2010年05月27日

環境問題に関心を持つキッカケは?

現在は株式会社ユーズ 代表取締役の染谷ゆみさん。高校を卒業した18歳で、大学受験もしないで海外へ旅に出たそうです。アジア放浪の旅。このとき、チベットからネパールに抜ける途中、ちょうど雨期で、あまりにも雨の量が多く目の前で山が崩れていく光景を見たんだとか。そして、現地の人が言っていたのが「これは天災ではなく、人災。人間が木を切り倒したからだ。」ーこの出来事が、環境問題に関心を持つキッカケになったんだそうです。

日本に戻ってきて、環境問題の仕事に従事しようと思ったそうですが、ちょうど20年前はバブル、消費の時代。なかなか大変だったようです。そして巡り巡って、家業を手伝うことになったんですって。

「TOKYO油田2017という名前の通り、2017年までに東京の油を一滴残らず回収して、油田王になって、今度はTIMEの表紙を飾りたい!」 someya_thu.JPG


今夜の選曲: COULD NINE / TEMPTAIONS

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2010年05月26日

油と森を交換します!

世界で初めて廃食油をディーゼル燃料化するVDFを開発した、株式会社ユーズ 代表取締役の染谷ゆみさん。ユーズでは単に油のリサイクルだけに終わらせないで、さまざまな活動もされています。
たとえば<油を10回送っていただくと、森を一坪あげますよ>というキャンペーン。一坪=1,670円。この値段分のTOKYO油田ecoマネーを差し上げるんだそうです。福島県にある森と交換してもいいですし、VDFに交換してもいいし、エコショップで油田せっけんなどのお買い物をしてもいいんだそうです。

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今夜の選曲: I WISH IT WOULD RAIN / TEMPTATIONS

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2010年05月25日

TOKYO油田2017プロジェクトとは?

染谷ゆみさんの事業の躍進に繋がったのが、1993年に世界で初めて廃食油/使用済みの天ぷら油をディーゼル燃料化するVDF(ベジタブル・ディーゼル・フューエル)の開発でした。スタジオには、廃食油がキレイな油になる行程のサンプルを持ってきてくださいました。
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使用済油→反応中→VDF/副産物のグリセリン


株式会社ユーズ  設立10年目の2007年に「TOKYO油田2017プロジェクト」を開始した染谷さん。TOKYO油田とは何とも夢のある名前ですね。20年前、油回収を女性が行っていることに対して「何でやってるの?」といわれていた時、「東京は油田なんだ!私は資源を掘り起こしているんだ!」と思ったんですって。

someya_tue.JPG 年間で、業務用廃食油:20万トン!家庭からも20万トン!!この家庭からの廃食油はほとんど捨てられているんですって。だからこそTOKYO油田。誰も手をつけていないTOKYO油田をビジネス化すれば、循環型社会のモデルになると思ったそう。


今夜の選曲: JUST MY IMAGINATION / TEMPTATIONS

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2010年05月24日

廃食油を回収して3代目

染谷ゆみさんの会社株式会社ユーズ は、バイオディーゼル燃料事業(廃食油の回収〜精製)のビジネスモデルとして注目されています。廃食油とは食油の廃油のこと。主にレストランなどの事業廃油のことを指しますが、最近では家庭廃油の回収に力を入れていらっしゃいます。事業廃油は産業廃棄物なので回収費をもらっているそうですが、実は一般家庭の方こそ、廃油の処理に困っているとか。
廃食油の回収を始めたのは、昭和24年で染谷さんにとってはおじいさま。当時は環境ビジネスというよりもゴミ広いといった感じで、お父様の2代目で辞めようとおもっていたそう。ところが3代目を受け継いだゆみさん。 someya_mon.JPG
家庭の廃油は行政とタイアップして、缶やビンと同じように廃油を回収したり、街のお花屋さんや薬局などを回収ステーションとして地域の油を集めてもらっているそう。

今夜の選曲: MY GIRL / TEMPTATIONS
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2010年05月22日

5月24日から28日のゲストは

株式会社ユーズ 代表取締役の、染谷ゆみさんです。
廃食油の回収、油と森の交換、TOKYO油田2017プロジェクトのお話など、たっぷりと伺います。


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■■染谷ゆみさん■■
1968年 東京都墨田区生まれ。
旅行会社勤務後、(有)染谷商店を経て、97年 に株式会社ユーズを設立。廃食油の回収から精製によるバイオディーゼル燃料の販売と普及活動をされています。
アメリカのTIME誌の2009年「環境社会活動家」として紹介されました。

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2010年05月21日

アデレードでブームの食は?

