2021年03月31日

著書「僕にはこれしかなかった。」について伺います。

岩手県盛岡市の書店『BOOKNERD』店主で編集者の早坂大輔さんをお迎えしています。
IMG_8326.JPG
※リモート出演です。

ーー早坂さんご自身の
著書「僕にはこれしかなかった。」が
木楽舎から発売されます。
こちらは書店を開業するまでの
お話が書かれています。

うちは会議全くやらないんで、
僕がいたマガジンハウスっていう会社も
男性誌のチームは会議やらないで、
女性誌はやってたけど。
まず表紙のイラストの絵ね。
早坂さん「山本真奈さんの絵
日本人のイラストレーターとは
思わない色使いだよね。」

ーー「ぼくにはこれしかなかった」の中に…
『自分が満ち足りた生き方をして、
社会に何かを与えることで
初めてお金が循環する』という一文が…。

早坂さん「僕の場合、流されて
生きてきました。
7年間フリーター生活をやっていて、
働くことが嬉しかったんですけど、
多分その仕事は僕がそんなに
好きな仕事ではなかった。
働くってことはなんだろうと
考えたときにそういうことを
思いました。」

ーーそして、「僕にはこれしかなかった。」
の中にはブックレビューも収録されて
います。新年度を迎えるにあたって、
おすすめの本を伺いました。

早坂さん「『これは水です』という、
アメリカの作家、
デビット・フォスター・ウォレスが
書いた本になります。大学の
卒業式でスピーチをした内容で、
これから卒業して社会に出ていく
社会人に向けたメッセージなんですけども、
社会の中で生き抜いていくためには、
自分の中の初期設定を変えるべきだと
…非常に短い本ですが、含蓄のある言葉が
詰まっています。」

=====================
所在地: 〒020-0885 岩手県盛岡市6 紺屋町6-27 1F
営業時間: 12:00~20:00
電話: 019-677-8081


公式HP:https://booknerd.stores.jp
Facebook:https://www.facebook.com/booknerdmorioka
Twitterアカウント:@BooknerdMorioka

Instagram:https://www.instagram.com/booknerdmorioka/
=====================

今夜の選曲 CUMBERLAND BLUES / GREATFUL DEAD

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月31日

ご自身の著書「僕にはこれしかなかった。」について伺います。

岩手県盛岡市の書店『BOOKNERD』店主で編集者の早坂大輔さんをお迎えしています。
IMG_8326.JPG
※リモート出演です。

ーー早坂さんご自身の
著書「僕にはこれしかなかった。」が
木楽舎から発売されます。
こちらは書店を開業するまでの
お話が書かれています。
この本の中に…
『自分が満ち足りた生き方をして、
社会に何かを与えることで
初めてお金が循環する』という一文が…。

早坂さん「僕の場合、流されて
生きてきました。
7年間フリーター生活をやっていて、
働くことが嬉しかったんですけど、
多分その仕事は僕がそんなに
好きな仕事ではなかった。
働くってことはなんだろうと
考えたときにそういうことを
思いました。」

ーーそして、「僕にはこれしかなかった。」
の中にはブックレビューも収録されて
います。新年度を迎えるにあたって、
おすすめの本を伺いました。

早坂さん「『これは水です』という、
アメリカの作家、
デビット・フォスター・ウォレスが
書いた本になります。大学の
卒業式でスピーチをした内容で、
これから卒業して社会に出ていく
社会人に向けたメッセージなんですけども、
社会の中で生き抜いていくためには、
自分の中の初期設定を変えるべきだと
…非常に短い本ですが、含蓄のある言葉が
詰まっています。」

=====================
所在地: 〒020-0885 岩手県盛岡市6 紺屋町6-27 1F
営業時間: 12:00~20:00
電話: 019-677-8081


公式HP:https://booknerd.stores.jp
Facebook:https://www.facebook.com/booknerdmorioka
Twitterアカウント:@BooknerdMorioka

Instagram:https://www.instagram.com/booknerdmorioka/
=====================
今夜の選曲 CUMBERLAND BLUES / GREATFUL DEAD

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月30日

編集者としての活動…そして、地方で営業を続けるために

岩手県盛岡市の書店『BOOKNERD』店主で編集者の早坂大輔さんをお迎えしています。
IMG_8326.JPG
※リモート出演です。

ーー早坂さんは編集者として
本も出版されています。
その本が、くどうれいん著
「わたしを空腹にしないほうがいい 改訂版」です。

早坂さん「くどうさんがもともと自費で
出版していた本をウチの本屋で取り扱ったのが
きっかけになります。
彼女はその本を手売りで売るのも
限界があったということで絶版に
しようとしていたのですが、
その内容が素晴らしかったので
もったいないと思って、
ブックレーベルから出版しようとして
造語改訂をして出版しました。」

ーー店内は本屋さんと言うよりも
お洒落なセレクトショップのような趣き。
早坂さんのように、古書店の独立出版を
されている方というのはどのくらいいる
のでしょうか?

