2011年10月31日

3年目のスマイル・アフリカ・プロジェクト

ソウルオリンピック・男子マラソン銀メダリスト、ダグラス・ワキウリさんは、2009年から、ソトコトで実施しているスマイルアフリカプロジェクトにご協力いただき、小黒統括編集長の知り合いでもあります。

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今年で3年目の「スマイル アフリカ プロジェクト」は、日本の子どもたちが履かなくなったシューズを回収して、アフリカの子どもたちに贈るプロジェクト。集めるだけではなく確実に子供たちに届くのかが大事で、その役目をワキウリさんがお手伝いしてくださっています。高橋尚子さんにもフロントランナーとして参加して頂いています。
この3年間で、回収したシューズの数が:3万2958足、そして合計:2万4833足をアフリカへ届けました。さらに冬に、もう1便ケニアへ船を出し輸送する予定です。

この活動を始めるとき、ワキウリさんは「シューズを履いた瞬間、彼らの人生は変わるよ」とおっしゃっていたそうです。たった靴一足でと思いがちですが、ケニアの子供たちにとっては違います。靴を届けたケニアのキベラ地区は、ケニア最大のスラム街。140万人が住んでいます。子供たちには夢が無いそう。そんな街に靴を届けたスマイルアフリカプロジェクト!スラム街の子供たちは外国人と接触する機会が無かったのが、今は日本人を見るとスマイルアフリカプロジェクトを思い出し笑顔になるんだとか!

アフリカでは、裸足で生活するため、スナノミという虫の被害にあい、足から病気が入る子供たちが多いそう。靴を履くことによって、元気になり、人生そのものが変わるんです。

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両写真とも(C)スマイル アフリカ プロジェクト/photo 鈴木勝


今夜の選曲: HITCH HIKE / MARVIN GAYE

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2011年10月28日

10月31日から11月4日のゲストは

ソウルオリンピック・男子マラソン銀メダリスト、ダグラス・ワキウリさんです。
スマイルアフリカプロジェクト、ケニア陸上界の現状などお伺いします。

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■プロフィール■
1963年生まれケニア出身。 19歳の時にヱスビー食品陸上部に入部し、マラソンの素質を開花させ、87年世界陸上選手権ローマ大会で優勝。88年のソウルオリンピックで銀メダルを獲得し、世界のトップランナーとしての地位を確立されました。現役引退後はスポーツを通じて様々な活動をしていらっしゃいます。

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2011年10月28日

障害を持った子供たちのスポーツ参加が少ない理由

千葉祇暉さんが代表理事を務めるNPO法人バラエティクラブジャパンでは、11月19日にオータムスポーツフェスタを、立教大学新座キャンパスで開催します。これは室内でのテニス大会で、子供たちの参加は少なく10人くらいなんだそうです。
そもそも障害を持った子供は、大人とは違って親の影響下にあります。親がスポーツに興味があったり、スポーツ用の車イスを持っているか、移動する手段があるかなど、金銭面的なことにも関わってくるんだとか。

「将来は障害者が特別扱いをされないような世の中になってほしいです。そうしたら、私の役目は終わります。」

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今夜の選曲: HOW TO UNRING A BELL / NIKKI JEAN

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2011年10月27日

間違いだらけの障害者対策

NPO法人バラエティクラブジャパン代表理事の千葉祇暉さんは、2008年にヒューマンデザインクリエイツ株式会社を設立されています。主に、障害者のためのインフラの整備や、障害者の目線でアドバイスをする会社です。(例えば、駐車場の導線やビルのバリアフリー化など)

また、2013年に開催される「スポーツ祭東京2013」へのアドバイスもされていて、障害者が泊まれるホテルなどの推進をされているそうです。

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今夜の選曲: LET'S TAKE A WALK / RAHAEL SAADIQ

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2011年10月26日

バラエティクラブジャパンとは?

