2014年10月16日

少数民族の写真集を起点に、新しい価値観を提示していく


ジミー・ネルソンさんは、
「写真集“Before They Pass Away”はまだスタート地点だ」
と話されます。

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この写真集を持って、撮影した35の少数民族の元へと行き、
そして今度は映像を撮影しドキュメンタリーを作りたいのだそうです。
また、新たに35の少数民族を探し、
より僻地へと撮影をしに行きたいのだとか。
少数民族の生活や姿は、均質化された社会を生きる若者たちに、
新たな価値観を提示出来るのではないか、ともジミーさん。
また、現代性を持っている、日本のアイヌ民族も撮影したいとのこと。

写真集“Before They Pass Away”は、インターネットでも購入は出来ますが
掲載されている文章もぜひきちんと理解してほしいため、
ぜひ日本語訳が発売されてから、購入してほしいのだそうです。

今夜の選曲: ELEANOR RIGBY / UAKTI

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2014年10月15日

写真を通して気づく、気高く美しい姿を世界中に届けたい。

写真家のジミー・ネルソンさんを
スタジオにお迎えしています。

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写真集“Before They Pass Away”の撮影には、
4×5の大判カメラで行ったため、
被写体となった少数民族の多くの人たちが
撮影されている事に気づいては居ないそうです。

しかし、ジミーさんは、撮影した事で何かを取ってしまったと感じ、
出来上がった本を持って彼らのもとに戻ろうと考えたそうです。
半月ほど前、実際にヒンバ族のもとへと写真集を持って戻ったのだとか。
その時に彼らは、自分たちの厳かで気高く、美しい姿に驚いたそうです。

このような美しい姿を写真集に残し、多くの人に見てもらうことで
消えつつ有る世界中の少数民族を守る事に繋がるのでは、
ジミーさんはおっしゃいます。

今夜の選曲: ACROSS THE UNIVERSE / UAKTI

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2014年10月14日

少数民族のありのままの姿と、彼らへの憧れの詰まった写真集とは?

写真家ジミー・ネルソンさんの写真集“Before They Pass Away”では、
被写体となっている少数民族の彼らの「誇り」が感じ取れます。

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このような写真を撮影する際には、少数民族の彼らの姿や生活を拝むように
「美しい」と褒め称え、打ち解けていったのだとか。
この写真集の20%は、彼らのありのままの姿ですが、
80%は、理想主義的な少数民族への憧れがそのまま表れている、とジミーさん。

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また、この写真集を作るにあたり、最も美しい人々を、
最も美しい衣装で、化粧で、場所で撮影をしたのだとか。
人類の起源への探究が美しく描かれている
映画「アバター」が世界の人たちを魅了したように、
この写真集でも行き過ぎた文明社会への警鐘になれば、と考えたのだとか。

今夜の選曲: OB-LA-DI, OB-LA-DA / UAKTI

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2014年10月13日

「少数民族を撮影する中で自分を探したい」

今週は、写真家のジミー・ネルソンさんをお迎えしています。

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ジミーさんの写真集“Before They Pass Away”には、
世界の35の少数民族の写真が収められています。

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石油会社で地理学者として勤めていた父を持ち、幼少期に
世界中の第三諸国といわれる地を一緒に旅していたジミーさん。
その頃、アフロアメリカンの子供たちを写真に撮り
イギリスの友人達に見せると、その友人達は、
写真に写る子供の肌の色が黒い事に驚いたのだそうです。
「肌に色が違う事でこんなに反応が違うのか」とジミーさんは驚き、
そこから様々な事を考えるようになったのだとか。

ジミーさんが16歳の時、脳の病気にかかった際に処方された薬が間違っており、
髪の毛が1日で全て抜け落ちてしまう、という事が起こりました。
他の人たちの姿を見て人種を判断していたのに、
今度は「私というのは、どういう存在なのだろか」と
問わなくてはならない立場になり、自分探しの旅へと出たのだとか。

撮影に5年間かけた写真集“Before They Pass Away”は、
「少数民族を撮影する中で自分を探したい」という
自己中心的な思いから始まったものでしたが、
「どこかで形にして整理しなくては」と思い、制作に繋がったのだそうです。

今夜の選曲 : LUCY IN THE SKY WITH DIAMONDS / UAKTI

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2014年10月10日

10月13日から10月17日は

写真家のジミー・ネルソンさんをお迎えします。

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35の少数民族を撮った写真集「Before They Pass Away」のお話
たっぷりと伺います。

■ プロフィール■
1967 年生まれ、イギリスのケント州出身。
20 歳から写真家として活動を始め、
チベット全土を巡る旅で未開を捉えた写真と記録を残す。
1997 年以降は、コマーシャルフォトグラファーとして
仕事をする一方で、世界各地の少数民族を撮りはじめ、
様々な賞を授賞されていらっしゃいます。