早坂さん「正直に申しますと、岩手県…
盛岡市内では非常に(販売は)難しいですね。
なので、オンラインで販売しています。
僕の場合、SNSで告知して固定ファンに
なっていただいたりしています。
毎日一冊、本を紹介するようにしているの
ですが、それを見て固定ファンになってくれる
方もいらっしゃいます。」

=====================
所在地: 〒020-0885 岩手県盛岡市6 紺屋町6-27 1F
営業時間: 12:00~20:00
電話: 019-677-8081


公式HP:https://booknerd.stores.jp
Facebook:https://www.facebook.com/booknerdmorioka
Twitterアカウント:@BooknerdMorioka

Instagram:https://www.instagram.com/booknerdmorioka/
=====================

今夜の選曲… SUGAR MAGNOLIA / GREATFUL DEAD

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月29日

岩手県盛岡市で書店を開業し、出版、オンライン販売などを手がけるお話、伺います。

岩手県盛岡市の書店『BOOKNERD』店主で編集者の早坂大輔さんをお迎えしています。
IMG_8326.JPG
※リモート出演です。

ーー盛岡市の紺屋町…盛岡の中心部から
離れた場所にある、古き良き建物が
ある地域です。
そこで4年前に開業したのが書店
「BOOKNERD」です。
一般的に本屋といえば、人の集まる
駅前にありそうなものですが、
この立地に決めた理由とは?

早坂さん「開業するときに考えたのは、
お客さんにわざわざ足を運んでもらう
お店にするのが狙いで、すこし離れた
場所に立てました。
元々、僕はサラリーマンで13年ほど、
求人広告の情報誌を出している会社に
勤めていました。営業や管理職を
やっていたのですが、退社した後で、
自分で独立開業しました。
ですが、開業して一年もしないうちに
うまくいかなくて、次に拾われた会社で
雇われ社長みたいなことを
2年ほどやっていたんですが、
そこから4年前に本屋を開きました。」

小黒「なんでいきなり本屋なのか、
教えてくれませんか?」
早坂さん「もともと本が好きだった
ということに尽きますが、
自分で本を読み、古本を読み漁ったり
する趣味が高じて、好きなことを
職業にしようと思いました。」
小黒「中学生でサリンジャーとか
村上春樹とか、ずいぶんませてる本を
読んでた嫌なやつだなと思ったけど、
こう言った本に触れるきっかけは?」
早坂さん「友人たちの親御さんに
大学教授みたいなインテリの人が多く、
そうした同級生たちから文学の道を
開いてもらいました。」



=====================
所在地: 〒020-0885 岩手県盛岡市6 紺屋町6-27 1F
営業時間: 12:00~20:00
電話: 019-677-8081


公式HP:https://booknerd.stores.jp
Facebook:https://www.facebook.com/booknerdmorioka
Twitterアカウント:@BooknerdMorioka

Instagram:https://www.instagram.com/booknerdmorioka/
=====================

FRIEND OF THE DEVIL / GREATFUL DEAD

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月25日

【Podcasting 第727回】玉城ちはるさん

今回のポッドキャスティングは、
3月22日~25日放送分、
シンガーソングライターの玉城ちはるさんです。

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ポッドキャスティング

2021年03月25日

実は餃子も作っています…!『藍♡餃子』とは?

シンガーソングライターの玉城ちはるさんをお迎えしています。

IMG_8232_BLOG.jpg

※リモートでのご出演となります。

ーー様々な活動を行う玉城さんですが、
実は餃子が大好き!
餃子好きが高じて、2015年には
餃子店のガイドブック
『餃子女子 No Gyoza, No Life ! 』
を出されました。コンサートで毎年
ツアーを行なっていた時に
玉城さんが見つけた餃子店
43店舗が掲載されています。
餃子専門店から町の中華食堂まで
取り揃っています。

小黒「でも、そんなに餃子が好き
なら留学生にも作っていたんですか?」
玉城さん「逆に中国の留学生が
皮から作ってくれました。
ただ、韓国の子は全部にキムチを
入れちゃうので中国の子が怒る
んですよね。」

ーーそして、現在はオリジナル餃子の
プロデュース販売も始められました。
その名も『藍♡(入り)餃子』

玉城さん「藍染めの藍は抗酸化
作用や整腸作用があるということで、
藍を粉末にしてお味噌汁とかに
入れて飲んでいたんです。
それを餃子に入れてみたら
どうだろう、と思ったら
藍独特の苦味みたいなのが
消えて甘味も出てきたので、
子供に食べさせて食べる健康に
なってほしいなと思いました。」
藍♡餃子は通販サイト「ヨコミゾ」で
通販もおこなっています。

ーー現在第二子がもう直ぐ出産。
ホストマザーの活動も休止中ですが、
今後の活動について伺いました。

玉城さん「私、楽曲のテーマも
そうなんですが、私は『生きる』と
いうことがテーマになっているので、
今後も共に誰かと生きて、
共に食べ、歌生きるをテーマにし…
欲張って生きると思います!」

玉城ちはる公式HP:https://tamakichiharu.com

今夜の選曲… しあわせのランプ / 玉城ちはる

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月24日

ホストマザーから大学講師まで…その活動の原点と、対話をやめないというお話。

シンガーソングライターの玉城ちはるさんをお迎えしています。

IMG_8232_BLOG.jpg

※リモートでのご出演となります。

ーー玉城さんは2011年から
地元・広島の安田女子大学の
非常勤講師として
異文化コミュニケーション論を
担当され、現在は多文化共生を
テーマにした講義を行われています。
玉城さんから見て、異文化の人と
共生する時に一番大事なものは?

