2009年11月11日

企業の社会貢献にもなるサービスグラント

嵯峨生馬さんが代表理事をつとめるNPO法人サービスグラント。自分の専門性を社会に提供し貢献出来るということで、会社側にもメリットがあるのでは?と小黒編集長。実際、アメリカでは、リアルなNPOと接して他社の人たちとプロジェクトを進めていく…という点で、研修の場にもなっているようです。

saga_wed.JPG 自分のスキルを少しでも活かして社会貢献…そんなNPO法人サービスグラントの説明会が、近い日程では11月14日(土)にあります。月に2〜3回は開催しているそうなので、お時間のあるときに参加してみてはいかがでしょう?


今夜の選曲: BAD MOON RISING / CCR

2009年11月10日

サービスグラントが提供する4つのプログラム

スキルを提供するNPO法人サービスグラントでは4つのプロジェクト(サービス)があります。
 ・ホームページ制作
 ・パンフレット(印刷物)
 ・ロゴやネーミング、ブランディング
 ・プレゼンテーションの資料を作る
NPOは一つのプロジェクトをやったら終わりで、しかも6ヶ月で終わるように考えられています。

こういったスキルやノウハウを提供する側(サービスグラントに登録する人)は、20代後半〜30代の方が多く、男女比はほぼ半々。およそ250人が登録しているそうです。 登録にはかならず一度、説明会に来てもらって仕組みを理解してもらうとか。目安では週平均5時間の労働だそうです。 saga_tue.JPG

今夜の選曲: BOOTLEG / CCR

2009年11月09日

サービスグラントって?

嵯峨生馬さんは、NPO法人サービスグラント代表理事。サービスグラントとは、NPOの活動に対してお金を支援するのではなく、知恵やアイデアを提供して応援するという仕組みです。嵯峨さんがサービスグラントを知ったのは2004年。サンフランシスコのNPOを訪問したときに、そのNPOがサービスグラントを利用していたことから知ったそう。そして、この仕組みは素晴らしいと、2004年当時のソトコトで嵯峨さんが記事として書かれていらっしゃいます。

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今夜の選曲: WORKING MAN / CCR

2009年11月06日

11月9日から13日のゲストは

NPO法人サービスグラント代表理事、嵯峨生馬さんです。
お金ではなく、スキルで応援…サービスグラントの仕組みをたっぷりお伺いします。

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■■嵯峨生馬さん■■
1974年、横浜生まれ。東京大学教養学部卒業後、株式会社日本総合研究所に入社。マーケティング、NPO、地域通貨など幅広いテーマの研究業務に従事され、2001年に地域通貨「アースデイマネー」を設立し、2003年より代表理事となる。2009年には、NPO法人サービスグラントを設立。
さまざまなNPOを支援し、その拡充を目指していらっしゃいます。

2009年11月06日

プロボノとは?

NPO法人マドレボニータ代表の吉岡マコさん。

12月5日(土)午後2時から、ラフォーレミュージアム原宿で開催される日本初のプロボノ・フォーラム「Hello, Pro Bono」に参加されます!(ちなみ小黒編集長も)
仕事をしながら社会に役立つことへと関わっていくことのライフスタイルを提案するイベントで、プロボノに助けられた側のNPOとして吉岡さんは参加されます。マドレボニータでは、プロボノにマーケティングやコピーライター、調査などを手伝ってもらって、パンフレットを作ったそうです。

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今夜の選曲: MONEY / LAURA NYRO

2009年11月05日

日本初の産後白書を作りました

NPO法人マドレボニータでは、日本初の「産後白書」を出版なさいました。
産後女性620人のアンケートとインタビューを掲載。お母さんだけではなく、父親になる男性にも読んでもらいたい本だそうです。マドレボニータのオンラインストアで購入することが出来ます。 yoshioka_book.JPG
yoshioka_thu.JPG マドレボニータはNPOなので、ボランティアの方達に参加してもらうことが大切になってきます。産後白書でも、アンケートをグラフ化したり集計したりという作業はボランティアの方にやっていただいたそう。
今夜の選曲: A'WILDERNESS / LAURA NYRO

2009年11月04日

育児をしながら仕事、制度だけではなく本当に大切なのは?

