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2021年5月12日

  

今回は下北沢 THREEで店長をされている

こっけさんこと、中村公亮さんに

コロナ禍でのライブハウスの現状についてお話を伺いました。

  

コロナ禍でライブができなくなった

昨年の45月ごろに一番考えたのは

若手バンドの未来だったと話すこっけさん。

  

『配信ライブに切り替えていこうっていう動きを

下北沢BASEMENTBAR THREE

ずっとやっています。

でも、みんなが知っているバンドって

配信で見てもらいやすいけど、

これから世に出ていくバンドが配信だけでライブをしていくのって

結構しんどい状況なんです。

音楽を始めていく子たちにとって、

明るい未来を見せられなくなっちゃうのが

一番不安だったかもしれないですね。』

  

弾き語りにして人数を少なくする事でコストを下げ

無料で配信を見られるようにし、

また投げ銭機能も活用したり

新しいアーティストをお客さんに見てもらいやすいように

環境を作りを工夫されたそう。

  

段々と感染者が少なくなってきて

久々に生でライブができた時には

ライブならではの感動を改めて感じたそう。

  

『耳以外で聴いている音楽がたくさんあるじゃない?

体に響いてくるとか、単純に生の目で見る風景って

配信と全然違うし、

耳以外で音楽を感じていたんだと改めて思ったのが

一番印象的だったかな。』

  

感染予防対策はどこのライブハウスも心がけているけど

特に、ライブに対する演者やお客さんの心配を少しでも軽減させて

せっかく来たからには気持ちよく楽しく帰ってもらえるように

気持ちの面でのケアに力を入れているそうです。

 

下北沢のライブハウスでは

お互い情報を共有して連携したり、

つけ麺を始めたり、配信プラットフォームを立ち上げたりなど

お互いの動きを把握しながら

利用したり、支えあったりしているとのこと。

最後、こっけさんにライブハウスの魅力を伺いました。

 

『俺自身、いろんな人と出会えた場所はライブハウスだから

そういう場所でありたいなと思います。

生きていく中でどれだけたくさんの人と出会ったかって

自分を形成していく上で大切なことだなと思うし

ライブハウスは面白い人がたくさんいるから

そういう人と新しく出会えるし、

もちろん音楽の出会いもあるけど

いろんな出会いがある場所っていうのが

一番の魅力かなと思います。』

  

こっけさん、ありがとうございました!!

   

   

2021年5月11日

尾崎世界観のキングスプレイス

初回のキングスミーティングは尾崎さんが、

「コロナ禍での活動」について

振り返りました。


エンタメ業界が大変な時期にある中で、

バンドマンとして色々気づきがあったそうです。


尾崎「基本的には悪く思ってないですね。

   悔しい思いはいっぱいしましたけど、

   いいこともあったなーと思います。

   最近は弾き語りのツアーを回ってるんですけど、

   今の時期に弾き語りやれてよかったなって思ってます。」


ライブでは声が出せなかったりあまり動けない中で、

弾き語りではお客さんは拍手をしているそうですが、

その中で尾崎さんは拍手の大事さを知ったそうです。


尾崎「曲終わりで、ジャンって締めた後に、

  『ありがとう』と言うまでの間をすごく計りながらやっていて、

   場所によってタイミングが速かったり遅かったりするんですけど、

   ある時まだありがとうって言ってない時に拍手が起きてしまって、

   ちょっと早いけどまあいっかって言うのが何回か続いた時に、

   無音が不安にならないような場所にしたいってMCで提案したら、

   今度はありがとうって言った後も探り探りの拍手で(笑)

   それがなんか愛おしくて、嬉しいような、ありがたいような、

   もどかしいような気持ちになって。

   でも拍手1つでこんだけやれることがあるんだなっていうことは

   その時に思いましたね。」


尾崎「そもそもフェスでいろんなバンドが出て、

   どのバンドでも手あげたり飛び跳ねたり、

   クリープハイプだったら『セックスしよう!』って

   叫んだりする場所がありますけど、そういうのが

   浸透しきってるのがなんか気持ち悪い世界だなと思いましたね。

   自分もそこに乗っかって享受してたけど、

   それはやっぱ先人が作ったものなんだなって気づきました。

   当たり前のロックフェスっていうシステムを

   先に作ってくれていた人がいて、

   そのシステムの中で調子に乗ってただけだったんだなって。

   ミュージシャンとしては、

   今までがおかしなことだったっていうことに気づけたので、

   また拍手1つから今始めている感じがしますね。

   お客さんとのやり取りっていうのは誰かが決めたことではなくて、

   自分達で1から作っていきたいということを改めて思いました。」


コロナ禍の中、お客さんとの信頼関係の大切さに

改めて気づいたという尾崎さん。

今年からまた信頼関係を作っていけることが

すごく楽しみということを話してくれました。

   

