2016年12月07日

サイケデリックを生み出した、幼少期の戦争体験。漫画家、手塚治虫先生との交流。

ポップアートのトップランナーとして国内外で活躍する、
アーティストの田名網敬一さんをお迎えしています。

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田名網さんの作品に登場する金魚や極彩色の世界は、
”サイケデリック”とも言われます。
このような作品が生まれたのは、
幼少期に体験した戦争が元になっているそう。

「戦争で、空襲があって防空壕に逃げたりしてたんですよ。
 で、うちのおじいちゃんが、金魚の養殖をしていたから
 巨大な金魚の水槽があったんです。それを見てるときに、
 照明弾が落ちてくると金魚の鱗に反射してピカピカするんです。
 そういった幼年期のイメージが蓄積されて、
 それがサイケデリックにつながったんじゃ無いかな。
 子供ながらに、ショックだったんじゃないかな…」

また、お洒落でコレクターだった叔父の影響も。
「絵はがきとかコレクションしていたものが
 僕の家の納戸に山積みされてて。そこが好きで、遊んでたんです。」
小学校の時は、漫画好きだった田名網さんは、
毎日ファンレターを書くほどの、手塚治先生フリークだったそう。
「後年、手塚さんとお会いする機会があって、その時に、
 ”実は毎日ファンレターを書いていました”って伝えたら、
 その後日、返事が遅れましたって、手塚さんから手紙が届きましたよ。」

今夜の選曲: SUNDAY MORNING / VELVET UNDERGROUND

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2016年12月06日

ポップアートの起源と、銀座で出会ったポップアート。

最新の作品集『Fragrance Of Kogiku (小菊の香り)』と
『Dream Fragment (夢のかけら)』を発表された
アーティストの田名網敬一さんをお迎えしています。

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NY在住の友人のアーティスト:篠原有司男さんを訪ねて、
60年代にNYへ頻繁に行かれていました。
「最初に行ったのは1968年なんですけど、その頃は
 もうアンディ・ウォーホルは皆知っている存在だったけど、
 それよりも漫画家のロバート・クラムとか、
 実験的な映像を作ってた ケネスアンガーとかの方が、NYでは有名でしたね。」

そもそも、ポップアートというのは、イギリス発祥の言葉。
画家:リチャード・ハミルトンのコラージュ作品の中に
”POP ART“の文字があり、このような作風のジャンルが
ポップアートと呼ばれるようになっていったそう。

田名網さんがポップアートと出会ったのは、
今はもう無い、銀座のイエナ書房の常連だった、
映画/ジャズ評論家の植草甚一さんがきっかけでした。
「以前から一方的に植草さんのことは知ってたんですけど、
 ある時本を抱えた植草さんが、階段から落ちてきて、
 一緒にいた篠原有司男と僕で、助けたんです。
そしたら、”君たち絵をやっているなら、面白いの教えてあげる”って、
 アメリカで流行ってるっていう、アートを見せてもらったんです。
 それがポップアートとの出会いなんだよね。」

今夜の選曲: COOL IT DOWN / VELVET UNDERGROUND

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2016年12月05日

最新の作品集、小菊の香り、夢のかけらについて。

最新の作品集『Fragrance Of Kogiku (小菊の香り)』と
『Dream Fragment (夢のかけら)』を発表された
アーティストの田名網敬一さん

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出版の記念に、青山・GALLERY360°にて個展を
12月10日まで、開催されています。
「久しぶりに今回、やることになったんです。
 1960年〜70年初めくらいにつくったコラージュを
 倉庫にいれてたまま忘れてて、大掃除で発見されて。
 全部で300点くらいあったので、倉庫から持って帰ってきて
 剥がれた所などを修正して、本の一部になっています」
DREAM FRAGMENT

作品集『Fragrance Of Kogiku (小菊の香り)』
というタイトルは、女優:花柳小菊さんの名前に由来しています。

「小説家:川口松太郎と、一緒にうちの近所に住んでて。
 僕は、その家の前でよく遊んでたんですよ。
 そしたら、小菊さんがお菓子とかくれるんですけど、
 芸者さんだから、本当に良い匂いがしていて(笑)
 子供ながらに、出て来なかな〜って。本当に綺麗だったんですよ」
今でも、その小菊さんの香りが忘れらない、と田名網さん。

