2021年09月14日

レーベル「ぐらもくらぶ」の新作「大土蔵録音2020」について伺います。

レーベル「ぐらもくらぶ」主宰、戦前レコード文化研究家の保利透さんをお迎えしています。
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※リモートでのご出演です。

――保利さんが主宰しているレーベルが「ぐらもくらぶ」です。
蒐集したSP音源を基にコンピレーションCDを
企画・制作してきたわけですが「ぐらもくらぶ」から、
今年7月にリリースされたのが「大土蔵録音2020」です。

保利さん:レコードを集めたり、研究したり復刻したり
しているうちに、こういう音源を再現してみようと
考えたんです。
録音自体は今のデジタル技術を使うんですが、
マイク一本で演奏家や歌手の音を録音したものを
再現したCDになっています。

小黒:Youtubeでレコーディング風景を
拝見したんですけど、曲によって楽器の位置や
演奏者が横を向いたりしてますよね…。
これは保利さんに賛同して集まったメンバーなんですか?

保利さん:私の友達の基幹メンバーがチョイスして
アーティストを集めてくれました。
収録されている曲を選んだのは僕です。
選んだ基準はヒット曲を絶対に選ばない、
ヒット曲はそのイメージが固定されていますから、
このCDのコンセプトとしては、曲を聞いた人に
こういう新曲が出たんですね、と思わせたい。
昔の音が、面白いとか良さを感じたり、
楽しいなって思ってもらいたいです。
色々な方に聞いてもらいたいなという
仕掛けはしていたのですが、もちろん
懐メロが好きな方にも買ってもらいたいです。
やっぱりこのCDはサウンドというところに
着目してもらえるように組んだので、
音響マニアや作曲をされているプロの方、
他にも昔の流行歌の録音の主体はジャズバンド
なので、今で言うトラップジャズが
好きな方に聞いてもらえたらと思っています。

大戸蔵録音2020の収録の様子はYoutubeでご覧いただけます。
https://www.youtube.com/watch?v=yvTRy9oyzI4&t=2s

今夜の選曲…夏の行進曲(海へ山へ)/ 山田参助とG.C.R.管弦楽団

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

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