玉城さん「どちらかというと
日本人同士の方が異文化だなと
思っています。
日本人だから、親子だからといっても
そもそもがわからないんです。
だからこそ、対話を絶対に
やめないことですね。
うちの父も亡くなる前に、
保護士の方から少年院から出てきた
人を受け入れる活動をしていました。
なので、私には血の繋がらない
兄が4人いました。ずっと他人がいて、
そうした人と過ごす幼少期だったので、
うちの母はいつもDNAは
争えんと言っています。」

玉城ちはる公式HP:https://tamakichiharu.com

今夜の選曲… SLEEP ON THE WING / BIBIO

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月23日

全国で講演を行う『命の参観日』…そこから繋がった子供たちのリアルな声とは…。

シンガーソングライターの玉城ちはるさんをお迎えしています。

IMG_8232_BLOG.jpg

※リモートでのご出演となります。

ーー玉城さんはホストマザーの
活動とは別に、全国の小中学校や、
高校大学で『命の参観日』という
講演活動を行われています。

玉城さん「もちろん、父の自殺
ということに直結する部分も
あるのですが、
我が家は、日中間の国での生活に
なるんです。ただ、在留外国人よりも
日本人を預かった時の方が大変でした。
『ママなんだからわかるでしょ?
同じ日本人だからわかるでしょ?
普通ならこうでしょ』って言われて、
理解できないことがとても辛くて、
悩むことが多かったです。
なので、日本人に対しても
『あなたのことがわからんのよ。
でもね、知りたいんよ。
できない部分とかわからない部分を
教えてくれん?』
と、言うようになってから
生きやすくなりました。
同じ日本人だから、
わからなきゃいけない、
空気を読まなきゃいけないということ
自体が生きづらさに
繋がっているんじゃないかと思って、
そこから多文化共生を小学校一年生でも
わかるように伝えるのが『命の参観日』
というものになります」

ーーそして、その講演会で知り合った
児童や学生たちからLINEで
様々な相談くると言います。
1日多い時で280通も!

玉城さん「朝起きられなかったとか、
今日は学校いかなくてもいい?とか…
苦しいものになると、どうやったら
お母さんに愛されるかというものも…。
コロナになってからは、親御さんで
DVがある方が在宅勤務になり、
子供の方もオンライン授業で家に
いる時間が多くなって、DVが酷く
なって今ネットカフェで暮らしている
んだけどお金がつきそう…
という相談もあります。」

ーー玉城さんはそうしたLINEでの
相談で感じたことを歌にして、
4月にCDリリースがされます。

玉城さん「相談事もしてくれるんですが、
お父さんと話したらお父さんが泣いて
くれたという感想もあったりして、
皆んながそれぞれの光になれる存在
なんだという思いで作った
曲になります。」

玉城ちはる公式HP:https://tamakichiharu.com

今夜の選曲… ありがとうごめんなさい大好き-君が射す光- / 玉城ちはる

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月22日

10年間で36人の留学生を受け入れたホストマザー…その原動力とは?

シンガーソングライターの玉城ちはるさんをお迎えしています。

IMG_8232_BLOG.jpg

※リモートでのご出演となります。

ーー玉城さんは音楽活動の
傍ら2004年から、10年間
継続された留学生支援活動
『ホストマザー』について伺います。

玉城さん「日本人、中国人、
韓国人の様々な家庭環境の中で、
自分自身で学費や生活費を
捻出しなくてはならない学生を
10年間で36人を自宅に招き入れました。

(活動の)最初のきっかけは、
中国人の女の子でした。
当時私は24歳で、知り合った時に、
家を探すのにとても困っていました。
その子の家に行ったら、
6畳の部屋に10名くらいの
留学生が集まっていたんです。
私は、19歳の時に上京して
ひとり暮らしだったので、
その子だけを受け入れたら
芋づる式になって、10年で
36人を受け入れました。
最終的に、桜上水に3階建の
一軒家で、最大の時には9人で
住んでいました。」

ーー見ず知らずの留学生を
受け入れられた忍耐力やゆるす力はどこから?

