わせるコツは、
“笑わせるのではなく、笑った事を伝える事”。
「失敗談って、人が聞くと面白いんですよ。
 東北で、人を笑かそうなんて思わんといて下さい!って
 言ってたんですけど、、、そら会社クビになりますよね?(笑)」
起業や開業するときに必要な ”笑い”を東北に届けていた、竹中さんは、
現在も、世の中を明るくする ”笑う人材育成” を目指しています。

今夜の選曲: HEART OF STONE / ROLLING STONES

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2016年12月29日

謝罪で最も大切な事は、危機管理!? 嘘が招く、大きなリスク。

株式会社モダンボーイズ COO 竹中功さんは、
企業にとって大切なコンプライアンスの相談なども受けており、
”謝罪で最も大事な事”を広めています。

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「実は当たり前なんですけど、”危機管理”です。
 事件が起こらない事が1番大切で、
 失敗しなければ、謝らなければいいんですよ。
 それから、”嘘”が大元の問題ですからね。」
竹中さんの著書『よい謝罪』(日経BP社)には、
謝罪文も掲載され、”謝罪”に関することが詰まっています。

「防災に関しては、社員全員で確認するのに、
 企業におけるリスクチェックって、出来てないですよね。
 起こってからどうする?だれに相談? ってなるんですよね。」

”謝罪のプロ”、竹中さんの考え方は、
家族関係にも応用する事ができます。
「まぁ、正直にいようって事ですよね(笑)
 傷つけたんですから、相手を!その傷を理解することですよ。
 怒り(いかり) を反対にして 理解(りかい)にする。」

今夜の選曲: BLUE AND LONESOME / ROLLING STONES

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2016年12月28日

家から歩いていける芸能界? 35年間勤めた吉本興業での、数々の仕事。

株式会社モダンボーイズ COO 竹中功さんは、
同志社大学法学部後、マネージャーとして吉本興業に入社。
7月に新しくできた、”宣伝広報室”に入ります。

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「宣伝課は、お金を使うところだから、
 当時、広報っていう部署がある会社は少なくって。
 “金かけんと、新聞にぎょうさん面積取ってこい!”
 ってだけ、当時の部長に言われて(笑) 」
お金をかけずに紙面を取り、広報する、
PR、プロモーションの仕事へと繋がって行きました。

「吉本も最初の頃は悪い記事がよく載ったと、
 でも、顔覚えてもらえて良かったとしよう、
 なんて負の物もプラスにしてましたね」

さらに竹中さんは、広報として働く中、
芸人養成学校『よしもとNSC』の開校も担当されることに。
「”月謝を貰って、芸人育てろ!以上!”と、新入社員半年目で言われて(笑)
 ”大丈夫、やったことある奴誰もおらんから〜”って。
 それで、 1年目の面接来てくれたんが、浜田君と松本君ですね。」

吉本興業には35年間勤務された竹中さんは、
月刊誌『マンスリーよしもと』の初代編集長も務められていました。
「編集も好きでしたけど、大阪に雑誌社なかったですし、
 力もないから東京に乗り込むのも無理やったし。
 で、家から通える芸能界、という事で、吉本入ったんですよ。」

今夜の選曲: HOO DOO BLUES / ROLLING STONES

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2016年12月27日

今一度考えたい、メディアリテラシーとグットコミュニケーション。

先日、日経BP社より著書『よい謝罪』を発売された、
株式会社モダンボーイズ COO 竹中功さんをお迎えしています。

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”笑いのプロ”である、竹中さんは
笑いの文化は、地域によって違うとおっしゃいます。
「関東は、人を笑うんです。どこかから探してきて、茶化す。
 一方、関西は、自分を笑うんですよ。
 だから誰よりも自分がボケたいし、 家族兄弟を明らかにして
 内輪を笑うんです。“自虐の美学”って僕は呼んでいます。」

