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2023.1.28

実は私たちの身近にある「カキドオシ」

1月のスパイスプレゼンターは、一般社団法人 和ハーブ協会 副理事長の平川美鶴さん。
今月は「和ハーブ・和スパイス」をテーマに、その歴史や魅力を教えていただきます。最終週にご紹介いただいたのは、実は私たちの身近にある和ハーブ「カキドオシ」です。

●紫蘇やバジル、ミントの仲間「カキドオシ」
昔から日本のこの土地に育ってきた和ハーブですが、まだなかなか知られていません。しかし、昔の日本の人たちは、暮らしの中で薬として使ってきたという側面もあります。爽やかな香りが特徴で、カキドオシ自体は本当に小さいですが、「お隣さんとの垣根をぐんぐんと越えて、伸びてしまう」という生命力そのものが名前になっています。畑や道路の脇など、実はあらゆるところに生えています。

お茶で飲む時は、乾燥させて使うことができ、春先の香りの柔らかい時のフレッシュな葉っぱの状態で使うのも良いです。
粉末にして塩と混ぜて和ハーブソルトとして、刺身や唐揚げ、天ぷらにつけて食べるのもおすすめ。
さらにアウトドアでキャンプをする人は、ピザをにたっぷりカキドオシのっけると、チーズやトマトとも相性が良く、新たな味わい・香りが楽しめます!

★和ハーブ協会では現在、福島県の矢祭町の方々と、矢祭和ハーブを広めていく活動をはじめており、それぞれの地域に根付いている和ハーブ・和スパイスを、地域ごとで一緒に発信しています。
さらに、オンラインショップ「和ハーブスタイル」の監修のほか、和ハーブを観察する散策会、「和ハーブ検定」も実施しています!
是非和ハーブ・和スパイスに興味を持って、様々な暮らしのシーンに使ってみてください。