2017年04月21日

4月24日から4月28日は

4月24日から4月28日は
環境NGO タンザニア・ポレポレクラブ代表の
藤沢俊介さんをお迎えします。

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キリマンジャロ山麓の環境と村人の暮らし、
世界遺産登録の弊害ついてたっぷりと伺います。


【プロフィール】
1963年東京生まれ。駒沢大学経営学部卒業後、
電子部品メーカーに就職。
8年間勤務された後に退職されて、
NGO職員としてタンザニアやベトナムでの植林事業に従事。
1997年に環境NGOタンザニア・ポレポレクラブを設立されて、
現在も代表として活動していらっしゃいます。

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2017年04月21日

詩写真展「琉宮百景」への思いと琉歌の魅力、ポイントは「8・8・8・6」その理由は?

シンガーソングライターの宮沢和史さんをお迎えしています。

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宮沢さんは現在、京橋 Island Galleryにて、
詩写真展『琉宮百景~りゅうぐうひゃっけい~』を開催中です。
「ギター&カメラみたいな感じで、
その二つを持って旅をしてます。全然知識もないですけど、
自分の見たものを残しておきたいという思いでやっています。」

詩写真展は30点ほど展示おり、
その全ての写真には、沖縄琉歌の形式で
宮沢さんの歌が流れてきます。

沖縄琉歌の特徴として、
和歌は「5・7・5・7・7」
琉歌は「8・8・6 」という形式で、
和歌は音楽的にいうと、4分の4拍子。
一方で、琉歌はそれに当てはまらず、
ふわっと終わる所に琉球の文化が
よく現れているとおっしゃっていました。


詩写真展『琉宮百景~りゅうぐうひゃっけい~』
京橋 Island Galleryにて、4月14日(金)〜23日(日) まで。
入場料は無料です。
詳しくは『琉宮百景~りゅうぐうひゃっけい~』の
ホームページをご覧ください。

今夜の選曲:とぅばらーま/宮良 康正

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2017年04月20日

沖縄からブラジルへ! 日本人移民の苦労とアグロフォレストリーの誕生

シンガーソングライターの宮沢和史さんをお迎えしています。

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代表曲「島唄」は2001年に
アルゼンチンのマルチタレント、
アルフレッド・カセーロさんが
カヴァーしたことで再び注目をされました。
アルフレッドさんがカヴァーした経緯について。
「(彼は)日本食が大好きでブエノスアイレスの
日本料理屋によく行っていたそうなんですよ。
で、自分のアルバムのレコーディングが
終わって店に行ったら流れていたそうなんです。」
「この曲はなんだ!今のアルバムに入れたい!ってことになって、
そこから言葉を覚えて録音したんですね。」


宮沢さんは、2008年(ブラジル移民100周年)に、
日系人との交流を中心に書かれた
著書「足跡のない道」を出版されています。
日本人移民が興した街である、トメアス(アマゾン)地域について
「サンパウロの方は巨大農園に正式な移民として入りまして、
大変黒されて扱き使われたんですが、
アマゾンに入った方はもっとひどかったんですね。」
「トメアスの日系人は本当に頑張りましてね、
何も植えてもダメな時期があって、シンガポールから
胡椒の苗を12本ぐらい持ってきて育てたら、1本だけ根付いたんです。
そこから、胡椒産業が始まったのですが、
単一作物でしたから病害で全部やられてしまった。」
「ただ、現在はアグロフォレストリーっていう、
いろんな物を一つの所に植えるっていうのを考え出しまして、
1年中、何かが栽培できるシステムを今でも日系人が行なっています。」


今夜の選曲:足跡のない道/宮沢 和史

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2017年04月19日

代表曲「島唄」のヒット、その陰に隠された葛藤と沖縄への思い。

シンガーソングライターの宮沢和史さんをお迎えしています。

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宮沢さん(THE BOOM)の代表曲『島唄』のヒットで、
沖縄楽器「三線」も全国的に知らせるきっかけになりました。
当時は沖縄の方々に「沖縄のいまを歌ってくれてありがとう」と
感謝される一方で、「島唄などけしからん」という声もあったそうです。

