2016年03月15日

アウンサンスーチーさんとの不思議な出会い。

投資家の房広治さんは、早稲田大学を卒業後、
すぐにオックスフォードへ。
大学の願書の準備をされていました。

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アウンサンスーチーさんとの最初の出会いは、この時期。
当時の房さんは、Nissan Instituteという研究所に
日経新聞を読みに行かれました。
その時偶然、アウンサンスーチーさんに話しかけられたのだとか。

そして2年後、道ばたで偶然再会!そこで、
アウンサンスーチーさんから、家族で住んでいる自宅の
下宿人にならないか、とお誘いを受けた房さん。
カレッジには最初の2年しか滞在できないこともあり、
ちょうど良い機会だ、と下宿をすることになります。
数ヶ月に1度は夫妻と食事を共にしたり、良い関係を築いていたのだとか。

房さんが下宿をしていたのは、1985年の夏まで。
その3年後には、アウンサンスーチーさんが
50万人の前でスピーチをされました。
アウンサンスーチーさんに関する
すべての情報が房さんの元に入ってきたのは、
スーチーさんがノーベル賞を受賞された頃なのだそう。

今夜の選曲:PAINT IT,BLACK / ROLLING STONES

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2016年03月14日

日本からロンドンに留学。金融の世界へ。

投資家の 房広治さんは、1980年代にはロンドンで
M&Aアドバイザーになられています。
M&Aとは、経営権が関わっている会社の売り買いの事で、
その解析・分析、提案をするのが、M&Aアドバイザー。

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日本において敵対的買収は、良くない印象があります。
しかし資本主義の原則に基づいているため、
それ自体が悪いというわけではありません。

房さんがM&Aアドバイザーとしてのキャリアを
スタートされたのは、イギリス・ロンドン。
オックスフォード大学に留学されている間に、
ビジネスマンからスカウトされ、
何でもやらせてもらえると言われたのだとか。
そこで迷わず、M&Aを始めたそう!

早稲田大学では、理工学部から経済学部に変更され、
為替の理論を学ばれた房さん。その時の論文が
オックスフォード大学の先生の目に留まり、
金融マンに向いていると、アプローチがあったそう。
「もともと金融に入ろうとは思っていませんでした。」と房さん。

今夜の選曲:IT’S ALL OVER NOW / ROLLING STONES

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2016年03月11日

3月14日から3月18日は、

投資家の 房広治さんをお迎えします。

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アウンサンスーチー と ミャンマー と 産業維新のお話。
たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1959年兵庫県生まれ。早稲田大学理工学部卒業後、
オックスフォード大学に留学。
インベストメント・バンクの勤務を経て2004年に独立。
2005年ファンドオブザイヤー受賞。2014年からは
ミャンマー・レストレーション・ファンドを
運営されていらっしゃいます。

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2016年03月11日

1000人以上の子供たちが支援を待っている!教育支援の先にあるものとは?

学生時代に、不登校の子供たちの支援をされていた
公益社団法人 チャンス・フォー・チルドレン
代表理事、今井悠介さん。

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そこで不登校の子供たちの問題を紐解くと、
背景には貧困の問題が出てくる事も多いそう。
その後東日本大震災があり、チャンス・フォー・チルドレン
立ち上げる事になったのだとか。

チャンス・フォー・チルドレンは、東京都内で
講演会を毎月開催されています。
子供たちの貧困現状や活動の紹介などがあります。
今月は、3月26日(土)の開催です。
詳細はこちら

現在でも1000人以上の子供たちが、支援を求めています。
「今後は、どうやってその子供たちが、その地域の中で働き、
 活躍できるかを注目しなくちゃいけないな、と。
 復興を支える人材をどうやって作っていくか、
 重要な観点になっていくかと思います。」と今井さん。

今夜の選曲:BE NICE TO ME / RUMER

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2016年03月10日

東日本大震災で被災した家庭の現状は?子供たちの理想と現実。

今井悠介さんが代表理事を務める
公益社団法人 チャンス・フォー・チルドレンでは昨年11月
「東日本大震災 被災地・子供教育白書2015」を発刊されました。

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東日本大震災で被災した家庭、2338件への調査で分かった
被災地の子供たちの実態が書かれています。
2014年のクーポンの応募した家庭、
他の団体で奨学金の支援を受けている子供たちなど、
2014年4月~9月の半年での調査だったそう。

「この白書から見えてくるのは、非正規労働や貧困家庭の増加です。
 子供たちの学校外教育を利用しない理由をみると、
 経済的な理由とあげたのは全国平均より
被災地の方が多かったですし、
 理想と現実のギャップも、被災地の方が開いています。」

東日本大震災で、格差はより広がったと今井さん。
瓦礫の撤去など、ハード面は復興が進みつつあるものの、
家庭ごとに見てみると格差の広がりを感じるそう。
取り残された家庭は声すらあげられない状況なのだとか。

