2014年12月02日

春画を多くの人に見てもらうための工夫とは。

立命館大学衣笠総合研究機構の専門研究員
石上阿希さんをお迎えしています。

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最近では、ヨーロッパの画家たちへの影響が注目され、
春画の芸術的価値が評価されています。
春画は、多くの作り手たちの技術の高さや、
作り手の層厚みが広く、独特であるという魅力もあります。

日本においては、公共的な場である博物館で
年齢制限を持つ展覧会を開催するのは難しいのだとか。
現在では、一区画のみカーテンで仕切るなど
様々な展示の方法が試されており、
少しずつ開催に向けて議論が深まりつつあるのでは、と石上さん。

今夜の選曲 : CAN I GET A WITNESS / MARVIN GAYE

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2014年12月01日

世界で認められる春画の価値。

立命館大学衣笠総合研究機構の専門研究員
石上阿希さんをお迎えしています。

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石上さんは日本で初めて、そして世界で2番目に
春画研究で博士号をとられました。
浮世絵や春画を研究する女性が増えています。

昨年10月から、今年1月まで大英博物館で、
春画の大規模な展覧会が開催されました。
そこで石上さんは、大英博物館特別学芸員として
プロジェクトに参加されていました。
4年掛けたこのプロジェクトは、欧米を中心に
展覧会のテーマにそった春画が集められました。

この展覧会では、大英博物館で初めて
年齢制限がかかりましたが、16歳未満あっても
保護者同伴であれば、この会場に入る事は可能でした。
「人類が残してきた文化的遺産として
 春画の価値を一般的に知らしめるということが
 認められたとのだと思います」と石上さん。

今夜の選曲 : HOW SWEET IT IS / MARVIN GAYE

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2014年11月28日

12月1日から12月5日は、

立命館大学衣笠総合研究機構の専門研究員
石上阿希さんをお迎えします。

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世界に誇る、日本の春画。
その魅力をたっぷりと伺います。

■プロフィール■
1979年静岡県生まれ。立命館大学大学院博士課程を修了。
専門は近世文化史で、現在、立命館大学 衣笠総合研究機構の
専門研究員として大英博物館やホノルル美術館など
国内外の近世期の春画・艶本を調査・研究され、その成果を
近世艶本総合データベース」で公開していらっしゃいます。

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2014年11月28日

路面電車を新設や復活に少しでも関わりたい

ゲストは、「路面電車すごろく散歩」の著者で、
イラストレーターでライターの
鈴木さちこさん

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「MOMO」と呼ばれる岡山の路面電車で見る事が出来る最新式の車両は、
窓が大きく、揺れも少ない車両です。
車内のデザインも岡山県出身の水戸岡鋭治さんがされており、
人気が高く、全国からファンが乗りにくるのだとか。

また、松山市内線の伊予鉄道の「坊ちゃん列車」も根強い人気です。
SLの形をしており、道後温泉の付近を走っています。
乗務員の制服も昭和を感じる制服で、揺れも強く、
タイムスリップをする事ができるのだとか!

今後は、「全国各地を回って、
まだ乗った事の無い電車に乗りたい」という鈴木さん。

さらに今回の「路面電車すごろく散歩」の取材で、
路面電車が環境にも人にも優しい事を改めて感じ、
「快適な路面電車の新設や復活に、
何か役に立てたらいいな、と思っています」とも。

今夜の選曲: TROLLEY SONG / DAVE BRUBECK QUARTET

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2014年11月27日

路面電車と、地元の美味しい物を一緒に楽しむ!

路面電車すごろく散歩」の著者で、
イラストレーターでライターの
鈴木さちこさんをお迎えしています。

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全国でも一番路面電車が多いのは、富山県。
特に富山市は、路面電車を中心に
公共交通を軸とした町づくりをし
”コンパクトシティ”を目指しています。
JR富山駅をはさみ、北には「富山ライトレール」、
南には「富山地方鉄道市内線」が走っています。
この町づくりによって、
お年寄りも1人で出かけられるようになり、
ずいぶんと町が活性化しているとのこと。

鈴木さんの著書「「路面電車すごろく散歩」の中には、
鈴木さんが立ち寄った飲食店の情報も沢山あります。
取材の準備の時は、電車の窓から景色を見ながら、
気になる飲食店もチェックされているのだとか。