玉城さん「私自身、父を自殺で
なくした自死遺児だったんです。
同じような境遇の子たちを
受け入れる中で、私も周りに
助けてもらったし、
もっとこうした助けを人が
いたら…学校も卒業できた
っていう思いもあったので。
こういう風に助ける人がいれば、
いつか私も助けてもらえるはずだ…
だって、私がやってるんだから。
同じようなお人好しがいるかもしれん、
だって、私がやっているんだから。
そういうような思いで活動を
続けていく原動力になりました。」

玉城ちはる公式HP:https://tamakichiharu.com

今夜の選曲… OAKMOSS / BIBIO

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月18日

【Podcasting 第726回】嶋陽一さん

今回のポッドキャスティングは、
3月15日から18日日放送分、
写真家の嶋陽一さんです。

2021年03月18日

カメラマンとしてのモットーとは…?

写真家の嶋陽一さんをお迎えしています。

IMG_4642.JPG

※リモートでのご出演です。

ーー箱根町強羅のコロナ後の
取り組みについて伺いました。

嶋さん「実は今はですね、
昨年の台風被害の復興が
第一になっています。
それが落ち着かないと、
観光に関してはまだ出てこないと
思いますね。」
小黒「じゃあ、今はまだ我慢の
時ですか?」
嶋さん「夏祭りもやろうかやらない
か、というのがあります。
有名な大文字焼きというのを
やるんですけど、
山を焼いても屋台とかは、
全く呼ばなかったですね。」

ーー嶋さんはこれまでに山口百恵さんや、
ゴダイゴの写真を撮られています。

嶋さん「カメラマンとして出会った
時に『こういう人とは普通会えない』と
思っているんです。
その人たちの写真が撮れるのを
ありがたいと思っています。
せっかく会えた人だから、
その縁を大事にしたいなと
思っていますね。」
%E3%82%AE%E3%83%AA%E3%82%B7%E3%83%A3%E3%80%80%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%83%89%E3%82%B9%E5%B3%B6_blog.jpg
%E5%A0%B4%E6%89%80%E4%B8%8D%E6%98%8E_blog.jpg
↑嶋さんから送っていただいた貴重な
お写真。ギリシャのロードス島で
撮影(上)
写真の左から2人目が小黒さん(下)
====================================
島写真館
HP:http://studiocafe-shima.jp
所在地: 〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300−280
TEL/FAX:0460-82-2749
定休日:木曜日
====================================
今夜の選曲… TENDERLY / NAT KING COLE

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月17日

時代と共に変わる写真の在り方…今思うこととは?

写真家の嶋陽一さんをお迎えしています。

IMG_4643_blog.jpg

※リモートでのご出演です。

ーーカメラといえば若者たちの間で、
一眼レフブームがあり、
今やスマートフォンで写真を
撮る時代になりました。

嶋さん「便利は便利だけど、
2度とその写真を見ないことが
多くなってる。
みたいなと思った時に、
アルバムにあったりした方が
簡単に見れる気がしていますよ」
小黒「東日本大震災の時に、
家族写真が流されてしまったり、
と話題になりましたよね。
今、アルバムを作っている
家族っているんですかね?」
嶋さん「いやぁ……
アルバムがだって売れて
いないですよ。皆、データで
残していますけど、データだって
消えちゃう恐れもある。
だからこそ、僕は写真にして
残しておきたいと思っています。
自分の子供たちも、撮った写真を
必ずプリントしています。」

====================================
島写真館
HP:http://studiocafe-shima.jp
所在地: 〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300−280
TEL/FAX:0460-82-2749
定休日:木曜日
====================================
今夜の選曲… LOVE IS A MANY SPLENDORED THING / NAT KING COLE

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月16日

強羅を撮り続けて4代目。島写真館について伺います。

写真家の嶋陽一さんをお迎えしています。

IMG_4643_blog.jpg

※リモートでのご出演です。

ーー今、嶋さんはおじいさんが残した
乾板写真を活用しようとしています。

嶋さん「カフェを始めた時に、
お客さんに少しでも知ってもらう、
楽しんでもらうために、祖父と
同じ場所で写真をカラーで撮って
みようとしています。
これは皆さんに時代が感じられる
と好評です。
同じ場所から撮りたくても
撮れないものもあります。
木が生えすぎちゃって
現場に行けないなんてことも
あるんです。同じ場所から
写真が撮れないんですよね。」

3B.%E7%99%BB%E5%B1%B1%E9%9B%BB%E8%BB%8AB_blog.jpg
02.%E7%99%BB%E5%B1%B1%E9%9B%BB%E8%BB%8A2.jpg
↑嶋さんが撮影した現在の登山電車(下)
嶋さんの祖父が撮った登山電車(上)

ーー現在、島写真館は息子さんが
継いで4代目。今も強羅の街の
風景を撮り続け、喫茶店が街の
人の憩いの場になっています。
====================================
島写真館
HP:http://studiocafe-shima.jp
所在地: 〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300−280
TEL/FAX:0460-82-2749
定休日:木曜日
====================================
今夜の選曲… LOVE LETTERS / NAT KING COLE

