2017年05月29日

動物愛護プロジェクト「Tier Love(ティア・ラヴ)」の活動について

女優、動物愛護プロジェクト「Tier Love(ティア・ラヴ)」
主宰の浅田美代子さんをお迎えしています。

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浅田さんが主宰されている、
「Tier Love(ティア・ラヴ)」の設立は今年の2月。
主に他の動物愛護団体へのサポートを通して、
動物愛護に貢献しています。
「いろんな動物愛護団体がある中で、
みなさん身銭を切って、一生懸命頑張っている姿を見て、
その人たちのお力になりたいと思いました。
例えば、グッズを売ったりとかそういうことを
通して貢献していけたらなと。」

動物を守るために活動する団体が多い中で、
浅田さんの「Tier Love」の活動は動物愛護団体を支援するという
一般的な団体とは少し変わった形で支援をしています。
「私は仕事もしていますし、自分で団体を作るよりも
フットワーク軽く、個人でやっていろんなところを
みたいなと思って今の形になりました。
有名なところはいっぱいお金があっても小さな団体も
いっぱいあるのでね。そういう人たちを
サポートしていけたらいいなと思いました。」

「Tier Love(ティア・ラヴ)」の「Tier」は
ドイツ語で動物という意味。「Love」は愛。
「ドイツは動物愛護の先進国ですし、
尊敬するところがいっぱいあるので、
ドイツ語の「Tier」をつけました。」

今夜の選曲:MAYBE TOMORROW / DAYME AROCENA

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2017年05月26日

5月29日から6月2日は

2017年05月26日

建物の記憶と街の記憶、その場所に建物を残す大切さ

株式会社HAGI STUDIO
代表取締役の宮崎晃吉さんをお迎えしています。

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HAGI STUDIOは、リノベーション以外にも
多くのプロジェクト行なっています。
「設計の面白さとしては色々とあるので、
新築の設計なども行なっています。
今、世の中的にも待っていれば仕事を
持ってきてもらえるという時代でもないので、
プロジェクト自体を如何に作るかっていうのが
大事だと思っていて、仕事がないところに
仕事を作っていくことをやっていますね。」

そんな宮崎さんは谷中地区に
「はつねあん」という地元の人向けの
惣菜屋さんを建てられました。
「ここの問題意識の一つとして、相場に対して
賃料がすごく高くなっているということが
あります。元々商売やっている人は、
(いずれ)大家さんになった方がいいじゃないですか。
そうなってくると、家賃で入ってくるのは
観光客向けのお店になってくる。
良いことだとは思うんですけど、
それがずっと繋いでいった時にそれが
陳腐化しないかって恐れがある。
それがあるので5年後、10年後のために、
今から種を植えれることはできないかなと
いうことで、地元の人向けのお惣菜屋さんを
作ったということですね。
元々商店街が持っていた機能ですが、後々
もう一回街が魅力を見出すきっかけになれば
良いなと思います。」


最後に宮崎さんは、
場所として残る建物の記憶、人の記憶の
大切さ、面白さについて語ってくださいました。
「萩荘もいろんな人の記憶に結びついていて、
森田芳光監督の処女作『の・ようなもの』って
映画があるんですけど、あれで主人公が住んでいる
アパートが萩荘なんですよ。あの映画は1981年の
公開なので、僕が生まれた頃の映画に
萩荘が映っているんですよ。35年前の萩荘や
街の記憶なんかを追体験できるって意味では
あの場所に残っている意味ってあるわけですよね。
実は、その建物が街の記憶だったり、人の記憶に
結びついているのはすごく面白いな思っています。

今夜の選曲:BOOT LEG / BOOKER T.AND MG’S


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2017年05月25日

町全体がホテル!? 町の魅力を再生させる計画とは?

株式会社HAGI STUDIO
代表取締役の宮崎晃吉さんをお迎えしています。

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宮崎さんが「HAGISO」に続いて
手掛けられたのが、近所に作った「はなれ」
空家を旅館にリノベーションしたもので、
「まち全体をホテルに見立てた宿泊施設」
というのがコンセプトになっています。
「『HAGISO』を3年ぐらいやって
拠点性を持ってきた中で、谷中が
観光地化されてきたんですね。
良いことでもあるんですが、1つ問題なのが、
昼間にたくさん人が来て買い物とかして
夜のには誰もいなくなるんですよ。
そうすると街の呑み屋さんは意外と儲からないし、
街の中の銭湯はどんどんなくなっていくし、
僕らが思う街の魅力っていうのが救われずに、
谷根千(谷中)のイメージだけが一人歩きしていく
感じになっていて、それって凄く
勿体無いことだなと思っています。」
「こういうことって、都市の
ジェントリフィケーションって言って、
街が評価されればされるほど、元々の魅力が
失われていく。谷中もそうですし世界中でも
よくあることなんですね。」

「『はなれ』は1日住んでもらう感覚で、
泊まってもらう。すると銭湯が僕らの宿の大浴場で
おすすめする飲食店が街のレストランで
自転車はレンタルサイクルで、お土産屋さんは
商店街で、文化体験は街のお稽古教室で
という形で全部アウトソースする
ネットワーク型の小宿みたいなものが
できないかなと思って作ったんですね。」


