EVERY SATURDAY
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TOKYO GAS
LIFE IS A GIFT

10:10 - 10:40

この番組は、毎週、ある一人の人間の人生にフォーカス。誰もが知っている有名な
ワンシーンの裏にあったストーリーから、知る人ぞ知る隠された感動の出来事にも
クローズアップし、さまざまなエピソードや音楽とともに綴る30分間のプログラムです。

BACK NUMBER

2016.6.18

漫画家・しりあがり寿

昨年デビュー30周年をむかえた、日本のギャグ漫画界の宝、しりあがり寿さん。これまで生み出した数々の作品から、今向き合っているお仕事まで。さらに、まもなくスタートする、しりあがり寿さんのちょっとフシギな現代美術展について伺います。

(放送より抜粋)

今思うとね、最初の頃の単行本「エレキな春」とか「おらぁロココだ!」とか「夜明ケ」の頃はおもしろかったな。マンガを描く事もそうなんだけど、本を作る事そのものもすごくおもしろくて、装丁家の祖父江慎くんと、よく彼の自宅に行って台割を一緒に考えたりね。なんだろ、どのページも絶対笑かそうみたいな、隙なくふざけようみたいなね、それがね、きっと日本で俺たち一番おもしろいよねっていうようね、若者ってそういう時あるじゃん、ちょっとバカな、思い上がってる時期あるじゃない(笑)やっぱね、思い上がってるときは幸せですよね。今考えたら全然そんな時ないんだけど、その時はそういう風に思って毎日楽しくてしょうがなかったみたいなね。あれはいい思い出ですね、やっぱね。

とにかく回転展やってて、おもしろかったのは、図録をまとめたり、構成まとめてるとき、すごい懐かしい気持ちになって、それこそね、30年前に「エレキな春」とか「おらぁ、ロココだ!」の本を一生懸命作ってた時と同じような気持になったのね、なんか変なものとにかくいっぱい集めようとか、パロディぽい発想で、みんながよく知ってるものを、おちょくってみようとか。この展覧会って最初、今までのある作品を集めようとしてたのを嫌だから新しいことやりたいから新作作らせてくれ〜ってわざわざ「回・転・展」にしたのに、なんと、一周回ってデビューの時に俺戻ったなみたいな。新しくないじゃんみたいな。なんだこれ、みたいな、そういう感じですよね。だから本当に回転て、僕にとって素粒子から宇宙まですごい広い概念なんだけど、最後になって、なんだ自分も回転してたみたいなね、おそろしいな、回転。

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