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月15日

箱根町強羅で、四代にわたり写真館を営み、箱根の風景を伝えるお話、伺います。

写真家の嶋陽一さんをお迎えしています。

IMG_4643_blog.jpg

※リモートでのご出演です。

ーー写真家として活動する一方、
現在は地元箱根町強羅で写真館を
営まれています。
1B.%E5%BC%B7%E7%BE%85%E5%85%A8%E6%99%AFB_blog.jpg
↑嶋さんが撮影された強羅の全景。

嶋さん「私の祖父が1919年に
創立しまして、私が3代目です。
祖父は風景写真がとても好きで
特に、富士山の写真が好きで、
山中湖あたりまで撮りに行って
いたようです。」
小黒「でも、当時の写真だから
カラーじゃないんでしょ?」
嶋さん「モノクロだし、
当時は乾板写真といって、
ネガがガラス版のキャビネサイズ
だったので、一枚がとても重かった。
それを担いで箱根中回ったり、
富士五湖の方まで行ってたみたいです。」
小黒「それこそ箱根山の剛力みたいなもんで…」
嶋さん「峠を越える時とかは
そういう人に頼んで運んで貰った
みたいで。荷物が多いんです。
カメラも、フィルムも三脚も
重かったですしね。
今、祖父が撮った乾板写真は、
数年前に始めた喫茶店のレジで
後ろから光を当ててガラス乾板を
そのままみられるようにしています。」

ーー現在はコロナ禍で客足は減っている
そうですが、強羅には嶋写真館と同じく
100年続いた温泉旅館などもあります。

嶋さん「僕なんか寂しいのは、
古いところは、新しくなっている。
建物が新しくなっていくと趣が
なくなっていく。
やっぱりそういう昔の、
僕なんかが知っている旅館さんの
方が写真を撮るにしてもいいですよね。」
====================================
島写真館
HP:http://studiocafe-shima.jp
所在地: 〒250-0408 神奈川県足柄下郡箱根町強羅1300−280
TEL/FAX:0460-82-2749
定休日:木曜日
====================================
今夜の選曲… FASCINATION / NAT KING COLE

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月11日

【Podcasting 第725回】藤村さやかさん

今回のポッドキャスティングは、
3月8日~11日放送分、
株式会社インディゴ気仙沼・代表取締役の藤村さやかさんです。

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ポッドキャスティング

2021年03月11日

東日本大震災から10年、街や人に彩りを…

株式会社インディゴ気仙沼・代表取締役の藤村さやかさんをお迎えしています。
%E8%97%A4%E6%9D%91%E3%81%95%E3%82%93%E5%8D%98%E7%8B%AC_%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0.jpg

※リモートでのご出演です。

ーー気仙沼は東日本大震災で
壊滅的な被害を受け、
今でも様々な課題が
残っていると思いますが
10年を迎えた今、どのような
変化を感じていますか?

藤村さん「私がお嫁に来た地域が
6mの津波被害にあった所
でした。唯一残った建物も
津波やヘドロで灰色だったり
壊れていました。
街を散歩してみても”色”
というものがなかったんです。
染色工房を始めたときは、
お亡くなりになった方の
遺品をお持ちになるお客様が
多かったんです。
ヘドロで茶色くなってしまって
何度洗っても全然落ちないと……
藍で染めたら生まれ変わるのでは、
とお持ちいただきました。
それを染めて、お返しする時に
『これで亡くなった人の遺品を
常に身につけて持ち歩ける』と、
いつも側にいられる、と。
そういうところから始まりました。」
%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B4%E6%B0%97%E4%BB%99%E6%B2%BC_%E6%9F%93%E3%82%81_blog.jpg
藤村さん「今は、ようやく仮設住宅から
災害公営住宅に移った方々が、
『仮設住宅にいたときはお洒落なんて
できなかった。今はやっと自分の好きな
お洒落ができる』と言って、
お一人で買いに来られる女性が多いです。
やっぱり、災害に遭った土地って、
茶色とか灰色とか、黒が多いんですが
10年経って新しい建物ができたり、
彩り豊かな服装する方々が歩くように
なって、”色”って生きるバロメーターに
なるんだなとすごく思っています。」
%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B4%E6%B0%97%E4%BB%99%E6%B2%BC_%E6%9F%93%E3%82%812_blog.jpg
=======================
HP:https://www.big-advance.site/s/144/1635
Instagram:  https://www.instagram.com/indigo_ksn/
Facebook:  https://www.facebook.com/indigo.ksn/
ECサイト:  公式オンラインショップ (raku-uru.jp)
AUBA:   https://auba.eiicon.net/projects/23894
=======================

今夜の選曲… MOOD INDIGO / FOUR FRESHMEN

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月10日

幻の染料…パステル、とは?