例えば、豊橋鉄道沿線にある「三愛」というホットケーキ屋さんでは
ホットケーキを食べながら、路面電車を見る事が出来ます。
また富山地方鉄道市内線沿線にある「岡万」というお食事処では、
窓際の席で海の幸を食べながら、
路面電車の行き来を楽しむ事が出来ます。

今夜の選曲: TROLLEY SONG / JOAO GILBERTO

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2014年11月26日

様々な車両を楽しみ、生活の中にある路面電車。

路面電車すごろく散歩」の著者で、
イラストレーターでライターの
鈴木さちこさんをお迎えしています。

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昭和30年代までは、全国で目にした路面電車。
現在になり見直され、日本の地方都市では、
海を渡ってきた電車が走っている路線もあります。
土佐電気鉄道では、ポルトガルなどの電車を見る事ができます。

さらに、路面電車で面白いのは、
各路線に様々な色や形の車両があり、
それぞれにファンがいるところ。
時刻表には、どの車両が
いつ来るか分かるようになっているので、
お目当ての車両を狙ってくるお客さんも多いのだとか。

また、路面電車の利用客は、観光客の方だけでなく、
生活における移動手段として利用する
地元の方々が多くいらっしゃる路線もあるのだそうです。

今夜の選曲: THE TROLLEY SONG / TONNY BENNETT

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2014年11月25日

季節ごとに楽しめる路面電車の魅力と、取材のルールとは

路面電車すごろく散歩」の著者で、
イラストレーターでライターの
鈴木さちこさんをお迎えしています。

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鉄道が好きな女性”鉄子”は、現在も多いそうで、
取材中にも、路面電車を楽しむ女性を多く見かけたのだとか。

豊橋鉄道では季節限定で、車内で「おでん」と「ビール」、
そして「カラオケ」が楽しめる、走る屋台”おでんしゃ”があります!
夏には、ビール電車になるというのは、
路面電車ではかなり有名で、多くの路線で運行されるのだとか。

鈴木さん流の取材のルールは、「嘘を付かないこと」。
また、その地域のガイドブックに載っているお店ではなく、
地元の人たちから美味しいお店や情報を聞き出し、
それを参考に自分の足で旅を楽しむのも
鈴木さんの大切にしている事なのだそうです。

今夜の選曲: THE TROLLEY SONG / BETTY CARTER

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2014年11月24日

路面電車は、「すごろく」みたい!

今週は、イタストレーターでライターの
鈴木さちこさんをお迎えします。

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ANAの機内誌「翼の王国」での連載をまとめた著書
路面電車すごろく散歩」が、木楽舎より発売されています。

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廃線が進み、現在は全国に21路線しかないという路面電車。
その全ての路線を、2009〜2012年、2014年で
電車好きの鈴木さんが実際に散歩をし、
その様子を文章・イラスト・写真でまとめています。

取材する際は、始発駅から終着駅まで一度通して乗り、
その後下車する駅を決め、計画的に取材されていたのだとか。

今夜の選曲 : THE TROLLEY SONG / JUDY GARLAND

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2014年11月21日

11月24日から11月28日は

イラストレーターでライターの
鈴木さちこさんをお迎えします。

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著書「路面電車すごろく散歩」の魅力をたっぷりと伺います。

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■プロフィール■
1975年東京都生まれ。
多摩美術大学卒業後、東北新社でCMプランナーとして勤務。
その後フリーになり、イラストやキャラクターデザイン、
ライターなどの仕事をされています。ホクトの「きのこ組」、
キッコーマン「うちのごはん隊」などを手がけられています。

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2014年11月21日

ごちゃまぜの世界でアートを楽しむ

演出家の宮本亜門さんは「Get in touch」のメンバーでもあります。

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先週まで丸の内MCフォレストで開催されていた
「林原国際芸術祭‘希望の星’2014『太陽と月を描く』展」で
審査員を宮本さんは務められいらっしゃいました。
障がい者の方々が、「太陽と月」をテーマに作品を作られていて、
自由に生きる、本来の人間の美しさや強さの出ている
作品の数々が集まった展示でした。
「みんな違って、ミュージカルも同様に、
 でこぼこだから面白いんです」と宮本さん。

また、「ミュージカルには正解はない」ともおっしゃいます。
人間の本質に近い、自由な表現「歌・踊り・芝居」が融合し、
生きる事が楽しいと思えるものがミュージカル。
どれが正解で、これだけがミュージカルというものが無いのだとか。

今夜の選曲: THE IMPOSSIBLE DREAM(THE QUEST)
      ("MAN OF LAMANCHA") / RICHARD KILEY

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