今年は、謝罪のシーンをメディアで見る機会が多くありました。
「最近でいうと、ネットのまとめサイトがありましたね。
 本屋に行けば、何人ものプロの手を通っているものがありますから、
 ”本物を読むこと”でネットとの付き合いも上手になると思うんですけど。
 読む力、リテラシーの事を、もう1回みんな気付いたんじゃないですかね」

最近では、メディアの暴力的な報道もあります。
「書く人も、書かれる人も人間なんで、
 普段どんなコミュニケーションを取るかなんだと思うんですよね。
 追い詰めすぎもダメで、応援してもらう余裕を持たないと、
 潰れたら次探すっていうことじゃなくて、お詫びをきちんとして、
 またレギュラーやCMを頂けるというのが目標なんで。」

何か起こると、早急な謝罪だけを求める事が多いというこの頃。
もう少し余裕のある”グットコミュニケーション”を取ることで
お互いに良い方向に進めていけるのでは、とも。

今夜の選曲:LITTLE RED ROOSTER / ROLLING STONES

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2016年12月26日

今年一番良かった謝罪と、悪かった謝罪。新たな大衆を味方にする方法。

株式会社モダンボーイズ COO 竹中功さんは、
先日、著書『よい謝罪』を日経BP社より発売されました。

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「何らかで被害を受けた人がいて、 
 謝罪をせなアカン事態になってるんですから、
 その人へ心からのお詫びをするなら、
 本来は全部良い謝罪であるべきですよね。
 でも、だれに、いつ、謝るのかを間違ってしまうとか、
 お金を先に持って行ってしまうとかは、悪い謝罪ですね。
 気持ちを通じるのがゴールですね。」

竹中さんが考える、今年1番よかった謝罪は、三田寛子さん。
「記者離れた位置で、声を張っていらした。
 傘も高級じゃなくて、顔がきちんと見えるビニール傘。
 その傘を左手で持って、指輪もアピールしていましたし。
 さらに自分の言葉で話していらしたし、
 演出も含めて、良い見え方したな〜って思いますね」
一方、”嘘” をついてしまうのは “1番悪い謝罪” なのだとか。

世間が、匿名性を持つネット社会になってきた事で、
大衆の発言力、影響力が大きくなってしまいました。
その”新大衆”を受け止める事も、大切になってくるそう。

今夜の選曲 : RIDE ‘EM ON DOWN / ROLLING STONES

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2016年12月22日

12月26日から30日まで

著書『よい謝罪』を日経BP社より発売された、
株式会社モダンボーイズ COO 竹中功さんをお迎えします。

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良い謝罪とダメな謝罪。 基本は、危機管理!
というお話たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1959年大阪市生まれ、1981年に同志社大学法学部を卒業され、
吉本興業に入社。宣伝広報室を皮切りに、
なんばグランド花月や映画製作などに
プロデューサーとして関わり、2015年に退社。
現在は、株式会社モダンボーイズのCOOでいらっしゃいます。

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2016年12月22日

【Podcasting 第512回 】吉澤広寿さん

今回のポッドキャスティングは、12月19日から23日放送分、
株式会社ラッキーワイド代表取締役の
吉澤広寿さん。

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2016年12月22日

熟練の職人が集う街、埼玉県川口市でのモノづくり。

埼玉県川口に工房を構えている
株式会社ラッキーワイド代表取締役の吉澤広寿さん。

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一昔前から、埼玉県川口というと、モノづくりの職人の街。
現在では、住宅も増え、アジアなど外国の方々も増えています。
「工業製品が多いです。川口でしかできない仕事がたくさんあります。
 特殊な機械、刃物など、いろいろあります。誰でもできる仕事じゃなくて、
 熟練の技があって、発展してきている方が多いです」
来年9月には、ここ川口でラッキーワイドの企画展が行われます。
ラッキーワイドでつくられた様々な作品が並ぶそう。

