2020年12月07日

リンゴに魅せられて、「ききりんご紀行」と「りん語録」…2冊のりんご本を書き上げたお話、たっぷりと伺います。

作家・谷村志穂さんをお迎えしています。

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ーー今まで発表された作品とは全く違った
作品であるエッセイ『ききりんご紀行』と
今年10月に出版された『りん語録』。
りんごに関する本を書くきっかけとは?

谷村さん「私っていろんなこと書いてきたな、
って思った時に、一番遠かったのがりんごだったんです。
全く関心はなかったんですけど。
青森の東奥日報という新聞で、

気軽に読めるエッセイをということで
声をかけていただいて。
その時に『りんごをテーマに書いてください』
という話でしたが、りんごのことはわからないし、
難しいと話をしていたんです。
そんな中で、青森県の黒石市にある
”りんご研究所”という所に寄って驚いたんです。
そこには世界中のりんごの品種が並んでいて。
研究者の人と歩いている時に
りんごに手をかける動作が優しいんです。
蛾が入ってきて、果実から汁が出てしまって…
研究者の方が『これはりんごの涙というんです』
って、言われて
クラスの中ですごく地味な子だと思っていたのに、

話すとすごい長い歴史とか『え、そういう人だったの?』
みたいな人に出会う時が、
私にとってはりんごだったんです。」

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

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