2020年11月17日

海洋汚染の現状…そして、映画「プラスチックの海」について伺います。

フォトグラファー・杏橋幹彦さんをゲストにお迎えしています。

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ーー海外の海を見てきた、杏橋さん。
海洋プラスチック問題について伺いました。

杏橋さん「2001年頃から本格的に世界の波を
旅している時に、ゴミに気付いたりして拾ったり
しています。
ただ、年々遠い島でも輸入されたプラスチックや
ペットボトル…そういったガソリンを使う容器などが
海に漂っています。あとは、島の人々に使い方を
教えないまま使っているので、悪気なく
バナナの皮やヤシの実と一緒に捨ててしまう。
夜、エビを捕ったりもするんですが、水中ライトの
電池なんかも海に捨ててしまう。
指摘すると『え?そうなの?』と…
プラスチックや島で暮らす彼らが悪いのではなく、
作って使う人間がその使い方を教えないことが
よくないと思っています。」

ーー今回、海外の海で見つけたあるものをお持ちいただきました。
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杏橋さん「パラオの海で6年くらい前に拾ったものです。
パラオには、いろんな缶のジュースが入ってきて、
島の人もピザみたいな食品が入ってきたので
食生活まで変わってきて太っています。
そして、飲んだ後は海に投げちゃうんです。
そういった空き缶にサンゴがついて、そのまま
石化したんだと思います。

これ(※写真手前)は、フィジーの海で拾いました。
地元のおばちゃん達が、浅瀬で一日中釣りをするんです。
釣り糸が引っかかるとそのまま切って、
海に捨ててしまうんでしょうね。
何年か経つと、釣り糸がサンゴに固着して、
石化してしまうんです。」

ーー映画「プラスチックの海」がアップリンク渋谷、
アップリンク吉祥寺で上映中です。
この映画はプラスチックゴミに、海洋汚染の実態を
とらえた作品で、17カ国語に翻訳され
これまで世界70カ国以上で上映。                 
短縮版は、国連総会でも上映された話題のドキュメンタリーです。

杏橋さん「(映画を見て…)見てきたことを
明確にしていただいて、
僕自身も、こういう立場としてもう一歩、
行動しないと…と、心揺り動かされました。
実際、南の島ほど入ってくるのはいいけど、
捨てることを考えていないんです。
リサイクル工場もないですし…。
本当に今、島がプラスチックになってしまう…
そうした危惧をさらに痛感しました。
(映画は)純粋にドキュメンタリーであって、
こうしろああしろと、言っていないですよね。
僕たちも、天然の地球の中で色んなことを
感じていくわけですから、私たちもこれを見て、
ごく当たり前の事実としてスッと入ってくるんじゃ
ないですかね。」

今夜の選曲… FATILIKU / OMAR SOSA & SECKOU KEITA

staff| 20:00 | トラックバック(0) | カテゴリー:ゲストトーク

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