千葉祇暉さんが代表理事をつとめるNPO法人バラエティクラブジャパン。障害を持つ子供たちの自立を支援することを目的として、2001年に設立されました。本部はカリフォルニアで1928年から活動、世界中に広がっている大きな団体です。

そんな、バラエティクラブジャパン主宰の東北震災復興支援チャリティイベント「Santa Fun Run」が、11月27日(日)お台場で開催されます。もともとオーストラリアで開催されているマラソンイベントで、サンタの格好をしたランナーが1万人走るんですって!お台場では、オーストラリアの「Santa Fun Run」と同じ日に開催、サンタの洋服もオーストラリアから取り寄せたんだそうです。
走る距離は約5キロメートル、参加費は5,000円(サンタの洋服付き)で、10月末までの募集となります。

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今夜の選曲: 100 YARD DASH / RAPHAEL SAADIQ

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2011年10月25日

世界における障害者に対する認識の違い

車イス陸上競技アスリートとしてもご活躍のNPO法人バラエティクラブジャパン代表理事、千葉祇暉さん。
初出場は1984年の全国身体障害者スポーツ大会、一年後の1985年にはイギリスの国際ストークマンデビル大会に出場されました。さらに1992年〜2000年までにパラリンピック3回と世界選手権に2回出場。1998年のイギリス・バーミンガムで開催された世界選手権では100mと1500mで銅メダルを獲得されています!

世界的に見ると、日本でスポーツをやっている障害者の方は少ないそうで、なぜなら、陸上競技が健常者/身障者に分かれていて、普通の陸上競技場で練習が出来なかったりするんですって。そもそも海外は、健常者/身障者の違いが無く、アスリートというくくりなんだそうです。だから、身障者は介護をされるもとも無く、自立した一人の人間として扱ってくれるんですって。

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今夜の選曲: LOVE TAHT GIRL / TAPHAEL SAADIQ

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2011年10月24日

車イス生活になった理由と、車イス陸上競技との出会い

NPO法人バラエティクラブジャパン代表理事の千葉祇暉さん。車イスでスタジオにお越しいただいていますが、移動はいつも一人で車を運転していらっしゃるそうです。

1982年、友達と海に行って水深30㎝の海に潜ろうとして、海底に頭をぶつけて首の骨を折って以来、車イス生活になってしまった千葉さん。入院していた病院でリハビリもかねて、車イスでスラローム競技をやっていたところ、人と争うのが面白くなってきて、ある日、競技大会に出てみないか?と誘われたのがキッカケなんですって。

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今夜の選曲: LA DI DA DI DA / NIKKI JEAN

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2011年10月21日

10月24日から28日のゲストは

NPO法人バラエティクラブジャパン代表理事の千葉祇暉(ちば・まさあき)さんです。
間違いだらけの障害者対策、被災地支援イベントなどお伺いします。

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■プロフィール■
1961年生まれ埼玉県出身、車イス陸上競技でバルセロナ、アトランタ、シドニーと3度のパラリンピックに出場。98年の世界選手権では2種目で銀メダルを獲得されるなど、アスリートとして活躍されているほか、バラエティクラブジャパンの代表や、日本身体障害者陸上競技連盟の理事として積極的に社会活動に参加されていらっしゃいます。

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2011年10月21日

被災地に行って感じたこと

戦場カメラマンの渡部陽一さんの、朗読CD「Father's Voice」。この最後におさめられている曲は「このたたかいが終わったら」。東日本大震災の被災地への思いも込められているそうです。

渡部さんが陸前高田に行ったとき、目の前すべてが瓦礫におおわれていて、カメラマンとしても個人としても「本当に復興が出来るのだろうか?」と恐怖を感じたそう。でも、それから何度も訪れ、一歩一歩、確実に復興が進み、被災地の復旧という底力を感じ、現地の方の声として朗読したそうです。

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今夜の選曲: このたたかいが終わったら
        /朗読)渡部陽一 〜アルバム「Father’s Voice」から

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2011年10月20日

朗読CD「Father’s Voice」

ゆっくりとしたかたり口調が人気の、戦場カメラマン渡部陽一さんですが、その声の特徴を生かした朗読のCD「Father's Voice」が10月19日に発売になりました。
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イラクでもレバノンでも、どこの戦場でも井戸端会議が生活の基本。おじいちゃんが息子に、お父さんたちが子供たちに話をして…そんな毎日が繰り返されている中で、慣習や文化や思いが伝統として言葉で伝わっているそう。その言葉の力を、朗読で、日本の子供たちに届けることは出来ないかと思い、朗読CDを制作したそうです。

去年お子さんが生まれ、お父さんとなった渡部さん。戦場のお父さんたちの声を届けたい…その思いで朗読したとか。 senjo_thu.JPG


今夜の選曲: 小さな星〜イスラマバードの友人が言ったこと
          /朗読)渡部陽一 〜アルバム「Father’s Voice」から

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