「三線っていうのは、沖縄では床の間に飾るようなものなんですね。
そういうものをロックで振り回すというのは、タブーとされていますし、
僕もわかっていましたので、丁寧にやったつもりなんです。」
「ただ島を通り過ぎた男じゃないっていうのは
示したかったので、今でも沖縄と付き合っています。」


一番心が苦しかったと語るのは、
「島唄」のヒットで、三線の需要が増え、
材料が少なくなってしまったことだったそう。
「広い層に広まることはいいことなんだけど、
ふさわしい人にふさわしい素材が行き渡らない流れを
僕が作ってしまったとしたら、まずいことをしたぞと、、、」

そんな宮沢さんは現在、
少しでも力になれればという思いで、
三線の材料となる木の植林活動
「くるちの杜100年プロジェクト in 読谷」
活動もされていらっしゃいます。


今夜の選曲:世界でいちばん美しい島/宮沢 和史

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2017年04月18日

沖縄各所でレコーディング! 『唄方プロジェクト』の活動と今後は?

シンガーソングライターの宮沢和史さんをお迎えしています。

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今回制作された『民謡大全集1・唄方~うたかた~』は、
沖縄市にある「イガルーサウンドスタジオ」をはじめ、
離島に直接出向いてのレコーディング、
小さな島に至っては、宮沢さんお一人で訪ねたことも。

「僕は歌い手なので、歌ってくださる方の
気持ちもよくわかるし、レコーディングって
どういうものかもわかるので、そういう意味では
僕がやってよかったなと思うし、
沖縄出身の人間ではないのが、むしろいろんな垣根を越えて
皆さん集まってくれた理由かなと思っています。」


今回の作品には琉球王朝時代の宮廷音楽である、
琉球古典音楽も数曲収録されているそうです。


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『民謡大全集2』も現在構想中とのこと。
「(民謡大全集1・唄方~うたかた~)この作品は、
プロの方が中心なんですけど、もっとアマチュアの方に
スポットを当てるというやり方もありますし、
琉球古と捉える切り口もあります、あとは沖縄を越えて
日本全国に民謡を残しておくべきかなと最近思いますね。」


今夜の選曲:浜千鳥/ちあき(from しゃかり)


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2017年04月17日

『民謡大全集1・唄方~うたかた~』その制作活動に込めた思いとは?

シンガーソングライターの宮沢和史さんをお迎えしています。


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『民謡大全集1・唄方~うたかた~』
全245曲を納めたCD BOXセット、沖縄民謡の記録です。
宮沢さんは、その制作プロジェクト
「唄方プロジェクト」の監修を勤めていらっしゃいます。

「(この活動は)5年ぐらい前から始めまして、
沖縄民謡というのは、独特な楽譜があるんですよ。
それを読めば100年後でも演奏できるんですけど、
ただ、民謡の場合は演奏する人の自由なので、
人によって弾き方も変わってくるので、
音声として取って置きたいというのがずっとあったんですね。」

参加アーティストは220名ほど。
笛やお琴の方々も含めるともっと多いとも。
最年少は7歳、最高齢は86歳の方だそうです。

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『民謡大全集1・唄方~うたかた~』は
一般流通の商品ではなく、沖縄県の図書館、
中学、高校、養護施設、一部の私立大学、
そして全世界の沖縄県人会に寄贈されました。
「最初は発売も考えていて、売上を民謡の
今後に使ったらいいなと構想を描いていたんですけど、
プロジェクトが大きくなると売り物も高額になってくるんですね。
僕の思いでこれを聞いて民謡を勉強して欲しいという思いがあるので、
やっぱり子どもに聞いて欲しいんですね。」

今後は東京などにも寄贈していきたいそうです。


今夜の選曲:舞方/仲宗根 創

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2017年04月14日

4月17日から4月21日は

シンガーソングライターの宮沢和史さんをお迎えします。

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民謡大全集「うたかた」のお話を中心に
沖縄やブラジルのお話などたっぷりと伺います。