「結局ですね、モノづくりになりたい人が多いので、
 自分の夢とか、生活とか、上手くいかないとか、
 発展したいとか宿題を抱えるので、それを自主制作で、
 その宿題を解決する人が多いです。」
ラッキーワイドの社員たちは、技術を上げることで
さらなる高度なモノづくりが可能になり、
次の仕事、さらには新たな社会へと繋がりを生んでいくのだとか。

今夜の選曲: DANCA DAS CABECAS / DELIA FISCHER

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2016年12月21日

パリへの留学と、激務の末気付いた日常への感謝。

株式会社ラッキーワイド代表取締役の
吉澤広寿さんをお迎えしています。

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吉澤さんご自身は、芸術家として彫刻家を目指されていました。
お母様は、書家:吉澤秀香さん。祖父は、刀匠の二唐國俊さんです。
「そういった血を引いて、どこかで作りたいという思いがあって。」

吉澤さんは、フランス・パリにも留学され、
フランスの彫刻家、セザールに師事していました。
その後、帰国してからはアーティストではなく、
造形集団として活動されるようになります。

「最初は、生活ということもあったんですけど、
 たくさん仕事すると、製作費が貰えると思って。
 ところが、まだその頃は世の中の仕組みが分かっていなくて、
 どんどん製作する時間がなくなって。
 本当に寝る時間が無くなるくらい、お仕事いただきましたね」

ひどい時は1週間で5時間しか寝られないという
激務の生活が長く続く中、吉澤さんは くも膜下出血で倒れました。
ご自身が倒れた事をきっかけに、仕事のやり方、人生観が変わったそう。
「結局、感謝ですね。こうやって、くも膜下出血になって、
 本来ならこの世に命がなかったのに、こうして存在できている事に対して。
 ごくごく当たり前のことに、すごく感謝するようになりましたね」

今夜の選曲:PASSARINHO / DELIA FISCHER

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2016年12月20日

試行錯誤を重ね、イメージを現実に。コスト意識を芽生えさせるワザとは?

株式会社ラッキーワイド代表取締役の
吉澤広寿さんをお迎えしています。

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ラッキーワイドが手がけた仕事は、
多くの方の目に触れている作品ばかりです。
「デザインを見させていただいて、そこから試作、模型を作ります。
 最初は、イメージ的な要素が多いので、それを現実的に、
 皆さんが楽しめるために、大人や子供の視点から、
 見え方を反映していきます。」
平面のイメージから立体に起こす事で、
デザイナーの新たな意向が出てくるため、
試行錯誤を重ね、完成に近づけていくのだそう。

株式会社ラッキーワイドは吉澤さんを入れ、総勢35名。
工房は整理整頓され、材料のところには値段が貼られています。
「どう大事に使うか、というのを実感すると、
 コスト意識が芽生えて、能動的にコストを考えるようになります。
 性格は全員違いますけど、システムなので良くなっていきます。」
現在では、海外からも工房に訪問があるそう。

今夜の選曲:AUTO-RETRATO / DELIA FISCHER

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2016年12月19日

平面のイメージから立体に!訓練で培う意図を汲み取る力。

株式会社ラッキーワイド代表取締役
吉澤広寿さんをお迎えしています。

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株式会社ラッキーワイドは、テレビのセット、美術品や
デパートのディスプレイ、クリスマス装飾など、
多くの人の目に留まるような造形物を作られる会社です。
村上隆さんの作品にも携わっていらっしゃいます。

雑誌『孫の力』 (木楽舎)で連載され、
今年11月には企画展が開催された、”のら猫クロッチ”の造形作品も
ラッキーワイドが担当されていました。

「まず平面っていうのがあって、いかに、創意工夫して
 立体作品にするか、というのが仕事ですね。
 1枚の絵の中でも、そのデザイナーさんによって、
 主観・重要な部分が違いますので、その方の意向を
 なるべく汲み取って表現するようにしています。」

