2018年07月12日

パリの日本酒ブームについて。

今週はワイン研究家の杉山明日香さんをお迎えしています。

2_sugiyama.jpg

杉谷さんは、ききざけ師でもあり、
パリで日本酒とシャンパーニュのお店を
経営されていらっしゃいますが、
パリでの日本酒の評判はどうなのでしょう?
杉山さん「元々、フランスは酒ブームだということを
みなさんいろんなところで見られたと思うのですが、
実際には思った以上にまだブームではないなというのが、
肌身で感じているところです。(日本酒が)酒ということは
知られているんですが、未だに中国の白酒(パイチュウ)と
間違われているフランス人の方も結構多くて、
なんでそんなにアルコール度数の高いものを
食中酒としてなぜ飲めるんだ? という質問をよくされるんですね。
なので(ブームとしては)まだまだなんですね。

杉山さん「だけど、私たち日本人がこれだけワインが好きで
飲んでいるので、私は世界にも日本酒の美味しさも伝えていきたい
と思っているんです。なので毎回生産者を訪ねて行くときの
お土産は必ず日本酒を持って行っているんです。
すると、ワインの作り手さんやシャンパーニュの作り手さんは
同じ醸造酒なので、みなさん細かく作り方を聞いてくるんですね。
日本に来た際には、蔵元さんを見たいと言ったり。
パリの人しか(日本酒を)知らないというのが現状なので、
そういうところが草の根運動じゃないですけど、
如何にしてフランス全土に
伝わっていくかということを考えています。

今夜の選曲:RED RED WINE / UB40

staff| 19:52 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

https://www.j-wave.co.jp/cgi-bin/podcast/mt-tb.cgi/10248



バックナンバー