2010年08月05日

世界の水事情。淡水が足りない!

株式会社環境向学代表取締役社長、保科寿治さんをお迎えして4日目は、世界の水事情についてのお話でした。
地球の水の97.5%は海水。残り2.5%の淡水のほとんどは南極か北極の氷。川など人間が利用出来る水は、わずか1%しかないと言われています。でも、その淡水が足りなくなっているそうです!

アメリカは1950年代から淡水は足りなくなるだろうと予測。海水を淡水に変える開発が行われてきました。この、心臓部の技術が逆浸透膜。もともとアメリカが開発した技術ですが、今は日本の大手繊維会社2社が世界シェアの6割を担っているそうです。

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今夜の選曲: MANY RIVERS TO CROSS / JIMMY CLIFF

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2010年08月04日

水の種類、体にいい水はある?

株式会社環境向学代表取締役社長、保科寿治さんは水のスペシャリスト。

水は、大きく2つに分かれます。何かを足している水(アルカリ、カルシウム、ミネラルなど)と、何か不要物を取っている水。では、いろいろ入っている方が体にいいのか…というと、そうでもないようです。例えば、水の中のミネラルは無機ミネラル。体にはほとんど吸収されず、場合によっては腎臓結石になる場合もあるとか…。 hoshina_wed.JPG


水は循環してます。海・川の水は太陽の熱で蒸発し→雲になり→雨になります。雨は純水、不純物を含んでいません。だから大自然の場所では、水はピュアウォーターになります。でも、都心部で降る雨は、空気中の不純物をどんどん含んでいって、そして川に。 どこかで何かを汚すと、かならず戻ってくるわけです。

今夜の選曲: SWEET AND DANDY / JIMMY CLIFF
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2010年08月03日

浄水システム、逆浸透膜とは?

保科寿治さんが代表取締役を務める、株式会社環境向学では、水の浄化システムとして「逆浸透膜」を使っています。アラブの国々が海水を水にするときのシステムです。この膜は化学繊維で、バクテリアや雑物をとって純水にするんだそうです。 水の中の雑物としては<混じっているモノ>と<溶解、溶けているモノ>の2種類があって、混じっているモノは目に見えるので取りやすいですが、溶解しているモノは取りにくい…そんな中、逆浸透膜は溶解しているモノを取り除くレベルが高く、有効な方法なんですって。

hoshina_thu.JPG 環境向学の逆浸透膜システムを使った水はどこで飲めるのか…全国のスーパーの水販売機で売っている水がそうです!ボトルを持って行って、自分で入れるアレ!何の混じりけもない水…味わってみてはいかがでしょう?


今夜の選曲: DRAW YOUR BRAKES / JIMMY CLIFF
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2010年08月02日

水ビジネスを始めたきっかけ

もともとは、建築家だった株式会社環境向学代表取締役社長、保科寿治さん。水ビジネスを始めるきっかけとなったのは20年前のことだったそうです。西多摩郡日の出村に、産業廃棄物最終処理場につくられるという話しが持ち上がりました。そのとき、公聴会に出席したそうですが、疑問点が2つあったそうです。<谷をコンクリートで埋める><コンクリートの上にゴムの防水層を作り、その上にゴミを乗せて埋める>。コンクリートはひっぱる力に弱いので、防水層は大丈夫なの?と思っていたとか。そして数年後、日の出村の産業廃棄物最終処理場から水が漏れだしていると、雑誌がスクープ。農薬や化学物質、放射性物質も微量検出されたと掲載されていました。

保科さんのお住まいは大田区でしたが、いつかはその水は流れ流れて大田区にたどり着く…これは自己防衛をしないとイケナイと思ったそうです。 hoshina_mon.JPG


今夜の選曲: YOU CAN GET IT IF YOU REALLY WANT / JIMMY CLIFF
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2010年07月30日

8月2日から8月6日のゲストは

株式会社環境向学代表取締役社長、保科寿治さんです。
環境向学は、水浄化機器の設計開発・製造・販売として1989年創業。「水処理装置」開発メーカーのパイオニアです。
浄水システム、逆浸透膜、世界の水事情など、たっぷりとお伺いします。


