2021年08月31日

防災の日を前に、防災意識と備えを再点検…というお話伺います。

NPO法人レスキューストックヤード常務理事・浦野愛さんをお迎えしています。
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※リモートでのご出演です。

ーー9月1日は防災の日。
防災意識と災害への備えなどの
意識はどのようになって
いるのでしょうか?

浦野さん:私たちの団体の拠点は
愛知県名古屋市なんですが、
愛知県は2年に1回市民の防災
意識調査を行なっています。
南海トラフ地震で被害を受けると
言われている地域というのもあり
行なっていると思います。
令和元年に行われた調査によると、
南海トラフ地震に関心がある、
と答えた人が93%います。
それに対して耐震化を行なっている?
という質問には、58%の人が
していると答えられています。
他にも家具の転倒防止は60%
くらいの人がしていると答えています。
防災意識+備えに関しては比較的
高い数字が出ていると思うんですが、
一方で災害が起こった時に
家族で落ち合う場所を決めているか
という質問には27%にとどまっています。
さらに地域の防災活動に参加したことが
ありますか?という質問も34%でした。

実際にできる備えをしていたとしても
災害が起きた時にどういう風に行動
すればいいのか。
また、自分たちで対応できない部分に
関しては地域の人たちの協力が必要に
なるのですが、その部分に関する
活動にはまだ積極的に取り組めて
いないという状況があるようです。


小黒:最近は、日用品で防災に役立つ
ということが事例として出てきています。
浦野さんおすすめの日用品って
なんでしょうか?

浦野さん:ゴミ袋、新聞、ポリ袋…
そう言ったものですかね。
ゴミ袋は寒い時に3箇所穴を開けて
被ると防寒具の代わりになりますし、
新聞紙もくしゃくしゃって丸めて
ゴミ袋の中に入れてそこに足を
突っ込むだけでも、結構暖を取れます。
あと、ポリ袋に関しては手が汚れている
時に、手につけて作業をすれば衛生的に
作業できるというのもありますし、
食材を入れて鍋で煮炊きすると、
そこでお米が炊けたり煮物が
出来たりします。
今、コロナ禍で家の消毒をしっかり
やりたいとなった時に、肝心の消毒液が
ないとなった場合は、台所用洗剤を
水で薄めると消毒液ができるんです。
そういうもので衛生状態を維持していく
ことができるんじゃないかと思います。

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

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