今後「はなれ」のようなネットワーク型の
小宿を他の都市でも広めていこうと、
「日本街宿協会」という一般社団法人の
設立を計画中だそうです。
「こういう宿の案件っていうのが、
他の都市でもできないかと模索しているところです。
同じようなことをやっている人たちと
連携して今やっているのですが、
今度、『日本街宿協会』っていう一般社団法人を
作ろうとしていて、要は僕以外にも先行して
やってらっしゃる方々がいて、そういう方達とも
連携してやっていけないかと今考えている。
一方で、今のところ観光として全く評価されていない
地方都市でも物凄いポテンシャルを
持っているところもあるので、
そういうところに対して、街宿を作っていけないかと
今模索しているところですね。」


今夜の選曲:CHINESE CHECKERS / BOOKER T.AND MG’S

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2017年05月23日

アパート「萩荘」を取り壊し、文化複合施設「HAGISO」へ

株式会社HAGI STUDIO
代表取締役の宮崎晃吉さんをお迎えしています。

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東日本大震災をきっかけに耐震に
不安のあった「萩荘」は取り壊されることに。
谷中地区の古い建物も次々と取り壊されたいったそうです。
「人がなんか突然死したり、孤独死したりするのと
なんか似ているなと思いまして、、、、
壊して無くなったら、そこに何があったか
誰も思い出せないみたいな、、、
それに対して、何かやりたいとな思いまして、
「萩荘」のお葬式をやりたいと
大家さんに持ちかけたんですね。」


取り壊す前に行われた「萩荘」お葬式、
「ハギエンナーレ2012」は
口コミなどの広まりもあり、3週間で
1500人の方が「萩荘」に集まりました。
「これはアートイベントとしての
お葬式だったわけですけど、このイベントが終わり
片付けをしていた時に大家さんがボソッと『勿体無いかも…』
とおっしゃられまして、その時に企画の
ご提案させてくださいっていうことで、
企画の準備をして大家さんにご提案させて頂いたんですね。」


宮崎さんが提案した事業案には、新築案、
駐車場案、リノベーション案の3つがあったそうです。
「この中でリノベーション案が
良いですよって話になりました。
でも単に費用を全部出してくださいって
言うのも無責任なので、僕の方で3分の1ぐらい
改修費用もって、且つ建物丸ごとお借りしたいと
交渉してなんとプロジェクトとして
成り立ってきたってことですね。」


今夜の選曲:SOUL LIMBO / BOOKER T.AND MG’S

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2017年05月22日

建物をリノベーションして新しい価値を生み出す

株式会社HAGI STUDIO
代表取締役の宮崎晃吉さんをお迎えしています。

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宮崎さんの活動拠点は、
台東区谷中の築60年の木造アパート「萩荘」を
リノベーションした「HAGISO」
カフェやギャラリー、設計事務所などが入る
「最小文化複合施設」となっています。
「元々は1955年、戦後の資材が少ない頃に
建てられた、木造賃貸アパートになっています。
谷中地区は戦災を受けていない稀有な場所で、
戦争が終わった後にすぐに建築ができた地域
なんです。」
「萩荘は元々、お寺さんが大家さんで、
「萩寺」って呼ばれていたことから
「萩荘」と呼ばれるようになったんだと思います。」


2000年代、空き家が目立つようになってきた「萩荘」に、
宮崎さん含め学生たちが格安で入居されたそうです。
光熱費、ネット代込みでなんと3万!
「1階7部屋、2回7部屋で14部屋。
延岡180平米ぐらいなので、ぎゅっと
凝縮された感じなんですけど、学生6人ぐらいしか
住んでいなかったので、1人2部屋で壁を抜いて
住んでいましたね。笑」


今夜の選曲:GREEN ONIONS / BOOKER T.AND MG’S

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2017年05月19日

5月22日から5月26日は

株式会社HAGI STUDIO
代表取締役の宮崎晃吉さんをお迎えします。

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建物のリノベーションを通じて、町を活性化させる、
その活動についてたっぷりと伺います。

■プロフィール■
1982年前橋市生まれ。
2008年東京芸術大学大学院修了後、
磯崎新 アトリエ勤務を経て、
2013年に設計事務所 HAGI STUDIOを設立されて、
現在は主に、古い建物のリノベーションを
手懸けていらっしゃいます。

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2017年05月19日

おもちゃ美術館と地域活性化

東京おもちゃ美術館
ウッドスタート事業部ディレクター、
鈴木純夏さんをお迎えします。

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秋田県、由利本荘市の「旧鮎川小学校」は、
国の登録有形文化財に登録されており、
廃校を利用しておもちゃ美術館を作ろう!
という取り組みが進められています。
「地元の方達が、学校を綺麗に保存しようってことで、
有志の方達がお掃除を定期的にして、
町ぐるみで保存をしています。
それだけ町の人にも愛された廃校だということです。」
「考えている仕掛けとしては、学校の近くに
地元のローカル線が走っているということで、
入館券付き乗車券ですとか…
そういうことも計画している最中です。
それと、地元の職人さんにもご協力頂いて、
由利本荘の木を使ったオリジナルのおもちゃを
作ろうということもしています。
やっぱり、地元の木を使う、
地元の職人さんが作るっていう方が
親近感が湧くと思うんですよね。」

