2016年06月16日

元宇宙飛行士の毛利衛さんとの繋がりとは

プラネタリウムクリエイター大平貴之さん
スタジオにお迎えしております。

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家庭用プラネタリウム「HOMESTAR」は、
世界で100万台の売り上げを誇っています。
日本以外では、主にヨーロッパでの売り上げているそう。

2012年に開発した「MEGASTAR-FUSION」は、
現在「かわさき 宙と緑の科学館」に常設設置されています。
こちらは、星の数を売りにしていたプラネタリウムとは異なり、
1つ1つの星の点灯を選べたり、景色と星の融合が可能になるなど、
新しいプラネタリウムになっています。

日本科学未来館でイベントを行う時に
元宇宙飛行士の毛利衛さんと出会った、大平さん。
「初めてご覧頂いた時、宇宙から見た星空そのものだって
 言ってくださったんです、表向きは!
 その後に、ちゃんと、ここは違う、まだまだだぞって
 言ってくださって。」
これが、JAXAと共同研究をするきっかけになったそう。

今夜の選曲:SECTION VI / STEVE REICH

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2016年06月15日

プラネタリウム男の子供時代から、会社員になるまで。

プラネタリウムクリエイター大平貴之さん
半世紀を綴った本「プラネタリウム男」
6月14日、講談社新書から発売されました。

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著書にもありますが、大平さんは
植物が大好きな少年で、科学にも興味をもっていました。
「人付き合いは苦手で、仲良くしようとしても、
 なかなかうまくいかないことが多かったですけど(笑)」
それでも、10年ぶりに大平さんと会ったという
小黒さんにとっては、だいぶ丸くなった、と感じていました。

プラネタリウム製作のために大学を休学されますが、
卒業をさえ、大学院へも進学します。
「通学時間とかアルバイトの時間とか、いろいろあって。
 保守的で、レールに乗る部分もあります。」

大学院卒業後は、ソニーに入社されます。
「ソニーで経験した事は、僕にとってとても大きかったです。
 ありがたい出来事でもあったし。
 大企業の葛藤とか、、、なかなか大きい会社って、
 宿命的に経営者たちも悩んでいて、大変ですよ」

今夜の選曲:SECTION ⅢB / STEVE REICH

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2016年06月14日

世界のプラネタリウムが集まる国際会議とは?

プラネタリウムクリエイター大平貴之さんは、
1998年にプラネタリウム会議ロンドン大会で
初めて「メガスター」を発表されました。

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「星の数は何個かと聞かれた時、100万個というと、
 英語がかなり下手くそだったんで、
 言い間違えたと思われたんです」と大平さん。
星を投影すると、みんな驚き、やっと信じてもらえたとか。

2年に1回開催される、国際プラネタリウム会議。
今年は、ポーランドのワルシャワで開催されます。
「ワルシャワは、メガスターを常設している施設で。
 教育関係者が世界から集まってきます。」
メーカーや学芸員、映像製作会社なども参加し、
天文学の教育に関する話し合い、見本市などを行います。

大平さんは、会議でも”変わり者”とみられているそう。
「大手のメーカーではなく、個人で出てきて、
 驚くもの発表して、皆さんもびっくりして。最近では、
 ”あいつ何するのかな~”って思われているみたいです(笑)」

今夜の選曲:SECTION ⅢA / STEVE REICH

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2016年06月13日

100万個以上の星を投影させる、日本のプラネタリウム!

プラネタリウムクリエイター大平貴之さんは、
国内外のプラネタリウムの開発、製作をされています。

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「現在では、多く星を写すだけでなく、
 遠くまで鮮明にうつせる事や、細かな演出ができるとか、
 部屋で楽しめるなど、幅広くやっています。」

大平さんが最初にプラネタリウム作ったのは、
小学生の時。自宅の2階で、紙に夜光塗料を
塗ったものを壁に貼ったり、ダンボールに穴をあけて
豆電球でうつしたり、されていたそう。

大平さんが学生時代に作った「アストロライナー」。
その後、9000個の星を投影するドイツ製のを超える、
150万個の星を投影する「メガスター」を開発されます!
そもそも肉眼で見える星は、一等星~六等星で
およそ9000個。
今では、2200万個もの星が投影できるようになりました。

今夜の選曲:PULSES / STEVE REICH

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2016年06月10日

6月13日から6月17日は

プラネタリウムクリエイターの
大平貴之さんをお迎えします。

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世界最先端を駆け続ける
“プラネタリウム男”のお話、たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1970年生まれ川崎市出身。
日本大学生産工学部在学中に、レンズ投影式プラネタリウム
「アストロライナー」を開発。
また、同大学院理工学研究科・精密機械工学専攻を経て
ソニーに入社。勤務の傍ら、当時世界最高となる
150万個の恒星を投影する「MEGASTAR(メガスター)」を開発。
ソニー退社後の2005年に「有限会社大平技研」を設立し、
現在はプラネタリウムの開発・製作を手掛けていらっしゃいます。

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2016年06月10日

のこぎりを通して知る、新たな木の魅力。かんなくずは食べられる?