全国に22カ所の産後ヘルスケア教室を持つNPO法人マドレボニータ

子育てをしながら女性が企業でキャリアを積むことは、昔は難しい現状がありましたが、現在は育児休暇制度やサポート体制が整ってきていて、形式的には働きやすくなってきているとか。でも仕組みだけ整えても母親のマインドセットが必要で、例えば子供が気になるなど時間の使い方や責任も違ってきて、今までと同じような働き方は出来なくなってくるそうです。仕事に対するスタンスを変えていかなくては行けません。そこで育児休暇中の、体や心のサポートが必要になってくるというわけです。

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今夜の選曲: MOTHER'S SPIRITUAL / LAURA NYRO

2009年11月03日

産後の心身に必要な3つの柱

NPO法人マドレボニータでは、産後の心身に必要なこととして3本の柱を提唱していらっしゃいます。
1)有酸素運動(持久力、筋力を鍛え直す)
2)自己表現とコミュニケーション
 (社会から取り残されてしまった感覚からコミュニケーションが出来るよう訓練)
3)セルフケアの知識と技術の習得(スクールだけではなく家でヘルスケア)

「核家族(夫婦と子供)で全部幸せになろうとする幻想が良くない」と吉岡さん。子供が出来れば夫とはうまく行くかというとそんなことはなく、子供のために生きていくわという決心もよくない。母親自身が自分のことを考える文化が無く、一人で抱え込んでしまうケースが多いそうです。
夫婦間ではコミュニケーションをして新たなルールを作るのが必要ですし、地域の力を借りて子育ても必要。そこで、体力・コミュニケーションをとって自分自身の人生についても考えるという機会を持とうというのが産後のヘルスケアなんだそうです。

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今夜の選曲: LU / LAURA NYRO

2009年11月02日

マドレボニータとは?

吉岡マコさんが代表のNPO法人マドレボニータ。マドレボニータとは、スペイン語で「美しい母」という意味、日本ではちゃんと整備されていない出産後の女性のヘルスケアを研究開発して普及している団体です。日本は妊娠中のケアが充実し、出産費もでて、赤ちゃんのケアも充実しています。でも育てている母親のケアはされていないことからスタートさせたそう。
yoshioka_mon.JPG 吉岡さんご自身が(現在小学校6年生の男の子のお母さん)、出産後に「先進国なのに産後は自己責任!」と衝撃を受けたのがきっかけなんだとか。
ちなみに、フランスは産後ケアで有名だそうで、公費で賄われているそうです。たとえば、産後の専門科に行ったら、その領収書をもっていけば払い戻されるそうです。 yoshioka_mon2.JPG
今夜の選曲: STONEY END / LAURA NYRO

2009年10月30日

11月2日から6日のゲストは

NPO法人マドレボニータ代表の吉岡マコさんです。

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■■吉岡マコさん■■
1972年生まれ。埼玉県出身。東京大学文学部を卒業後、同大学院生命環境科学科で運動生理学を学ぶ。98年、出産後の女性の心と体のヘルスケアをする「産後のボディケア&フィットネス教室」を立ち上げ、2008年にNPO法人「マドレボニータ」とする。著書に『産前・産後のからだ革命』『母になる女性のための産前のボディケア&エクササイズ』などあります。

2009年10月30日

【Podcasting 第186回】 隈研吾さん

今回のポッドキャスティングは、10月26日から10月30日放送分、
建築家の隈研吾さんです。


2009年10月30日

現在進行中のプロジェクトは?

建築家の隈研吾さんの現在進行中のプロジェクトを教えていただきました。
まずは、「歌舞伎座を建て替えるプロジェクト」。発表されたばかりで、現在設計中。まだまだ全てが未定のようです。そして「浅草文化観光センター」。こちらは2011年竣工予定。雷門の向かい側に建てるそうで、屋根がデザインのポイント。垂直にいくつも重ねて行くそうなんです!でも、五重塔のように規則正しくでは無く、ずらしながらアシンメトリーに重ねていくそうです。オープンが楽しみですね!


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今夜の選曲: DANCE AWAY / ROXY MUSIC
 

2009年10月29日

中国はデザインに対してアグレッシブ!

北京にも事務所を構える、建築家の隈研吾さん。中国で最初に仕事をしたのは2000年くらいで、その時は巨大で新しい建築ばかりが乱立していましたが、実は、胡同など古い街並みが好きという人もいて、とくに若い人がそうなんですって。 中国のマンションは、お仕着せの内装ではなく、それぞれが自分で内装を作るとか。だからデザインに対してもアグレッシブで、とくに中国の若い人はデザイン好きの傾向があるそうです。
kuma_thu.JPG 隈さんの思う、世界で一番美しい街は「ブタペストの西駅」。エッフェル塔のエッフェルが作った駅なんだそう。そして日本では「富山・高山」。
今夜の選曲: SAME OLD SCENE / ROXY MUSIC

2009年10月28日

不況は建築の転換期

建築家の隈研吾さんが独立したのは、1986年バブルの真っ盛り。当時は東京でたくさんの仕事依頼があったそうですが、1992年頃からパッタリと止まり、10年間も東京で仕事が無かったそうです。その間にしていたのは、地方の仕事。職人さんたちと手作りで建てていたそうです。そして、建築ってこうやって作るんだ、こういう面白さがあったんだと勉強をし、自分の建築感が変わったのだとか。そして2000年、東京へ…。

