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TOKYO GAS GROUP
LIFE IS A GIFT

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この番組は、毎週、ある一人の人間の人生にフォーカス。誰もが知っている有名な
ワンシーンの裏にあったストーリーから、知る人ぞ知る隠された感動の出来事にも
クローズアップし、さまざまなエピソードや音楽とともに綴る30分間のプログラムです。

BACK NUMBER

2016.9.17

音楽評論家・平山雄一

J-POPとJ-ROCKを創成期から観察しつづけている、音楽評論家の平山雄一さん。まもなく、いまの日本の音楽シーンについて書いた新刊が発売となり、それにあわせて盛大なライブイベントも開催されます。今日は、38年のキャリアの中で、平山さんが出会ってきた音楽、ミュージシャンとの絆について、伺います。

音楽評論家として音楽と接する部分だとCDが多いですけど、もちろんライブも
かなりの本数行ってますね。今の時点で確か5194本だった気がするんですけど。多い時は1年間に250本、それこそバンドブームの頃とかそれくらい見てたんですが、最近は100本から110本くらいですかね。だいたい1週間に2本くらい。業界で1番とは言わないけど3位以内には入ってるんじゃないですかね。ライブに行く目的の1番は、もちろん演奏なんですけど、2番目に大きいのはお客さんを観に行く。どんな人たちが彼らを必要なとしているんだろうか、っていうのを見ると結構いろんな事がわかるんだよね。男女比とか、年齢とか、着ているものとか、話していることとかで、その人たちが普段どんなことをやっているか想像できるじゃないですか。極端に言うと、すごくお客さんに似ている人がステージに立っている場合もあれば、絶対そのお客さんたちがなれない存在で立ってる人たちっていう両極があって、そのなかでライブとかライブハウスっていうのは成り立っているどんな思いますけど。

僕がやっぱり今でも38年間の評論活動の中で鮮明に覚えているのが、2009年にユニコーンていうバンドが再結成したんですけど、ツアーに出る前に横須賀芸術劇場で、シークレットライブをやったんですよね。1曲目は「ひまわり」だったと思うんですけど、それが始まってしばらくしてから前を覆っていたカーテンが落ちてメンバーが見えるんですけど、その時にメンバーの表情っていうのが、自分がもともと一番好きだった場所に自分たちがいて、好きだった仲間ともう一度やれてるっていうのを見た時に、本当にびっくりするくらい自分が感動してましたね。なぜバンドは解散するのだろう、と、もう一度やった時にどうなるんだろうっていうのを目の前で見せてもらって、バンドってものが自分はすごく好きで、その本質っていうのをあらためて見せられたというか、多分当時僕は50代だったと思うんですけど、それでもまだ知らない事があったんだって、結構びっくりだったんですね。」
(放送より抜粋)

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