ミュージカルソー(のこぎり)奏者で作曲家の
サキタハヂメさん

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奥河内でサキタさんが考案し、職人たちが作った、
弦楽器や管楽器、丸太のパイプオルガンの原型、
奥河内の三弦”オッカサン”など。
これらは、スギやヒノキを使用したものです。
「演奏会も9月11日の世界民族音楽祭で、
 かんなくずの着て、衣装をそれらの楽器を演奏して。
 木を総合的に面白がるようなフェスティバルにしたいです」

今、”木”や、”おじいさん” に興味もあるというサキタさん。
7月14日に共演する、クラシックピアニストの、
ロイ・イートンさんが出す音色に、釘付けだとか。
イベント詳細はこちら

「のこぎり奏者として、木には計り知れない面白さがあると
 気づきましたので、、、!いまや、のこぎりより、
 木のが好きかも(笑) かんなくずの佃煮と、酢の物、
 ザラメを使用した綿菓子を今作ってて、、、」
 木への愛が溢れているサキタさんでした。

今夜の選曲:ハンガリー舞曲第5番 / サキタハヂメ

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2016年06月09日

河内長野市と森林。木を鳴らし、山と共鳴する!

ミュージカルソー(のこぎり)奏者で作曲家の
サキタハヂメさん

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昨年は、間伐した1本の杉の木を
パイプオルガンのようにして演奏実験。
そして今年はついに、実際の木に最低限の加工で
クラリネット式のリードと、オルガン式の鞴(ふいご)を
使い、木を実際に鳴らす予定だとか!
「鍵盤を引けば、木が鳴る、
 という仕組みにしたいと思います。」

のこぎりだけでなく、木の事を考えるとより面白くなってきた、
というサキタさんは、かんなくずで、
アクセサリーやドレスを作っています。
9月には木の美しいマテリアルで着飾った人たちが、
街を練り歩くお祭りも計画中!
「すごいなーと思うのが、そういうのを真面目におもっていると
 一緒にやろうやって言ってくれる人が現れてくれるんですよ。
 コミュニティの厚さが河内長野面白くて。」
サキタさんは、今では河内長野の里山に住まれています。

9月11日開催の”かわちながの世界民族音楽祭2016”。
今まで世界中のアーティストを呼んでいましたが、
昨年からは、河内長野から音楽やアートを発信しようと、
新しい試みをされています。

今夜の選曲:光のさす方へ / サキタハヂメ

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2016年06月08日

演奏する場所で変わる音色と、改めて感じる木の魅力!

ミュージカルソー(のこぎり)奏者で作曲家の
サキタハヂメさんをゲストにお迎えしています。

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ミュージカルソー(のこぎり)は、演奏する場所が大事だとか。
のこぎりは、ギターやヴァイオリンと違い、
響かせるボディが無いため、響く空間がボディの代わりになります。
「最近では、地下駐車場や教会など響く場所で
 いろいろ演奏しています。」

7月14(木)には、フクモリ マーチエキュート神田万世橋店にて、
サキタさんのライブがあります。
ニューヨークで出会った、クラシックピアニスト、
ロイ・イートンさんとのライブ、それぞれの演奏部分もあり、
数曲セッションもされるそう。
イベント詳細はこちら

最近は、のこぎりを演奏しる中で、”木”に興味が出てきたサキタさん。
「木の1本1本が、パイプオルガンのように鳴らないかなーって(笑)」
そんなサキタさんが、大阪の河内長野市で始めたのが
「山を鳴らすプロジェクト」です。
ただ山で演奏するのではなく、山と共鳴するような演奏を目指しているそう。

以前、400匹鈴虫と共演したとき、
たくさんの鈴虫がのこぎりの音の反応したのだとか。
「山の中で自分が弾く事によって、何か反応が返ってくる、その方法が、
 他にもあるんじゃないかなって、活動しているのがこのプロジェクトなんです」

今夜の選曲:COLORS / サキタハヂメ

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2016年06月07日

世界での演奏生活!世界大会優勝の秘話。

ミュージカルソー(のこぎり)奏者で作曲家の
サキタハヂメさんをお迎えしています。

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1997年には、アメリカで開催した
世界大会で初出場で初優勝!
「ま、世界大会といえ、周りでみんなBBQしてたり、
 山の中のカントリーのフェスみたいなもので。
 見に行くつもりで言ったら、”ハヂメも出ろよ~”ってなって。
 パフォーマンスしながら演奏したら、優勝!って言われました(笑)」
2004年にも2度目の優勝を果たしています。

20年以上の演奏生活で、ノコギリ協奏曲も作られています。
「本当に面白いから、オーケストラと一緒に作る
 音楽やりたいと思って。昨年、2作目になる のこぎり協奏曲を
 大阪交響楽団さんと初演させてもらって」

サキタさんは2008年には、ヨーロッパツアーをされています。
最初はフランス、イタリア。
今はスウェーデンのミュージシャンとやりとりをしているそう。
楽器であるといっても、のこぎりは危険物として扱われるため、
飛行機での移動は大変だとか。
「この前、ベトナム行った時は、現地調達して弾きました」

今夜の選曲:VIOLA / サキタハヂメ

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2016年06月06日

のこぎりを演奏しようと思ったきっかけとは?

ミュージカルソー(のこぎり)奏者で作曲家の
サキタハヂメさんをお迎えしています。

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200年ぐらい前、林業家たちが始めたと言われる
ミュージカルソー(のこぎり)。
サキタさんは基本的には、弓で演奏しています。
スタジオでも実際に演奏していただきました。

のこぎりの大きさで、様々な音階がでます。
サキタさんが使用されてるのは、アメリカ製。
「のこぎり奏者の、チャーリーブラックロックさんが作ったもので、
 のこぎり界のストラディヴァリやと思ってます!」

大学在学時代は、チンドン屋さんに弟子入りされていたとか!
その時偶然、熱海で 都家歌六 師匠ののこぎり演奏を観たのが、
のこぎり奏者になる、きっかけになったそう。
「泣いていいのか笑っていいのか、わからなくなって。
 それで見よう見まねで始めたのが、大学時代。25年前です。」

今夜の選曲:愛するすべての人たちへ / サキタハヂメ

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