今夜の選曲:IT COULD BE THE FIRST DAY / RUMER

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2016年03月09日

阪神淡路大震災の経験で感じた事。東日本大震災で困難を抱えた家庭の今。

今井悠介さんが代表理事を務める
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン では、
「学校外教育バウチャー」(クーポン)による支援だけでなく、
その後のケアもされています。

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大学生ボランティアが、クーポンを利用するお子さんと
毎月面談をし、クーポンの利用方法や進路などの相談を
されているそう。この、ブラザー・シスター制度には、
自身がバウチャーを利用した大学生が活動に参加されるなど、
循環がはじまりつつあるのだとか。

今井さんは小学2年生の時に、阪神淡路大震災を経験されています。
「うちの家は、半壊の認定で。水道止まって。
 当時よく覚えているのが、学校が再開された日に、
 家をなくした何十人もの子供たちが、転校してきたんですよ」
と今井さん。子供の時は震災は理解しながらも意識する事が少なかったそう。
しかし、東日本大震災の時に世界中が東北に支援を注ぐ姿を見た時、
自身の故郷もこうして支援を受けてきたと気付いたのだとか。

東日本大震災で経済的困難を抱えた家庭の子供たちにも
学校外教育バウチャー(クーポン)を支給しています。
毎年1000件以上の応募があるそう。
「もう5年になりますけど、未だに状況は変わってません。
 応募の時期になると多くの問い合わせを頂いてます。」

今夜の選曲:SAME OLD TEARS ON A NEW BACKGROUND / RUMER

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2016年03月08日

子供の学習意欲に応える、学校外教育バウチャーとは?

今井悠介さんが代表理事を務める
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン では、
経済的な困難を抱える子供たちに、
「学校外教育バウチャー」(クーポン)を支給しています。

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年間で支給される金額は、
国が算出する学校外教育の平均的な資金、
小学生:15万円、中高1~2年生:20万円、
中高3年生:30万円。自由度の高い現金ではなく、
確実に子供の教育に使用されるようにと
用途を限定したバウチャー(クーポン)にされたそう。

毎年、定員の数倍以上の応募がある「学校外教育バウチャー」
選定基準は、家庭所得の低さや子供の学習意欲強さ、などだそう。
「毎年、審査はしますが、基本的には継続を前提にしています。
 今では長い子だと4年継続しています。」とのこと。

今夜の選曲:JUST FOR A MOMENT / RUMER

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2016年03月07日

日本の子供は6人に1人が貧困状態?!絶対的貧困と相対的貧困。

公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン
代表理事、今井悠介さん。

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公益社団法人 チャンス・フォー・チルドレンでは、
日本の子供たちの貧困問題、教育格差の解決を目指しています。
現在日本では、6人に1人の子供が貧困状態!
家庭の経済状況により、十分な教育が受けられず、
子供の低学力や、進学・就労の道が絶たれるなど、
貧困の連鎖をうんでしまうのだとか。

日本での貧困は、「相対的貧困」というもので、
社会において”当たり前”と呼ばれる生活ができない状態。
例えば、食事はできるが栄養価が十分な食事を取れない、
学校は行けても放課後教育を受けられない、という状況です。

相対的貧困は、社会や時代、地域によって、
貧困のレベルや状態は変わっていきます。
「子供たちはよく”なんでボクだけ”っていうんですよ。
 周りにあるものが、自分だけにないというのは、
 子供たちの意欲や自尊心を奪います。」
と今井さんはおっしゃいます。

今夜の選曲:TRAVELIN’ BOY / RUMER

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2016年03月04日

3月7日から3月11日は

公益社団法人チャンス・フォー・チルドレン 代表理事の
今井悠介さんをお迎えします。

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国内の貧困による教育格差をなくす活動について
たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1986年兵庫県出身。関西学院大学を卒表後、
KUMONで教室コンサルタントとして勤務され、2011年、
公益社団法人チャンス・フォー・チルドレンを設立、
代表理事に就任されています。

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2016年03月04日

昨年は琳派400年。そして今年は伊藤若冲生誕300年記念!

静嘉堂文庫美術館 館長の河野 元昭さんは
琳派作品の研究、監修がご専門です。

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昨年2016年は、琳派400年という
記念の年でした。主に京都が中心となり、
”琳派イヤー”として盛り上がりました。
静嘉堂文庫美術館でも、
昨年開催されたリニューアルオープン記念展の
第1弾「金銀の系譜」は、琳派の作品を展示されていました。
来場者は3万人ほどで、大きな盛り上がりになったそう。

さらに今年は、伊藤若冲の生誕300年記念です。
東京都美術館では、『特別展 生誕300年記念 若冲展』が行われ
「動植綵絵」(30幅)と「釈迦三尊像」(3幅)などを
見ることができます。
また、伊藤若冲の作品「釈迦三尊像」の元となった、
と言われる作品「文殊・普賢菩薩像」が、静嘉堂文庫美術館にて、
今年4月から開催される第3弾の展覧会、
「よみがえる仏の美」で見る事ができるそうです。

今夜の選曲:SUBTERRANEAN HOMESICK BLUES
/ BOB DYLAN

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