2010年05月05日

子供たちを解放する意味での、2つの目的

NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン事務局長の中島早苗さんをお迎えしての3日目は、具体的な活動についてでした。 活動資金は4つの方法で集めていて、会費、寄付、助成金、そして自分たちの活動による財源なんだそう。

現在、子供が250~300名、サポーターが100人いるフリー・ザ・チルドレン・ジャパン。広島のグループは被爆ピアノを使って平和を考えるリサイタルを開催、学校でグループを作っているところは昼休みに相談して週末に活動…自分の出来ることを出来る範囲でやっているそうです。
また、フリー・ザ・チルドレン・ジャパンの目的は2つ。<貧困から子供を解放する><子供は社会を変えることが出来ないという考えから、子供を解放する>。実際、この春休みにフィリピンにスタディツアーを行い、その報告を国会議員に伝える機会があったんですって。 nakajima_wed.JPG
今夜の選曲: LITTLE BITTY PRETTY ONE / FRANKIE LYMON
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2010年05月04日

日本支部設立までのきっかけと道のり

日本に戻ってきた中島早苗さんがNPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンを設立しようと思ったキッカケは、フリー・ザ・チルドレンを設立した少年クレイグと中島さんの妹さんが同じ年だったから。
当時、妹さんは生徒会に属したりと積極的な女の子。誘ったら手伝いたいと返事をしたそうなんですが…高校受験を終え、そろそろ設立への動きをと誘ったら、あっさり忘れられていたそう!高校生活をエンジョイしていたようなんですね。サポーターは揃っていて集まっている状態。なかなか活動の主になる子供が見つからず、大変だったそうです。

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今夜の選曲:LITTLE BOY OF MINE / THE DELICATES 

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2010年05月03日

フリー・ザ・チルドレンの始まり

今週のゲスト、中島早苗さんは1999年にNPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパンを設立されていますが、もともとはカナダの12歳の少年によって設立された団体です。

1995年、カナダのクレイグ・キールバーガー少年が、ある朝、新聞の記事を読んでいてパキスタン人の12歳の少年が射殺された事件を知りました。「両親から引き離されて工場に売られてしまった少年。工場で重労働を強いられていましたが、NGOの助けで工場からの脱出に成功し、児童労働反対をうったえる活動家として活動していたところ、母国に戻った少年は何者かに射殺されてしまった。」
この事件に衝撃を受けたクレイグは、子供の問題なのに、子供たちが知らないのはよくないとフリー・ザ・チルドレンを設立したそうです。

中島さんは学生時代、アメリカの環境保護NGOでインターンをしていたときに、雑誌の記事でクレイグのことを知り衝撃を受け、応援のメールを送ったそうで、これが中島さんがフリー・ザ・チルドレンに関わるきっかけになったそうです。 nakajima_mon.JPG

今夜の選曲:  ENGLISH COUNTRY GARDEN / JIMMIE RODGERS

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2010年04月30日

5月3日から5月7日のゲストは

NPO法人フリー・ザ・チルドレン・ジャパン事務局長の中島早苗さんです。

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■■中島早苗さん■■
1972年生まれ横浜市出身 関東学院短期大学卒業後、アパレル会社に勤務。退社後の97年にアメリカの環境NGOでインターンを経験し99年フリー・ザ・チルドレン日本支部を設立。子どもたちが主体となって行う国際協力活動のサポートをしていらっしゃいます

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2010年04月30日

土の良さを知ってもらうために

職人社・秀平組代表、左官技能士の挾土秀平さんは、仕事だけではなく土の魅力や土壁の良さを知ってもらうために、イベントや講習も積極的にされています。
近いところでは渋谷の東急Bunkamura。6月3日から13日まで展示会が行われます。また、土を減量にした化粧品でのアートメイクも。土壁は100年の耐久性があり、モノが残るだけに苦しかったり反省ばかりすることも多いそう。でもメイクは一晩で流します。この究極がいいんですって、ギャップが大事!

