2016年07月21日

いなくなった野ウサギやフクロウ。住んでいるからこそ感じる、鎌倉の変化。

葉山セーリングカレッジ インストラクターの
鈴木知さんは、長年鎌倉にお住まいで、
起きている変化を感じるそう。

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「特にレンジャーの先輩方から話を聞くと、
 昔は松がたくさんあったみたいだし。
 僕らが子供の時は、野ウサギもフクロウもいたけど、
 今はもう両方居ないし。」
反対に、アライグマやたぬき、ハクビシンはよく現れ、
庭を荒らすようになっているとか。

今から40年前に、イギリス発祥のナショナルトラストを
日本で初めて取り組んだ”御谷(おやつ)の森”も鎌倉です。
そのため、他の地域よりも自然が多いものの、
住宅街が増え、自然が少なくなったのが、
1つの原因かもしれない、と鈴木さん。

また、鎌倉は国内外問わず、観光客も多い場所です。
「ゴミ問題も、今では昔に比べたらキレイですよ。
 でも、その分ゴミを十何種に分別するとか、
 ゴミの量を減らすとか、各家庭に対しては
 プレッシャーはあるんじゃないんですかね」
現在では、逗子・鎌倉・葉山などの
海岸の清掃=ビーチクリーンの活動が盛んになっているそう。

今夜の選曲:SEA CRUISE / BEACH BOYS

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2016年07月20日

鎌倉の自然を守る!鎌倉緑のレンジャー・シニアとしての活動。

葉山セーリングカレッジ
鈴木知さんは、60歳で定年退職後に
NPO鎌倉みどりのレンジャーという
里山保護管理団体に参加されています。

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「私が始めた頃は、まだボランティアの認定団体で、
 昨年NPO化しました。
 鎌倉の緑地・森林を整備及び保全をしていきながら、
 自分たちも勉強していく団体です」

第1・3土曜の午前中に基本作業を行いますが、
NPOにしたことで、鎌倉市との共同事業も増え、
現在では月5日程度の活動になっているのだとか。

”鎌倉緑のレンジャー・シニア”という
1年間の講座の卒業生をメインに、
90歳から30代まで
幅広い年齢のメンバーが所属しているそう。
「興味がある方は、ぜひ!年齢を経歴もバラバラの
 みんなでワイワイがやがや、やれればいいねって
 会長さんも言っていますので」

今夜の選曲:SAIL ON SAILOR / BEACH BOYS

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2016年07月19日

マリンスポーツが育たない日本。泣ける夕日がある場所とは?

葉山セーリングカレッジ インストラクターの
鈴木知さんをお迎えしています。

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日本はマリンスポーツがなかなか
育たない地であるように感じますが、
葉山セーリングカレッジでは、
マリンスポーツを楽しめるきっかけ作りをされています。

当番組ナビゲーターの小黒一三も所属した
ヨット部、逗葉ヨットクラブの出身者たちも
現在でもクルーザーなどを数人で所有して、
マリンスポーツを楽しんでいるそう。

葉山セーリングカレッジある場所は、
南は名島、北は葉山マリーナに囲まれています。
「ちょうど波が穏やかで、荒れても水が濁らない。
 いつでも楽しめるかつ、、、夕焼けがめちゃめちゃきれいで!
 夕方に海岸に行くと、江ノ島が見えて、
 その向こうに富士山があって、海いっぱいに夕焼け。
 あなたもきっと泣くでしょう(笑)」
鎌倉育ちの鈴木さんでも、感動する夕焼けだとか。

今夜の選曲:IT’S A BEAUTIFUL DAY / BEACH BOYS

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2016年07月18日

小学生も初心者も、海を楽しめる人を増やしたい!

葉山セーリングカレッジ インストラクターの
鈴木知さんをお迎えしています。

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実は鈴木さんと当番組ナビゲーターの小黒一三は
大学のヨット部、逗葉ヨットクラブの仲間!
当時はサーフィンよりもヨットが人気でしたが、
時代は流れ、数年前にはヨット部存続の危機になるほど、
人気が逆転してしまいました。

鈴木さんが現在インストラクターとして活動する
葉山セーリングカレッジ。
ここは、ディンギー、クルーズ、シーカヤック、
パドルボード、ウィンドサーフィン全てができます。
小学生から年配の方、
初心者からレースをされる方まで、
様々なレベルの方が通うことができます。
最近では人気の、SUP=スタンドアップパドルも。

「海を楽しんでもらえる人をたくさん作りたいというのが
 代表を含めての考え方です。」と鈴木さん。

今夜の選曲:DEIRDRE / THE BEACH BOYS

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2016年07月15日

7月18日から22日は

葉山セーリングカレッジ インストラクターの
鈴木知さんをお迎えします。

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マリンスポーツの魅力と
鎌倉の現状について、たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1952年生まれ。神奈川県鎌倉市出身。
慶應義塾大学商学部卒業後
メーカー国内営業を27年従事され、
担当業務にてMBOし、新会社創業に参画。
定年退職後は、鎌倉の里山保護管理団体に参加し、
また葉山セーリングカレッジの
インストラクターとして活動されていらっしゃいます。

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2016年07月15日

認知度向上のために! 想像力を育む、日本伝統芸術の盆石。

細川流盆石 家元嗣の永島三奈子さんを
スタジオにお迎えしています。

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室町時代から続く日本の伝統芸術の『盆石』。
現在では認知度が低くなってしまっています。
そんな中、認知度向上のために、国内では
カーオブザイヤー授賞式や、安倍首相夫人である
安倍昭恵さんが主催する”UZU”でも実演されています。

