2017年06月09日

福岡で開催した音楽セミナーと日本のエンタメ業界への思い

音楽プロデューサーの野澤孝智さんをお迎えしています。

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野澤さんは以前、福岡でミュージシャンを対象に
音楽プロデューサーセミナーを開催されました。
「昔お世話になった堤さんというプロデューサーの方がいるのですが、
その方が福岡で音楽家を目指す人を対象にセミナーを開いていたんです。
そこに僕が呼ばれたんですね。50人ぐらい受講者がおられまして、
ヴォーカリストを目指す人、プロデューサーを目指す人など
多岐に渡る方々に講義をさせて頂きました。
このセミナーをGONZOのステージとセットでして、
講義後は、他会場に移動しまして僕のライヴの方も
しっかりとやらせて頂きました 笑」

最後に野澤さんは、日本のエンターテイメントに
欠けているものとして「学び」を挙げられました。
「テレビドラマや音楽にしても一貫して足りないもの何かというと
「学び」がないと思うんですね。僕は音楽を通して、
今作の「The Balcony Cruise」でも込めたつもりですし、
他のジャンルにしても少しでも「学び」を片隅に置くだけで
日本のエンターテイメントは変わるのではないかと思うんですね。
GONZOの第2弾のアルバムは、オリジナルを作ろうと思っているので、
そこでもしっかりとした「学び」を表現したいと思います。」

今夜の選曲:I PAGLIACCI / GONZO

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2017年06月08日

現代の若者のコミュニケーション不足

音楽プロデューサーの野澤孝智さんをお迎えしています。

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最近では、婚活セミナーも手掛けられている野澤さんですが、
セミナー参加者のコミュニケーション不足に悩んでいたそう。
そこで、ボランティアで地元のお母様方にもセミナーに参加してもらい、
コミュニケーションのきっかけ作りに一役買ってもらったそうです。
「地元のお母様、奥様方に参加してもらったんですよ。
それでお節介の介を会合の会にして「お節会」というものを
立ち上げたんですね。そこではお母さん方みんなお節会をして、
婚活のサポート、コミュニケーションの
きっかけを参加者に与えてあげるんですね。」

「僕らのセミナーは真剣にやっていますので、
移動のバスは参加者の若者とは別のバスで移動するんです。
で、僕らはそこで何をやっているかというと、
○番の○○さんに興味がある!とかいうアンケートを
1日2回ぐらい参加者に取るんですね。
それで、今度はこんな話をしてみなとかいう指示を
出してあげるんです。そのためにバス移動は別にして
僕らはその作業をしているんですね。」


婚活セミナーを通して、野澤さんが1番感じられたことが、
現代の若者の圧倒的なコミュニケーション不足だったそうです。
「このセミナーで、1番感じたのが自己紹介も含めて、
人とコミュニケーションを取りづらくなっている人が
これだけの人数いるんだってことですね。
僕らの頃ってなにをやるにも、友達や仲間がいないと
できなかったんですね。今ってゲームも1人でできますし、
音楽もコンピューターを使えばとりあえずできてしまうので、
やっぱり圧倒的に僕らの世代との違いは、
人とのコミュニケーション不足だと感じました。」

今夜の選曲:SABOR A MI / GONZO

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2017年06月07日

地方で開催した婚活セミナーと「野澤の男塾」

音楽プロデューサーの野澤孝智さんをお迎えしています。

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音楽プロデューサーとして活躍されている野澤さんですが、
最近では、婚活セミナーも手掛けられています。
成婚率の高さから「野澤さんがセミナーを開くとカップルが
誕生する!」とも言われるほどだそうです。
「(婚活セミナーを)始めたきっかけは、私が親しくしている
ジェニファーというミュージカル女優がいるのですが、
彼女が小さい頃、僕がプロデュースしていた時期があったんですね。
それで契約とかいろんなことはジェニファーのお母様、
ナカダさんって言うのですが、ずっとお話させて頂いていたんです。
非常に親しくさせて頂いていたんですが、
そのおナカダさんはお仕事でいろんなセミナー開催している方だったです。
それである時、そのナカダさんに富山県南砺市から
お嫁さんが来なくて困っている。と相談があったそうなんですね。
男の子と女の子を正式な形でお見合いをさせてなんとか
成婚させたいということで、講義を頼まれてたそうなんです。
で、そこでそのナカダさんから私の方にお話がありまして、
「野澤さん、私 女の子には話しできるけど、
男の子になんて言っていいのかわかないと…それで10年SMAPと
関わってきた人だからっていうのを評価してくださいまして、
声をかけてくれたんですね。最初は何をやっていいのか
わかなかったんですが、とりあえず富山県南砺市に向かったです。」


