2018年08月02日
8月6日から8月9日は
映画監督の中野裕之さんをお迎えします。

1958年広島県生まれ。
早稲田大学卒業後、読売テレビに入社。
その後、93年に「ピースデリック」を設立。
98年の映画『SF サムライ・フィクション』で
数々の映画賞を受賞。
以降、ミュージックビデオも多く手がけ、
その映像制作は、CM、映画、
ドキュメンタリーなど、多岐にわたっていらっしゃいます。
映画監督の中野裕之さんをお迎えします。

1958年広島県生まれ。
早稲田大学卒業後、読売テレビに入社。
その後、93年に「ピースデリック」を設立。
98年の映画『SF サムライ・フィクション』で
数々の映画賞を受賞。
以降、ミュージックビデオも多く手がけ、
その映像制作は、CM、映画、
ドキュメンタリーなど、多岐にわたっていらっしゃいます。
紀行エッセイストの宮田珠己さんをお迎えしています。

この夏、オススメの水族館は?
宮田さん「これまでクラゲのブームがあり、
ウミウシのブームがあったんですけど、ウミウシって
ブームになったわりにはあまり水族館にいないんですよね。
これまで何を食べているのかとか、整体が
分かっていなかったですが、最近分かってきたんです。
そのウミウシに最近力を入れているのが、
鹿児島にある「いおワールドかごしま水族館」という
水族館なんです。ここはウミウシ研究所という展示スペースが
あって本当にたくさんのウミウシが展示されているんですね。」
「ウミウシってプランクトン食べているやつもいれば、
共食いしているやつもいるっていうのが最近
分かってきたので、力を入れてくれる水族館が
徐々に増えてきたんです。
今夜の選曲:OCTOPUS'S GARDEN / BEATLES
紀行エッセイストの宮田珠己さんをお迎えしています。

宮田さんが無脊椎動物にハマったのは
いつ頃だったのでしょう?
宮田さん「いつでしょう… なんか癒されるんですね。
プカプカ浮いているのも(見てて)気持ちいいですし、
その中に好奇心を擽ぐる変な生き物がいると
何だろう?! ってんなるんですね。
魚を見ても、あ〜魚だ。で終わるんですが、
ヒトデやタコ、イカみると、どうなっているんだ?!
と好奇心を刺激されるんです。」
今夜の選曲:BECAUSE / BEATLES
紀行エッセイストの宮田珠己さんをお迎えしています。

宮田さんの最新著書『無脊椎水族館』の中に、
フグは曼荼羅で迷路だ!と綴られているところが
ありますが、このお話を聞かせてください。
宮田さん「フグは普通の魚一種で無脊椎動物では
ないので最初はあまり興味がなかったんですけど、
下関の海響館っていう水族館では色々なフグを
展示していまして、そこでフグを見て回っていると、
フグの体の模様がいろんな線が入り乱れていて
迷路みたいに見えたんですね。
実際に写真を撮ってなぞってみると
結構迷路だったんです(笑) びっくりして、
そこからフグは迷路なんだってことで
ゴールまで行けるか何度かやってみたんです。」
今夜の選曲:SEA OF TIME / GEORGE MARTIN
紀行エッセイストの宮田珠己さんをお迎えしています。

宮田さんの最新著書『無脊椎水族館』が
「本の雑誌社」から発売されています。
本の中で最初に出てくる水族館が
葛西にある「葛西臨海水族園」ですが、
大人の見方をするとしたらどのように見れば?
宮田さん「ここは大人向けだと思うんですよ。
ショー向けのアザラシとかイルカはいないんですよね。
そういうものより海の水槽を見せるというスタンスだと
思います。僕はとても良い水族館だと思うんです。
ここは、フジツボデカイやつがいるんですが、
普通、フジツボって興味ないというか、海で見ても
地味な感じなんですが、フジツボ研究者の
倉谷うららって方が本を出していて、
その中でフジツボは400種類もいて、
しかもカラフルな物もいると。
意外とバラエティにとんでいる生き物なんだと
書いていて、なるほどなと。
それでフジツボを見たいと思った時に、最大級の
フジツボがいるのが葛西の水族館だったんですね。」
今夜の選曲:YELLOW SUBMARINE / BEATLES
紀行エッセイストの宮田珠己さんをお迎えします。

1964年兵庫県生まれ。大阪大学卒業後、大手企業に就職されたのち、
1995年にフリーランスのライターに転身されて、旅とレジャーを中心に、
幅広い分野で執筆活動をされていらっしゃいます。
アルテナラの主催者、NPO法人こととふラボの
竹丸草子さんをお迎えしています。

