2018年03月13日

カカオの基本知識、 チョコレートになるまで過程とは?

今週はカカオハンターの小方真弓さんをお迎えしています。

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熱帯地域で育つカカオは
1年中取れるものなのでしょうか?
小方さん「基本的には1年中取れるんですが、
雨季と乾季が影響してきます。
受粉してから成熟して出荷ができるまでが約6ヶ月間に
なりますので、年に2回というサイクルになります。
私どもの場合ですと自社工場がありますので、
自社にカカオを持って行って加工すると。
作業としては、(まず)収穫して、カカオの中に
入っている果肉と種を発酵させます。
木箱だったり、アフリカなんかですとカゴやバナナの
葉っぱなんかで包んで発酵させます。
それを今度は乾燥させるんです。それがカカオ豆になります。」

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今夜の選曲:HUMMINGBIRD / LES PAUL/MARY FORD

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2018年03月12日

カカオとチョコレートとの関係、 拠点地・コロンビアの魅力とは?

今週はカカオハンターの小方真弓さんをお迎えしています。

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まずカカオとチョコレートの
関係を教えていください。
小方さん「まずカカオは、基本的にはチョコレートの
原料となっています。生産されているのが、
赤道を挟んで、南緯 北緯 20度の熱帯地域になります。
対してチョコレートが消費されているのが、
もちろん熱帯の地域でも消費されているのですが、
もう少し離れた場所がメインになっています。
チョコレートとカカオの関係というのは、
原料と最終加工品というのが一般的であり、
かつ、良くも悪くも南北経済の中にあって
成り立っているとも言えると思います。」

なぜカカオハンターに?
小方さん「カカオ美味しいんですよね(笑)
果肉のしゃぶる部分ですけど、ライチの香りが
あったり、青リンゴの香りがあったりとかですね。
そもそもチョコレートの原料がカカオだっていうのが
不思議でしょうがなかったんです。世界50カ国以上で
生産されいて、その国その国でいろんなストーリーや
抱えている問題もあって… っていうのを自分の目で
見るようになってもっと勉強したいな、そんでもってこのカカオが
チョコレートになるという工程が20年… 21年やっていますけど
未だに面白くてしょうがないんですね。」

今夜の選曲:I'M SITTING ON TOP OF THE WORLD / LES PAUL/MARY FORD


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2018年03月08日

3月12日から3月15日は

カカオハンターの小方真弓さんをお迎えします。

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1974年神奈川県生まれ。
大学卒業後、製菓用チョコレートの会社で、
商品開発やマーケティングを担当したのち、
2003年に独立。現在、南米コロンビアに住み、
カカオの栽培からチョコレート製造まで
手掛ける工房を運営されていらっしゃいます。
2015年には、国際チョコレートアウォードで
金賞を受賞されています。

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2018年03月08日

自宅の耐震、家具の固定、備蓄… 災害啓発、そのポイントとは?

今週は東京大学地震研究所・地震予知研究センター長
平田直さんをお迎えしています。

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災害に対する心得として、私はどのようなことから
始めていけばいいのでしょう?
平田さん「まずできることから始めるということです。
できないことを考えてもしょうがないですから、
まずはそれぞれの皆さんができることを考えて頂きたいです。
その中でも神戸や熊本のような地震が首都圏でも
起きる可能性がありますから、ご自分のお家が
耐震化されているかどうかはまず調べておく必要が
あると思います。耐震化してないから倒れてもしょうがない
と言われる方もたまにいらっしゃるんですが、
それはご自分だけではなくて、周辺地域全体にとって
大きな災害になりますからなんとか耐震化してほしいです。
家が倒れなくてもですね、家具が倒れてきたり、
壊れてきたりして命を失うということもありますから、
家具を固定するってこともすぐにできることです。」

今夜の選曲:TRAVESSIA / MILTON NASCIMENTO

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2018年03月07日

首都圏レジリエンスの向上、 震災による被害を少なくするためには?

