2019年12月30日

年末恒例の「今年の1冊」をご紹介!

生物学者の福岡伸一さんをお迎えしています。

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福岡さんには毎年「今、読むべき一冊」を
選んで頂いておりますが、今年は?!
福岡さん「今年は私自身60歳になったこともあって、
原点を確かめるみたいなことがたくさんあったんです。
今年は原点を確かめて人生後半を生き直そうという意味で、
「大英自然史博物館 珍鳥標本盗難事件」という本をあげます。
この本は京都の出版社で「化学同人」という
出版社が出している本で、翻訳本なのですが、
大英自然史博物館というロンドンの郊外に
ある博物館にある日、泥棒が入ってきたんです。
何か取られたかと思っていたんですが、
標本がありすぎて何が取られたかわからない。
で、お宝の部類のものは全てあって無事で
大したものは取られていないなと思われていたのですが、
後になって、実は綺麗な羽を持つ、捕獲禁止になっている
特別な鳥の羽根がちょっとずつ盗まれていたんです。
マニアの仕業だったんですが、著者のカーク・ウォレス・ジョンソンが
警察もかくやと思うぐらいの調査を進めて、犯人と思しき
人たちに直撃インタビューとかをしているんです。
なかなか素晴らしいドキュメントになっています。」

今夜の選曲:THE ONLY LIVING BOY IN NEY YORK(WEATHER REPORT)/ THE TENNORS


staff| 19:52 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

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