職人たちは、大学などで立体造形を学び、
日々経験によって、意向を汲み取る訓練をされるとか。
立体造形を作る時はまず、発泡スチロールで形を作ります。
この段階で、職人の腕が発揮されるのだそう。

今夜の選曲:O SONHO / DELIA FISCHER

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2016年12月16日

12月19日から23日は

株式会社ラッキーワイド代表取締役の
吉澤広寿さんをお迎えします。

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造形化集団、ラッキーワイドの仕事から、
職人の育成のお話まで、たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1955年青森県弘前市生まれ。
1974年に日本大学芸術学部に入学し、
その後研修生としてパリ美術大学に留学。
帰国後は、大学で学び続けながら、
1982年に埼玉県川口市にアトリエを構えて、
彫刻家として活動を本格スタートされ、
91年に、造形家集団、株式会社ラッキーワイドを
設立されていらっしゃいます。

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2016年12月16日

【Podcasting 第511回 】ハービー山口さん

今回のポッドキャスティングは、12月12日から16日放送分、
写真家のハービー山口さん

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2016年12月16日

写真の神様に愛されるために必要な事とは?

写真家のハービー山口さんが近年撮影で
使用するカメラの8割は、”ライカ”です。

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そんなハービー山口さんは、大阪芸術大学と
九州産業大学芸術学部で客員教授でもいらっしゃいます。
「学生たちの個性を見極め考えるのもありますが、
 僕なんかみたいに、たいした才能がなくても、
 長い事続けることで力になり、発表するに値するものが撮れから、
 自信をもって続けましょう、って言いますね。」

さらに、写真の神様を振り向かせてきた、
ハービー山口さんならではの教えも。
「あと、礼儀も大切かなと思って。
 教室に出入りする時には、一礼しましょうとか言いますね(笑)
 そういった、品行方正から、
 写真の神様が微笑んでくれるような気がしましてね。
 偶然にも、ダイアナ妃を撮った。
 アイルトン・セナも偶然僕の目の前でリタイアした。
 僕がチェコのプラハにいた、その日に革命が成功した。
 写真の神様が”これ撮りなさい”って言ってくれているような。」

今夜の選曲: IT’S A MIRACLE / CULTRE CLUB

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2016年12月15日

孤独と絶望の幼少期。乗り越えた先で手にした、希望とは。

写真家のハービー山口さんは、ゲストをお迎えし行うトークイベント
『Herbie’S Bar』を主宰されています。

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自宅から映像配信をする形でのスタートでしたが、
最近では、カフェや会議室にて、
40人ほど観客を入れるイベントになっています。
「ご飯を食べながら雑談して、みんなで仲良くなるんです。
 この前は、熊本の幣立神宮の春木宮司さんをお迎えしました」

ハービー山口さんは、生後2ヶ月で結核菌による”カリエス”を患いました。
「小学校の高学年までコルセットしていました。
 今でも、レントゲン撮るとかなり骨が曲がっていて、
 整体師に、”こんなに曲がっていたら普通の大人は歩けない”
 って言われたんですけど、2ヶ月でなったから体が慣れてるんでしょうね」

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さらに、”孤独と絶望の幼少期、そして少年期だった”という
ハービー山口さんは、20歳ころから写真、音楽を通じて、
生きる希望を見出していかれます。
「病気していたっていうハンディも、今は幸いしているし、
 大学卒業の時にどこの入社試験も受からなかったから、
 ロンドンに行けたし。ネガティヴがポジティブに変換していったかな。
 それに、病気をしていた目線だから、優しい人をリスペクトした
 写真が撮れるんだと思うんですよね。」

今夜の選曲:THE MEETING PLACE / XTC

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2016年12月14日

最新の写真集でまとめられた、東ヨーロッパの激動と静寂。

写真家のハービー山口さんは、本日12月14日に
写真集「And STILLNESS」が発売になりました。

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ハービー山口さんが撮影した東ヨーロッパのシリーズは
今まで出版されていなかったもので、今回は、
小型の写真集として40ページほどにまとめています。