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今夜の選曲: AIN'T NO GRAVE / JOHNNY CASH

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2010年04月29日

土壁のデザインは、ストーリー作りから

職人社・秀平組代表、左官技能士の挾土秀平さんは、いつもストーリーを作って、土やデザインを決めているんですって。たとえば、沖縄をイメージするマンションだったら、沖縄の砂を使う…。

挾土さんの壁は、宇宙を感じると言います。土に水を混ぜて壁を塗って、光が当たったら蒸発する。花も木も同じ、最近は自然はぜんぶ左官だなって思っているそう。

高山の里山、1700坪の中に20坪だけの究極のゲストハウスを作っているんですって。ダイヤモンドのような…とのこと。建てはじめて9年、あと1年半くらいで出来るそう。人生最大の夢なんですって! hasado_thu.JPG

今夜の選曲: SATISFIED MIND / JOHNNY CASH

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2010年04月28日

目に優しく静か、土壁の魅力

左官技能士の挾土秀平さんは、2001年、39歳のときに14年いらしたお父様の会社「挟土組」をやめて「職人社・秀平組」を設立。修平組は東京の特別な壁の仕事が多いそうで、例えばペニンシュラ東京のフロントの壁や、レストランやBarの壁など、洋風の壁が多いんですって。人からは和でも洋でもないモダンな感じと言われるそうです。

土壁は優しく感じます。挾土さんの持論は「クロスや石、ガラスは見た瞬間にパンとぶつかってパチっと跳ね返るから痛いと感じる。でも、土壁だと目線が土にいったんめり込んで、クッションになって戻ってくるから優しいと感じる。」

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今夜の選曲: NOTHING BUT THE WHOLE WIDE WORLD / JAKOB DYLAN

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2010年04月27日

料理と同じで加減が大切

「左官屋は、絶滅危惧種!」とおっしゃる、職人社・秀平組代表、左官技能士の挾土秀平さん。自然の風景を見ているといろいろな種類の色の土があります。だから、土壁を<土+色>と捉えて塗っているそうです。

一人前になるまで早くても10年はかかるという左官屋修行。料理と一緒で<わら・土・水>の割合は加減、数字じゃないところ、勘が必要!季節、天気、どんな土なのか…見極めていかないといけないので、経験が必要なんだそうです。水を使う仕事は加減が大切なんですね。

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今夜の選曲: NOTHING BUT THE WHOLE WIDE WORLD / JAKOB DYLAN

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2010年04月26日

左官屋さんとは?

職人社・秀平組代表、左官技能士の挾土秀平さん。いわゆる左官屋さんです。 左官屋さんとは、土壁を作る人。でも挾土さんは、コテを持って自然の素材を使って塗るのが左官屋さんだと思っていらっしゃるそう。実際、挾土さんの作品はアートとして展示されることもあり、芸術品としての評価もあります。
挾土さんのお父様も左官職人で「挾土組」を経営。地元、高山でビルのお仕事が多かったそうです。ちなみに挾土とは本名。”土”という漢字が付くなんて、何か縁があるのでしょうか。 hasado_mon.JPG
今夜の選曲: TRUTH FOR A TRUTH / JAKOB DYLAN
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2010年04月23日

4月26日から30日までのゲストは

職人社・秀平組代表、左官技能士の挾土秀平さんです。
左官とは?静かで柔らかい土壁の魅力…など、たっぷりと伺います。

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■■挾土秀平(はさど・しゅうへい)さん■■
1962年、岐阜県高山市生まれ。2001年「職人社 秀平組」を設立。土にこだわる壁作りを目指し、日本全国はもとより、海外でも活躍の場を広げ、また、左官業だけに止まらず、土や木、藁など自然に帰るものだけを使った作品や、土を原料にした化粧品でのアートメイクなどの作品も発表されていらっしゃいます。

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