2015年06月05日

6月8日から6月12日は

生物学者の福岡伸一さんをお迎えします。

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腸内細菌の働き、「変わらないために変わり続ける」とは、
たっぷりと伺います。

■プロフィール■
2013年4月からロックフェラー大学の客員教授として
ニューヨークに赴任され、ようやく帰国されました。
今週は、2年間のニューヨークでの研究などのお話伺います。

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2015年06月05日

もっと環境で儲けるには?

慶應義塾大学大学院 特任教授 小林光さんは、
日本紙パルプ商事
社外取締役でもいらっしゃいます。

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製造、消費、処分、リサイクルという流れを作り、
最適化していくのは、日本がすごく得意な分野です。
例えば、パルプ/紙は現在は殆どリサイクルでまわっており、
古紙は国際商品になっています。
このような商品の流れを作る事が出来れば、
環境で日本企業が儲ける事に繋がって行くのだとか。

小林さんは、世界で活動していくよりもまずは、
日本国内、例えば水俣などで、環境から地域経済発展をめざし、
世界に展開していきたい、とおっしゃいます。
良い見本を日本ベースに作るのもいいかな、とも。

大学では特任教授として、
大学院の授業や生徒への研究指導をされています。
様々な現場を生徒に提案し、生徒と一緒に直接現場に行く事も。

今夜の選曲 : ORANGE BLOSSOM SPECIAL / JOHNNY CASH

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2015年06月04日

気になる排出権と、世界から見た日本の国際交渉能力について。

慶應義塾大学大学院 特任教授 小林光さんを
ゲストにお迎えしています。

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2020年東京でも開催されるオリンピック・パラリンピックは、
ここ10年ほどで、環境の保全が開催の目的にもなっています。

一時期話題になった、温室効果ガスの「排出権」。
温暖化に対する取り組みのための国際条約:京都議定書では、
2008年〜2012年が1つのタームでした。
そして今年の年末には、2020年以降の新しい議定書が
パリで結ばれる予定となっています。
その議定書の元で各国対策を進め、
排出枠の国際取引が再び盛んに行われるとのこと。
さらに、炭素税も各国で今後進むため、
排出枠の値段が安くなる事はないでしょう、と小林さん。

新聞報道などを見ると、
「もっと元気よく環境の目標を掲げてもいいのかな」と
小林さんは感じるとの事。中国も経済成長のために
環境への留意を熱心にしていますし、
京都議定書では入らなかったアメリカも削減を掲げています。

日本人は国際交渉が得意かどうか、という話では、
「受け身に考えてしまうのではなく、皆が喜んで守る
国際社会のルールを提案出来るかどうかがポイントですね」
と小林さん。

今夜の選曲 : RING OF FIRE / JOHNNY CASH

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2015年06月03日

見習いたい!イギリスのエコな町づくりとは?

慶應義塾大学大学院 特任教授 小林光さんは、
直接町の活動を見に、各地を訪ねていらっしゃるのだとか。

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町によって、エコに関する課題は異なるそうで、
例えば、人口が減少しているところでは、
いかにコンパクトに町を戻してくるか。
工業地帯では、廃熱などのエネルギーをどのように
リサイクルしていくのか。
東京のような場所では、どのようにして
大量の公共交通機関やビルとエコ活動をしていくか、
など、地域環境によって本当に様々。
そのため、「全てが良い町」は無いとの事。

地方自治体間の競争がどんどん加速していく中で
全国区で人を集めるためには、環境に着目し、
差別化を図るのも良い戦略なのでは、と小林さん。

日本におけるエコのモデルとして、小林さんは、
イギリスをあげます。その理由は、都市計画や
建築規制に環境要素が入っているという点。
例えば、賃貸住宅は、断熱構造の詳細や、
1か月の光熱費などが情報として明記されています。

今夜の選曲 : ONEY / JOHNNY CASH

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2015年06月02日

賃貸のエコ住宅で、多くの人にエコの楽しさを伝えたい

慶應義塾大学大学院 特任教授 小林光さんは、
ご自宅だけでなく、賃貸でエコ住宅も始めていらっしゃいます。

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偶然、親戚の家を譲り受けたことをきっかけに、
この世を環境保全型にしていくために、
住宅の4割を占める賃貸住宅に環境ビジネスを持ち込もうと思い、
エコ賃貸住宅を始めたのだとか。

大家さんがその売電収入を得る場合もありますが、
小林さんがオーナーのエコ賃貸住宅では、
住人が太陽光の電力を使えるようにしています。
そのため、住人が節電すれば、電気が余り、売ることができます。
こうすると、節電にも繋がると考えたのだとか。

内覧が、転居時期:1~3月ごろに間に合わなかったこともあり、
なかなか賃貸は埋まらなかったそう。
さらに、「エコ=節約、面倒、口うるさそう」という
印象が拭えていないのかもしれない、とも。
「エコって自然を感じる事も出来て、面白いんですよ」と小林さん。

今夜の選曲 : HOME OF THE BLUES / JOHNNY CASH

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2015年06月01日

東日本大震災以降、日本の環境意識は変わった?