「1985年に、BOØWYのレコーディングで
 カメラマンとして1ヶ月行っていて、その数年後に、
 民衆の手で壁が崩されているっていうNEWSを聞いたら
 居てもたってもいられなくて。」
ハービー山口さんはすぐに現地に飛び、2週間過ごされます。
その後、革命の現場で歌詞を書きたいという
吉川晃司さんから以来で、現地を案内。
さらには、1996年には福山雅治さんと共に、
チャウシェスク政権の負の遺産”HIV感染の子供たち”の施設に行き、
クリスマスプレゼントを配って回ったそう。

写真集「And STILLNESS」は、現地で出会った
民主、風景、街の様子をまとめた写真集です。
「人間は色んな活動や営みをするけど、
 大自然はゆっくりと我々を上から見てるんだな~っておもって。
 本当激動なんだけど、川はゆっくり動いている、
 だから、”and STILLNESS”っていうタイトルにしました」

写真集 出版記念展覧会は、来年1月21日(土)まで。
乃木坂 Books And Modern で開催されています。
詳細はこちら

今夜の選曲;BE MY WIFE / DAVID BOWIE

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2016年12月13日

ロンドンで、ボーイ・ジョージとルームシェア!?

写真家のハービー山口さんは、大学卒業後、ロンドンに渡ります。

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「同じ大学の写真部のメンバーが、
 ロンドンの語学学校行くっていうので、
 僕も行きたいって一緒に行きましたね。
 自分では判断力がなくって(笑)
 行ってみたら正解で、音楽大好きですし。」
ロンドンの生活では、デビュー前だった
ボーイ・ジョージとルームシェアをしていらっしゃいました。

2003年に発売された写真集
『LONDON Chasing The Dream』を見ると、
The Clash、Sex Pistols、U2、XTC
The Jimi Hendrix Experienceの元ドラマー:mitch mitchell、
デザイナー:Vivienne Westwoodなどの
大物たちのプライベートショットがたくさん掲載されています。

「当時、有名な写真家は大きな媒体のために取るから、
 お金もかけて、ミュージシャンも気合入れるんですけど、
 僕はお金もないし、小さな日本の媒体だから、
 構えてくれないんですよ(笑)スタジオも無いから、
 彼らの家とか家の前で撮ったりしていて、
 今になってみると、貴重な彼らの姿だったなぁって」

中には、結婚する半年以上前のダイアナ妃が写っているものも。
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「同じマンションに友人が住んでいて、
 “数人のパパラッチが、ここ1週間くらい彼女を撮っているから、
 あなたも撮っておけば?”有名になるわよ “って言われて。」
その友人から、ダイアナ妃が使う車、朝7時半ごろ出かける、
という情報も教えられ、直接声をかけ撮影に成功したのだとか!

今夜の選曲:LONDON CALLING / CLASH

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2016年12月12日

カメラとの出会い。大学時代に撮影した、デモでの奇跡の1枚とは?

写真家のハービー山口さん。
小黒さんとは同世代の写真家と編集者ではありますが、
今回が初対面でした!

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中学1年で吹奏楽部でフルートを始め、音楽家を目指すものの、挫折。
「これは才能ないな、と思って、写真部に入り直したのが中学2年ですね。」
カメラは、父親から譲ってもらったCANON、
ペトリ最初に使用し、高校に入る頃にはお金を貯めてニコンも購入。

大学時代は学生時代真っ盛り。デモは最高の被写体だったそう。
「1970年、我々が20歳の頃、沖縄返還とか、
 国際反戦とかでデモがあるたびに、同世代が何をやっているのか、
 被写体として彼らの勢いを撮ってましたね」
スタジオには、ハービー山口さんが当時撮影した
デモの様子の1枚をお持ちいただきました。
明治公園から赤坂見附に向かう道でのジグザグになった
デモが写っている1枚です。

