2010年04月12日

全国のお弁当の写真を撮ってます

写真家の阿部了さんは、全日空の機内誌「翼の王国」で2007年4月から「おべんとうの時間」を連載されています。これは全国各地で出会った一般の方のお弁当を撮影したもの。

4月1日には一冊の本となって木楽舎から発売になりました。これまで取材されてきた中から、39人の方が紹介されています。 obento_1.JPG
abe_mon.jpg 一般の方のおべんとうの写真…ありそうでありませんでした。お弁当といったらレシピ本ばかり、でもお弁当に対する思い出はたくさんあるのに…と思っていて、写真を撮りはじめたそうです。


今夜の選曲: TANGLED UP IN THE BLUE / BEN SIDRAN

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2010年04月09日

4月12日から4月16日のゲストは

写真家 阿部 了さんです。 
人気連載「おべんとうの時間」の撮影話などを中心に、たっぷりとおうかがいします。

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■■阿部 了(あべ・さとる)さん■■
1963年生まれ。東京都出身。国立館山海員学校を卒業後、
気象観測船「啓風丸(けいふうまる)」に乗船。
その後、東京工芸大学短期大学写真技術科で写真を学び、立木義浩氏のアシスタントを経て、95年よりフリーの写真家として活躍されていらっしゃいます。
全日空の機内誌「翼の王国」で2007年4月から連載の「おべんとうの時間」が一冊の本となって、4月1日木楽舎から発売になりました。

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2010年04月09日

大切なのは、誰とするか

美術家藤浩志さんをお迎えしての最終日は、藤さんこれからの活動。
昔から空き家とか使われてない場所に興味がある藤さん。7月19日から10月31日まで、瀬戸内国際芸術祭が瀬戸内の島々で開催されます。その中に、過去に日本最大級の産業廃棄物不法投棄事件があった豊島(てしま)があるんですが、いまはある集落が半分くらい空き家になってしまっていて、その空き家を借りて面白いことをするんだそうです!

藤さんが大切にしていることは「誰とするか」。いっそうのこと、その誰を作ってしまおうという地域実験!豊島に<藤島八十郎>という架空の人物を作り、彼が活動をしていくということをつくっていこうかなと。八十郎さんが住んでいる家を造ったり、彼が運営するカフェを作ったり、彼が本を書いたり…島の人々も含めて、共同で藤島八十郎の人格を作って行くという芸術!
一つのことをやることで、いろんな表現なり表現者なりが連鎖していくことの面白さを作りたいんですって。

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今夜の選曲: TAPESTRY / CAROLE KING

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2010年04月08日

空間作りより、空気感作り

美術家の藤浩志さんは「仕事としては空間作りが多いけど、空気感を作ってるのが大きい」と。モノを作ることで空間は変わるけど、仕組みを作ることでも空間が変わるんだそうです。

例えば藤さんは2年前、サンタフェのビエンナーレで「かえるシステム」を展示。場所はサンタフェ郊外にあるオペラハウスの駐車場。館長からライトが寂しいから何とかならないかと相談され、それならと、ペットボトルでライトの飾りを作るチームを市民から募集。30チームくらい集まり、美術館にテントを立て、3週間限定で毎日、自分たちの作品が作り、作ったものを、そのライトの下に取り付ける。それだけで、キレイで日常とは違う風景に。オペラが上演されている間は、ずっと展示されていたそう。作品を作るまでの仕組みも芸術にしてしまったわけです。

fuji_thu.JPG 『誰と仕事をやるかで、仕事の内容が変わってくる。そこには2つの柱があって<対話の場を作る><そこから出てきたイメージをアートプロジェクトなど地域実験として形に落とす>』

今夜の選曲: AT THIS TIME IN MY LIFE / CAROLE KING

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2010年04月07日

パプアニューギニア、築地でバイト。波瀾万丈の20代

藤浩志さんは、本当に興味深い経歴の持ち主。

fuji_wed.JPG 大学卒業後、1986年に青年海外協力隊員としてパプアニューギニア国立芸術学校に赴任。途上国に行ったら時間軸を戻せる(60〜70年代)んじゃないかと思ったそうですが…実際は戻り過ぎ!原始生活のようだったとか。行った時はちょうど建国10年目。企業・放送局・新聞社が出来はじめた時期。それで芸術大学も出来たんだそうです。
1988年、バブル期の東京に戻り就職。そして働きながらお金を貯めるため、築地でも朝5〜12時まで働いたとか。ちなみに乾物屋さん。バイトで集まって来るのは、いろいろな国の人や音楽やっている人が多く、バラエティ豊かでとても面白かったとおっしゃっていました。 fuji_wed2.JPG