今夜の選曲: THERE SHE GOES AGAIN / VELVET UNDERGROUND

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2016年12月02日

12月5日から9日までは

アーティスト、田名網敬一さんをお迎えします。

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最新の作品集『Fragrance Of Kogiku (小菊の香り)』と
『Dream Fragment (夢のかけら)』のお話を中心に、
近年の活動など、たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1936年東京生まれ。武蔵野美術大学デザイン科卒業後に博報堂に入社。
独立後、グラフィックデザイナーとして活動し、
1960年代にはポップアートの本場ニューヨークへ、
現在、ポップアートのトップランナーとして世界で活躍され、
また、京都造形芸術大学の教授でもいらっしゃいます。

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2016年12月02日

【Podcasting 第509回 】村治佳織さん

今回のポッドキャスティングは、11月28日から12月2日放送分、
ギタリストの村治佳織さん

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2016年12月02日

47都道府県での演奏達成!音楽だけに留まらない、今後の活動について。

新作アルバム、『ラプソディー・ジャパン』を発売された、
ギタリストの村治佳織さんをお迎えしてます。

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日本国内、すべての都道府県に訪れ、
その地で演奏をされています。
10年以上前に達成し、現在では2巡目、3巡目になるとか。

最近では、ギター演奏の他にも、
水泳、書道、料理など昔できなかったことをされていました。
「水泳は、まだたまにやってます。書道は、古代文字っていう
 象形文字みたいのを立って書いてます。
 ちゃんと教室いって、年に1回展覧会があるので出品しています。
 料理はやめちゃいましたね~」
さらに旅好きの村治さん。
今年は、マレーシアに初めていかれたそう。

「いつもだと、1年に1枚、新しいアルバムって感じで、
 発売されると次のプロジェクトなんですけど、
 今回は、ここに留まってジワジワ、良さ伝えていきたいです」
新作アルバム『ラプソディー・ジャパン』は現在発売中です。

今夜の選曲: ラプソディー・ジャパン ~ずいずいずっころばし / 村治佳織・村治奏一

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2016年12月01日

ギタリスト姉弟の留学先でのこと、画家の堀越千秋さんとの思い出。

新作アルバム、『ラプソディー・ジャパン』を発売された、
ギタリストの村治佳織さんをお迎えしてます。

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村治さんは、弟の奏一さんもギタリストですが、
留学先は村治さんはパリ、奏一さんはNYと異なっています。
「最初パリです。10歳から習ってた先生が
 パリに留学されてた方だったので、
 高校卒業したらパリかなって思ってたんです。」
一時期は、ギタリストといえばスペインでしたが、
ドイツやフランスでもギター奏者人口も増え、
現在は日本も、ギターのレベルが高い国なのだそう。

村治さんは、アランフエス協奏曲で有名な、
スペインの作曲家、ホアキン・ロドリーゴさんが
亡くなる前に、目の前で演奏するという経験もされています。

スペインを拠点に活動し、『翼の王国』の表紙を担当されていた、
画家の堀越千秋さんが先日亡くなりました。
もちろん村治さんも交流がありました。
「亡くなる、数日前にメールが来たんです。
 ”画集を作りたいから、コメントお願いします”って。
 喜んでってお返事したんですけどね。
 堀越さんが来るだけで、パーっと明るくなって 
 スペインの風を運んできてくれる感じがするし。」
現在、追悼プロジェクトとして、集大成の画集を出版する費用を、
クラウドファンディングで集めています。

堀越千秋集大成画集刊行・追悼プロジェクト

今夜の選曲: CAVATINA / 村治佳織・村治奏一

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2016年11月30日

景色を伝える、ギターの音色。詩に曲をつけるという、新たな挑戦。

新作アルバム、『ラプソディー・ジャパン』を発売された、
ギタリストの村治佳織さんをお迎えしてます。

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アルバムの中には、五島列島での思い出の曲もあります。
「不思議ですね。7、8回行ってますね。
 親戚がいるわけではないのに、なんかタイミングと
 行きたいなっていう気持ちが合致して。」

最初に五島列島を訪れた時、
テレビプロデューサーと吉永小百合さんと一緒だったそう。
時期は3月末。港で見たの景色が忘れられない、と村治さん。
「島に高校が無くて、学生たちが島を出てったり、
 担任の先生も赴任先が変わって、別れの儀式をするんですよ。
 紙テープが船から、沖に流れてきたり、映画みたいで。
 これで一気にファンになっちゃって」