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2014年10月10日

トレイルを通して、地域内外の人々が支え合う地域へ。

環境省 自然環境局 国立公園課
浪花伸和さんをゲストにお迎えしています。

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アメリカでは国立公園は、国の所有地ですが、
国土が広くはない、イギリスや日本の国立公園は、
様々な所有者がいる土地を調整し、規制をかけるというものです。

ロングトレイルの文化は、欧米では盛んです。
そんな欧米の中でも「アパラチアン・トレイル」は、
「みちのく潮風トレイル」を作っていく上で意識されているそうです。
約3500kmほどあるトレイルで、世界の人々が訪れ挑戦し、
地域の方々は、歩く方々を尊敬し支援するという文化も根付いています。

東日本大震災から3年7か月。
東北三陸の国立公園利用者数を考えると、
まだまだ震災以前のようには戻っていません。

「取り組みを通して、少しでも震災前に戻せるよう、
 そして、継続していけるように、と考えています」
と浪花さんはおっしゃいます。

今夜の選曲: BACK IN MY ARMS AGAIN / DIANA ROSS AND THE SUPREMES

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2014年10月09日

トレイルを実際に歩き、地域の魅力感じるイベント開催!

環境省 自然環境局 国立公園課
浪花伸和さんをお迎えしています。


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11月1日(土)、2日(日)に
みちのく潮風トレイルフェスティバル!IN 石巻・女川
が開催されます。

1日目は、トレイルの活用法を話し合っていくプロジェクトや、
開発した「道弁」という弁当の試食会などが行われます。
2日目は、実際にトレイルを歩き、
食や文化などを楽しむイベントが開催されます。
このイベントでは、様々なコースが用意されているため、
興味のあるコースを申し込み、
様々な視点でトレイルを楽しむ事ができます。

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イベント詳細・参加申し込みはこちらのページから

今夜の選曲: SOMEDAY WE’LL BE TOGETHER / DIANA ROSS AND THE SUPREMES


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2014年10月08日

「みちのく潮風トレイル」で地域を感じ、交流する!

環境省 自然環境局 国立公園課
浪花伸和さんをゲストにお迎えしています。

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沿岸700Kmを繋ぐ道「みちのく潮風トレイル」
現在、八戸・階上・広野・久慈の4市町村で開通しています。
この道は、東北沿岸を歩き、自然を感じるだけでなく、
地域の皆さんとの交流も目的になっています。
特に広野は、地域の方々が暮らすエリアを歩くため、
地域を感じ、人と交流出来る道なのだとか。

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「みちのく潮風トレイル」は、
地域の方々と一緒に道を決めているそうです。
積極的にトレイルのついて関わり、
地域の良さを誇りに感じてほしいのだとか。
「みちのく潮風トレイル」の地図には、地域の食堂も掲載され、
地域の方々、食、景色などがたっぷり楽しめます。

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今夜の選曲: みちのく潮風トレイルのうた / 原田博行 WITH SIESTA

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2014年10月07日

自然を見て、歩いて、体験し感じる、国立公園。

環境省 自然環境局 国立公園課
浪花伸和さんをゲストにお迎えしています。

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現在、総延長220Kmになっている、「三陸復興国立公園」
今回の「三陸復興国立公園」では、
従来のような一カ所の景色を楽しむものではなく
広がりを持った体験プログラムを提供し、
新しい自然の楽しみ方を提案していくのだとか。
その1つが、三陸の沿岸を結ぶ自然歩道「みちのく潮風トレイル」

また、自然を楽しむ他にも、「三陸復興国立公園」では、
被災した施設を遺構として残したり、13mの高台を災害瓦礫で作るなど、
自然の脅威を感じる目的で、メモリアル公園も作っています。

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さらに、見るだけではなく、
地域の方が災害の脅威を伝える「語り部プログラム」や
船の上から崖を楽しむツアーなども用意されています。

今夜の選曲: I’M GONNA MAKE YOU LOVE ME / DIANA ROSS AND THE SUPREMES

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2014年10月06日

復興の後押しを目指す、「三陸復興国立公園」

今週のゲストは、環境省 自然環境局
国立公園課
の浪花伸和さんです。

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環境省では、世界三大漁場である三陸の豊かな自然を活用し、
復興に貢献していくという
「グリーン復興プロジェクト」を立ち上げています。

その軸となるのは、昨年5月にスタートした「三陸復興国立公園」
この国立公園は、震災以前からあった陸中海岸国立公園と
その周りの自然公園を1つにまとめて作るのだとか。

今回は、従来の自然の保護、管理の視点だけなく、
復興、地域活性という視点を入れているため、
公園の名前にも「復興」という言葉が入っています。

今夜の選曲 : WHERE DI OUR LOVE GO / DIANA ROSS AND THE SUPREMES

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