2023年05月02日

ブルガリアヨーグルトは伝統食ではない!?最新著書「世界の食卓から社会が見える 」のお話を伺います。

世界の台所探検家の岡根谷実里さんをお迎えし
ています。

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岡根谷さんは2017年から、クックパッド株式会社に勤務
その傍ら、世界の台所探検をスタート。
2021年には、独立し「世界の台所探検家」として
活動されています。
これまで、訪れた国は20ヵ国、台所の数100世帯ほど。
そんな活動の様子が、最新著書「世界の食卓から社会が見える」に
掲載されています。

岡根谷「この本は私が訪れた世界の家庭と台所から
見えてくる政治・教育・宗教・伝統・民俗などを
深掘りして描いています。
特に、私みたいに中学高校でもう少し社会科を
勉強しておけばよかったな〜って人に読んでほしい
と思ってます。
身近な食というものからこれだけ世界の大きな動きに
繋がっていて、何気ない食事でも深掘りすると
ものすごい大きな蠢きがあることを感じていただけたら。」

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小黒「この本の冒頭で『ブルガリアヨーグルトは
本当に伝統食か』…って掴みが素晴らしいなって。」

岡根谷「食と政治というタイトルの第1章では、
ブルガリアのヨーグルトを例に挙げています。
イメージがすごいあるんですが、実はそこには
社会主義の時代背景があって。
ブルガリアはソ連の衛星国として、
社会主義の時代があり、その中で、肉よりも
生産効率の高い食物を皆平等に分け与える必要が
ありました。故にヨーグルトが政治的に評価された
という側面もあったんです。」

他にも興味深いお話が書かれている岡根谷さんの
最新著書「世界の食卓から社会が見える」は
大和書房から発売されています。
https://www.daiwashobo.co.jp/book/b621780.html

今夜の選曲… The Fours / Makaya McCraven

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