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2022.12.24

クリスマスといえば「ジンジャークッキー」

12月のスパイスプレゼンターは、郷土菓子研究社の林周作さん。
世界を旅しながら、各地のお菓子を調査し、ご自身で再現!その数およそ500種類!三軒茶屋にある林さんのお店「JOURNEY」では、シーズンごとに様々な郷土菓子を製作、販売しています。今月は、「スパイスを使った世界のお菓子」をテーマに、スイーツからスパイスの魅力を教えていただいています。

●クリスマスといえば「ジンジャークッキー」
ジンジャークッキーはもう世界中で食べられていて、スウェーデンでは「ペッパーカーカ」とか、ベルギーでは「スペキュロス」とかいろんな国に派生して、いろんな名前で広まっているお菓子です。ジンジャークッキーって言うんですけど、ジンジャーも入れるし、他のスパイスも入れますよね。シナモンとかナツメグとか、結構これも自由度があるというか、人によってほんと色々で、オールスパイスを入れます。
ジンジャークッキーといえば、人の形をしているものが多いですが、その起源は16世紀ごろ。イギリスのヘンリー8世が、当時蔓延していたペストの予防に、生姜が効果的だと知り、生姜を食べることを国民に推奨。国民が国王に似せて焼いたのが始まりと言われています。
生姜やシナモンなどの強い香りのする香辛料は、魔よけとしても重宝され、家族の無病息災を願ってクリスマスシーズンに作り、ツリーに飾るようになったんだそう。