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2010年07月30日

企業理念は、三方よし

環境負荷の軽減を目指した製品作りを積極的にすすめていらっしゃる、株式会社イシダ 環境規格管理室室長の宇都宮道人さんをお迎えしての最終日です。

イシダの企業理念は「三方よし」。自分よく、相手よく、第三者よく! イシダがはかりメーカーのトップを走り続ける理由は、この「三方よし」にあるようです。


ハカルという文字だけでもいろいろありますが、宇都宮さんの好きなハカルは「図る」なんだそうです。こうしていこう!という意欲の、図る。計画して、実行する、この「図る」がお好きなんですって。

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今夜の選曲: WHO'S BEEN TALKIN'? / STEVE MILLER BAND

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2010年07月29日

重力を考えてハカリを設定

「ハカリは、重力が作用するんです」とおっしゃる、株式会社イシダ 環境規格管理室室長の宇都宮道人さん。

まずは基礎知識→→→物には質量があって、これに「重カ加速度」が働くことによって「重さ」になります。重カは世界中どこでも同じだと思われがちですが、実は緯度によって異なるんですって!南極と北極がいちばん重く、赤道は軽く…。もちろん日本でも北海道と沖縄では変わってきてしまいます。日本では、10の地域に分かれていて、それぞれの地域にあわせた設定の仕方をして、作っているんですって。
そして、ハカリの横に、○○の地域でしか使えない…と書いてあるそうです。例えば、お肉屋さんが引っ越ししたら、その地域に合ったハカリを使わないといけないわけです。

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今夜の選曲: ROCK ME BABY / STEVE MILLER BAND

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2010年07月28日

ピーマンの計量で世界へ!?

株式会社イシダ 環境規格管理室室長の宇都宮道人さんをお迎えしています。

世界にイシダの名前をひろめるきっかけが、ピーマンの計量なんですって。1972年、コンピュータースケールというハカリで、世界ではモンスターと称されるほど、画期的な発明だったそうです。

高知の特産、ピーマン。当時のハカリは、上にお皿があって、そこにモノを乗せてはかるのが一般的。ところが、豊作だと計測に時間がかかって出荷が遅れてしまいます。そこで、発明したのが、このモンスター!当時、アナログコンピューターにICを組み合わせて作った、世界初の組み合わせ式高速自動計量機です。

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今夜の選曲: HEY YEAH / STEVE MILLER BAND

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2010年07月27日

計量には法律があるんです

宇都宮道人さんが環境規格管理室室長をつとめられる、株式会社イシダ
イシダは、1893年(明治26年)に創業。明治政府から最初に認可を受け、ハカリのメーカーとしては民間で初の企業です。当時は許認可制だったハカリのメーカー、現在は登録制なんだそうです。

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計量法という法律の元に、生産。一台一台、検定を受けて販売しているんだそうです。ハカリの横には、国が認めた計量機というシールが貼られているんですって!今度、機会があったら見てみてくださいね。


今夜の選曲: ALL OUR LOVE I MISS LOVING / STEVE MILLER BAND

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2010年07月26日

環境を考えたハカリを開発!

株式会社イシダ 環境規格管理室室長の宇都宮道人さんをお迎えする一週間。イシダは、一般消費者向けではなく、産業/流通/物流のハカリを作っているメーカーです。

6月に開催した<ロハスデザイン大賞2010のモノ部門>で、イシダが開発した「ノントレー包装機NTP-UNI(ユニ)」が、大賞を受賞されました。このノントレー包装機とは…スーパーなどで普及している発泡スチロールの食品トレーを使わず、フィルムだけで包装する機械なんですって。

通常、さばいた肉を食品トレーに乗せてハカリに乗せると、パックされるのと同時に、料金が印刷されたシールが貼られます。これが、食品トレーを使わずに、フィルムだけで出来るんです。
「食品トレーは、最終的には捨てられるもの。トレーのない包装機を作ろうと考えました。」 ishida_mon.JPG
ノントレー包装機NTP-UNIを見てみたい!というアナタ。 10月5日(火) ~8日(金)東京ビッグサイトで開催される、東京国際包装展で展示する予定だそうです。

今夜の選曲: COME ON / STEVE MILLER BAND
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