2018年04月25日

あなたが今着ている服は何製?…  留学先 フランス パリで学んだ本物のブランドとは?

今週はライフスタイルアクセント株式会社
代表取締役 山田敏夫さんをお迎えしています。

180423_yamada_4.jpg

ご実家は、老舗の洋服屋さんだとお聞きしました。
山田さん「地元が熊本で、ちょうど去年が
創業100年だったのですが、老舗の服屋で生まれ育ちました。
店の上に家があったので、典型的な商店街の
息子といった感じです。部活がない日は店番とかやっていました。
よかったなと思うのは、仕立てのいい服に囲まれていて事です。
当時って大店法があったりで近くにイオンができたり、
イトーヨーカドーができたりいろんなものができたんですね。
でも、結局うちの実家って残っていたんです。
それって仕立ての良いものを丁寧にお客さんに売って
いっているんだっていうのが、僕も店番しながら
染み付いていまして、そこが僕の原点になったんです。」

学生時代にフランスで留学されていたとの事ですが、
その時のお話を聞かせてください。
山田さん「20歳ぐらいにフランスのパリに留学した時、
初日に空港から市内にいく地下鉄の中でスリにあって
しまいまして、全財産失うという本当にマヌケなことがありました。
そこからが悪夢というか、本当にお金がなかったので
最初は公園にいてとかしていて、大使館にもいってみたんですが
結局1円も貸してもらず… 仕事見つけなければならない中で
ようやく見つけたのが、Gucciパリ店の地下の
ストックを整理するという仕事で、
永遠にストックに値札付けをしていたんです。
そのうちに、Gucci、HERMES、Louis Vuittonとかの
仲間が徐々に出来ていったんですが、その時に彼らが当たり前に
いうのが、モノづくりからしか本物のブランドは生まれない
と言っていたんですね。モノづくりが基盤にあってその上で
デザインとかいろんなものが乗ってくるんだと。
お前、何製着ているの? って聞かれた時に当時の僕は
何製着ているかなんて知らなかったですね。
どちらかというと、デザインとかロゴとか値段で決めていたんで、
何製かはどうでもいいと思っちゃっていたんです。
日本には何で本物のブランドがないんだって言われたこともあって、
いやある!といろんなブランド答えたんですが、それ全部日本製か?
と言い返されたんですが、知らなかったんです。じゃあ調べてみようって
調べたら全部メイドインジャパンじゃなくて…
この時に、世界一流ブランドって日本からできないんじゃないか?
って思いまして、これはもう考え方変えて、僕が日本のモノづくり、
ブランドを作ろう!って思ったのが今のことにつながっているんです。」

今夜の選曲:OB LA DI,OB LA DA / ARTHUR CONLEY

staff| 19:52 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:

https://www.j-wave.co.jp/cgi-bin/podcast/mt-tb.cgi/10175



バックナンバー