2010年12月01日

プロ棋士の奥深い世界

私立暁星小学校教諭、日本将棋連盟学校教育アドバイザーの安次嶺隆幸さんに、プロ棋士の世界をお伺いしました。大きなタイトル戦は2日間に分けて行うそう、それでも1日中対戦をしているんですって。でも、試合の後には、何時間もかけて感想戦を行います。まるで第三者のように、あの一手がよかったなどと反省会を開くんだそう。
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スタジオに駒を持ってきてくださいました!これはツゲの駒。実は羽生善治名人の駒。よーく見ると、銀の裏だけがすり減っています。固い駒なのに、すり減るほど練習をしている証なんですね。プロ棋士の世界には、対局以外にも陰の努力がある、笑顔の裏には日頃の練習があるんだと知ったとき、安次嶺さんは手が震えたそう! ajimine_wed2.JPG

今夜の選曲: SITTING IN THE PARK / BILLY STEWART

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2010年11月30日

将棋にある3つの礼

今週のゲスト、私立暁星小学校教諭、日本将棋連盟学校教育アドバイザーの安次嶺隆幸さんの最新本『将棋をやっている子供は、なぜ「伸びしろ」が大きいのか』(講談社)は、羽生名人も大推薦! 

勝ち負けにこだわらない部分、将棋をしている子どもたちはどういう苦しみや悩み、葛藤があるのか、心の部分をエッセイ風に書かれたそうです。 ajimine_book.jpg


この本の中で紹介されている「将棋にある3つの例」。それは… 『お願いします』人と人とが向き合って、お互いがいるから将棋が出来るという思い。そして、無言のまま対戦は進み、次の言葉はなんと『負けました』。自らの負けを宣言する競技は珍しいですね。そして、その後、お互いに感想戦(反省会)を行い、最後の言葉が『ありがとうございました』。 この精神が今の教育にとても大事だとおっしゃっています。
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今夜の選曲: SALLY,GO ROUND THE ROSES / JAYNETTS
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2010年11月29日

将棋の中にある教育的ヒント

日本将棋連盟学校教育アドバイザーの安次嶺隆幸さんは、私立暁星小学校の先生。今夜も授業を終えてスタジオにいらしてくださいました。
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子どもたちの中で、例えば「面倒くさい」という大人が使う言葉を使いますが、その言葉に違和感を感じていたそうです。将棋はまさに面倒くさい世界!将棋の中に、日本人の忘れ物と言うか、教育的ヒントがあるのでは?と思ったそうです。

現在、学校カリキュラムの中に、どこの学校でも「日本の伝統文化の奨励」として囲碁や将棋、歌舞伎も入っているそう。私立暁星小学校では週一時間、将棋クラブがあるそうです。 ajimine_mon2.JPG


今夜の選曲: RESCUE ME / FONTELLA BASS

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2010年11月26日

11月29日から12月3日のゲストは

私立暁星小学校教諭、日本将棋連盟学校教育アドバイザーの安次嶺隆幸(あじみね たかゆき)さんをお迎えします。

将棋の教育的意義、将棋の奥深い世界など、たっぷりとお伺いします。
お楽しみに。

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■■プロフィール■■
明星大学人文学部卒業後、1984年に、私立暁星小学校に着任。
以来、教壇に立つかたわら、日本将棋連盟の学校教育アドバイザーとして、将棋の教育的意義を提唱し、将棋の普及活動を行っていらっしゃいます。

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2010年11月26日

【Podcasting 第245回】 盛山正仁さん

今回のポッドキャスティングは、11月22日から11月26日放送分、
武庫川女子大学教授、盛山正仁さんです。


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2010年11月26日

地域の良さを見直そう!

