2016年08月12日
8月15日から19日は、
生物学者の福岡伸一さんを
お迎えします。
オランダの偉大な画家、
レンブラントの生い立ち、魅力、謎。
たっぷりと伺います。
生物学者の福岡伸一さんを
お迎えします。
オランダの偉大な画家、
レンブラントの生い立ち、魅力、謎。
たっぷりと伺います。
北極冒険家の荻田泰永さんが
冒険中にほぼ毎日書いているという
北極での日々の記録がもとになった著書
「北極男」は、講談社から発売されています。
“時間が止まっているような”マイナス56度の世界である北極。
ホッキョクグマとはよく遭遇するようで、
寝ているとテントを揺らされることも。
「初めて会った時は怖かったですけど、
野生動物は無駄には戦わないので、
きちんと対処すれば害はないです」
今後の目標について伺うと、、、
「まずは、北極点無補給単独徒歩到達を、
過去に2回挑戦しましたけど、途中までしか行けてないので、
3度目の挑戦を来年の春に挑戦したいなと思っています。
夏は、日本で100miles Adventure続けて、
いつか海外でもやれたら、歩かせたいなと」
さらに、ご自身が経験したように、
エネルギーある若者を連れて北極に行きたいとも。
「今でも変わってきたことはあまりなくて、
大場満郎さんをテレビで見た時の
エネルギーは変わらずあって。
変化したんじゃなくて、積んできたなと感じます」
今夜の選曲:WALKIN’ / JAMIE CULLUM
北極冒険家の荻田泰永さんは、小学6年生を対象にした
「100miles Adventure」を主催されています。
このプロジェクトは、夏休みに6名の子供達と一緒に、
160キロを目安に、10日間ほどをかけて踏破するもの。
今まで、網走~釧路、東京~富士山頂など
様々なルートで行われています。
「毎年ルート変えていまして、今回5回目で、
今年は札幌の中心地を出発して旭岳を11日間かけて歩きます」
小学校6年生を対象にしているにも、理由があります。
「中学生になると部活で忙しいし、小学校最後の夏だし。
1回しか参加させたくないなっていう思いがあって。
顔なじみになると緊張感無くなって面白くないですし」
参加者とのつながりは、今でも続いているそう。
「ずっと、何年たっても、名前と顔と個性を
一致させたいんですよね。だから少人数にしてます。」
なんとこのプロジェクトは、大赤字!
「私が何かを教えるわけでなくて、
場を提供してするだけなので。子供は感受性豊かだから、
なんでも勝手に感じ取ると思います」
今夜の選曲: WALKIN’ BLUES / MUDDY WATERS
北極冒険家の荻田泰永さんは、
2014年から「北極点無補給単独徒歩到達」に挑戦しています。
世界でただ1人、1994年にノルウェー人が成功しています。
北極海は海が激しく動くため、夜テントを張っても、
朝起きれば、ほぼ毎日動かされてしまいます。
「猛吹雪の時は、風下に1日で20キロとか流されたり。
目の前で氷が割れたりとか、川みたいに水路ができちゃってたり。」
割れ目が大きくなってしまうと、
対岸が見えなくなる、1~2キロもの幅になる場合も。
現在は、温暖化の影響で氷も薄くなっており、
1994年当時よりも難易度が高くなっている状態なのだそう。
荻田さんは、2000年から毎年のように
北極に行かれていて、今年で14回目。
2012年、”北極点無補給単独徒歩到達”を目指すようになってからは、
スポンサーを募り、挑戦されています。
「はじめの10年間ぐらいまでは自費で、街をつないでやってて、
1回200万円、300万円とかかかっていて。
2012年からは、千万円単位になってきています。」
今夜の選曲:WALKIN’ THE BOOGIE / JOHN LEE HOOKER
北極冒険家の荻田泰永さんをお迎えしています。
2000年の初めての旅の1年後、
1人で2回目の冒険に旅立たれます。
「魅せられたとかそういうことではなく、
日本に戻って、見知った日常を過ごし始めるんですよ。
でもやっぱりエネルギーがまだあって。
どこに行こうと思っても、今まで何もしてこなかったから、
知っている土地は、1箇所なんです(笑)」
今年も3~5月にも、カナダ北極圏から国境を越え、
グリーンランドまで、48日間かけて1000キロを歩かれました。
「氷というのは、昔から明らかに減っています。
クマが減ったかどうかは僕には分かりません。」
2ヶ月間、人間とは独り言を発し自分と荻田さん。
冒険中には娯楽も一切ありません。
「日中はただただ、10時間とか12時間歩くだけで。
テントの中でゆっくり本を読むとかも無くて、、、
命に影響しないものは何も持っていかないので(笑)」
今夜の選曲:WALKING BLUES / BIG MAMA THORNTON
極地冒険家は海外には多く存在しますが、
北極に限定し冒険をする、北極冒険家の荻田泰永さん。
北極というと、ホッキョクグマ。
1850年代中頃までは、オオウミガラスという
”元祖ペンギン”と呼ばれる絶滅動物もいました。
「北極はほぼ海で、南極は大陸なので、
地理条件が全然違いますね。」
さらに、南極大陸は人類が到達できなかった場所ですが、
北極には、イヌイットの文化・生活の地となっています。
北極で冒険するきっかけは、
大学中退した後、2000年。当時22歳の時。
「大場満郎さんを偶然テレビで見て、
エネルギーに引き込まれちゃって。
その時に若者を連れて北極に行きます、
という話をされてたのを見て、手紙を出しました」
海外旅行もアウトドアも全く経験がなかったにもかかわらず、
これがきっかけとなり、大場さんと若者8人と共に冒険へ!
初の海外旅行は、カナダの北極圏で700キロ、
37日間かけてキャンプしながら歩くというものになったとか。
今夜の選曲:WALKIN’ / CHET BAKER
北極冒険家の荻田泰永さんを
お迎えします。
なぜ北極を歩くのか。
北極点 無補給 単独 徒歩到達とは?
たっぷりと伺います。
■プロフィール■
1977年神奈川県生まれ。2000年より現在まで、
カナダ北極圏やグリーンランドを中心に、
これまで14回、北極圏8000キロ以上を冒険され、
世界有数のキャリアを通じ、
海外からも注目を集めていらっしゃいます。
ポエムグラファー(写真家・詩人)の
沼田元氣さんをお迎えしています。
「沼田元氣と行く、ロシアとエストニアのかわいい発見の旅」
というツアーも企画されています。