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「歩道橋に乗っかって、数秒シャッターを開けて
 蛇みたいにクネクネしてるのを撮りました。
 そしたらその数秒の間に、隣で新聞社のカメラマンが
 フラッシュを切って撮ったんです。
 そのフラッシュの効果で、フラッシュが届く範囲のヘルメットが
 固定されて撮れているんです。偶然。」

今夜の選曲: MEDLEY (BLACK WOMAN / GYPSY QUEEN) / SANTANA

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2016年12月09日

12月12日から16日までは

写真家のハービー山口さんをお迎えします。

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ロンドンの10年。そして、最新の写真集
「And STILLNESS」のお話などたっぷりと伺います。

■プロフィール■
1950年東京生まれ。
東京経済大学卒業後の1973年にロンドンへわたり
写真家として活動をスタートされ、
帰国後もアーティストや、街、人々を撮り続け、
写真家のみならずエッセイの執筆、
ラジオのパーソナリティなど、
ジャンルを超えて幅広く活躍されていらっしゃいます。

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2016年12月09日

【Podcasting 第510回 】田名網敬一さん

今回のポッドキャスティングは、12月5日から9日放送分、
アーティスト、田名網敬一さん

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2016年12月09日

40年以上続ける、夢を視覚化して描くこと。いつまでも続く記憶の旅。

最新の作品集『Fragrance Of Kogiku (小菊の香り)』と
『Dream Fragment (夢のかけら)』を発表された
アーティストの田名網敬一さんをお迎えしています。

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田名網さんは40年以上、夢を描き続けています。
夢を描くために、起きてすぐに忘れる前に
残像をメモするようにしているそう。
「その残像を事務所で見て、思い出して、細く、文章と絵にするんですよ。
 途中でノイローゼ状態の不眠症になった時があって、
 医者に夢を描くのをすぐやめろって言われて、一回中断したんです。
 でもまた始めると、不眠症になるんですよね。」
今では見たい夢を念じてから寝ると、それに近いものは見れるのだとか。

今回の作品『Fragrance Of Kogiku (小菊の香り)』、
『Dream Fragment (夢のかけら)』も、
田名網さんが大切にしていることが詰まっています。
「僕は、一番大事にしているのは、”記憶”ですね。
 過去に経験したことから発想するものが、
 こう視覚化されることが多いんですよね。
 記憶を思い出そうとする、強い思いを持つと、蘇ってきます。」
旅はあまり好きでなく、興味が無く、
自身の中にある記憶を旅する方が好きだ、とも田名網さん。

田名網さんの個展は、青山GALLERY360°にて
明日12月10日まで開催しています。
DREAM FRAGMENT

今夜の選曲: SATELLITE OF LOVE / VELVET UNDERGROUND

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2016年12月08日

時を超え評価される短編アニメーションと、海外の若手アーティストの現在。

ポップアートのトップランナーとして国内外で活躍する、
アーティストの田名網敬一さんをお迎えしています。

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60年代、70年代には、
短編のアニメーション制作もされています。
きっかけは、『11PM』という深夜のテレビ番組。
「僕とか宇野亜喜良さんとか。
 1週間くらい前に、短編作ってって依頼があるんだけど、
 誰にも頼めなくて1人で500枚くらい書いて流してたんですよ。」
その当時の作品が、現在海外を中心に評価を受けています。

田名網さは最近、アジアの若手集団『:phunk』との
コラボレーション展もされています。
「アジアは面白くて、特にシンガポールと香港。
 英語圏なので、都市そのものがインターナショナルで、
 美術もそうで、国家的な規模で大きな美術館を作ったり。」