今夜の選曲: HOME AGAIN / CAROLE KING

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2010年04月06日

好きな状況は「何だコレは!」

美術家藤浩志さんは、京都市立芸術大学大学院の卒業。最初は染織科に入学されたそうです。もともと細かい柄が好きだったんだとか。ご自身は鹿児島の生まれですが、ご両親は奄美大島出身。おばあさまは大島紬を作っていらっしゃったんだそうです。奄美や鹿児島には、大島紬の手織りの工場が多く、そこにみんなが集まり、ワイワイと機織りをする…そんな世の中の仕組みにも興味があったんだとか。

京都の大学に入った理由には、お寺が好きということも関連しているそうです。「三十三間堂にある1000体の仏像」など、なんだコレは?という常識を超えた状態、あり得ない状況が好きで、そういうのを作る仕組みにも興味があったんだそうです。 fuji_tue.JPG

今夜の選曲: BEAUTIFUL / CAROLE KING

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2010年04月05日

かえっこシステムって?

現在、秋葉原「3331アーツ千代田」で開催中の開館記念展で、藤浩志さんの作品<VPC(Vinyl Plastics Connection)発 Kaekko経由 Toys Paradise>を見ることが出来ます。
おもちゃを集めて制作された、怪獣のタワーやオブジェ。この展示物のおもちゃは全部、Kaekko(かえっこ)というシステムで集められたものなんですって。このKaekkoとは…2001年につくったシステムで、子供がいらなくなったおもちゃを持ってきて、お店屋さんごっこをするというもの。全国で開催しているそうです。いいおもちゃは、どんどんかえっこされていきますが、人気のないおもちゃは残っていきます。今までに全国3000ヶ所くらい開催し、貯まっていく人気のないおもちゃ…。

<VPC発 Kaekko経由 Toys Paradise>では、そんなおもちゃで作った作品が展示されています。
4月11日(日)まで、1階 展示室。一般 800円 / 高校・大学生 500円 /中学生以下無料になっています。

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今夜の選曲: I FEEL THE EARTH MOVE / CAROLE KING

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2010年04月02日

4月5日から9日のゲストは

藤浩志企画制作室代表、美術家 藤浩志さんです。 

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■■藤浩志(ふじ・ひろし)さん■■
1960年鹿児島生まれ。京都市立芸術大学大学院美術研究科修了後、パプアニューギニア国立芸術学校講師、都市計画事務所勤務を経て、1992年に藤浩志企画制作室を設立。パブリックに開かれた空間やシステムづくりを表現活動と捉えて、美術館やギャラリーでの発表に限らず、地域や生活に密着したアートプログラムを開発・展開していらっしゃいます。

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2010年04月02日

楽しいデザイン!

アートディレクター水谷孝次さんは笑顔をとる達人。そのコツは「最終的には気持ち!笑顔は気持ちの鏡。子供たちの笑顔は、実は自分なんです。心をこめて、愛を込めて、笑ってって願って撮影。自分の気持ちが子供たちにうつるかなんです。」


水谷さんが力を入れていらっしゃる「MERRY PROJECT」。地方の元気のない街をMERRYにしたい…と、愛知県犬山市を犬で盛り上げていらっしゃいます!犬山市には、犬のアートがたくさん!

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今夜の選曲: I'LL BE YOUR BABY TONIGHT / BOB DYLAN

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2010年04月01日

24時間オープン、笑顔の写真展

アートディレクター水谷孝次さん
これまでの、MERRY PROJECTの大きなプロジェクトは「愛・地球博」と「北京オリンピック開会式」。北京オリンピックでは、笑顔が傘にプリントされ、まさにたくさんの笑顔の花が咲いたような演出でした。
現在、六本木のホテルアイビス ミニギャラリーで「MERRY FROM WORLD 水谷孝次展」が開催中。5月11日まで。途上国の子供、17人の笑顔の写真が展示されています。ホテルのギャラリーということで、24時間誰でも見に来れるという場所を選んだ理由は、美術館などではなく、なるべく誰もが通る場所などパブリックな場所にしたかったからなんですって。

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六本木交差点から近い、ホテルアイビス。みなさんもぜひ、この無防備なくらい口を開けた万遍の笑顔を見に行ってみてください!

今夜の選曲: KNOCKIN' ON HEAVEN'S DOOR / BOB DYLAN

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