婚活セミナーの会場は富山県南砺市、
男性は南砺市出身、女性は全国から集まり、
2泊3日のお見合いツアーが開催されました。
「ツアーは金沢方面に行ったり、白川郷や世界遺産を
バスで回ったりしてみんなでデートをしていくプランになっています。
最初はおっかなびっくりだったのが、僕の想像を絶するぐらい
コミュニケーションができないんですね。
農業を営まれたり、工場に勤務されていたりする方が
ほとんどだったですが、朝から帰ってくるまで誰とも話さない。
帰ってからも家族とかと話すだけなんですね。
でも、心は綺麗だし話すと素晴らしいんだけど、
いざ自己紹介するとなる緊張しちゃって伝えられないんですね。
なので、婚活の前に人の前で話すところからということで、
「野澤の男塾」タイトルを変えさせてもらってやったんですね。」


「野澤の男塾」は今年の3月開催され、
男性18人、女性19人が参加され
9組のカップル、うち1組が結婚されたそうです!

今夜の選曲:BE MY LOVE / GONZO


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2017年06月06日

オペラ歌手からシンガー「GONZO」へ。アルバム「The Balcony cruise」の制作秘話。

音楽プロデューサーの野澤孝智さんをお迎えしています。

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昨日6月5日は「環境の日 」。
積極的に環境の保全に勤める活動が各地で広がっている中、
音楽業界でも環境を意識した取り組みが進められています。
「最近、太陽光エネルギーとかを使ってみたりとか、
インディーズのバンドが自転車の発電機を
何十台も回してLIVEをするとかありますね。」
「実は、自分でも歌を歌っているんですが、
若い頃オペラの勉強をしていたんですね。
例えば300人ぐらいのスペースで、
アコースティックギター2本、バイオリンと歌だと
本当のアンプラグドっていうのがやろうと思えば
可能なんですね。私は、環境に優しい
音楽という意味では100%アンプラグドの音楽が
あってもいいんじゃないかと思います。」


野澤さんはプロデューサー業務をやられている傍ら、
ご自身でも「GONZO」という名義で
シンガーとして活躍されています。
音楽大学時代はオペラを学ばれていたそうです。
「当時(大学時代)は、オペラ歌手を目指そうと
思っていた時期もあったんですが、オペラという
世界は非常に苦労する世界で、金銭的にも
留学に行かなければならないとかで、
中々敷居が高かったですね。
それよりも昔から好きだったレコードジャケットの裏に
プロデューサーのクレジットが書いてあって、
何をしている人なのか当時はわからなかったですけど、
とりあえずこの人は偉い人なんだろうなと思って、
プロデューサー目指して、レコード会社を受けたんですね。」


アルバム「The Balcony Cruise」は
自分の家のバルコニーにいて世界を旅できる!
をコンプセプトに制作され、全曲カヴァー曲となっています。
「僕が小さい頃に影響を受けた、ディズニーですとか、
カンツォーネ、スペインの民謡など、
今の音楽を形成するのにきっかけになった曲を取り上げて、
自分なりにアレンジしたらどうなるのかな?
というところからこのアルバムは始まっています。」

今夜の選曲:WHEN I FALL IN LOVE / GONZO

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2017年06月05日

SMAPと歩んだ10年。デビュー当時の苦労とは?