今夜の選曲: WHITE LIGHT / WHITE HEAT / VELVET UNDERGROUND

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2016年12月07日

サイケデリックを生み出した、幼少期の戦争体験。漫画家、手塚治虫先生との交流。

ポップアートのトップランナーとして国内外で活躍する、
アーティストの田名網敬一さんをお迎えしています。

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田名網さんの作品に登場する金魚や極彩色の世界は、
”サイケデリック”とも言われます。
このような作品が生まれたのは、
幼少期に体験した戦争が元になっているそう。

「戦争で、空襲があって防空壕に逃げたりしてたんですよ。
 で、うちのおじいちゃんが、金魚の養殖をしていたから
 巨大な金魚の水槽があったんです。それを見てるときに、
 照明弾が落ちてくると金魚の鱗に反射してピカピカするんです。
 そういった幼年期のイメージが蓄積されて、
 それがサイケデリックにつながったんじゃ無いかな。
 子供ながらに、ショックだったんじゃないかな…」

また、お洒落でコレクターだった叔父の影響も。
「絵はがきとかコレクションしていたものが
 僕の家の納戸に山積みされてて。そこが好きで、遊んでたんです。」
小学校の時は、漫画好きだった田名網さんは、
毎日ファンレターを書くほどの、手塚治先生フリークだったそう。
「後年、手塚さんとお会いする機会があって、その時に、
 ”実は毎日ファンレターを書いていました”って伝えたら、
 その後日、返事が遅れましたって、手塚さんから手紙が届きましたよ。」

今夜の選曲: SUNDAY MORNING / VELVET UNDERGROUND

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2016年12月06日

ポップアートの起源と、銀座で出会ったポップアート。

最新の作品集『Fragrance Of Kogiku (小菊の香り)』と
『Dream Fragment (夢のかけら)』を発表された
アーティストの田名網敬一さんをお迎えしています。

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NY在住の友人のアーティスト:篠原有司男さんを訪ねて、
60年代にNYへ頻繁に行かれていました。
「最初に行ったのは1968年なんですけど、その頃は
 もうアンディ・ウォーホルは皆知っている存在だったけど、
 それよりも漫画家のロバート・クラムとか、
 実験的な映像を作ってた ケネスアンガーとかの方が、NYでは有名でしたね。」

そもそも、ポップアートというのは、イギリス発祥の言葉。
画家:リチャード・ハミルトンのコラージュ作品の中に
”POP ART“の文字があり、このような作風のジャンルが
ポップアートと呼ばれるようになっていったそう。

田名網さんがポップアートと出会ったのは、
今はもう無い、銀座のイエナ書房の常連だった、
映画/ジャズ評論家の植草甚一さんがきっかけでした。
「以前から一方的に植草さんのことは知ってたんですけど、
 ある時本を抱えた植草さんが、階段から落ちてきて、
 一緒にいた篠原有司男と僕で、助けたんです。
そしたら、”君たち絵をやっているなら、面白いの教えてあげる”って、
 アメリカで流行ってるっていう、アートを見せてもらったんです。
 それがポップアートとの出会いなんだよね。」

今夜の選曲: COOL IT DOWN / VELVET UNDERGROUND

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2016年12月05日

最新の作品集、小菊の香り、夢のかけらについて。

最新の作品集『Fragrance Of Kogiku (小菊の香り)』と
『Dream Fragment (夢のかけら)』を発表された
アーティストの田名網敬一さん

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出版の記念に、青山・GALLERY360°にて個展を
12月10日まで、開催されています。
「久しぶりに今回、やることになったんです。
 1960年〜70年初めくらいにつくったコラージュを
 倉庫にいれてたまま忘れてて、大掃除で発見されて。
 全部で300点くらいあったので、倉庫から持って帰ってきて
 剥がれた所などを修正して、本の一部になっています」
DREAM FRAGMENT