南オーストラリア・スローフード協会会長のブルース・ゲリンさんをお迎えして最終日。
まずはアデレードでブームの食をお伺いしました。世界でもそうですが、有名シェフや有名レストランを追いかけるのはトレンドの一つ。そしてやはり、ヘルシーで健康にいいもの、食育もトレンドなんだそうです。


南オーストラリア・スローフード協会の今後の活動、まずひとつは<子供たちの食育>。学校に畑を作って、そこで採れたものを学校で調理したりするそうです。もうひとつは<伝統料理>。


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2010年05月20日

州知事内閣のトップで外交の仕事も!?

ルース・ゲリンさんは、南オーストラリア・スローフード協会会長の前に、州知事内閣の内閣副長官だったことも!州のTOPで、州の開発はもちろん、外交の仕事も。オーストラリは日本の県と国の関係とは違うようで、州に力があるんですって。州が一番力を持っている。だから外交も独自で、州として外国と取引をするのだそう。

日本のいろいろな場所に行かれているゲリンさん。 長野・白馬、九州。そして金沢は食文化が面白いと。寒ブリがおいしかったんですって! slow_thu.JPG


今夜の選曲: I SAY A LITTLE PRAYER / ARETHA FRANKILN

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2010年05月19日

地元でラジオ番組のDJ!

南オーストラリア・スローフード協会会長のブルース・ゲリンさんは、地元のFMラジオ局:ラジオアデレードで「ガストロ・ノート」という番組のプロデューサーでありナビゲーターでもいらっしゃいます。

「ガストロノート」とは娘さんがつけたタイトルで、ガストロ:食、ノート:アストロノートの後半半分…つまり「食を求めて旅をする」という意味でつけられた名前なんですって。
水曜日の夜9時から、まるごと食の1時間の生放送。シェフのインタビュー(日本からはフレンチの坂井宏行シェフや、日本料理「分とく山」野崎洋光さんも!)、そして生産者の方にお話をお伺いしたり(オーガニックでリンゴを作っている方、昔の製法でチーズを作ってる方)、おいしいレストランの口コミ情報などのコーナーがあるそうです。

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今夜の選曲: PEOPLE GET READY / ARETHA FRANKLIN

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2010年05月18日

アデレードの街、食

南オーストラリア・スローフード協会会長のブルース・ゲリンさんは、アデレードにお住まいです。
アデレードはオーストラリアの一番下の真ん中から、ちょっと東。海に面しています。アデレードから南にまっすぐおりると…次の大陸はなんと南極なんですって!気候は、地中海的気候。すずしい冬で、決して雪が降ったり寒くはならないんだそうです。逆に、夏は乾いて熱く、40度を超えることもあるとか!
食は、ワインの産地としては世界的に有名ですね。それからシーフード…エビ、ハマチ。肉では牛肉、羊肉、鶏肉。果物も豊富なんですって。

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ゲリンさんが会長を務める南オーストラリア・スローフード協会は、1990年代の初めに設立。イタリア以外で作られた、最初のスローフード支部です。スローガンは「Good,Clean,Fair」。Good:おいしくて良質、Clean:環境に優しく汚さない、Fair:適正な価格…を鉄則にしているとのことです。


今夜の選曲:THINK / ARETHA FRANKLIN

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2010年05月17日

来日50回!?

南オーストラリア・スローフード協会会長のブルース・ゲリンさんです。

今回ゲリンさんは、スローフード築地(発起人:小黒さん)と交流をはかるために来日されました。なんと、日本に来るのは50回目くらいなんだとか!奥様は今回の通訳もしてくださった日本人女性:令子さん。だから日本にもお詳しい!
築地には5〜6回いらっしゃっているそうで、今回も築地散策を。築地自体にそんなに変化はなかったようですが、東京に大きなアパートやオフィスビルが増えているような気がする…とおっしゃっていました。小黒さんの実家:築地のマグロ屋さんにも行かれたとのことで、もちろん美味しく食べたそうですが、一番驚きでうれしかったのが、本マグロがゲリンさんの地元:南オーストラリア産だったこと!
南オーストラリアでは本マグロは養殖がメイン。マグロが小さなときに捕まえてきて養殖場の中で大きく育てていましたが、いまは養殖場で繁殖させることに成功したんだそうです。

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今夜の選曲: YOU AND ME / ARETHA FRANKLIN

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