【プロフィール】
1966年山梨県生まれ。明治大学経営学部卒業後、
1989年にTHE BOOMのヴォーカリストとしてデビューし、
93年に『島唄』が大ヒット。デビュー25周年を迎えた2014年に解散。
現在は、シンガー・ソングライター、
写真家として活動されていらっしゃいます。

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2017年04月14日

熊本城の現状、修復するには20年以上かかる? その理由とは

城郭ライター・城メグリストの萩原さちこさんをお迎えしています。

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復興に時間がかかると言われている熊本城。
その理由として、国の史跡であり、
重要文化材である事が関係しているそうです。
「例えば車が大破したら撤去すれば良いんですけど、
重要文化財が壊れるとそうはいかなくて、扱える業者が立ち会って、
1枚 1枚管理をしながら撤去をするんですね。」
「崩れた石も自然崩落ですので、
崩れた場所からどこの石かを推定していくんですね。
なので勝手に退けてしまうのはいけないんです。」
現在、崩れかけている石も史跡であるため勝手に崩す事が出来ないそうです。


お城に魅せられている萩原さんは今後の活動について、
城を造るコンサルタントも手広くやってみたいと語ってくださいました。

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今夜の選曲:YOU SEND ME/SAM COOKE

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2017年04月13日

築城名人 加藤清正と革命児 織田信長の城郭にまつわる功績とは?

城郭ライター・城メグリストの萩原さちこさんをお迎えしています。

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築城名人、加藤清正(豊臣秀吉の家臣)が造った熊本城(熊本県)
地震発生から半年後、萩原さんも現地での取材を行なったそうです。
「かなりの被害ということで、私もショックだったのですが、
地道に復興しているというところです。」
現在は豊臣秀吉流の城が少なく、
学術的にも熊本城は貴重なものになっています。


現在の天守の形や天守台の技法を生み出したのは織田信長なんだそう
「日本の歴史って信長無くしては語れないと思うんですが、
お城の歴史も信長無くしては語れなくて、
信長がそういった城を作っていなければ、
今私たちが見ている城はなかったかもしれない
というぐらい革命的なんですね。」


織田信長が最初に造った城として有名な安土城(滋賀県)ですが、
ここ数年のこの定説が覆りつつあるという説も。
「安土城(滋賀県)の以前の岐阜城、
その前の小牧城も造っていたという事が分かってきています。」


今夜の選曲:CUPID/SAM COOKE

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2017年04月12日

日本で唯一!雲海に浮かぶ現存天守と、江戸城の秘密について

城郭ライター・城メグリストの萩原さちこさんをお迎えしています。

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雲海に浮かぶ城として有名な竹田城(兵庫県)、
これはきっかけに雲海ブームが来ているそう。
「最近のオススメは、岡山県の備中松山城です。
ここは天守が現存していますので、
日本で唯一の雲海に浮かぶ現存天守が見られる城ということになります。」

萩原さんは、外国人観光客の城巡りなどが増える一方で、
日本人にこそ城の魅力を伝えていきたいそうです。
「皆さん観光で行くけど行くだけじゃないですか。
地域の方にこそ、地域の宝である城をもっと知って頂きたいんですね。」


先月出版された「江戸城の全貌 世界的巨大城郭の秘密」(さくら舎)では、
江戸城がどういう過程で造られたのかについても細かく書かれています。
「江戸城って徳川幕府の本城なんですね、
江戸時代の国の中心地になるわけですから、
その辺の大名の城とは違うわけです。」
「いわゆる国家プロジェクトで作りますので、
天下普請という幕命で行われます。
なので全国から技術のある人が集まって城を作りますので、
自ずと良い城ができるというわけです。」

江戸城の石垣についても取材をしており、
東伊豆から採石を行い相模湾経由で江戸城まで運んできたそうです。


今夜の選曲:CHAIN GANG/SAM COOKE

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