盆石は、現在常設されている場所がないため、
旅館やホテルのロビー、出入りする人が多い場所に
置くことで認知を高めたい、と永島さん。
「特に最近、教育といった観点で幼少期に触れるお盆石は、
 自然をより身近に感じられるようになるので、
 小さいお子さんにも、若い方にも触れていただけるように
 体験、ワークショップの場を設けていきたいです」 

今夜の選曲:CHELSEA MORNING / JONI MITCHELL

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2016年07月14日

自然の一瞬の美しさを表現する!海外でも注目をあびる、盆石。

細川流盆石 家元嗣の永島三奈子さんを
スタジオにお迎えしています。

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最近では『盆石』は、海外でも日本伝統芸術として
注目されるようになっています。
実際に永島さんは、ミラノでの展示に参加されています。
「縦30cmほどの楕円形のお盆を使用して、
 大きい石と朧月とさざ波の作品を作りました。
 ”その石にはフェアリーが住んでいるようですね”
 というリアクションをいただけました。」

日本の田園風景を描くことが多い盆石ですが、
ミラノではあえて、抽象的でシンプルな作品を作られたそう。
どこの世界でも見られる景色であることで、
受け手で解釈が変わる方が海外向けだと思った、と永島さん。

盆石は、基本的に創作は自由ですが、
二次元と三次元を組み合わせ、違和感のない作品にするのは
かなり高度な技術が必要なのだとか。
実際にスタジオにお持ちいただいた、
歌川広重の”箱根湖水図”を元にした作品は、
次期家元の永島さんでも、構図から1~2ヶ月程度かかったとか!

「自然の風景が一番インスピレーションを感じますし、
 家元からも多くの自然に触れなさいと言われていますね。
 滝や川、渓流、荒波など、流れる水の一瞬一瞬の動きに美を感じて、
 お盆石で形として表現できた時が一番嬉しいですね。」

今夜の選曲:BIG YELLOW TAXI / JONI MITCHELL

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2016年07月13日

石と砂の伝統芸術、盆石との出会いと、お稽古。

細川流盆石 家元嗣の永島三奈子さんを
スタジオにお迎えしています。

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お祖母さまがされていたそうで、
幼稚園の時に玄関で、初めて盆石と出会ったそう。
「白黒のコントラストの世界に、
 何か惹きつけられるものがあったと
 感覚的ですが覚えております。」

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その後、中学3年生の時、祖母の代理で訪れた
盆石の展示会で多種多様な作品に出会ったことで
実際にやってみたい、と思ったそう。

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「お砂遊びが小さいころから好きだったのもあって(笑)
 自然がやはり好きでしたので、自然を描けるお盆石を
 やっていくと、さらに自然が好きになっていって、
 四季の移り変わりにも敏感になります。」

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高校時代も、月に2回盆石のお稽古を続けていた永島さん。
盆石の認知度の低さから、周りの友達から勘違いされたことも!
「私が漆のお盆に白いお砂で景色を描いているとお話しても
 伝わりませんので、、、だんだん話が変わっていって、
 友達の間では、“どうやらお盆持って踊っていらしい”って(笑)」

今夜の選曲:WILLY / JONI MITCHELL

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2016年07月12日

儚さも魅力!日本の伝統芸術、盆石の歴史。

細川流盆石 家元嗣の永島三奈子さんを
スタジオにお迎えしています。

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1つの作品を約2~3時間で完成させる盆石。
スタジオにお持ちいただいた作品は、
実演用におよそ5分で完成するものです。

武家の出ではありながらも、
茶人文人としても有名であった細川幽斎・三斎公を
流祖とする細川流盆石。
2人とも千利休とも交流のあったとされ、お手本の中に、
10作品ほど”利休好みの景”が残っています。

「認知度は、低くなってしまっています。
 “お盆石”は最初のお道具を一通り揃ってしまえば、
 漆のお盆は少々高価ですが、
 お砂も集めて再利用して作りますので。
 お茶やお花ほど金銭的に負担はかかりません」
儚さ、エコな部分も魅力の1つです。

作品展覧会は、定期的に開催され、
東京では2年に1度開催されています。
『盆石』は今、海外の方からも注目されています。

今夜の選曲:SONGS TO AGAIN CHILDREN COME / JONI MITCHELL

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2016年07月11日

日本の伝統芸術、盆石とは?

細川流盆石 家元嗣の永島三奈子さんを
スタジオにお迎えしています。

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『盆石』とは、室町時代から続く日本の伝統芸術で
漆塗りの黒いお盆に、自然の石を置き、
その上に白鳥の羽を使い白い砂で風景を描くもの。

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実際に作品をスタジオにお持ちいただきました。
「二次元的と三次元を合わせて、
 斜めから見るとそれが一体化するというものです」
“石と砂の伝統芸術”である『盆石』は、完成し
鑑賞終わると、お掃除をして無に戻す儚いものでもあります。

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現在では、『細川流盆石』では
700人前後の会員がおり、流派は3~4つほど。
一番盛んだったのは、江戸時代~明治にかけてで、
19もの流派が存在していたと言われています。
「なかなか大衆化されにくかったことが
 衰退した理由の1つかもしれません」

今夜の選曲:I DON’T KNOW WHERE I STAND / JONI MITCHELL

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