2017年08月04日
8月7日から8月10日は
イラストエッセイストの松鳥むうさんをお迎えします。

1977年滋賀県生まれ。
20歳の時に初めて屋久島でゲストハウスに
宿泊されたのがきっかけとなり、
日本の離島やゲストハウスめぐりを
ライフワークとして続けられ、
数多くの著書を発表していらっしゃいます。
イラストエッセイストの松鳥むうさんをお迎えします。

1977年滋賀県生まれ。
20歳の時に初めて屋久島でゲストハウスに
宿泊されたのがきっかけとなり、
日本の離島やゲストハウスめぐりを
ライフワークとして続けられ、
数多くの著書を発表していらっしゃいます。
女優の鶴田真由さんをお迎えしています。

イスラエルの他に興味にあるという国がインド。
今年の2月には南インドを訪れたそうです。
鶴田さん「今年の2月に南インドに行ってきたんですけど、
ラマナ・マハルシっていう聖人が開いたアシュラムっていう
道場に行ってきたんです。その方は沈黙こそが全ての
教えだと説いている人なんです。なので、アシュラム内では
ヨガをしたりとか体を動かしたりするスペースはないんですけど
みんな静かに瞑想して過ごしている感じでしたね。」
鶴田さんは写真家の小林紀晴さんと、
来月9月に写真展『Silence of India』を共同開催。
インドの旅で撮られた写真を展示します。
日時:9月26日〜10月16日
会場:新宿ニコンプラザ THE GALLERY
※新しい写真集の発売予定もあります。
鶴田さん「旅の間に、小林紀晴さんという
旅人でカメラマンの方がいらっしゃるのですが、
その方と一緒に毎日テーマを決めて2人で
そのテーマに沿って毎日文章を書く
ということを日記みたいしていたんです。
その文章も新しい写真集には入れようと思います。」
今夜の選曲:GAM KI ELECH / QUARTER TO AFRICA
女優の鶴田真由さんをお迎えしています。

2016年9月、鶴田さんが旅の最終地として選ばれたのが、
イスラエルのかつてカナンと言われていた地域です。
鶴田さん「イスラエルの旅はすごく面白かったです。
特に旧市街は、やれイエスが何をした場所っていうのが
たくさんあるんですね。お弟子さんと捕まる前に
話し合っていたところとか、捕まる前にイエスが静かにして
心を鎮めていた場所ですとか… 磔にあった場所ですとか…
十字架で丘に運ばれた道とか… というのがいたる所にあるんです。
今まではイエスって本当にいたの?って思っていたのが、
その場所では、あたかもイエスが生きているように、
みんながお祈りをし、物語が根付いていて聖書が息づいているので
とても身近に感じるようになりましたね。」
今夜の選曲:AFRAB / QUARTER TO AFRICA
女優の鶴田真由さんをお迎えしています。

鶴田さんの2冊の著書には、
数々の不思議な体験が綴られています。
元々、鶴田さんは、霊感などはある方では?
鶴田さん「いや全然ないです (笑)
これの旅を始めて神様にお参りしていくと、
こんな不思議なことがあるんだなって実感して
いったって感じですね。いくつも書きましたが、
参拝した後に虹が出てきたことがなんどもありまして、
本当にいらっしゃるのかもしれないと思いました。」
いくつもの神社を巡ってきた
鶴田さんが感じる日本とは?
鶴田さん「日本はいろんな人種が
混ざってきているんだなって思います。
その坩堝なのかなと… 戦いに負けた、
もしくは勝ちたくない人たちが
集まってきている感じです…」
今夜の選曲:LIKE A CHILD / QUARTER TO AFRICA
女優の鶴田真由さんをお迎えしています。

神社巡りの旅をまとめた著書
「ニッポン西遊記 古事記編 」。
そもそも神社巡りを回るきっかけとなったのは?
鶴田さん「日本を旅するというプロジェクトを
始める前の年に、たまたま外務省のお仕事をした
こともあって天皇陛下の御即位祝賀式典に呼ばれたんですね。
そこで目にした光景を見て思ったのは、
一体日本ってどういう国なのだろうと思ったんです。
それで、古事記を読み解くといいよと言われて、
勉強を始めてゆかりの地を巡って行ったんですね。」
「なんで、ニッポン西遊記かっていうと、本の表紙に
それぞれの似顔絵が書いてあるんですけど、
たまたま、女1人と男3人が集まったからなんですね…(笑)」
巡った神社はなんと40ヶ所ほど!
鶴田さん「普通では知らないような
ところにも行くので、面白かったですね。
1番すごかったのは、天照大神っていう神様が
洞窟に入ったっていう話があって、巡ったんですね。
それが舞台になっているのは、宮崎県の高千穂町っていう
町なんですけど、そこに行った後に、
天照大神の出てくる時の扉に手力雄の神様が
2度と洞窟に入れないようにと扉を投げてしまうんですね。
その扉どこにあるかというと
長野の戸隠神社っていうところにあるんです。
なので、九州に行った後に、羽田から
長野に向かったということがありました 笑」
今夜の選曲:THE LAYBACK / QUARTER TO AFRICA
女優の鶴田真由さんをお迎えしています。