主催するイベント「アルテナラ世田谷」が、
8月5日日曜日、世田谷ものづくり学校で開催されます。
このイベントは?
竹丸さん「これは世田谷ものづくり学校で
行われるイベントでして、8個の
パフォーマンスが用意されています。
「レッジョナラ」と同じように読み語りがあったり
ですとか、あとは子どもたちが造形のワークショプを
するとか… このような催し物が1日中行われるプログラムです。
いつ来ても楽しめるイベントになっております。」
竹丸さん「スタッフは50名ほどいまして、
8つの舞台で1舞台2,3人のアーティストさん
パフォーマンスさんに手伝ってもらっています。
イベントをただするのではなくて、
一般の方々がこれに関わる、表現をしていくというのが
大きな特徴なんですね。私たちの方でも10回ほど
講座を開いておりまして、そこには世田谷区の方は
もちろん、近隣の地域からも来ていただいて、
自分たちのパフォーマンスを作っているところなんです。」
今夜の選曲:YOU'RE SO GOOD TO ME / THE LANGLEY SCHOOLS MUSIC PROJECT
アルテナラの主催者、NPO法人こととふラボの
竹丸草子さんをお迎えしています。

イタリアの教育法「レッジョ・エミリア・
アプローチ」について教えてください。
竹丸さん「世界で10の優秀な教育方法に選ばれてから
注目されているんですが、子どもたちの可能性とか、
表現とか感じることを大事する教育法です。
割とアートよりと見られているんですが、
今、日本で言われているプロジェクト型の
学習法と言いますか、子どもたちが自分で
何かを学んでいく、表現していくっていうのを
プログラムに入れています。」
竹丸さん「レッジョ・エミリア・アプローチが
生まれたレッジョ・エミリアは
イタリアの解放運動の拠点だったり、
イタリアの国旗が生まれた街としてとても重要な
街なんですが、そこでローリス・マラグッツィという
教育哲学者の方が中心となって「レッジョ・エミリア・
アプローチ」の教育法を作っていったんです。」
今夜の選曲:DESPERADO / THE LANGLEY SCHOOLS MUSIC PROJECT
アルテナラの主催者、NPO法人こととふラボの
竹丸草子さんをお迎えしています。

こととふラボの新たなイベント「アルテナラ」
このイベントは竹丸さんが立ち上げたそうですが、
どんなイベントなのかご紹介いただけますか?
竹丸さん「アルテナラ… アルテはイタリア語で
「アート」という意味で、ナラはナラティブ(語る・お話)の
ナラで、アートとお話を組み合わせた言葉です。
元々、イタリアに(モデルとなった)イベントがありまして、
レッジョ・エミリアでやっている「レッジョナラ」という
イベントがアーティスティックな演劇とも読み語り、
読み聞かせとも取れるようなものを街中で1日中
やっているんです。それを日本でもやりたいなと
思ったのが始まりのきっかけです。」
竹丸さんも「レッジョナラ」に行かれたそうですね?
竹丸さん「街自体がそんなに大きくない街なんですが、
城壁みたいな旧市街があるんですが、その中で3日間
やっていて約40箇所ぐらい何かしらやられているという
状況で全部見切れないイベントです(笑)
レッジョ・エミリアは“レッジョ・エミリア・アプローチ”
という教育方がすごく有名で「レッジョナラ」ならも
それをベースに行われているものになります。」
今夜の選曲:I'M INTO SOMETHING GOOD / THE LANGLEY SCHOOLS MUSIC PROJECT
アルテナラの主催者、NPO法人こととふラボの
竹丸草子さんをお迎えしています。

竹丸さんが理事を務める「NPO法人こととふラボ」ですが、
どんな活動をされているのでしょう?
竹丸さん「主に大学生のインターンシップ
プログラムを作っていたりですとか、小学校で
ワークショップを一緒にやったりですとか、
コーディネーター的に学びの場を開いているNPO法人です。」
竹丸さん「“こととふ”なんですが、“コトを問う”という
ところから来ていまして、学びってコトを問うことから
始まるんじゃないか?という思いから始めています。
具体的には、大学生に夏のインターンシップで
社会にあるイベントを企画・運営をしてもらい、
チーム・社会で動くというのを疑似体験してもらう。
そこでスキルを身につけて自分たちで動けるように
なってもらうというのが1つ。
あとは小学校で言うと、特別養護学校のアクテビティに
私たちの団体と小学校の先生たちが共同で授業を
作ったりとかしています。」
今夜の選曲:MANDY / THE LANGLEY SCHOOLS MUSIC PROJECT