2011年08月22日

雑誌「孫の力」取材で宮城県へ

写真家の立木義浩さんが今週のゲストです。

mg.jpg 木楽舎から現在発売中の雑誌「孫の力」の取材で、東日本大震災の被災地:宮城県で祖父母や孫のポートレイトを撮影。表紙は亘理町で海の仕事をしている日下さんと孫の統吾君です。

撮影場所は、津波で流された自宅跡。おじいちゃんは笑って、統吾くんはジッとカメラを見つめています。立木さん曰く「自分たちに対して、何しにきた?」という顔。とても印象的な表情です。どうして子供がこういう顔になってしまうのかを、考えさせられる表紙の写真です。

tatsuki_mon.JPG


今夜の選曲: MY BODDY / CHET BAKER

staff| 20:48 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2011年08月19日

8月22日から25日のゲストは

写真家の立木義浩さんです。

被災地へ、家族写真の底力、若いカメラマンへ…たっぷりとお伺いします。


tatsuki.JPG

staff| 20:52 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2011年08月19日

おもしろい親子

今週のゲスト、慶應義塾大学教授で作家の荻野アンナさんのお母様は、日本を代表する抽象画家のお一人、江見絹子さん。ご高齢でいらっしゃいますが、起こる時と絵を描く時は元気なんですって!
お母様は震災の津波の映像にものすごく心を打たれたようで、それを表現すべくアトリエにこもっているそうです。荻野さん曰く「天地に仁なし」…天地のすごさを描こうと思っているようです。

大きなところから生の営みを見るお母様、そして、人に根付いた小さなところから見る荻野さん。すてきな親子です。

anna_oguro.JPG


今夜の選曲: MAU MAU / MARTIN DENNY

staff| 20:48 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2011年08月18日

すばらしい印税の使い道

慶應義塾大学教授で作家の荻野アンナさんの最新本『大震災・欲と仁義』の帯には「印税は現地へ直行」と書かれています。が!結果から言うと拒否されたそうです。
もちろん市に問い合わせをしてから避難所に持って行って、避難所の方に渡しはじめたときに、顔役の方が来てNO!理由は、自分のところに本が届かなかった、来る前に自分に連絡が無かった…激怒されNGに。
結局、お金は持って帰ったそうですが…すばらしい使い道に出会ったそうです。石巻の被災地の読者の方から連絡があり、働きたいという気持ちがあって、桟橋さえあれば船を出せるので桟橋のコンクリートの一部に!と。題して「明るい農村プロジェクト」なんだそうです。

anna_thu.JPG


今夜の選曲: CARAVAN / MARTIN DENNY

staff| 20:48 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2011年08月17日

ボランティアの心得

慶應義塾大学教授で作家の荻野アンナさんに、ボランティアの心得をおうかがいしました。

今、被災地の方は2つに分かれていて(1)物資漬けになって時間が止まっている人、被災地には心材ぼけという言葉があるそう (2)すべてを失ったけど前向きな人。(2)には、さらに声の大きな人と小さな人がいますが、「うちはいいよ!」って言っている声の小さな人のところに行ってボランティアをしましょう!
この見極めが大事なんだそうです。

anna_wed.JPG

こちらスタジオに持ってきてくださった、ひからびた魚。石巻で拾ってきたそうです。 anna_fish.JPG


今夜の選曲: BALI HA'I / MARTIN DENNY

staff| 20:48 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2011年08月16日

被災地で見た人間の最低と最高

慶應義塾大学教授で作家の荻野アンナさんの最新本は、被災地の現状を書いた『大震災・欲と仁義』。

『欲と仁義』このタイトル。最初は「かわらばん」くらいのタイトルで考えていたそうですが、欲と仁義にせざるを得ない現状がそこにはあったそうです。
仁義は<人間らしさ>であって、個人で頑張り抜く人と、途中から顔役になってモノとパワーを操る人が現れたり、金庫をこじ開ける人とお財布を拾っては警察に届ける人いる…。人間の最低と最高を見て「避難所は日本の縮図」とも思ったそうです。

anna_tue.JPG


今夜の選曲: FLAMINGO / MARTIN DENNY

staff| 20:48 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2011年08月15日

おばさん力で書いた最新本

正統派純文学作家の荻野アンナさんの最新作は、東日本大震災の被災地、宮城県で避難生活を送る人々の姿を中心に描いた『大震災・欲と仁義』。

anna_book.jpg
物資の私物化、避難物資が届いていない人がたくさん居る現状があるなか、物資の出入りを行政は把握出来ていないので、何も立証出来ません。でも、こんな疑惑もあるんですと!と言えるのはジャーナリストでもなく作家でもなく単なるおばさん!荻野さんは「おばさん力で書いた!」とおっしゃっています。

テレビや新聞とツイッターの間が欠落していて、すべてを失った人は言葉も無いからメディアで取り上げられないんだそうです。そこが文字でしか伝えられない中小メディアのやること…そう感じたんだとか。
anna_mon.JPG

今夜の選曲: WHEN FIRST I LOVE / MARTIN DENNY

staff| 20:48 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2011年08月12日

8月15日〜19日のゲストは

慶應義塾大学教授で作家の荻野アンナさんです。
被災地の現状を書いた最新本『大震災・欲と仁義』の話を中心に伺います。

anna.JPG

■プロフィール■
1991年に『背負い水』で第105回芥川賞、2002年に『ホラ吹きアンリの冒険』で読売文学賞、2008年に『蟹と彼と私』で第19回伊藤整文学賞をそれぞれ受賞され、現在は、慶應義塾大学で教鞭をとりながら、執筆、テレビ、ラジオ、落語など幅広い分野で活躍していらっしゃいます。
最新本は東日本大震災の被災地、宮城県で避難生活を送る人々の姿を書いた『大震災・欲と仁義』。

staff| 20:52 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2011年08月12日

とにかく面白いことが好き!

「夏のイベントが終わったら、もう来年のことに取りかかりはじめます!」と、ラタンアーティストの信耕ヒロ子さん。籐で干支を毎年、作っているそうで、辰のリースやオブジェ作りに取りかかるそうです。

「面白いことが大好き!人から見ると、恥ずかしいことをしながらきたかもしれませんね。」

shinko_oguro.JPG


今夜の選曲: LORETTA / NORAH JONES FEAT.GILLIAN WELCH/DAVID

staff| 20:48 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

2011年08月11日

そもそも籐って?

ラタンアーティストの信耕ヒロ子さんをお迎えする一週間。そもそも籐って何なんでしょう?感じを良く見ると、竹冠です。藤ではないんですね。籐は日本ではとれす、熱帯雨林でとれます。ジャングルでターザンが捕まっているツル…アレです!籐のツタは、他の木の生育を邪魔するので、どんどんとっても大丈夫なんだとか。

今年の国際森林年を意識したイベントが、8月24日から伊勢丹で開催されます。信耕さんはディズプレイを担当されるそうで、熊野古道で伐採してきた藤やアケビのツルでオブジェを作るんだとか。とってきたツルに命を吹き込んで加工していく…すごく面白いとのこと。そして、ツルをとることで森林が元気になっていく…繋がっていることが、今回すごく新鮮に感じてうれしいともおっしゃっています。

shinko_thu.JPG


今夜の選曲: RULER OF MY HEART / NORAH JONES FEAT.DIRTY DOZEN BRASS BAND

staff| 20:48 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク


バックナンバー

カテゴリー