EVERY SATURDAY
8:00 - 12:00

2022.12.17

フランスのお菓子「ベラヴェッカ」

12月のスパイスプレゼンターは、郷土菓子研究社の林周作さん。
世界を旅しながら、各地のお菓子を調査し、ご自身で再現!その数およそ500種類!三軒茶屋にある林さんのお店「JOURNEY」では、シーズンごとに様々な郷土菓子を製作、販売しています。今月は、「スパイスを使った世界のお菓子」をテーマに、スイーツからスパイスの魅力を教えていただいています。

●フランスのお菓子「ベラヴェッカ」
ベラヴェッカは、クリスマスが訪れる1ヶ月くらい前から街に並び出すお菓子。フランスの中でもアルザス地方っていうドイツと接してるエリアの地方だけで食べられるクリスマスのお菓子です。
ベラヴェッカはアルザス語で「洋梨のパン」という意味。洋梨のドライフルーツを使うんですけど、他にも何入れてもいいので、レーズン入れたりアプリコット入れたり、イチヂク入れたり、それはほんと作り手の遊びの要素のところで、好きなドライフルーツとスパイスを組み合わせて。お酒はキルシュとか蒸留酒を使って漬け込みます。
スパイスはナツメグとかスターアニスとかアニスシード、オールスパイス、あとグローブとかですね。お店によって様々ですが、スパイスの遊びがけっこうしやすくて、グローブとか八角とかってそれぞれかなり特徴があります。
スライスして1cmなど少しずつ、クリスマスまで楽しむっていうお菓子です。