作品集『Fragrance Of Kogiku (小菊の香り)』
というタイトルは、女優:花柳小菊さんの名前に由来しています。

「小説家:川口松太郎と、一緒にうちの近所に住んでて。
 僕は、その家の前でよく遊んでたんですよ。
 そしたら、小菊さんがお菓子とかくれるんですけど、
 芸者さんだから、本当に良い匂いがしていて(笑)
 子供ながらに、出て来なかな〜って。本当に綺麗だったんですよ」
今でも、その小菊さんの香りが忘れらない、と田名網さん。

今夜の選曲: THERE SHE GOES AGAIN / VELVET UNDERGROUND

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2016年12月02日

12月5日から9日までは

アーティスト、田名網敬一さんをお迎えします。

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最新の作品集『Fragrance Of Kogiku (小菊の香り)』と
『Dream Fragment (夢のかけら)』のお話を中心に、
近年の活動など、たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1936年東京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業後に博報堂に入社。
独立後、グラフィックデザイナーとして活動し、
1960年代にはポップアートの本場ニューヨークへ、
現在、ポップアートのトップランナーとして世界で活躍され、
また、京都造形芸術大学の教授でもいらっしゃいます。

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2016年12月02日

【Podcasting 第509回 】村治佳織さん

今回のポッドキャスティングは、11月28日から12月2日放送分、
ギタリストの村治佳織さん

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2016年12月02日

47都道府県での演奏達成!音楽だけに留まらない、今後の活動について。

新作アルバム、『ラプソディー・ジャパン』を発売された、
ギタリストの村治佳織さんをお迎えしてます。

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日本国内、すべての都道府県に訪れ、
その地で演奏をされています。
10年以上前に達成し、現在では2巡目、3巡目になるとか。

最近では、ギター演奏の他にも、
水泳、書道、料理など昔できなかったことをされていました。
「水泳は、まだたまにやってます。書道は、古代文字っていう
 象形文字みたいのを立って書いてます。
 ちゃんと教室いって、年に1回展覧会があるので出品しています。
 料理はやめちゃいましたね~」
さらに旅好きの村治さん。
今年は、マレーシアに初めていかれたそう。

「いつもだと、1年に1枚、新しいアルバムって感じで、
 発売されると次のプロジェクトなんですけど、
 今回は、ここに留まってジワジワ、良さ伝えていきたいです」
新作アルバム『ラプソディー・ジャパン』は現在発売中です。

今夜の選曲: ラプソディー・ジャパン ~ずいずいずっころばし / 村治佳織・村治奏一

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2016年12月01日

ギタリスト姉弟の留学先でのこと、画家の堀越千秋さんとの思い出。

新作アルバム、『ラプソディー・ジャパン』を発売された、
ギタリストの村治佳織さんをお迎えしてます。

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村治さんは、弟の奏一さんもギタリストですが、
留学先は村治さんはパリ、奏一さんはNYと異なっています。
「最初パリです。10歳から習ってた先生が
 パリに留学されてた方だったので、
 高校卒業したらパリかなって思ってたんです。」
一時期は、ギタリストといえばスペインでしたが、
ドイツやフランスでもギター奏者人口も増え、
現在は日本も、ギターのレベルが高い国なのだそう。

村治さんは、アランフエス協奏曲で有名な、
スペインの作曲家、ホアキン・ロドリーゴさんが
亡くなる前に、目の前で演奏するという経験もされています。

スペインを拠点に活動し、『翼の王国』の表紙を担当されていた、
画家の堀越千秋さんが先日亡くなりました。
もちろん村治さんも交流がありました。
「亡くなる、数日前にメールが来たんです。
 ”画集を作りたいから、コメントお願いします”って。
 喜んでってお返事したんですけどね。
 堀越さんが来るだけで、パーっと明るくなって 
 スペインの風を運んできてくれる感じがするし。」
現在、追悼プロジェクトとして、集大成の画集を出版する費用を、
クラウドファンディングで集めています。

堀越千秋集大成画集刊行・追悼プロジェクト

今夜の選曲: CAVATINA / 村治佳織・村治奏一

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