武庫川女子大学教授、盛山正仁さんをお迎えしての最終日。

北海道ニセコのパウダースノーが世界的に有名になってきていますが、日本は世界に誇るべき自然が、まだまだあるそうです。日本にとって当たり前の風景かもしれないけど、素晴らしい場所がいっぱいあることに気が付かないことが、まだまだあるのでは?と盛山さん。地域の良さを見つめ直して、どのようにして色々な人に知ってもらうかが大事なんだとおっしゃっています。

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今夜の選曲: WALKIN' BY MYSELF / JIMMY ROGERS

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2010年11月25日

エコツーリズム、観光の重要性

NPO法人日本エコツーリズム協会顧問でもいらっしゃる、武庫川女子大学教授盛山正仁さん。エコ=環境、ツーリズム=観光…環境と観光の両立を目指していらっしゃいます。すでにオーストラリアでは旅の3割がエコツーリズム、日本でも観光ジャンルとして伸びて行っくことを目指しているそうです。

海外の方に、田んぼや畑、里山などを見てもらいながら、日本の伝統的な農法を見てもらったり、日本がどういう風にして動植物と上手く共生していたのかを見てもらいたい!と。

世界との交流を深め、日本の将来を牽引する力がある観光…発展して行ってほしいとおっしゃっています。

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今夜の選曲: MY BABE / LITTLE WALTER

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2010年11月24日

国際会議をリードするには?

議員時代に「生物多様性基本法」の制定に携わられた、武庫川女子大学教授、盛山正仁さん。実は、この法律が制定されたのは、先進国の中では日本が一番最初なんだそうです。

京都議定書や名古屋議定書など、日本で行われた国際会議では大切な内容が決定していますが、日本人は国際会議の進め方が上手なのでしょうか?盛山さん曰く、それはたまたま決めるタイミングが日本が議長国だったのと、まとめられるように努力したからだとか。

多国間の会議を開催し、まとめるには、その分野の専門家がいて、発言力や影響力があるそう。日本でもそういう人物をおいて、どんどん会議の交渉の場に出して行かないといけない…ともおっしゃっていました。 moriyama_wed.JPG


今夜の選曲: SUZIE Q / DALE HAWKINS

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2010年11月23日

COP10は大きな成果か?

10月に名古屋で開かれた、生物多様性条約第10回締約国会議(COP10)は、微生物など遺伝資源の利用と、利益配分を定めた「名古屋議定書」や、2010年以降の生態系保全の国際目標「愛知ターゲット」などを、正式に採択して閉幕しました。 
と言われてもなかなか理解するのは難しいですが、このCOP10は大きな成果だったのでしょうか?
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武庫川女子大学教授、盛山正仁さん曰く、ポイントは大きく分けて3つ。

1)新戦略計画
  2020年までにこれ以上の生態系の悪化を食い止めよう!
  2050年までに生態系を回復しよう!
2)ABS(遺伝資源へのアクセスと利益の公正な配分)⇒名古屋議定書
3)資金動員戦略
  先進国が途上国に、どのようにお金を出して生態系を保全して行くか、
  COP11までに決めようということを決めることが出来た。

大枠で世界各国、途上国から先進国まで加わって合意することが出来たのは、大きな成果だとおっしゃっていました。

今夜の選曲: IKO IKO / DR.JOHN

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2010年11月22日

著書「生物多様性100問」

今週は武庫川女子大学教授、盛山正仁さんをお迎えします。 今年、環境分野で一番のキーワードと言えば「生物多様性」。
moriyama_book.jpg 盛山さんの著書「生物多様性100問」は、生物多様性に関する素朴な疑問から法令までQ&A形式で書かれています。2年前、盛山さんは議員時代に「生物多様性基本法」を作られましたが、なかなか一般の方に理解してもらうには難しく、仕組みを分かってもらうには分かりやすい本が必要と思い、本を書いたそうです。出来るだけ多くの人に、生物多様性を分かってほしい!と思ったのだそうです。
実際に分かりやすい!と評判。
・2008年に成立した生物多様性基本法ってなんですか?
・トキやクジラは大切だけどハエやゴキブリはいないほうがよい。正しいですか?
・日本人は何種類の生物を食料にしていますか?
専門書や解説書では一般の方に読んでもらえないので、Q&A形式になっています。
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今夜の選曲: BO DIDDLEY / BO DIDDLLEY
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