2021年05月13日

映画「きみが死んだあとで」に代島監督が込めた思いとは…?

映画監督・代島治彦さんをお迎えしています。

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※リモートでのご出演です。

小黒「映画『きみが死んだあとで』を
拝見して思ったのが、インタビューを
受けている皆さん、読書家ですよね?
後ろに本がいっぱいあって…
だから、当時の思想っていうのは、
読書によって培われたんだな
と思いました。
で、今の若者たちはメディアが
違っていて今の彼らの思想を
形成する物っていうのが
一体何なのかという疑問も
持ちました。」


代島さん「若者たちの思想を
形成するものはわからないんですが、
彼らの感想で面白かったのが、
『今の時代は同調圧力が強くて、
萎縮して同調しない人間が生きづらい。
けれど、当時の社会にも同調圧力は
あったんじゃないか。
時代が変わってもあまり人間の
特質は変わっていないんじゃないか』
という受け取り方をしている
人もいました。」

小黒「『きみが死んだあとで』の
冒頭は、弁天橋で亡くなった
学生の遺影を学生服を着た
監督自身が掲げているじゃないですか。
あのシーンの意味を教えていただけますか?」

代島さん「特別意味はないんですが、
彼…山崎博昭は遺影の姿…
18歳のままです。
彼が今の時代に橋の上に出現したら
見る人はどんなイメージを持つのか
と思って、弁天橋の上で撮影を
してみました。ただ、僕が
拘ったのは、土砂降りの雨の日に
撮りたかったんです。そこは
僕の気持ちが入ってしまいましたけど。」

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代島さんの最新作「きみが死んだあとで」 が
渋谷のユーロスペースで上映中です。
映画公式HP:http://kimiga-sinda-atode.com
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今夜の選曲… AS TEARS GO BY / ROLLING STONES

staff| 21:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

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