株式会社インディゴ気仙沼・代表取締役の藤村さやかさんをお迎えしています。

%E8%97%A4%E6%9D%91%E3%81%95%E3%82%93%E5%8D%98%E7%8B%AC_%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0.jpg

※リモートでのご出演です。

ーー藤村さんの「インディゴ気仙沼」では、
幻の染料と言われている植物、
パステルの栽培に挑戦されています。
%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B4%E6%B0%97%E4%BB%99%E6%B2%BC_%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB%E7%95%913_blog.jpg
↑幻の染料植物、パステル

藤村さん「パステルは16世紀あたりに
ヨーロッパで流行った染料植物です。
この植物から青色の色素が取れて、
それを生地に纏わせることができると
分かりました。
実は、天然の染料で青色を出せるものは
少ないんです。
当時はラピスラズリという宝石を
砕いて染色していて青色を
纏うことができたのは、
王様などの位の高い人でした。
ナポレオン軍の軍服に使われたことで、
有名になりました。
今、栽培しているものはフランスの
トゥールースからお分けいただきました。
中世ヨーロッパで流行った後で、
一度忘れ去られてしまった植物なんです。
トゥールーズのデニス・ランベールさんが
植物博物館に保管されている種を
増やしていった種を2キロ購入して、
気仙沼で栽培を始めました。」
%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B4%E6%B0%97%E4%BB%99%E6%B2%BC_%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB%E7%95%91_blog.jpg
%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B4%E6%B0%97%E4%BB%99%E6%B2%BC_%E3%83%91%E3%82%B9%E3%83%86%E3%83%AB%E7%95%912_blog.jpg
↑インディゴ気仙沼で栽培されたパステル畑の様子

ーー気仙沼で栽培することに際して
どんな苦労があったのでしょうか?

藤村さん「基本的には気象学を
専門にされている大学教授に
現地に来ていただいて、
ヨーロッパの西岸海洋性気候と
気仙沼のリアス式海岸付近の
気候がかなり似ているという
理論を教えていただきました。
発芽条件がかなり難しい植物と
聞いていましたがその気候の
おかげか、無事発芽してくれました。
その後は英語やフランス語で
書かれた書物を解読して一つ
一つ挑戦していくという
繰り返しでした。」

ーーインディゴ気仙沼では、
海外マーケットも視野に入れて
始められ、現在もアメリカ市場との
取引がされています。
=======================
HP:https://www.big-advance.site/s/144/1635
Instagram:  https://www.instagram.com/indigo_ksn/
Facebook:  https://www.facebook.com/indigo.ksn/
ECサイト:  公式オンラインショップ (raku-uru.jp)
AUBA:   https://auba.eiicon.net/projects/23894
=======================

今夜の選曲… MOOD INDIGO / AKIKO

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月09日

0からのスタート…そして、商品化へ

株式会社インディゴ気仙沼・代表取締役の藤村さやかさんをお迎えしています。

%E8%97%A4%E6%9D%91%E3%81%95%E3%82%93%E5%8D%98%E7%8B%AC_%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0.jpg

※リモートでのご出演です。

ーー「インディゴ気仙沼」の立ち上げ時の
メンバーは3人。子育てをしながら
働きたいという課題を抱えていました。
そもそも、藍染めに関する知識は全く
無い状況から始まります。

藤村さん「最初はネットで藍染めを
調べたり、図書館で本を調べたり、
大学教授が出した論文を読み込んで、
自己流で勉強していました。
そこから、3ヶ月くらいで商品が
出せました。コンセプトはしっかり
していたので、出産育児用の
商品だけに着手しました。」
%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B4%E6%B0%97%E4%BB%99%E6%B2%BC_%E5%83%8D%E3%81%8F%E4%BA%BA%E3%81%9F%E3%81%A1_blog.jpg
↑インディゴ気仙沼で働く皆さん

小黒「藍のいろいろな効能は科学的に
証明されているんですよね?」
藤村さん「ネットで調べても
たくさん出てくるんですが、
私たち自身も工房で染めた生地を
検査していただくと、抗菌性、防臭性、
UVカット効果がかなりあるという
結果がありました。
赤ん坊の涎掛け、肌着、ベビー用甚兵衛
などを、藍染で作っています。」
%E3%82%A4%E3%83%B3%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B4%E6%B0%97%E4%BB%99%E6%B2%BC_%E3%83%99%E3%83%93%E3%83%BC%E7%94%9A%E5%B9%B3_blog.jpg
↑藍染めのベビー用甚兵衛
=======================
HP:https://www.big-advance.site/s/144/1635
Instagram:  https://www.instagram.com/indigo_ksn/
Facebook:  https://www.facebook.com/indigo.ksn/
ECサイト:  公式オンラインショップ (raku-uru.jp)
AUBA:   https://auba.eiicon.net/projects/23894
=======================