今日から環境月間。
慶應義塾大学大学院 特任教授 小林光さんには、
2006年、2010年と出演頂き、
今回で3回目、5年ぶりとなります。

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東日本大震災以降、あるメーカーによれば
新築のおよそ8割が太陽光にするなど、
多くの人が節電/節水といった、
身近な問題は意識するようになりました。
ただ、まだ目先の問題ばかりに気を取られがちで、
二酸化炭素の問題など先の話は出来ていないと、小林さん。

小林さんのご自宅は、2000年にエコハウスにされました。
5年前は「100満点で50点」とおっしゃられたその家は、
東日本大震災後に、太陽光発電を強化し、
2014年度で、CO2を8割カットの目標をほぼ達成され、
点数もアップしたそうです!

32年程度で投資費用が回収できる、と建てられたエコハウス。
しかし現在では、計算上では20年で元が取れ、
それ以降は儲ける事が出来るようになったのだとか。
なかなか家で儲けるものが無い中で、
エコ投資、エコハウスは良いのでは、と小林さん!

今夜の選曲 : I WALK THE LINE / JOHNNY CASH

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2015年05月29日

環境月間スタートの6月1日から6月5日は、

慶應義塾大学大学院 特任教授
小林光さんをお迎えします。

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エコな町作り、環境ビジネスとその課題など、
たっぷりと伺います。

■プロフィール■
1973年環境省に入省され地球環境局長、大臣官房長、
総合環境政策局長、事務次官などを歴任し、
2011年1月に退官。現在は、慶應義塾大学大学院の特任教授として、
エコ経済、エコまちづくりの研究、教育をされていらっしゃいます。
著書に、「日本の公害経験」、「エコハウス私論」
「環境でこそ儲ける」とザ環境学」などがあります。

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2015年05月29日

今、ヒガシ東京のアートが熱い?

絵本作家、アーティストの井上奈奈さんは、
6月24日〜30日、木場にあるEARTH + galleryにて
「絵本 ウラオモテヤマネコ 原画展」を行います。

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EARTH + galleryは、新しいアーティストも多く、
美術作家:佐藤哲至さんさんと井上さんの出会いも
このギャラリーなのだとか!
東京の東エリアは、新しいアートの発信地として、
今ではこのエリアに移り住み活動する
アーティストも増えてきたのだそうです。

6月23日からの原画展では、
CD「猫と音楽の休日」に参加しているアーティストと
コラボレーションするとの事。

井上さんは今後、多くの国を旅をして、見て、
人と関わり、自分作るべきものを作りたい、と井上さん。
アフリカにもご興味があるのだとか!

今夜の選曲 : SHE ACTS LIKE YOU /LINDSEY BUCKINGHAM

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2015年05月28日

ゾウの次は、イリオモテヤマネコ!

絵本作家、アーティストの井上奈奈さんの2冊目となる絵本は
イリオモテヤマネコを題材にした「ウラオモテヤマネコ」
この絵本は、すべてクレヨンで描かれています。

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イリオモテヤマネコに注目したきっかけは、幼少期に読んだ
西表島でイリオモテヤマネコを発見した1人である
作家:戸川幸夫さんの動物小説。
さらに、今年はイリオモテヤマネコ発見から50周年であり、
次の絵本は、イリオモテヤマネコを題材にしようと
ずっと考えていたのだとか。

「ウラオモテヤマネコ」の発刊を記念し
6月21日には、八重洲ブックセンターにて
井上さんと、女優の川上麻衣子さんとの
トークイベントが開催されます。
イベント詳細はこちら

井上さんの絵本は、大人に向けたような
内容、ストーリーになっています。
井上さんは、あえて子供向けにすることはせず、
悲しいお話である1冊目「さいごのぞう」も、
発売に際し、複数の出版社に掛け合っていたのだそうです。

井上さんは、「100g ウラオモテヤマネコプロジェクト」
美術作家:佐藤哲至さんと始めました!
100人の人に100gの粘土で100匹のヤマネコを
制作してもらい、その作品を展示・販売し、
その売り上げの一部を保護基金に寄付するという活動です。

今夜の選曲 : WHAT DO YOU LIKE?
       / GRAHAM PAKER WITH PUNCH BROTHERS

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2015年05月27日

ゾウが消えてしまったら、を想像させる絵本とは

絵本作家、アーティストの井上奈奈さん
絵本「さいごのぞう」は、地球に残った最後の1頭のお話。
そのぞうは、最後、消えてしまいます。

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もともと、10年ほど前からNPO「トラ・ゾウ保護基金」
交流があったという井上さん。
そこで、世の中に広くゾウが絶滅の危機にあることを
伝えたいと依頼され、絵本を描く事になったのだとか。

井上さんは、野生のゾウを実際に見に、
スリランカへいかれたそうです!
大きな森の中から1頭ポツンと目の前に現れた様子を見て、
儚い存在だなぁと感じたのだとか。

「動物園に行ったら居るゾウさんが
 消えてしまった世界をふっと想像してほしいな、
 と思って、書き上げた作品です。」と井上さん。
「さいごのぞう」の売り上げの1部は、
アジアのゾウの環境保全に寄付されます。

今夜の選曲 :  ALWAYS JUDGING / NORAH JONES

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