EVERY SATURDAY
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2016.10.29
60年代から70年代にかけて、数々の歌謡曲や青春ソングをヒットさせてきた音楽家であり、ユーミンやYMOを世に送り出した偉大なプロデューサーでもある村井邦彦さん。彼の仕事と功績をまとめられた本が、現在発売されています。
今日は、その著者である松木直也さんに、村井邦彦さんが日本の音楽シーンにもたらしたものは一体何なのか、お話を伺っていきます。
「ぼくが松任谷由実さんを取材したのが1981年から13年間、ずっと取材する機会が多かったんですね。で、村井さんの取材が別の話でありまして、ユーミンのあとに村井さんにお会いするんですね。
その時に、ユーミンと村井さんの話し方ってすごい似てるんですよ。なんていうのかな、イントネーションっていうか、雰囲気というか、アルファの人ってなんかみんな東京っていうか、いわゆる僕らの時代、キャンティってものすごく敷居の高いとこだったんですね。それと同じような列に並ぶユーミンだったり村井さんだったり、都会のなんていうのかな、手の届かないところにいるような人たちだったと思うんです。ですから多分話し方が似てるってことは、相当いろんなことを話し合って、お互い何かが似てきたと思うんですね。多分ルーツは村井さんだと思うんですけど、オリジナルはね。もちろんユーミンもオリジナルですけど、なんか共通項を自分で取材の時に感じた時に、感覚的なことなんですけど、この人たちはアルファの人たちは何か立ち入れない深い信頼関係があったんだなって思いましたね。」
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