今週は東京大学地震研究所・地震予知研究センター長
平田直さんをお迎えしています。

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平田さんは2017年から防災科学技術研究所の
首都圏レジリエンス研究センター長でいらっしゃいます。
防災科研の首都圏レジリエンス研究センターでは、
何を研究しているのしょう?
平田さん「レジリエンスというのは、最近よく言われる
言葉なんですが、私たちの使っている意味では‘防災力’
というように言い換えても良いです。つまり地震というのは
自然減少なので理学の研究なのですが、そこから地震が来ても
家が倒れないようにするのは工学の研究ですね。それから
家が倒れなくても大きなビルなどが揺れれば
パニックになり、様々な被害が起きます。そこから
少しでも早く社会が復旧する、立ち直ることを考えていくのが
社会科学の研究になるんですね。
防災科研の首都圏レジリエンス研究センターというところでは
今言った、理学と工学と社会科学などの研究をしているところです。」

今夜の選曲:TUDO QUE VOCE PODIA SER / MILTON NASCIMENTO

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2018年03月06日

マグニチュード7クラスの地震は毎年起きてる?

今週は東京大学地震研究所・地震予知研究センター長
平田直さんをお迎えしています。

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平田教授は、地震学を研究していく中で、
地震と震災は違うものとおっしゃられていますが、
これはどういうことなのでしょう?
平田さん「私たちが1番知っている地震の中に、関東大震災
というのがあります。この地震は10万人以上が
犠牲になった大震災です。多くの人は関東大震災ということを
知っていますけども、実は地震学者は‘1923年関東地震’とか、
‘1703年元禄関東地震’と言うんですね。
地震と震災というのは、地震学者や災害科学の研究者は
区別しているんですが、一般には地震と震災というのは
区別していません。」

地震は地下で起きる自然現象で、
震災はそのあとの人間が絡んだ事故のこと。
そんな区分けでよろしいのでしょうか?
平田さん「そうですね。人類が生まれる前に
度々大きな地震が起きましたが、
1度も震災は起きていないということです。」

平田教授の著書に「首都直下地震」があります。
改めて首都直下地震とは、何なのでしょう?
平田さん「首都で大きな震災が起こったのは、
大正の関東大震災ですけど、以降大きな
震災というのはありませんでした。しかし
23年前に神戸… 阪神淡路大震災が起こります。
その時には地下でマグニチュード7程度の地震が
起こったんです。熊本の地震もそうでした。
実は、マグニチュード7程度の地震は、
日本の周辺、海も含めると1年に
1回か2回は起きている地震なんです。
このマグニチュード7クラスの地震が都市で
起こると震災になるんですね。首都圏というのは
3000万人ぐらいの方が住んでいて強い揺れに見舞われると
残念ながら倒れてしまう家がまだまだ沢山ある。
なので首都圏でマグニチュード7の地震があると
非常に大きな災害になる。そういう意味で
「首都直下地震」というのは自然科学的な概念という
よりかは、地震学、経済学、社会科学的な
概念で本に書かせて頂いたんです。」
  
今夜の選曲:CANCAO AMIGA / MILTON NASCIMENTO

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2018年03月05日

東日本大震災からまもなく7年。 未だに終わらない余震活動について。

今週は東京大学地震研究所・地震予知研究センター長
平田直さんをお迎えしています。

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平田さんの専門は「観測地震学」と言うことですが、
これについて少し説明いただけますか?
平田さん「地震学というのは、地下で地震が
起きるのを記録をして研究をする学問なのですが、
その中で、実際にデータを山の中や、海の底で
取る必要があります。私の専門は、実際に山とか海に行って
地震のデータを取得して研究をします。
それを観測地震学と言っています。」

東日本大震災からまもなく7年、
未だに困難な生活を余儀なくされている方が大勢おり、
東日本大震災は終わっていないと思いますが、
地震学的な意味では、どうなのでしょうか?
平田さん「震災という意味でもまだまだ
ご苦労されている方が大勢いらっしゃるということで
まだまだ終わっていないと思います。
同時に自然科学的な意味でも、2011年3月11日に
約3分間この地震は起きたんですけど、
その後も大きな余震が引き続き今でも発生しています。
それから、地震の時に大きな地殻変動が起きましたが、
その余波、余効変動と言いますけども、
その動きは今でも収まっていません。
そういう意味で、2011年3月11日に起きた
マグニチュード9という非常に大きな地震は、
今でも続いています。」