今夜の選曲… MOOD INDIGO / DUKE ELLINGTON

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月08日

地元・気仙沼の主婦と染色工房を立ち上げ、奮闘するお話、伺います。

株式会社インディゴ気仙沼・代表取締役の藤村さやかさんをお迎えしています。

%E8%97%A4%E6%9D%91%E3%81%95%E3%82%93%E5%8D%98%E7%8B%AC_%E3%83%96%E3%83%AD%E3%82%B0.jpg

※リモートでのご出演です。

スタジオには、インディゴ気仙沼の
ベストセラー商品のストールがあります。
IMG_7801_blog.jpg
小黒「綺麗な色ですね。
手触りも絹みたいに優しいし。」
藤村さん「そちらは基準色・
スタンダードという色味です。
2015年に、染色工房を立ち上げた
頃からのロングセラー商品です。
今年で、東日本大震災から10年
という節目なので感謝を込めた木箱
入りでバレンタインの期間中に
ご提供させていただきました。
繊維自体は綿が95%、しなやかさを
与えるために5%レーヨンを入れて
います。」
小黒「手触りは綿と思えないくらい
優しいのは藍染めのせいなんですか?」
藤村さん「藍染め自体の手触りでも
あるんですが、私たちがもともと、
子育てサークルからはじまったことも
ありまして妊娠中の女性でも
チクチクしない素材など拘っています。」
IMG_7798_blog.jpg
基準色(STANDARD)~インディゴ気仙沼の感謝ギフト~
10,500円(税込み)

ーー気仙沼で女性たちの地元の主婦たちと
染色工房「インディゴ気仙沼」を立ち上げる
きっかけとは?

藤村さん「2013年に気仙沼出身の男性と
結婚して、それを機に気仙沼へ移住しました。
小さい子供を働こうとしても、田舎町
なのでフレックスタイムや時短勤務を
導入している企業がそんなにありませんでした。
そこで、未就学児を抱えながらも
子育てしながら仕事をできるような
職場を作ろうというのが始まりでした。
私は28歳の時に食品関係の会社を
起業していました。藍染めとは畑違い
だったのですが、マーケティング的に、
日本では先細りと言われる藍染めですが、
海外の人たちからは根強い人気が
ありました。
それを、田舎の港町…そこに住む
女性たちが手染めして販売するという
ストーリーがついていけば、
それが地元に対して恩返しになると
思って始めました。」

今夜の選曲… MOOD INDIGO / 高橋ユキヒロ

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月04日

【Podcasting 第724回】伊東順二さん

今回のポッドキャスティングは、
3月1日~4日放送分、
東京藝術大学社会連携センター所長、伊東順二さんです。

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ポッドキャスティング

2021年03月04日

新たなプロジェクト…吉本興業とのコラボレーションについても伺います。

東京芸術大学教授・プロデューサーの
伊東順二さんをお迎えしています。

IMG_4407_blog.jpg

ーー伊東さんには、2012年の展覧会
「フェルメール光の王国展」
の美術監修して頂きました。
この時、展示されてた作品は、オランダの
デルフトにあるフェルメールセンターから、
画像提供を受けて、日本の技術で
デジタル復元をしたものでした。
昨今は、平山郁夫や東山魁夷の
版画の偽作の大量流出が話題に。

小黒「美術品の本物は
時代とともに傷んでしまうから、
レプリカ…
東京藝術大学ではクローンと呼んでいますが…
それを作るのはアートの潮流
なんですよね?」
伊東「ただ、贋作の問題というのは、
過去からいっぱいあります。
そうした作品を作るのは
芸術の中にはいない、拝金主義で
作っているだけで芸術には関係ないです。
けど、鑑賞する範囲を狭めて、
価値を上げてきたというのは、
世界の美術状況です。
美術作品というのは、人類全体の
財産ですから1人でも多くの人に
提供する…それはお金とかじゃなく、
持続する感動を伝えることが
私たちの使命だと考えています。
今、私たちもクローンといって、
作品を作っていますが大体99%
くらい同じものができるんです。
フェルメールもオランダ政府の
許可を取って、作っていますが
それはオランダ政府からの依頼
なんです。
一枚のものを公開する、もしくは
その状態を保持するのはとても
難しいので、世界中の人に提供
できるのなら同じものを作って
提供できる環境を作るのが、
クローン文化財の目的です。」

ーー伊東さんはアートを軸に、
さまざまな分野でのプロデュースを
されていますが、今年、
何か計画されていることは?

伊東さん「去年の年末に吉本興業と
私のグループとで共同して活動する
という連携を始めました。
吉本の大崎会長と一緒に生命を出しましたが、
私が設定したテーマは、
『ゆりかごから墓場までの
アートエンターテイメント』ということで、
特に地方活性化とか、例えば、
国際的な発信のやり方とかを、
アカデミック、エンターテイメントの
境がなく発進するための
方法を準備しています。」

今夜の選曲…SOTTO CONTROLLO(SAN JUAN STREET MIX) / ENNIO MORRICONE

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月03日

富山市をアートの街に…その取り組みについて伺います。

東京芸術大学教授・プロデューサーの
伊東順二さんをお迎えしています。

IMG_4407_blog.jpg

ーー伊東さんは富山市ガラス美術館の
名誉館長を務めるなど、富山市との
深く関わっていらっしゃいます。

伊東さん「富山の街づくり…コンパクトシティ
に深く関わって美術館まで作ってしまって…。
きっかけは長崎県美術館を隈研吾と
作った時に、富山市の森市長が
『富山にもこんな美術館が
ほしい』というので、美術館と
図書館とがスケルトンで一緒になるという
施設を作りました。
今は、富山映像トリエンナーレというのを
やっています。」

