2021年09月01日

コロナ禍での避難…分散避難と在宅避難について伺います。

NPO法人レスキューストックヤード常務理事・浦野愛さんをお迎えしています。
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※リモートでのご出演です。

ーーコロナ禍での、そしてコロナ後の
防災の仕方、非難の仕方について
伺いました。

浦野さん:通常の避難所はどうしても
密になりやすいということがあります。
行政が指定している、指定避難所に集まると
思いますが、そういう場所には過去に1000人
2000人もの人が集まって大混乱したという
現場を過去に見てきています。
同じようなことが起こってしまうと
クラスターが発生するリスクが高まると
思っています。
なので行政の方も分散避難という考え方を
浸透させようと動いています。
分散避難というのは、指定避難所だけじゃなく、
友人知人の家や車中に分散し、
家にとどまれる人はそこに留まって
避難してほしいというのが
言われていることです。
いくつかの選択肢を想定して、
そこで生活するための備えを
しっかりしておくことが必要になります。

小黒:今までの避難とは180度
違っていますよね。
その中で、自宅でできる防災訓練とは
どう言ったものでしょうか?

浦野さん:在宅防災訓練というのは
お家が耐震性がよく津波が来ない
安全な場所。
水害の場合は、浸水しない山崩れが
起きない場所で暮らしている方に
対して取り組んでいただきたいものに
なります。
家の物理的被害がなかったとしても
電気、ガス、水道、通信という
ライフラインが止まった時に
健康を害さずに生活が行えるよう
環境を整えていくのが、
在宅での防災訓練になります。
家で避難をするとなった時には
一番困るのはトイレの問題なんです。
これは避難所でも同じで、断水時に
トイレをするために、凝固剤を
使って排泄するやり方を覚える
のが必要になっていきます。
付随して、その凝固したものの
捨て方も考えなくてはいけません。
風向きなども考えてゴミの
保管の仕方を考えてほしいなと
思います。

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

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