今夜の選曲:PAULA E BEBETO / MILTON NASCIMENTO

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2018年03月01日

3月5日から3月8日は

東京大学地震研究所・地震予知研究センター長
平田直さんをお迎えします。

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1954年東京生まれ、
東京大学理学部 地球物理学科を卒業。
文科省首都直下地震防災・減災特別プロジェクトリーダーなどを
歴任され、98年より東大地震研究所教授、
2011年より同研究所の地震予知研究センター長、
2017年からは、国立研究開発法人 防災科学技術研究所の
首都圏レジリエンス研究センター長を務め、
また、防災教育普及協会の会長でもいらっしゃいます。

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2018年03月01日

部活動に農業?!農業の未来をために行う今後の活動とは?

今週は、ねぎびとカンパニー株式会社 代表取締役で、
「初代葱師」の清水寅さんをお迎えしています。

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今年は野菜の値段が高いですが、
清水さんのねぎはどうなのでしょう?
清水さん「飲食店入っても、自動販売機見ても
決められた値段で買うというのが、当たり前で生きてきました。
でもの農業の場合は値段が決められないまま出して、
いくらですよと言われてお金を貰う商売なんです。
競りにかけるというのはそういうことなんです。
それはちょっとまずいなと思いまして、これでは
従業員は雇っていけないんということで、全て自分が決めた値段、
原価というものがありますから。これをわかってもらえる業者を
日本全国探しまして今は販売しております。」

いずれは、小中高の部活に農業を導入させる
という夢をお聞きしましたが、これは?
清水さん「まだこれは進んでいなんですけど、
ある地域で少し出てきたのは、あるクラスに
農家の人がお米の指導をするとかいうことは
少しずつ出てきたんですね。これを何年か経った時に、
行政の方々やいろんな方々にお願いをして、
部活動を作って頂けないないかということを
していきたいと思います。」

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【ねぎびとカンパニーオフィシャルサイト】
URl:http://negibito.com

今夜の選曲:PEOPLE GET READY / THE IMPRESSIONS

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2018年02月28日

ねぎの美味しさを引き出した“寅ちゃん餃子”そのおいしさの秘密とは?

今週は、ねぎびとカンパニー株式会社 代表取締役で、
「初代葱師」の清水寅さんをお迎えしています。

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清水さんは自社開発された商品、
“寅ちゃん餃子”の販売もされている
そうですが、これは?
清水さん「この餃子、加工品と言われている
中では、ねぎの味がわかるというか…
僕のイメージでは、また会いたいというか、飽きない、
また食べたいねと思えるようなねぎが理想とする
ねぎなんです。それ(ねぎ)を使って
1番味が良いのが餃子だったんです。
女性でも、子どもでも、おばあちゃんでも
飽きがこないというものを求めたんです。」

清水さん「餃子はネットを中心に販売しています。
先ほども言ったんですが、飽きがこない。
うまいとかジューシーとかを作る会社さんは
いっぱいあると思うんです。だけど唯一無二を
求めるには何度も食べたくなる、食べてもちょっと物足りないな
と思える餃子なんです。それで調べたところ、
皮の薄さが0.7mmで、餡をギュッと入れるんです。
普通の餃子は鍋に入れるとパンクしてしまうんですけど、
うちの餃子は鍋に入れてもパンクしないんですね。
この根拠というのが、身が詰まっていて、空気が
少ないので膨張しないんです。皮が薄くて、
水餃子にできるというのは、中身がしっかりと詰まった
美味しい餃子、食べた瞬間に餡に届く餃子なんですね。」

【ねぎびとカンパニーオフィシャルサイト】
URl:http://negibito.com

今夜の選曲:I LOVED AND I LOST / THE IMPRESSIONS

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