100年に一度の不景気と言われている現在。ところが、建築業界にとってはチャンスだと隈さん。ゆっくり考える時間があるからこそ、アイデアが浮かぶ…建築の転換が起きるのは不況のときなんですって。

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今夜の選曲: MORE THAN THIS / ROXY MUSIC

2009年10月27日

開催中の隈研吾展「Studies in Organic」

建築家の隈研吾さんの事務所設立当初は、なんと3人!現在は、東京・北京・パリに事務所を構え、100人くらいスタッフがいるそうです。海外での仕事も多い隈さん。国際的な仕事はコンペで決まることが多いそう。設計に関しては、海外(ヨーロッパ)の場合は相手がどうかではなく、自分の信念を提出。でも、その場所には必ず行って景色を見るとか。そしてその場所の材料を使うことをコンセプトとしているとか。それが一番面白いものができるんだそうです。
kima_tue.JPG 乃木坂にあるギャラリー間で現在「隈 研吾展 Kengo Kuma Studies in Organic」が開催されています。国内外で、進行中のプロジェクトの模型やサンプルの展覧会で、どうやって建築の設計をしているか、プロセスが分かるようになっているそうです。11月1日(日)には12時からと3時の2回、隈さんのギャラリー・トークもありますので、是非お出かけください!
今夜の選曲: STREET LIFE / ROXY MUSIC

2009年10月26日

日本建築は屋根が命!

建築家の隈研吾さんは、10月7日にリニューアルオープンした南青山の根津美術館の設計を手掛けられました。
普通は公共の建物は早く作るものなんだそうですが、根津美術館は3年半の休館をはさみ、6年をかけて作ったそうです。いろいろな美術館を見て回るところからはじめ、ゆっくり時間をかけて作れたとのことです。 kuma_monJPG.JPG
kuma_mon2.JPG 和風の屋根が印象的な根津美術館。表参道のにぎやかな通りから見たときに、違う世界があることを感じさせたかったからなんですって。「日本の建築は、ほとんど屋根の建築といっていい」と隈さん。屋根がちゃんと出来れば、建築は解決するともおっしゃっています。(お寺とか、神社とか…考えてみれば確かに屋根が印象的ですよね…)逆にヨーロッパの建築は壁の建築なんだそうです。
今夜の選曲: AVALON / ROXY MUSIC

2009年10月23日

10月26日から30日までのゲストは

建築家、そして東京大学教授の隈研吾さんです。

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■■隈研吾さん■■
1954年、横浜生まれ。東京大学・建築学科大学院修了後、コロンビア大学・建築都市計画学科客員研究員、大手建設会社勤務を経て、90年に、隈研吾建築都市設計事務所を設立。日本建築学会賞、インターナショナル・ストーン・アーキテクチャー・アワードなど、国内外の建築賞を数多く受賞され、世界で最も活動が注目されている建築家の一人でいらっしゃいます。

2009年10月23日

【Podcasting 第185回】 永島敏行さん

今回のポッドキャスティングは、10月19日から10月23日放送分、
俳優の永島敏行さんです。


2009年10月23日

農業の映画を企画出来たら…

10月31日から恵比寿ガーデンシネマほか全国で公開される映画「わたし出すわ」に出演されている永島敏行さん

映画の世界でも、農業をテーマにしたものを企画・プロデュースしたいなと思っているそうです。海外に出てみると日本は知られているようで知られていなく、日本文化を紹介するのには映画が一番いいとか。そこで例えば、お米と日本人の関係はどうなのか…ただ主食とか農産物というだけではない、そういった足下を描いてみたいという願望はあるそうです。

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今夜の選曲: DON'T KNOW WHY / NORAH JONES

2009年10月22日

セミナーで農業教えています

俳優の永島敏行さんは農業をテーマにさまざまな活動をされていますが、セミナーの講師という一面も。しかも学部長です!スクーリングパッド/農業ビジネスデザイン学部。生徒は20〜40代のバリバリ働いている世代が多く、今やっている仕事以外に夢として、農業や環境、地域を変えることに関心があって通っているそうです。

生徒さんに対して、農業を考えるにあたって「想像力を働かせよう」とおっしゃっているとか。これは…俳優として役作りをするとき、人の立場になると自分の中に埋もれていることが掘り起こされ、人間を多面的に見るといろいろな要素をもっていて、その中で想像力を働かせていくと、自分が何を欲しているのか、自分が何をやりたいのか、掘り起こされてくる…だから想像力が必要とのこと。

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今夜の選曲: IN THE MORNING / NORAH JONES



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