以前、坂本龍一の番組『RADIO SAKAMOTO』にて
村治さんの”島の記憶”が流れた際、リスナーが
ある感想を書いているのをみて、驚き!
「”15年前に旅した長崎の、頭ケ島の教会を思い出した”
 って書いてくださった方が居らして、本当にそこ、
 その前で私曲書いたんですよ!音の力ってすごいなーって!」

さらに、『ラプソディー・ジャパン』の中、
”雨を見つける”と”一輪のスノードロップ”は
詩に音楽をつける、という試みの曲も収録されています。
「子供とか、戦争とか、自然がテーマの詩がたくさんあって、
 その中の2篇に私は、音楽をつけさせてもらって。
 朗読があるという前提で書いているので、
 ”雨が降る”だったら、下降系のメロディーにしたり、
 言葉に合わせて音にしました。」
詩は、哲学者:エミリー・R・グロッショルツさん、
津田塾大学教授:早川敦子さんが日本語訳をされています。
楽譜は、詩と共に、クルミド出版の『こどもの時間』に
収録されています。

今夜の選曲: 島の記憶~五島列島にて~ / 村治佳織

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2016年11月29日

最新アルバム「ラプソディー・ジャパン」で行った、実弟との共演!

新作アルバム、『ラプソディー・ジャパン』を発売された、
ギタリストの村治佳織さんをお迎えしてます。

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アフリカでは、生活の中に音楽があることを実感したそう。
「訪ねて行ったお父さんが、音楽家で、
 家族40人くらい全員が打楽器とか歌ったりしてて、
 みんな自然と、音楽が生活の中にありましたね」
言葉と音楽が同じ領域のような感覚にも感じたそう。

新作アルバム、『ラプソディー・ジャパン』では、
今回初めて弟でギタリストでもある
村治奏一さんと一緒に演奏しています。
「小さい頃から一緒に弾いていた弟に頼んで。
 一緒にやったのは、17分ぐらいある曲で、
 奏一さんがファースト。お姉さん、下で支えていました」

今回は、DECCAレコードのエンジニア、プロデューサーが来日し、
日本でのレコーディングした作品になっています。
「今までは、私がヨーロッパに行っていたので、 
 DECCAに移籍してから初めて、日本での収録でした。
 小澤征爾さんが毎年松本でフェスティバルをしてて、
 そのスタッフがレコーディングと同じで。
 8月の期間で、”この日が空いてるから、
 佳織がよければ(レコーディングを)やりたい”って。」
たくさんのタイミング、縁によって出来上がったアルバムのようです。

今夜の選曲: ラプソディー・ジャパン ~浜辺の歌 / 村治佳織・村治奏一

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2016年11月28日

最新アルバム「ラプソディー・ジャパン」に込めた思いと新しい試みとは?

ギタリストの村治佳織さん。5年ぶりの新作アルバム、
『ラプソディー・ジャパン』を発売されました。

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今回のアルバムのテーマは、ふるさと。
「もともと、”ふるさと”っていう
 タイトルにしようと思っていたくらいで。
 アルバムの企画ありきじゃなくて、
4月に東京で開催したコンサートが元になっているんですね」
このコンサートは、東北の被災者支援を目的としたもので、
“日本のふるさと”を元に、プログラム、ステージングなどを
村治さんが考えられたのだとか。

このアルバムで新しい試みというと、”作曲”。
初めて作曲したのは、
2012年にタンザニアに行かれた時の曲、”バガモヨ”。
「小黒さんがずっとアフリカの話ことある毎に
 して下さってたからいつか行きたい、と思ってましたし。
 作曲をするってなったのも、たまに、
 ”なんで作曲しないの?”って小黒さんにも
 紹介してくださった宮沢りえさんにも言われて、
 蓄積して残ってて、時がきて、やっとっていう感じですね。」

”バガモヨ”は海沿いで、漁師たちが多く居る街。
その街で見た夕日や、街中で仲良くなったという女性の鼻歌など、
エッセイのようにメロディーをまとめた、と村治さん。

今夜の選曲: バガモヨ 〜タンザニアにて〜 / 村治佳織

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