小黒「元々、富山ってガラスの
産業があったんですか?」
伊東さん「薬の富山…と言うじゃないですか。
江戸時代からガラスの薬瓶の文化はあったんです。
もう一つは、第二次大戦の時に、
空襲で93%が焼けてしまったので、
新しい産業を興さないといけない。
40年ほど前からガラス工房を作って、
日本のガラス作家の6割くらいが、
富山の工房の出身者になっています。」

ーー「富山映像大賞展2020」について
伺いました。

伊東さん「3年に一回トリエンナーレ方式に
なっています。
市長と話していてトリエンナーレを
それぞれ三つやると、毎年何かの
トリエンナーレをやって、街が賑わうんじゃ
ないかということで、映像、写真、ガラスと
3つのトリエンナーレをぐるぐる回す構想で
地域を活性化しています。
世界中から動画で350本作品がきました。
審査するのが大変で…笑。
毎年テーマを私が決めてやるんですが、
今年は「flow.」というテーマで、
今20本まで絞っています。
3月15日の最終審査でグランプリが決まります。
映画監督の本木克英さんや、中島信也さんなど
色々な方にライブで審査してもらうのが、
新しいかなと思っています。」

今夜の選曲… VOCE SECONDA(HARUOMI HOSONO REMIX) / ENNIO MORRICONE

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月02日

東京藝術大学・社会連携センターと『アートワクチン』とは?

東京芸術大学教授・プロデューサーの
伊東順二さんをお迎えしています。

IMG_4407_blog.jpg

ーー伊藤さんは東京藝術大学・社会連携センターの
特任教授ですが、この社会連携センターとは
一体どんな活動を行っているのでしょうか?

伊東さん「東京藝術大学というのは、
元々2つの学校から成り立っています。
美術学校と音楽学校。この2つは
結び合うことがなくてそれぞれ活動していました。
その2つの総合力を生かしながら
もっと社会に貢献していくような、
社会に訴えていくような…若い人たちを
送り出していくような社会にならないと
ダメだということでできたものです。
さらにそこから、アートが何か新しい
社会に貢献できることができるのではと
いうことで、政府のCOI拠点…
全国で15拠点あるうちの1つを
受託しましてそちらの方で
大手町ラボラトリーズのような新しいアートの
可能性をどんどんやっています。」

ーー昨年はコロナ禍で「創造」する余裕も
なかったかと思いますが、伊東さんから見た、
学生たちの変化とは?

伊東さん「(変化は)ありましたね。
ものすごくあったのではないでしょうか。
私の講義も1年間学生なしでZoomで
行いましたが、みんな活動を止めることは
なかった。みんなが送ってくる作品に
時間をかけられるようになって、
クオリティがどんどん高くなっていました。
私の研究室では「アートワクチン」という
シリーズでイベントを1年間やっていました。
心のワクチンというのは早く届くし、
心が折れたら風邪にすら勝てないので。
そういうことで、webコンサートも
開催しています。
(コロナ禍で)個人が考えるということが
すごく進化しているように感じています。」

ALLA SERENITA(LAZER SIGHT MIX)/ ENNIO MORRICONE

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2021年03月01日

現代社会にアートワクチンを。その様々な活動について、たっぷりと伺います。

東京芸術大学教授・プロデューサーの
伊東順二さんをお迎えしています。

IMG_4407_blog.jpg

ーー伊東さんがプロデュースされた
大手町アートラボラトリーズ」が、
2020年度グッドデザイン賞を受賞されました。

伊東さん「神田と大手町の接点の所に、
大手町プレイスという施設が作れられる時に、
その二つの街の接点という部分で、
両方のカルチャーをミックスするような
街づくりができないかと相談を受けました。
大手町駅の場所を使って何かやってくれと…
そこで、神田は江戸の文化、
大手町は明治の文化、そして未来のビジネス街
ということで、毎日続く祭りのような空間が
いいんじゃないかと思いました。
そこで、ラボという形式を取り入れて
録音したり、映像装置や、何十台もの
パソコンを取り揃えて全てをスケルトンに
して『公開できるスタジオ』を作りました。
人がいつ通り過ぎても何かを制作している
という風にしました。」

ーー3/31まで、NTT日比谷ビルの ロビーエントランスで
第3期企画「art.0」内で学生が制作した
ライヴペインテング作品のうち6点が展示され、
ご覧いただけます。

伊東さん「『art.0』では、全くゼロの環境の
中から、若いアーティスト15人に、その空間の
中で作品を制作していただきました。
一つは、4〜5mあるような大きなもので、
ロールカーテン上にして、どんどん
下がってくるようにして空間がアートで
埋まるようにしています。」

今夜の選曲…CORSA SUI TETTA(ALESSIO SANTONI MIX) / ENNIO MORRICONE

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク


バックナンバー