工場見学が流行している今、マトリョーシカの製造について
興味を持ってくださる方が多いそう。
添乗員として沼田さんが同行し、ロシアで製造工程、
そして今注目のエストニアを巡ります。
「バルト3国っていま雑貨業界で注目されています。
北欧が雑貨の一大ブームを作りましたが、旅費が高くて。
それに比べバルト3国は、物価が安くて、
古くからの民芸品が多く残っていて。」
今年は、8/24から1週間の旅になるそう。
▼詳細は、こちらをご覧ください。
*募集は終了しています。
日々介護を向き合う沼田さん。
今後は、プライベートで最後の願いを叶える計画をされているそう。
「母はカトリック教徒なので、
フランスの聖地ルルドに連れていきたくて。
92歳で車椅子なんですが、いかにすればロハスな旅が可能か、
というのをレポートしてまとめたいなって思っています。」
お母様の介護を通じて新しい自分と向き合い、
介護についても考えていきたい、とも。
今夜の選曲:DON’T GET AROUND MUCH ANYMORE / MOSE ALLISON
ポエムグラファー(写真家・詩人)の
沼田元氣さんをお迎えしています。

こけしとの共通点が多い、
ロシアのマトリョーシカの研究もされています。
身近な存在であることで、価値を見出されず、
現在でも研究者がほとんどいません。
そこで沼田さんは、マトリョーシカもこけし同様、
産地・系統を分類し「マトリョーシカ図鑑」という
本を出されています。
元々、マトリョーシカは貴族の飾りものでした。
その後、大量生産がされるようになり、
一般市民にも行き渡ります。
「1900年のパリの万博で発表したら、人気になって、
1番の輸出品だったんです。」
沼田さんがオープンされている、鎌倉・長谷の
伝統こけしとマトリョーシカの専門店
「コケーシカ鎌倉」にも外国からのお客様も多いとか。
伝統を壊さず、新しいこけしを作ろう、と沼田さんは、
マトリョーシカにこけしを描いた
”コケーシカ”を考案されています。
「今まで色々やってきて、何が面白いのかって考えると
人の思いつきなのかなって。マトリョーシカも、
日本から輸入した時、7福神をそのまま真似するのではなく、
ロシア独特の農民の少女 ”マトリョーナ” にして始まったんですよ。
そういった思いつきが、国民的お土産になったように、
“コケーシカ”も、単なる思いつきが、伝統として残っていけばいいなって」
今夜の選曲: ONE ROOM COUNTRY SHACK / MOSE ALLISON
ポエムグラファー(写真家・詩人)の
沼田元氣さんが編集・発行されている
雑誌「こけし時代」。
最新号の表紙は、木でできています!

発行のきっかけは、東日本大震災。
「東北にはこけしを作る、こけし工人さんが
いらっしゃるものですから。
自分しか出来ない支援ということで、雑誌を出そうと。」
マガジンハウスの前身、平凡出版での経験を元に
紙文化を残すため敢えて本ではなく、雑誌を作ることにされたそう。
写真も美しく見応えのある雑誌”こけし時代”は、
元々こけしは、温泉場で販売されていたこともあり、
温泉とセットになっている、と沼田さん。
「温泉を旅することで、こけしを収集するという
趣味人も多いので、そのガイドブックとしても
この雑誌が役立つかな、と思います」
最新号は、山形県・肘折温泉を丸ごと1冊で特集しています。
「こけしを作る工人さんと、温泉宿を応援するということで、
全旅館、全工人を載せている雑誌、という自負はあります」
問屋を通すのではなく、直接買うのが、こけしの買い方!
そのため、こけしが観光資源にしたい、というのが沼田さんの思いです。
「私も、うちの店で買わないでくださいって言っています。
こけし工人さんと話して、思い出と一緒に、こけしを買って貰えば、
一生の友達になれます、と推奨しています」
今夜の選曲:AIN’T YOU A MESS / MOSE ALLISON