音楽プロデューサーの野澤孝智さんをお迎えします。

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野澤さんは武蔵野音楽大学卒業後、大手レコード会社に入社。
SMAPや松本伊代、荻野目洋子など、
数々のアーティストをプロデュース。
特にSMAPはデビューから10年間担当され、
数々のヒット曲を手掛けられています。
デビュー当時のSMAPの印象はというと、
街ですれ違うのような素朴な
男の子たちだったと野澤さんはおっしゃいます。
「当時ジャニーズ事務所の第1のコンセプトが
『かぼちゃの馬車に乗ってきた王子様が女の人を迎えに来る』
というのがコンセプトだったんですね。
それでSMAPと初めて会ったときに、
香取は13歳くらいで、木村、中居は17歳で
高校生だったですね。それで会った時に、
この子たちジャニーズ事務所っぽくないなと思ったんですね。
その辺の街ですれ違うような男の子たちって感じだなと…
この子たちを王子様にするのはするのは無理かもしれないなと
思ってまず考えたのが、『地下鉄でぶつかった女の子と恋に落ちる』
みたいな道端に落ちているようなことをテーマして
音楽を作ってみようっていうのがSMAPの始まりでしたね。」


SMAPを担当して2年間は
中々芽が出ずに苦悩の日々が続いたそう。
そんな中、「夢がMORI MORI(フジテレビ系)」
という番組をきっかけにSMAPは飛躍していきます。
「当時、SMAPはテレビのバラエティに
起用されていて、毎週露出があったんですね。
それである楽曲がその番組とのタイアップが
決まっていて、番組プロデューサーや編成などから
オッケーを貰っていたのですが、撮りの2日ぐらい前に
曲を変えたいって、プロデューサーからありまして、
僕は勘弁してくださいと…
でもそのプロデューサーが素晴らしかったのは、
2分ぐらい考えて、「野澤さん本当に売れると思います?」
と聞かれて僕はもちろん「絶対売れると思います」と言ったですね。
そしたらプロデューサーが「わかりました」と乗ってくれて、
シングルになったのが、「$10(テンダラーズ)」という曲なんです。」
「実はこの曲、ほとんど会社のスタッフにも聞かせていないし、
ほとんど誰にも聞かせずにシングルにしたんですね。
そしたら社長は聞いてない!と激怒し、もう知らないから
勝手にやりなさいと帰ってしまったんですね。
ここまでやってしまったし、これがダメだったらもうやめようと
思っていたら爆発的なヒットになったんです。」

今夜の選曲: $10 / SMAP


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2017年06月02日

6月5日から6月9日は

音楽プロデューサーの野澤孝智さんをお迎えします。

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1961年東京生まれ。武蔵野音楽大学卒業後、
大手レコード会社に入社し、SMAPや松本伊代、
荻野目洋子といったアーティストをプロデュースされ、
数々のヒットを生み出した後、2007年に独立。
現在も、幅広い分野でプロデューサーとして活躍していらっしゃいます。

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2017年06月02日

舞台「ミッドナイト・イン・バリ」と「Tier Love」のオークションサイトについて

女優、動物愛護プロジェクト「Tier Love(ティア・ラヴ)」
主宰の浅田美代子さんをお迎えしています。

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9月から舞台『ミッドナイト・イン・バリ』が
日比谷のシアタークリエで上演されます。
浅田さん曰く、20何年ぶりかの舞台だそうです。
浅田さんの演技を生で見ることができる貴重な舞台となります。
「栗山千明ちゃんと溝端淳平さんが新婚夫婦の役で
私が栗山さん母親役、中村雅俊さんが溝端さんの父親役で
4人でお芝居をしていく舞台となっています。
10月には地方での公演も予定しています。」

舞台『ミッドナイト・イン・バリ』
キャスト:栗山千明 溝端淳平 浅田美代子 中村雅俊 他
日時:9月15日(金)~9月29日(金)(東京公演)
会場:日比谷シアタークリエ
   


浅田さんが主宰する動物愛護プロジェクト
「Tier Love」では資金集めの
オークションサイトがあります。
このサイトでは浅田さんと交流の深い
著名人の方々が出品。その時に出た収益を
動物愛護団体に寄付するという活動を行なっています。
「結構、凄い方々が出品してくださいました。
藤井フミヤ君がこれのために絵を
描いてくれたりですとか、木梨憲武さんが、
最新のアート作品を出してくれたりですとか、
坂本龍一さんからはサイン入りの
スーツケースを頂いたりですとか、、、
数々の方から頂いています。」