6月に発売された鶴田さんの著書
「神社めぐりをしていたら エルサレムに立っていた」
この本を書こうと思ったきっかけは?
鶴田さん「数年前に古事記を読み解きながら
日本を旅するというプロジェクトを始めたんです。
それは前著「ニッポン西遊記 古事記編 」という本に
纏めたんですが、その古事記の旅をしている時に
幾度となくエルサレムという言葉を耳にして、
エルサレムと神社がどういう関係にあるんだろう?と思いまして、
エルサレムまで行ってみました!っていうのがこの本ですね。
ユダヤと関係の深い神社をいくつか巡って、
そのあとにエルサレムに行ったんです。」
鶴田さんはご自身のことを「旅中毒」と語られ、
これまでに50カ国近くの国を旅されています。
鶴田さん流の旅の仕方は?
鶴田さん「やはりその国の文化が見えた方が
面白いですし。その場所のエネルギーを感じられた方が
いいので、なるべく街から離れたところに行くのが好きですね。
現地の事前勉強はあまりしなくて、帰ってきてから、
答え合わせをするって感じですね。
なるべくまっさらに感じるって旅をしたいので、
それほど勉強せずに、とりあえず本1冊だけ持って行って
大枠だけ知って行くって感じですね。
今夜の選曲:TAHABIL TIRBACH / QUARTER TO AFRICA
女優の鶴田真由さんをお迎えします。

鎌倉市生まれ。
1988年に女優デビューされて、
1996年に映画『きけ、わだつみの声』で
日本アカデミー賞優秀助演女優賞を受賞。
映画やドラマで活躍する一方、ドキュメンタリー番組などで、
世界50ヵ国近くを旅されて、
その経験を綴られたエッセイも発表されていらっしゃいます。
編集者で農家の小倉崇さんをお迎えしています。

来月8月には、恵比寿のビジネスタワーにて、
生活者のための「生活マルシェ」、渋谷の農家では
親子を対象にした「トマト祭り」が開催されます。
小倉さん「油井君はもちろんですけど、「渋谷の農家」
に出て頂いている農家さんにも出てもらいたいと思っています。
特に恵比寿は生活人口がすごく多いんですけど、
街の野菜がどんどんなくなって来てしまっているんですね。
知り合いに恵比寿新聞っているローカル新聞をやっている
タカハシケンジさんって方いらっしゃるんですけど、
恵比寿の生活者にとって野菜は本当に必要なので、
マルシェとしてやってくれないかって誘われたのがきっかけでした。」
「それと、8月の末には渋谷の畑を使って、
トマト祭りをやろうと思っていまして、
畑3面を順次トマトに変えていっているので、
8月の末には鈴なりのように一面トマトになっていると
思いますから、それを子どもたちに収穫してもらって、
食べたり、親御さんにはトマトジュースを
作ってもらったりしようかなって思ったいます。」
今夜の選曲:LOSING YOU / ALISON KRAUSS
編集者で農家の小倉崇さんをお迎えしています。

現在の有機農家の現状について
小倉さん「確実に農業に関わる方は増えていると思います。
一緒に活動をしている油井君のところでは、
4件ぐらいの飲食店と取引させてもらっているんですけど、
やっぱり野菜が美味しいとシェフが畑に来てくれて、
今度くるときにはお客さんも一緒に連れて来てくれるんですよ。
要は、みんなで食べている野菜を、どんなやつが、どんな思いで
作っているのかっているを知りたいと思ってやって来るんです。
人によっては手伝ってくれるようになる人もいるんですね。
この感じで農業を生業にする人は多くないですが、
農業に関わる人は確実に増えると思いますね。」
今後の「weekend farmers」の活動について
小倉さん「この前、油井君とも話したんですけど、
次の段階として2つ考えていることがありまして、
一つは都市における都市農園を増やしていきたい。
もう一つは、私の本に出てもらったような
農家さんたちと連携をとって自分たち
一人だけはできないようなことをやっていきたんですね。」
今夜の選曲:POISON LOVE / ALISON KRAUSS
編集者で農家の小倉崇さんをお迎えしています。

小倉さんは相模原市 藤野と渋谷、
この2カ所を拠点に農業活動をしていらっします。
相模原市 藤野での活動について。
小倉さん「町長や市長とかユニークとかではなく、
全員ゆるく横に繋がっているところが面白いんですよね。
例えば農業やろうってなると今一緒に活動をしている
油井君とかが中心となってやったり、
森に手入れたいよねって話になると
今度は材木業者の友達が音頭を取って
やったりとかするんですね。それぞれの得意分野を元に
チームが出来ていって横つながりで
やっているんで面白いんだと思いますね。」
渋谷のでの活動について(渋谷の農家)
「藤野にこわだりすぎちゃうと見えなくなる部分も
あると思うんですね。やっぱり農業やるときも
消費地である東京のニーズもしていなくてはならないですし、
東京の人がどういうものを好んでいるのかとかもですね。
あとは僕自身も東京に生まれて、東京が好きなので、
東京と藤野、この間にいるのが1番心地よいってのもあるんですよね。」
今夜の選曲:HOW’S THE WORLD TREATING YOU (ALBUM VERSION) / ALISON KRAUSS/JAMES TAYLOR