由利本荘市の他にも
岐阜県、富士山の麓にもおもちゃ美術館を
建てる活動が進んでいるそうです。


鈴木さんは最後に、子どもたちの遊びを
アシストするような、おもちゃ学芸員の存在が
1番大事だとおっしゃいます。
「おもちゃ学芸員さんっていうのは、
ただ見守りをするだけではなくて、
親子のコミュニケーションが促されるような
声かけをしたりとか、知らない子同士でも
ちょっと一緒に遊んでみない?
と声をかけることによって、その場で
出会った人たちがコミュニケーションを
取れるようなサポートをすることが大事だと思います。」

今夜の選曲:PETITS TOURINIQUETS / PASCAL AYERBE

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「ロハスデザイン大賞 2017 新宿御苑展」
LOHAS TALK番組公開トーク&ライブのお知らせ。
日時:5/20日(土) 12:30~13:30
ゲスト:Hiro-a-keyさん (シンガー)、東京おもちゃ美術館
公開トーク&ライブ、ぜひお越しください!

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2017年05月18日

各地に広がるウッドスタート宣言

東京おもちゃ美術館
ウッドスタート事業部ディレクター、
鈴木純夏さんをお迎えします。

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群馬県みなかみ町では、
ウッドスタート宣言をした都市の1つ。
ロハスデザイン大賞でも出展を予定しています。

みなかみ町では、今年の夏に
ユネスコエコパーク(BR:Biosphere Reserves(生物圏保存地域))
の登録を目指しており、
町をあげて「人と自然の共生」に取り組んでいます。
「みなかみ町では、日本製のカスタネットを
ほぼ全て作られています。
ウッドスタート宣言をして以降、誕生祝い品として、
地元 赤谷の森で取れた材料を使用して作った
カスタネットとガラガラおもちゃを
赤ちゃんが生まれたご家庭に
届けるという取り組みをしています。」

全国でウッドスタート宣言した町・県は、
33市町村と1県が宣言をしています。
例えば、山口県長門市。
「長門市は椎木がたくさん生えているということで、
これまでにも色々な企業さんや行政が
地元の椎木を活用していく取り組みをされていたんですが、
今回ウッドスタートの宣言をして頂いて、
椎木を使った鯨の親子のおもちゃを作ったんですね。」
「かつて長門市は捕鯨が盛んな地域だったのですが、
鯨漁を通じて、命を頂くことですとか、
命の大切さを代々伝えてきた場所でもあるので、
鯨はすごく大事な存在なんですね。
ということで、山の恵みの椎木と海から頂いた鯨を
掛け合わせたおもちゃを作って、
長門の子ども達に配るという取り組みをしています。」

今夜の選曲:PLIC PLOC / PASCAL AYERBE

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「ロハスデザイン大賞 2017 新宿御苑展」
LOHAS TALK番組公開トーク&ライブのお知らせ。
日時:5/20日(土) 12:30~13:30
ゲスト:Hiro-a-keyさん (シンガー)、東京おもちゃ美術館
公開トーク&ライブ、ぜひお越しください!

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2017年05月17日

ウッドスタート宣言、その活動とは

東京おもちゃ美術館
ウッドスタート事業部ディレクター、
鈴木純夏さんをお迎えします。

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今年のロハスデザイン大賞のテーマは
「みんなで作るローカルデザイン」
おもちゃはローカルデザインの極み?
鈴木さん「日本の中でも地域によって、気候ですとか風土に
特色がありますので、生えている木が違うとか、
歴史や文化が違うということが、おもちゃを作られる時にも
1つの特徴として現れるんじゃないかな感じます。」

ーー

東京おもちゃ美術館では2011年より
「日頃から木に親しむ」ことを目的とした
「木育」に取り組んでいます。
「木を育てようという考えでは無く、
『木で育む』という考えで行なっています。」

鈴木さんの肩書きの1つに、
ウッドスタート事業部ディレクターという肩書きがあります。
「ウッドスタートというのはおもちゃ美術館が
提案する木育の行動プランと位置付けています。」
「初めて人が手に取るもの、(すなわち)赤ちゃんが
手にするおもちゃを『木』にしよう! 
お子さんが育っていく環境にも木を
取り入れいこうっていうことで、
地産地消の木のおもちゃや子育て環境を
整えましょうという活動をしています。」


今夜の選曲:METS TES GANTS SUR TA TETE / PASCAL AYERBE

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「ロハスデザイン大賞 2017 新宿御苑展」
LOHAS TALK番組公開トーク&ライブのお知らせ。
日時:5/20日(土) 12:30~13:30
ゲスト:Hiro-a-keyさん (シンガー)、東京おもちゃ美術館
公開トーク&ライブ、ぜひお越しください!

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