今夜の選曲:NEGRA CARIDAD / DAYME AROCENA

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2017年06月01日

小学校での講演「いのちの教室」について

女優、動物愛護プロジェクト「Tier Love(ティア・ラヴ)」
主宰の浅田美代子さんをお迎えしています。

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浅田さんは小学生を対象にした
講演会「いのちの教室」を不定期で開催。
動物虐待や命の大切さについて
伝える活動もしていらっしゃいます。
「その講演に参加した子ども達は少なくとも
犬猫を捨てないようになると思うんですね。
もちろんすぐには結果が出ないことだけど、
子どものうちからそういうことがわかっていれば、
今後もっと良い世の中になるんじゃないかと思うんですね。」
「殺処分とかも衝撃的な写真とかを見せるんじゃなくて、
アニメーションで制作したものを朗読するんです。
低学年の子ども達には、刹処分の現実を教えて、
高学年の悪徳繁殖業のこととかちょっと
大人向けのような内容にしたりしてやっています。
最終的にこういうことが無くなるには
どうしたらいいのかな?と問いかけるんですね。
すると子ども達は、「契約書とか書けばいいんじゃないの?」
とかいろんなことを言ってくれるんです。
それが本当にすごいなって思うんです。」
6月は川崎の小学校などで開催が予定されているそうです。

今夜の選曲:SIN EMPEZAR / DAYME AROCENA

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2017年05月31日

2018年の動物愛護法改正に向けて

女優、動物愛護プロジェクト「Tier Love(ティア・ラヴ)」
主宰の浅田美代子さんをお迎えしています。

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『動物の愛護及び管理に関する法律(動物愛護法)』が
2018年に改正予定であることを受けて浅田さんは、
ご自身のサイトなど通じて署名活動を行っています。
「法律をきちっとしていない限り、悪徳の繁殖業者が
なかなか摘発されないんですね。なので、
ヨーロッパのような数値規制が必要だというのと、
飼い主さんネグレクトも今助けられない状態なので、
そういうのも対応できるようにするために法改正が
必要なんですね。」

今回の改正案の中で焦点にもなっている
「生後8週齢」規制。これについて
浅田さんは、子犬が親犬から
社会性を学ぶ、免疫をつける時期であるとして、
最も大事なことだと語ります。
「『8週齢』というものがあるんですが、
親犬から子犬を8週間 離してはいけないという
もので、これは親犬との間で子犬が社会性を学んだり、
免疫をつける時期なんです。
なので、甘噛みしているうちに、痛いと教えていくことが
大事なのですが、教えないでそのまま市場に出ると
噛み付いたり、過剰に吠えたりする犬たちが増えてしまう。
そして、それを飼った人たちが、言うことを聞かないと
捨ててしまうという悪循環になっているんですね。
だから、この『生後8週齢』規制は絶対に
通していかなくてはならないですね。」

今夜の選曲:NUEVA ERA / DAYME AROCENA

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2017年05月30日

動物保護に関心を持ったきっかけ。浅田さんの心を救った飼い犬の存在。

女優、動物愛護プロジェクト「Tier Love(ティア・ラヴ)」
主宰の浅田美代子さんをお迎えしています。

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浅田さんが動物保護に関心を持たれたきっかけに、
2匹の飼い犬の存在があったそうです。
「私の母が亡くなった時に、友達とかも
助けてくれたのですが、1番助けてくれたのは
その時に飼っていた2匹の犬だったんですね。
やっぱり母と一緒に暮らしていたので、
(亡くなって)引きこもりになりそうだった私を
ご飯をあげることや散歩などの世話を通して、
外に連れ出してくれたんですね。」
「そのうちの1匹の犬が17歳で
亡くなったんですが、その時に多少は
殺処分のこととかも知っていたんですが、
なんとか犬たちのために何かできないかと考えたんです。
でも何をしていいのかわからなかったので、
まずは保護犬を引き取ろうと。そこから始まったんですね。」

今夜の選曲:TODO POR AMOR / DAYME AROCENA

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