2021年5月 7日

20年以上もベンジーを担当している

ギターテック・須永敦さんにお話を伺いました。

 

ベンジーのギター

ベンジーはグレッチのテネシアンをよく使っている。

レスポールで演奏すると、なぜか弦がすぐ切れるため

調整するが、また次のライブのときにレスポールの弦が切れる。

これは、ずっと使ってきたテネシアンが

レスポールにヤキモチを焼いているのでは

ベンジーとテネシアンは恋人同士のよう。

そういうギターを持っているミュージシャンってすごい。

 

コロナに対して

ギターテックとかローディーとか

現場がないと何もできない。

この一年はテレビ収録やレコーディングの現場が

少しあったくらいでひたすら待つのみ。

すべてのライブに関わる人は頑張っているので

音楽を止めないことを心がけたいと思う。

 

須永さんにとってのライブ

自分とっては生きること。

人が生きる人生みたいな。

曲を聴いて得る物もあるけどライブは別物。

生きて行くために必要不可欠なもの。

ライブがあっての自分の居場所だから

始めたきっかけであり、今でもそう。

AJICOのツアーをぜひ見に来て聴いて欲しい。

 

須永さん熱いお話、ありがとうございました!


2021年5月 5日

  
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今回は2020年のCHAIの活動について振り返りました。

  

2020年はネガティブなことをポジティブに変えて

作曲に打ち込んだ期間で

こんな状況だからこそ、挑戦の1年だったと話す二人。

  

SNSを通じてカバー曲をアップしたり

プレイリストを公開したところから

MICHELLEHindsGorillazなど

海外のアーティストとコラボが実現。

活動の幅が広がったと実感したそう。

  

この状況下で、

会わなくても“できる”ということの発見。

そして、なかなか会えない状況だからこそ

やっと会えた時の特別感があり

今までより喜びが増して感じる。

いろいろ苦労はあったけど、

電話でラジオに出演できたり、SNSで繋がれたり

新しい発見があって

良い年になったなと感じています。

  

家や通勤時間など生活の中で常にそばにいる音楽を

友達として捉えているCHAI

今月リリースするニューアルバム「WINK」は

そんな友達感覚になれる曲が

多く収録されています。

  

今年は日本での「WINK」のツアーが予定されています。

ライブも含め、今後もたくさん曲を作り

エネルギーを音楽の力で伝えていきたいそうです。

  

  

2021年4月30日

KINGS MEETING(TUE)
〜BACK TO LIVEHOUSE〜 vol.17
2021.04.27
BLUE ENCOUNT
田邊駿一❾

横浜アリーナ2days

ライブにやっと
帰って来ることが出来た喜びから
カラカラの体にライブという
オアシスを取り戻して
音をむさぼるように
摂取していった2日間。

コロナ禍でいろいろなアクションは
制限されていたけれど
この2日間で次なるステップへ進むための
新たな可能性を見ました。

声を出せない中でも、
何故か皆の声が聞こえてくるような
感覚があったという田邊さん。
今までお客さんから返ってくる
様々なアクションや声援に
もしかするとどこかで
頼りすぎていた部分もいたのではないか…
という想いが浮かんできました。

そういったものがそぎ落とされた
音楽だけの現場に直面して
"いかようにも音楽は届けられるけれど
やはりライブが届けられる
現場はかけがえのないもの"
という想いを再確認しました。

もしも馬鹿にされるようなことがあれば
全力で戦うし
自分がもし間違ったことをしたときは
怒ってくれる。
一生離したくない存在であるライブは
居場所であり大事な"仲間"。

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横アリに関しての感想もたくさん到着!

「あなた」という言葉に救われたという
リスナーさんの感想には
バンドマンにとって「記念」の場ではない
ワンマンライブで
この日来てくれる人全員を
もう一度ファンにさせないといけないし
初めて来てくれた人ももちろん
一緒に次に進んでもらえるように
導かないとといけない。
そんな仲間を増やしていきたい
ということを話してくれました。

昨年最後の学生生活の中、
様々なことを断念した悔しさを
ライブハウスについての論文にぶつけて
素晴らしい結果を残したリスナーさんには、
失ってしまったものがある中で、
それを前に進むための
ステップにしたという点に
とても感動していました。

田邊さん自身もライブの中で
「出来ないことがあるからこそ、
出来ることの中で皆でやっていこう」
という話をしていたんだとか。

まさにこれから全国の
ライブハウスに戻っていくブルエン。
未来にもライブハウスは存在する
と確信できた2日間を胸に
これからも あなた と一緒に
ライブハウスを守っていけたら。

そんな言葉と一緒に
最後に横アリでも大切な1曲となった
『ハミングバード』を贈りました。

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