2021年04月06日

世界の台所を探検する、岡根谷さん…その具体的な活動とは?

世界の台所探検家・岡根谷実里さんをお迎えしています。
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※リモートでのご出演です。

岡根谷さんの初の著書
『世界の台所探検
料理から暮らしと社会が見える』が
発売されています。
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小黒「僕がこの本で驚いたのは
上海の人が料理しないとか、
インドの家庭ではナンを
食べないとか、
ベトナム人が家でフォーを
食べない…とか常識が覆る
ような内容が書かれて
いるんですが
事前に下調べしてから
行ってるんですか?」
岡根谷さん「大体人に紹介して
もらって、世界の食卓に伺うんですが、
いく前に調べたりとかはあんまり
しないですね。
その国の人口とか、経済水準や
歴史とか基本的なことだけを
調べていて、
本当に驚くことや意外に共通だと
思うことを調べてみたりしますね。
いくときに大体
『あなたと一緒に料理を
させて欲しい!』と伝えてから
いくので、1日目は一緒に料理を
したり、その他の時間は
子供たちと遊んでいたり、
買い物に行ったり、職場や親戚の
家に行くのについて行ったり…
暮らし全てを共にしているという感じです。」

小黒「この本の中では出てこないんだけど、
日本の料理を作ってよ、みたいなこと
言われたりはしなかった?」
岡根谷「たまにありましたが、
8割くらいはそれ以上にこれも見せたい、
あれもみせたいととにかく見せて
くれようとしますね。
ここに紹介される国って、
国際的にすごく注目される国ではないんです。
でも、食を通してその人たちのことに
興味を持ったりとかもっと教えて欲しいとか、
いうともっと見せてやりたくなる。
ということがあるのかもしれません。」

小黒「岡根谷さんは長野県生まれじゃないですか。
ご自身の生まれの中で台所はどんな
台所だったんですか?」
岡根谷さん「私自身、三世代同居だったので
夕飯の時間は母と祖母がそれぞれ作った
おかずを持ち寄って食べていました。
子供の頃、特段料理に興味があったわけでは
なく、自分で料理をするわけでも
なかったんですけど、日常の中で
いろいろなものを生み出せてしまう
母や祖母の背中を見てきて、
料理を作る人たちへの敬意というか、
漠然とした尊敬が今の活動の根底に
あるのかなと思います。」

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

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